鈴木コンクリート分会の丸ごと破壊攻撃を絶対に許さない!
11・19東京西部ユニオン・鈴コン闘争緊急集会へ総結集しよう!
全国協に加盟する全ての組合および組合員のみなさん!
全国協は、鈴木資本による東京西部ユニオン・鈴木コンクリート分会への「雇い止め」の乱発をもってする組合破壊の攻撃を絶対に許さない!満腔の怒りをもって弾劾し、必ず解雇撤回を勝ちとり組鈴コン分会を守り抜くことを宣言する!東京西部ユニオン吉本委員長と鈴コン分会内尾委員長をはじめとする計4名への解雇攻撃を何で許せようか。分けても、鈴コン分会は全国協の名実ともとする中心組合である。言わば、鈴コンと全国協は一心同体なのだ。
東京西部ユニオンと鈴木コンクリート分会は、11・19緊急弾劾集会を決定しました。総結集しよう。
東京西部ユニオン・鈴木コンクリート分会闘争緊急集会
主催 東京西部ユニオン
11月19日午後19時~
阿佐ヶ谷地域区民センター
全国協の戦闘宣言
鈴木コンクリート分会への組合破壊攻撃を絶対に許さない!
鈴木コンクリート工業(株)は、東京西部ユニオン鈴木コンクリート分会に対して解雇攻撃を乱発し、組合そのものを壊滅する攻撃をかけてきました。合同・一般労働組合全国協は、全国協に結集する組合である東京西部ユニオンと鈴木コンクリート分会に対するこの攻撃を満腔の怒りをもって弾劾する。絶対に許すわけにはいきません。そして、全国27組合を擁する全国協の矜持にかけてとことん闘いぬき、必ず勝利することを断固して宣言する。
「雇い止め」解雇を乱発する鈴木資本
鈴コン分会への解雇攻撃の本質は、労働組合壊滅を狙う新自由主義攻撃そのものとしてあります。既に、解雇通告は4名に上り、年内には組合員の全員が解雇されてもおかしくない状況にあります。
今回の解雇攻撃は、鈴コン分会が田口組合員(8月逝去)解雇の謝罪要求と一方的賃下げ反対を掲げてストライキ(9月27日)に突入したことへの報復攻撃としてあります。正当な組合活動と職場からの支持の拡大に追いつめられた鈴木資本は、ただちに分会長と書記長を始めとした3名に「出勤停止」の懲戒処分を下し、新たに加入した組合員に対しては「解雇予告・自宅待機」という攻撃をかけてきたのです。そして、これへの反撃として社前闘争と駅前での街頭宣伝闘争に決起した組合員に対して、その発言が「会社の信用を傷つけた」と称して、更なる「雇い止め」解雇を3名に加えてきたのです。
労働者の人間性をとことん否定する新自由主義攻撃
この鈴木コンクリート工業のあり方に新自由主義攻撃の典型的姿が示されています。労働組合を徹底的に敵視しその活動の一切を認めない、労働者という存在を人間として措定せず、その人格を根底から否定し、人間としての誇り・権利・欲求・・・の一切をひねり潰し踏みしだいてなおかつ平然としている、そういう資本のあからさまな本質をむき出しにするものとなっているのです。これは、郵政非正規ユニオン・齋藤委員長に対して加えられた「アルバイト(非正規職)のクズども」「アルバイトの分際で組合なぞつくりやがって」という罵倒と瓜二つの行為としてあるのです。
勤続28年の労働者を「雇い止め」に
そして、今回の解雇攻撃の極めつけは次の点に示されています。鈴木コンクリート工業の労働者は皆非正規職の「3ヶ月雇用」であり、これをたてに、組合員の「雇い止め」解雇を乱発し始めたのですが、今回解雇になった組合員の一人は、勤続28年の、会社にとっても最古参の労働者です。20代で入社して以来鈴木コンクリート一筋で働いてきて、「3ヶ月雇用」の更新ということでは100回を優に越えているのです。これを「会社を(街宣での発言で)傷つけた」という理由をつけて「雇い止め」にしたのです。鈴コン分会の組合員ということをもって解雇されたのです。
非正規職撤廃闘争の先頭に立つ鈴木コンクリート分会の闘い
情勢は一変しています。世界で起きていることは、資本主義の破綻(大恐慌・大失業、原発事故)と労働者階級の「生きさせろ!」の決起です。生きるということと体制変革の要求が合致し、労働者階級の決起を中心に農民・漁民、母親を軸とする家族ぐるみの人民的決起という情勢が目の前に迫っています。
一方、追いつめられた資本主義は新自由主義という資本の論理(悪無限的利潤の追求)をむき出しにして、労働者の非正規職化攻撃へととことんのめり込むものとなっているのです。
階級闘争の帰趨を握る非正規の闘い
そして、鈴コン分会の闘いは、新自由主義攻撃と真っ向から対決するものとなっています。すなわち、鈴コン分会は「3ヶ月雇用」という「有期契約」の職場に組合をつくり、そこで労働組合としての団結を形成し、あらゆる組合破壊攻撃を打破し、労働者の権利を掲げて闘ってきました。この鈴コン分会の闘いこそが、非正規職化の攻撃と激突する今日の階級闘争を牽引する決定的位置を形成するものとなっているのです。
今日の非正規職の実態は全労働者の4割の2千万人です。ちなみに、韓国は6割に達しています。ここにおいて、非正規をめぐる攻防は階級闘争のこれまでの構図を大きく塗り替える転換点になっているといっても過言ではありません。非正規職の組織化は、今日の階級闘争の最大の課題になっているのです。
「労働組合の再生」を
日本階級闘争は、野田政権のもとで国論二分の情勢に突入しています。原発の再稼働と輸出、TPP、沖縄新基地建設・・・をめぐって資本と労働者との非和解的激突が本格的に始まったのです。
そして、ここでの最大のテーマは「労働組合の再生」です。連合は、野田政権の柱として組み込まれ今やその先兵へと転落しております。これを職場からの闘いをもって打倒し真に闘う労働組合を再生させることが、今日の情勢を切り開く決定的なカギとなっているのです。
この意味において、11月6日東京・日比谷野外音楽堂で開催された「11・6全国労働者総決起集会」は、野田政権に決定的打撃をあたえるものとなりました。ILWUローカル10、民主労総と動労千葉・動労水戸が固く連帯し、新自由主義(外注化・非正規職化)と闘う階級的労働運動に基づく「労働組合再生」の地平を大きく切り開いているからです。労働者を正規と非正規に分断する新自由主義攻撃を打破する決定的な闘いがついに始まったのです。
国鉄決戦と非正規撤廃闘争の合流始まる
非正規職撤廃の闘いは非正規の労働者だけの闘いではありません。否、むしろ正規の労働者こそが自らの闘いとして、非正規労働者と一体となって立ち上がることの中にこそ勝利の展望が開かれるのです。
そして、ついに国鉄決戦と非正規撤廃闘争の合流が始まりました。動労千葉が「外注化阻止、非正規職撤廃」を掲げ、動労水戸が「放射能に汚染された列車検査に反対」を掲げて非正規職と連帯する闘いに立ち上がったのです。国鉄決戦の中に非正規職撤廃の闘いがしっかりと位置づけられ一体的闘いが開始されたことは決定的であり、新自由主義攻撃をその根幹において打破する展望を掴むものとなっているのです。
鈴コン分会の団結を軸に
それにしても、鈴木コンクリート工業というのはとんでもない会社です。昼休み休憩を日常的に奪い、ミキサー車への過積載の強要などは当たり前、これはれっきとした憲法違反―労基法違反、道交法・車両法違反です。先日起きた人身事故では、何と責任の一切を運転手になすりつけ、ついには辞めさせてしまったのです。また、就業規則の実施もいい加減なものです。一つ例を挙げれば、「3ヶ月毎の健康診断」などは名ばかりで実態は「10年間に一回あったかどうか」という許し難いものなのです。
そして、これを暴露されるたびにはく社長のことばが「イヤなら辞めたら」なのです。追いつめられたら出てくるこの言葉こそ、資本の本音なのです。これは、どこの会社でも同じです。労働者は階級として一つの資本のもとに縛られているのです。
労働者をなめたら許さない、労働者の誇りを傷つけたら許さない、労働者こそ社会の主人公なんだ! この「イヤなら辞めたら」への回答こそが労働者の団結なのです。
国鉄決戦を闘うすべての労働者のみなさん! 非正規職の労働者のみなさん! そして、青年労働者のみなさん!
鈴コン分会にかけられた連続する「雇い止め」解雇攻撃は、単なる一資本との闘いではありません。新自由主義との非正規職撤廃をかけた一大階級決戦であり、今日の階級攻防の最先端に位置するものとしてあるのです。
東京西部ユニオン・鈴木コンクリート分会闘争の歴史的勝利をめざし、共に闘いましょう!