関西生コン関連ストライキ支援・緊急共同アッピール
生コン関連のストライキを支援しよう!
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ストライキ情報第12弾~4ヶ月にわたるストの攻防・ストは続く~
<4ヶ月にわたるストの攻防・ストは続く>
ストは猛暑だった長い夏をまたぎ、9月の攻防を経て、10月15日の第9回生コン集団交渉でも合意に至らず、次回第10回集交の11月17日まで継続することが決まった。本日(10月20日)でストも111日目になる。前回報告から1ヶ月以上が経過した。生コン・バラセメント輸送・生コン圧送の連動したストは、まだ、解決に至らない。
前回スト情報第11弾の報告にあった9月の竹中工務店などの再反撃は、結論的に言えば、生コン・バラセメント輸送・生コン圧送の連動したスト包囲網の前に敗れ去った。工期にも迫られ、大規模工事を抱えるスーパーゼネコンが協同組合外の事業者で賄えないことが明らかとなった。特に、技術技能に優れた事業者が結集する生コン圧送の協同組合をはずして、大規模工事や高層ビルを建設することなどできない。ゼネコンに厳しい争議を経験した人材がいない。高をくくり、いつも情勢判断を誤る。冷静さを欠いた判断としか言いようがない。争議を長引かせる。勝ってきた経験しかない者は愚かになる。
もっとも、戦後労働運動の中でも、ゼネコンがストで工事を全面ストップされた歴史がない。4ヶ月にわたる長期ストを受けた経験もない。労働側も初めての経験だが、実によく闘う。
さて、ストは、生コン価格の適正化を切望する中小企業の決起を背景とする。各生コン工場で製造された生コンは、協組を通して販売店・商社に販売される。協組とゼネコンとは直接契約関係にない。生コン価格は一定の原価計算による統一的な価格表で決められている。しかし、販売店・商社及びゼネコンの下げ圧力で値引きを強いられている。特に、協組に加入しない生コン工場(アウトという)が増加しているため、安値が進行している。
今回ストを背景にした生コン価格の値上は、値引きをしない体制の確立でもある。そのため、ストは販売店とゼネコンを縛ったのである。値上は認められた。残念ながら、彼らの一部は約束をたがえる。よって、協組に入る生コン代金が値上通りに入金されているかの点検が必要になる。8月分は確認された。ゼネコン・販売店の抵抗を許さず、9月分・10月分と執拗に点検を続ける。ストは続く。少なくとも、第10回生コン集交の11月17日までは継続される。
また、大阪広域生コン協組・経営者会は、約束している労働者への賃上げ、生コン輸送とバラ輸送運賃の値上を実行しない。生コン価格の値上に伴う配分をめぐる攻防が続いている。一面共闘・一面闘争である。
さらに、神戸生コン協組は大阪と同様の値上、構造改善(生コン工場の廃棄・集約)事業などの実行を約束していたが進んでいない。10月末までがタイムリミットであり、不履行の場合、11月からストに突入する。
歴史的な闘いは残りの10%の詰めに入っている。しかし、下駄を履くまでは、逆転される危険性と隣り合わせにある。タイトな道のりではあるが、しかし、この「恐慌」下、独占資本と渡り合うとはそういうことだ。そして、ストが一段落すれば、アウト対策など次のステップの業界再建が待っている。
【下記サイトから全文引用】
http://blogs.yahoo.co.jp/strike_shien