2010年6月18日金曜日

動労千葉を支援する会・三多摩 結成集会

国鉄分割・民営化反対!1047名解雇撤回!6.27集会

「国鉄分割・民営化反対闘争は、かれこれ30年近い闘いになる。その結末が、国鉄改革法の承認、『JRに法的責任なし』の承認でいいのか。労働組合はもっと素晴らしい力をもっているはずだ。全世界から怒りの声が吹きあがっている。この大運動の中から大恐慌時代に通用する新しい労働運動をつくろう。私たちの解雇撤回闘争はこの闘いと一つだ」
―― 動労千葉の田中康宏委員長は、6・13国鉄大集会で新たな全国運動の意義を熱く訴えました。この呼びかけに応え、「動労千葉を支援する会・三多摩」を結成します。6・27集会にお集まりください。

と き: 2010年6月27日(日)13:30開会
ところ: 八王子市子安市民センター(第1会議室)

基調報告◇ 国鉄労働者から
アピール◇ 動労千葉を支援する会
発言◇ 金属/自治体/医療/交運/合同労組など

国鉄分割・民営化反対! 1047名解雇撤回! 6・27
動労千葉を支援する会・三多摩結成集会参加の呼びかけ

 20万人もの国鉄労働者を職場から放逐し、200人もの自殺者を出した国鉄分割・民営化は、当時の国鉄赤字の責任をすべて労働者の責任とし、「国鉄改革法」をもってJR発足にあたって労働者を選別再雇用した、まさに国家的不当労働行為そのものです。国鉄1047名解雇撤回闘争は、1987年の国鉄分割・民営化以来24年にわたって戦い続けてきている、戦後労働運動で最大の解雇撤回闘争です。
 この国鉄1047名解雇撤回闘争が、今重大な情勢を迎えています。

■不当労働行為を争うな、雇用保障なしの「和解案」は認められない

 4月9日、の与党3党・公明党と政府の間で「和解案」の合意が成立し、同12日、国労本部など4者4団体が連名でこれを受け入れました。「和解案」の内容は、①すべての裁判を取り下げ、②不当労働行為や雇用の存在を二度と争わない、③雇用は保証できないという3項目を、国労や闘争団など4者4団体が機関決定することを条件に、なにがしかの和解金を出すというものです。こんなものを受け入れては、労働組合としての存在意義は完全に奪われます。
 しかも動労千葉は、はじめからこの和解から排除されているのです。それは動労千葉が国鉄1047名解雇撤回、国鉄分割・民営化に一貫して反対して闘い続けているからに他なりません。
 4月26日の国労臨時大会は、組合員に屈辱的な3条件の内容をひた隠しにしたまま、反対する組合員を機動隊で排除して強行されました。雇用の解決まで闘争を継続するかのようにいいくるめ、原告団904人から承諾書をとりつけるや、生活援助金打ち切り、物資販売会社アルバの解散を決定し、闘争団を路頭に放り出そうとしているのです。

■動労千葉、国労闘争団員4名が「和解案」を拒否して決起!

 国鉄分割・民営化の張本人である中曽根康弘が「いい解決できた」と喜んだという「和解案」など断じて認めるわけにいきません。
 動労千葉は「1047名の人生をかけた闘いが踏みにじられようとしている。23年間の闘いはなんのためだったのか。国鉄分割・民営化との闘いは何一つ終わっていない。動労千葉と動労千葉争議団9名にとってすべてはこれからである。国鉄闘争の火を消してはならない。この闘いの勝利のなかに労働者と労働組合の未来がかかっている」と訴え、国鉄1047名解雇撤回闘争の勝利まで闘う決意を示しています。
 さらに4名の国労闘争団員が、この「和解案」を拒否し解雇撤回を貫くと宣言しました。ついに国労の中からも、労働者の誇りにかけて屈服を拒否する仲間が立ち上がったのです。そして6・13国鉄大集会をもって、下欄の40人と1労組の国際的な呼びかけ陣形で新たな全国運動がスタートしました。

■検修外注化4月実施を粉砕!動労千葉のように闘おう!

 国鉄・分割民営化をもって始まった民営化・外注化、労働組合破壊、非正規職化の攻撃は、貧困と大失業時代をもたらし、労働者の怒りは地に満ちています。この労働者の怒りは、沖縄の怒りと一つになって、ついに鳩山・民主党-連合政権を打倒しました。替わって登場した菅政権は、辺野古新基地建設、公務員労働者の大量首切り、大増税を打ち出し、破綻した新自由主義を極限的に押し進めようとしています。連合は、この政権の立場に立って民営化・外注化、首切り・賃下げの先兵となっています。国鉄1047名解雇撤回闘争は、この連合労働運動と対決する、闘う労働運動の柱です。国鉄闘争の火を消してはなりません。
 動労千葉は、この春闘で5波のストライキを打ち、検修外注化4月実施を完全に粉砕しました。動労千葉のように、反合・運転保安闘争路線をもって職場から闘いを巻き起こしていくことが、新自由主義の攻撃を打ち破っていく道です。
 その闘いの推進軸となるために「動労千葉を支援する会・三多摩」を結成します。6・27集会に集まり、ともに闘う労働運動を甦らせましょう。




《呼び掛け》
伊藤晃(日本近代史研究者)/入江史郎(スタンダード・ヴァキューム石油自主労働組合委員長)/宇都宮理(愛媛県職員労働組合委員長)/大野義文(元安芸労働基準監督署長)/大和田幸治(全国金属機械労働組合港合同事務局長)/北原鉱治(三里塚芝山連合空港反対同盟事務局長)/金元重(韓国労働運動史研究家)/高英男(全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部副委員長)/鈴木達夫(弁護士・法政大学弾圧裁判弁護団長)/高山俊吉(弁護士・憲法と人権の日弁連をめざす会代表)/手嶋浩一(元国労九州本部書記長)/中江昌夫(元国鉄動力車労組副委員長)/花輪不二男(世田谷地区労働組合協議会顧問)/葉山岳夫(弁護士・動労千葉顧問弁護団長)/山本弘行(動労千葉を支援する会事務局長)/矢山有作(元衆議院議員)/ジャック・ヘイマン(国際港湾倉庫労働組合ローカル10 執行委員)/韓国・民主労総傘下の主要な連盟、労組の代表23 人全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部


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