ライフサイクル配転弾劾、組織拡大へ
津田沼支部定期大会開催
津田沼支部第36回定期大会が12月20日、DC会館において開催された。
京葉構内外注化阻止!
1・27ストライキへ!
数日の間に速度違反が連続して発生
1月18日付の千葉支社の指導情報70号によれば「京葉車両センター構内で内規に定める制限速度を超過した事象について」として2件の速度超過があったことが掲示されている。1月13日の速度超過は、一旦停止の場所で止まらずに前進全ノッチを入れるという重大な事態が起きたその直前に起こっており、1日に2度も同じ箇所で入るときと出るときにおこっているのだ。そして16日にも、全く同じところで別の訓練者が同様の事象を起こしているのだ。速度超過の事象は、どちらも洗浄線から洗浄機を通って西群線にいく場合に車両が洗浄機を通り過ぎるまで10㎞以下で運転しなければいけないところを10㎞以上で運転し、本務の運転士からブレーキを扱われるか口頭で指示されたものだ。全く運転の基本がなっていないと言うしかないことが起きている。
2.11「全国一斉!さようなら原発1000万人アクション」in東京(代々木公園)へ、呼びかけ人から大江健三郎さん、落合恵子さんが発言を行い、タレントの藤波心さん、俳優の山本太郎さんもご参加くださることが決まりました。
東京とその近郊の皆様、2月11日はぜひ代々木公園へお越しください。
8時京葉車両C門前で抗議行動
10時半~スト突入集会 DC会館
京葉構内外注化阻止 1・27ストライキ戦術
方針 1月27日(金)、検修職場(派出を含む)所属組合員を対象に、日勤者は始業時から終日、泊勤務者は 始業時から17時までのストライキを構え、京葉車両センター構内外注化実施の撤廃を求める。
ストライキ当日は、全組合員を対象とした非協力闘争を実施する。
当日の行動
1.京葉車両センター門前において、8時より、外注化実施に対する抗議行動を行う。
本部執行部と青年部は7時30分から門前にて街宣行動を行う。
各支部は全力動員
2.京葉外注化・全面外注化阻止、スト突入総決起集会の開催。
10時30分 DC会館
非番等により、1項の行動に間に合わない者も合わせて全力で結集できるよう取り組むこと。
3.全支部は、最大の課題を組織拡大と位置づけ、全力で取り組みを強化すること。
京葉構内外注化阻止!
1・27ストライキへ!
数日の間に速度違反が連続して発生
1月18日付の千葉支社の指導情報70号によれば「京葉車両センター構内で内規に定める制限速度を超過した事象について」として2件の速度超過があったことが掲示されている。1月13日の速度超過は、一旦停止の場所で止まらずに前進全ノッチを入れるという重大な事態が起きたその直前に起こっており、1日に2度も同じ箇所で入るときと出るときにおこっているのだ。そして16日にも、全く同じところで別の訓練者が同様の事象を起こしているのだ。速度超過の事象は、どちらも洗浄線から洗浄機を通って西群線にいく場合に車両が洗浄機を通り過ぎるまで10㎞以下で運転しなければいけないところを10㎞以上で運転し、本務の運転士からブレーキを扱われるか口頭で指示されたものだ。全く運転の基本がなっていないと言うしかないことが起きている。
JR東日本-「駅業務委託のさらなる推進」を提案
「駅の規模に関わらず」外注化を実施
これで鉄道の安全が守れるのか!
JR東日本は、1月11日、動労総連合に対して、「駅業務委託のさらなる推進について」の提案を行ってきた。
6日に続いて門前で労働者との交流を実現!再び「闘い抜いて職場復帰を勝ちとる」と宣言!
鈴コン分会は、1月6日の新年冒頭の決起に続いて、23日再び正門前に登場し「闘い抜いて、必ず職場に復帰する」ことを力強く宣言しました。この日もユニオンの仲間が合流し、熱い闘いが展開されました。今回は、初めて参加した仲間へのインタビューをもっての報告とします。
(初めて参加しての感想はどうでしたか) 少し緊張しました。正門前にビデオカメラが設置されていて、そこに人が立っていて異様な光景だなと思いました。だけど、吉本さんらがマイクを握って元気にアジテーションを始めるなかで落ち着いてきました。
(特に印象に残ったことはありますか) 正門を出入りする労働者がこちらに向かって、手を振ったり、ミキサー車のクラクションを鳴らして呼応するのにはびっくりしました。私も何度か他の争議に応援にいったことがありますが、こういう交流が成されているのは初めて見ました。
(他にはどうですか) 傑作だったのは、マイクのアジテーションでした。「職場で働く皆さん!ごくろうさんです。今日も一日安全運転で元気でがんばりましょう!」みたいなことを言うわけですよ。これって、考えてみればおかしいですよね。会社のえらいさんが訓辞をたれるようなものでしょう。これを、解雇された当該が堂々としゃべるわけです。これを聞いて、「仕事を回しているのはわしらなんだ」ということがあるんだなと、つくづく思いました。鈴コン分会というところはすごいところだと思いましたよ。
夕方は、午後17時~18時半まで「浮間舟渡駅」前での街宣行動に打って出ました。天候不順のなかでの訴えと署名活動になりましたが、多くの激励と支援を受けて益々元気になりました。
日時: 2012年2月15日(水)18:30
場所: すみだ産業会館
国鉄1047名解雇撤回-JR全面外注化阻止
新自由主義と対決し、闘う労働運動の再建を!
国鉄分割・民営化で7628人の国鉄労働者にJRへの不採用通知が出された1987年2月16日から25年を迎えます。国鉄分割・民営化に反対する組合に所属した者を狙い撃ちにした事実上の指名解雇に対し、1047名の国鉄労働者が「解雇撤回・原職復帰」を求めて四半世紀のあいだ闘ってきました。
国鉄分割・民営化は、日本の労働運動を壊滅することを狙った戦後最大の攻撃でした。1047名解雇撤回闘争は、この歴史的攻撃に対して、あくまで民営化反対を貫いて解雇撤回・原職復帰で闘ってきました。日本労働運動の再生の可能性がこの闘いの中にあります。
2010年4月9日の政治和解は、日本の労働運動の息の根を止めることを狙った攻撃でした。公務員360万人首切りと教育・郵政・医療など全産別にわたる民営化・非正規職化攻撃の全面化攻撃です。国鉄闘争全国運動は「国鉄闘争の火を消すな!」を全国で訴え、動労千葉は外注化阻止・非正規職撤廃を掲げ、偽装請負の矛盾をついて、外注化阻止の闘いを展開してきました。関西生コン支部の産業ストライキや被災地での必死の闘いなど、国鉄闘争を結集軸に闘う労働運動再建へ前進してきました。
3・11は、私たち労働者や社会の状況を一変させました。新自由主義によって社会が根本から破壊される状況の中で労働運動の再建に一切をかける運動が必要です。
動労千葉は、京葉車両センターの10月1日の外注化を粉砕し、年内は完全に不可能な状況に追い込んでいます。JRが発足して以来、会社が正式提案した基本政策を労働組合の闘いで止めたのは初めてのことです。動労千葉の組合員は、「(外注化阻止の闘いは)労働者全体の未来をかけた崇高な闘いだ」と誇りをもって、青年組合員の獲得をかけて、他労組もまきこんで総力の闘いに決起しています。
動労総連合が、水戸や高崎など全国各地で偽装請負を告発し、外注化阻止と組織拡大をかけて闘っています。動労水戸は被曝労働と対決するストライキで青年組合員の組織拡大を実現しました。郡山工場(福島県)や後藤工場(鳥取県)など全国の職場で偽装請負・外注化や反原発・被曝労働拒否の新たな闘いが始まっています。JRの職場生産点から、再びみたび闘う労働運動の再建の挑戦が始まっているのです。この職場からの闘いと結合して、国労闘争団の組合員資格を剥奪する攻撃に対して、労働組合の原点を問う裁判闘争も始まりました。
動労千葉の外注化阻止・非正規職撤廃の闘いを全産別に広げ、国鉄1047名解雇撤回闘争の新たな発展、新自由主義と対決する労働運動を再建をかけて2月15日、「国鉄分割・民営化で不当解雇から25年/2・15労働者集会」をすみだ産業会館で開催します。多くのみなさんの参加を訴えます。
予科生等運転士登用差別事件の「弁論再開」弾劾!
2・2最高裁闘争に全支部から全力で結集しよう!
不当労働行為の張本人=JR東日本と徹底的に闘いぬこう!
業務外注化阻止ー組織拡大で反撃だ!
最高裁は、動労千葉の「予科生等運転士登用差別事件」に対して、「弁論を再開する」「期日を2月2日に指定する」との決定を行ってきた。これは、東京地裁での逆転勝利判決を見直そうという絶対に許すことのできない反動攻撃だ。2月2日の最高裁弁論に全力で結集し、反動攻撃を吹き飛ばそう!
そして、不当労働行為の張本人であるJR東日本を徹底的に糾弾し、職場から反撃しよう!
全国協に結集する各ユニオンは全力で集まろう!
鈴コン分会は、1月6日の門前抗議行動をもって、2012年初頭の闘いに猛然と決起しました。続いて、2度の裁判闘争を取り組むと同時に地域への宣伝を強化してきました。そして、1月の第二弾として、1月23日への決起を決定しました。解雇撤回!非正規職撤廃!を掲げて共に闘いましょう!!
8時~9時 鈴木コンクリート工業正門前での抗議行動
17時~19時 浮間舟渡駅(埼京線)前街宣行動
鈴木謙太郎さんの遺志引き継ぎ、
勝利の日まで闘う
三里塚、2012年の戦闘宣言発す
1月8日、三里塚反対同盟の団結旗開きが成田市内で開催され、160人が結集した。動労千葉も朝の新年デモから参加した。
前日7日、反対同盟事務局員・鈴木謙太郎氏(享年57歳)が急逝され、その衝撃と悲しみが覚めやらぬなかで、反対同盟は「2012年は闘いの決着をつける年」と戦闘宣言を発した。
“今年やりたいことは闘う労働組合の復権だ。
それができれば間違いなく時代は動き出す”
動労千葉・田中委員長 新年のあいさつ 1・7団結旗開き
昨年を振り返ると…
動労千葉は、去年の12月から、基地統廃合のための配転を強行するための訓練に反対して指名ストに起ち上がってきました。10年間止めてきた検修・構内業務の外注化について、当局がいよいよしびれを切らし、1月27日実施の提案がありました。そのための訓練が始まる状況の中で、京葉車両センターを中心にして1月10日に時限ストに入ります。
昨年を振り返ると、東北の大震災があり原発事故があって、労働者をとりまく状況は一変しました。被災地を中心に怒りは激しく渦をまいています。全国津々浦々で、原発に対する怒りや「このままでは生きていけない。この社会を変えないといけない」と声があがっている。にもかかわらず労働組合の現状はなんなのか。こういうことを考えてきた一年でした。こういう状況であるほど、自らの職場から闘いを起こすこと、労働組合が労働組合らしくあることが大事だと思って闘い続けてきました。
この一年間の闘いは外注化を止めてきた一年だったと思います。その成果は、本当に大きなものでした。外注化攻撃を止めたことです。JR千葉支社は昨年の10月1日に京葉車両センターでの業務の外注化を強行しようとしてきました。
1999年の提案から10年以上、組織をあげてさまざまな組織破壊攻撃を跳ね返しながら、「これだけは認めてはいけない!」と闘ってきた課題でした。一体どれだけの労働者がこの10年、20年、どういう目にあってきたのか。業務の外注化や非正規化というかたちでどんどん突き落とされ、39%が非正規雇用とされ、未来が奪われている。だからこそ外注化は絶対に許してはいけないと闘いに起ち上がりました。
大きな時代の転換点
それともう一つ、昨年末の野田政権による「原発事故の収束宣言」を見て、この国の政府の本質を見た気がしました。10万人もの人が故郷に帰ることができずに避難している。膨大な放射性物質がいまも放射能を出し続け、原発建屋の中に人も入れない。福島では子どもたちにはすでに症状が出始めている。もう我慢の限界にきている。なにが収束なんですか。
国民をじわじわ殺しながら生き延びようとしてる政府、資本家たち、原発にむらがって利益を得てきた「原子力村」と呼ばれる人びと、これに立ち向かわない労働組合は労働組合じゃない。そういう思いでみなさんにも様々なことを呼びかけて闘ってきました。それは、いまならこの社会のあり方が変えられると確信しているからです。大きな時代の転換点に立っていることを学びました。
リーマンショックが起きたのが08年です。金融機関や大企業が破綻しました。だけど、そのすべてのツケを回されたのが労働者でした。
ギリシャ、スペイン、ポルトガル…でも最大の問題は、もっとも破綻しているのは日本でありアメリカだということです。だけど怖くて誰もそのことを言えない。すべてが崩れ落ちるから。そういう大きな転換点に私たちは立っています。
そういう中で起こったのがヨーロッパのゼネストであり、アメリカの占拠運動であり、日本における反原発の闘いです。中国でも暴動が爆発し、モスクワでも十数万人が年末にデモに決起しています。まだ始まったばかりだと思います。しかし、もう止めることはできない。この怒りの底にあるのは、この20数年間、吹き荒れた新自由主義政策です。
労働組合の再建・復権を
JRでは、駅で働いている青年のほとんどが非正規の契約社員です。1年ごとに契約を更新して5年で雇い止め。今年その5年目、3月に2百数十人がクビになります。さらに許せないことに、JRは派遣会社をつくり、クビにした労働者を救済するかのような言い方をして派遣会社で受け入れる。ベテランの労働者を、より低賃金で働かせ暴利をむさぼる。こんな社会がいいはずがない。
私がやりたいことは闘う労働組合の復権です。それができれば間違いなく時代は動き出します。それだけ怒りの声が募り、変革への思いが募り、もう後がないという思いを何十万、何百万の労働者が持っている。これが団結し、その中心に労働組合の旗を立てることです。
労働組合の再建・復権を、国鉄闘争にこだわり抜く中からつくりたい。なぜ1千数百万人の働者が非正規職に突き落とされたのか。国鉄分割・民営化からすべてが始まった。だから、「労働運動の復権」を考える時に、国鉄分割・民営化の問題を今なおあいまいにしてはならないし、この攻撃は今も血を流しながら続いています。2000年以降、鉄道業務のほとんどが外注化されました。人間ごと放り出された。最後に残ったのが検修業務と基地構内の運転業務です。2001年から、実際上は手が着いている。10年間止めてきたのは千葉支社管内だけです。
10年間止めてきた外注化
最初は組合の中での激しい議論からでした。60歳で年金が出なくなり、だから60歳以降も雇用されないと生きていけない。「高齢者の雇用の場を確保するために業務を外注化します。外注化を認めれば、そこにみなさんの組合員を雇いましょう」と。だけど、「これを認めたらJRで働く労働者のほとんどが下請けに突き落とされる。職場を奪われちゃいけない」と。JR当局は「アウトソーシングを認める協定を結ばなければ、動労千葉の組合員だけ60歳で首になります」と言ってきました。全面的な外注化に行き着くことははっきりしている。だけど、生活がかかっているから理屈だけではいかない。本当に膝をつき合わせて議論するしかなかった。雇用の場を見つけることに全力をあげたり、十分に確保できなかったり。僕らは、大変な激論の末に、この協定を結ばない決断をしました。毎年20~30人の動労千葉組合員が退職する状況の中でした。
これはこういう闘いがずっと続き、千葉だけ外注化が進まない。次に来たのが激しい組織攻撃でした。焦点は幕張支部でした。ほとんどの役員が配転され、残ったのは支部長だけでした。幕張では動労千葉は第1組合なんですが、ぜんぶ仕事から外されました。こういうことにも耐えて、「業務の外注化だけは認められない。それはすべての労働者の権利を売り渡すことになるんだ」という思いで闘って、止めてきました。
何があっても闘います
JR会社がいよいよしびれを切らして踏み込んできたのが去年の京葉車両センターの外注化でした。 この10年間の闘いで、国労、東労組、鉄産労の組合員も含めて職場の全員が外注化に反対になった。外注化に動員しようとした労働者の全員が拒否しました。それで外注化はできなかった。そしたら当局は、運転のできる管理者を見つけだしてきた。それで一日勤の外注化を修正提案してきた。こんな攻撃のどこに道理があるのか。
理由があるんです。それは、4月に全面的な外注化をやろうとしているからです。千葉だけが進まず、これでは全面外注化はできない。だから、実績を一日勤でもつくりたいというのが今回の攻撃です。
僕らはこれに立ち向かいます。全面外注化になった時点で検修職場の7割1200人が強制出向になります。人間ごと下請会社に持っていく。これには、何があっても闘います。
なぜ、われわれが闘うのかを再確認したい。これだけ膨大な労働者が非正規職に突き落とされたのは、労働法規が規制緩和されたからです。だけど、労働法規が規制緩和されて自動的に非正規職に突き落とされたわけじゃない。職場での一つひとつの攻防に、労働組合が闘えなかった結果、労働者がここまで突き落とされたんです。
だから、ここで止めることが必要です。止めることができることを示すことが重要です。そのことを抜きに労働組合を復権しようといってもただの空論にすぎない。動労千葉ができるんだから、それはできるということを示したい。
組織を拡大を
この10年間、外注化が止まった理由がもう一つあります。闘いのたびに御用組合から動労千葉に組合員が加入してくる状況をつくったことです。これができたから、外注化が止まった。
これは、闘う労働組合の復権とはなんなのかに関わる問題です。戦後の日本の労働者は誇りと命をかけて闘ってきた。だけど現場の怒りの声、闘いへの思いが何度も裏切られ続けてきた歴史だったことも事実です。日本の労働運動が実現できてないことがあります。素晴らしい闘いがありますがたくさんある、しかし必ず分裂する。原則を守った左派が少数派に転落し、影響力もなくなって終わってしまう。この繰り返しでした。
原則を守った労働組合が団結を維持し、組織を拡大し、社会的影響力を大きくしていく。動労千葉はそれをやりたい。
動労千葉は、よく闘ってきたと思っています。分割・民営化の時には、全員がクビをかけて闘いました。「こんなことをされて、黙っているわけにはいかない」という思いで大型免許を取ったりして、クビになっても家族を食わせるという思いで闘いに立ちあがり、団結を守り抜きました。そして堂々と胸を張って、JRに乗り込みました。40人の解雇者を守ってきました。これをこれで終わらせずに、これが組織拡大につながった時に、展望も生まれてくる。労働組合は、労働者一人ひとりが持っている力を団結させることができれば、もっともっと大きな力、国際的な力を持てる。社会を動かす力を持つ存在だと思っています。小さいけれども、そういう存在になりたい。
このままでは重大事故になる!
直ちに外注化を止めろ!
「一旦停止」の場所で、前進全ノッチ!
全ての組合員のみなさん!
京葉車両センター構内業務の外注化をめぐり、とんでもない事態が発生した。
JR千葉支社は、1月10日から、京葉車両センターにおける業務外注化のための入換業務の訓練を強行しているが、この訓練の中で、構内で「前進全ノッチ」を入れるという考えられない重大事態が発生したのだ。
年頭の決意 動労千葉を支援する会事務局長 山本弘行
生きる希望と未来をとり戻すために
動労千葉は、基地統廃合のための線見訓練を阻止する指名ストライキの中で年を越した。そして新年早々の1月5日、外注化の「既成事実」をでっち上げるために、「1日勤の外注」というとんでもない提案がなされた。
京葉車両センターの若き労働者の職場からの反乱に恐れ戦きつつ、検修部門の全面的な外注化に突き進むための最大の「障害」となった幕張・京葉の検修職場の闘いと動労千葉の団結を破壊するために、JRは見境のない攻撃を開始したということだ。
20世紀初頭、アメリカの港湾労働者は、事故が常態化するような職場で低賃金労働に苦しんだ。海運資本は帆船の入港待ちをする労働者を海岸に一列に並ばせ、屈強な男から順番に駆り集めた。シェイプ・アップ方式だ。ILWU はこの制度を粉砕して誕生し、労働組合が一切の就労を管理するハイヤリングホール制を確立した。
外注化・非正規職化とは、労働組合の関与・管轄権の一切を排除してその団結を破壊し、資本が労働者を選り抜いて採用するという、まさに現代のシェイプ・アップ方式への転換だ。体制内労組がこれとの闘いから完全に召喚してから30余年が経過し、「国鉄方式」と言われる全員解雇・選別再雇用が「当たり前」のこととなり、40%もの労働者が非正規職労働の中で苦闘している。
この究極の合理化攻撃、分断攻撃に対し、動労千葉は労組の違いを乗り越えて、現場の労働者の怒りを束ねる組織戦に打って出た。青年労働者とシニア労働者が一体となって、一人一人の労働者に固有の誇りに接近し、心の琴線に触れる訴えをもってJRの「思い込み」をそぎ落とし、ついに革マル分子以外は外注化に見向きもしない状態をつくり出した。そして昨年10月の実施をふっ飛ばし2012年に乗り込んだ。
ほぼ時を同じくして、ILWUローカル21はハイヤリングホールを守るため、200人を超す逮捕攻撃を乗り越え闘い、フィリピン航空労組は2600人の全組合員に対するロックアウト・外注化攻撃との総力戦を展開し、韓進重工業では外注化を理由とした整理解雇を粉砕してキムジンスクさんが笑顔でクレーンを降りた。外注化・非正規職化阻止の闘いは今や万国共通のものとなった。
動労千葉が主催した「JR東日本の偽装請負を告発する8・30大集会」では、労働者を極限的に非正規職化する元凶である民営化・外注化攻撃に対し、正規・非正規が一体となって闘い抜くことが宣言された。
そしてついに、非正規職本隊からの決起が始まった。郵政非正規ユニオンと西武ユニオン鈴木コンクリート分会の闘いだ。非正規職化を止める闘いと、非正規職自身の闘いがメダルの表裏の関係で一体化してぶん回りだしたのだ。ここにこそ、国鉄1047名闘争の総括とその継承・発展をかけた闘いの環があるといっても過言でない。
この闘いの真っただ中で、3・11大地震と大津波が押し寄せた。そして「1%」の支配者どもは、完全に国家の統治能力を喪失した。時の首相菅は、「最悪に場合、避難対象は首都圏を含め3000万人。国として機能しなくなるかもしれない」と口走った。
国鉄闘争と震災で引き起こされた全事態との結合が死活的に問われた。私たちは、動労千葉の3・14声明を踏まえて、直ちに震災救対本部を立ち上げ闘いを開始した。国鉄闘争全国運動の呼びかけ人諸氏は、ひっ迫する情勢への対応に関してひざを突き合わせた論議を重ね、"引き起こされた全事態は国家と資本の犯罪だ"と看破する声明を発した。
"目の前の命を守らずにどうしようというのか!”、下手人である東電・電力資本、歴代政権そして御用学者どもに対するフクシマの怒りに震える弾劾の声とどのように結合できるのか・・・福島の仲間たちと共に、同じ問いを反すうする日々が続いた。
そして今、二つの水路を通して闘いを推し進めていくことが共通の方針として論議され、実践に移されている。
一つは、避難の具体化と診療所の建設という火急の課題だ。目に見えた形には至っていないが、必死の努力が続けられている。
二つには、国鉄闘争全国運動として階級的労働運動・労働組合の再建(復権)を勝ち取る闘いだ。"少数でも闘い方によっては社会を変える力を持っている″一昨年の7月~11月まで139日の産業ゼネストを闘い抜き、大手ゼネコンを震え上がらせた関西生コンの高副委員長の11・6での発言だ。その通りだ。動労千葉は、JR東全体の検修外注化攻撃を押し留めている。動労水戸は、今やあらゆる職場の普遍的闘いとなった被曝労働拒否の先陣を切った。
日教組、自治労の職場を階級的労働運動「派」が奪取すれば、一つ目の水路も大きく開かれる。そして、東電、東芝、三菱・・・の労働者と労働組合が、深紅の組合旗の下、制御棒挿入のスイッチに手をかけ、原発の設計、製造、建設を放棄するとき、全てが決まり、生きる希望と未来をとり戻す。
動労千葉を支援する会と国鉄闘争全国運動の2012年頭の決意は鮮明だ。
2010年4・9「政治和解」を2010年6・13集会で敢然と跳ね返したように、そして昨年の6・24「国鉄闘争終結」情勢を、2・16国鉄~6・5全国運動の高揚で打ち破ったように、外注化・非正規職化攻撃と「原発事故終結」の大ペテンに対し、2・15国鉄~3.11反原発~6・10全国運動を対置して闘おう!
全面外注化阻止!基地統廃合攻撃粉砕へ!
2012年団結旗開きを開催
動労千葉は、1月7日、13時から、DC会館において、12年団結旗開きを開催した。繁沢副委員長の開会あいさつ後、大竹副委員長の司会で進められ、冒頭、田中委員長から新年のあいさつが行われた。(要旨別掲)
京葉構内業務外注化- 訓練強行にスト決起!
検修業務外注化は止められる!
東労組の裏切りを許すなー動労千葉で闘おう!
全ての組合員のみなさん!
JRで働く仲間のみなさんん!
動労千葉は、1月10日、京葉車両センター構内業務外注化に向けた訓練実施強行に対して、京葉車両センター組合員を対象とした始業時から1時間の時限ストライキを闘いぬきました。
自分たちの職場と生活、 未来を切り拓くために、
動労千葉に結集しよう!
外注化や基地統廃合、ライフサイクルを止めるのは、青年労働者の力だ!
年頭にあたっての訴え 動労千葉青年部長・北嶋琢磨
外注化を本気で止めようとしているのは動労千葉だけだ!
1月5日、千葉支社は、京葉車両センターの構内業務外注化について、「1月27日から実施する」との修正提案を行ってきました。この提案をめぐって東労組千葉地本は、外注化に反対する現場からの意見に突き上げられて「修正提案」の受け入れを拒否したようです。しかし、千葉支社から、外注化推進の労働協約を締結していることを理由にして恫喝され、昨年末になって受け入れました。これは、東労組が、現場の反対の声を裏切り、会社に完全屈服したということです。
京葉構内入換業務外注化阻止!
1・10スト貫徹-京葉車両C
抗議行動に全力で結集しよう!
5日に修正提案ー委託業務量「2日勤」を「1日勤」に変更
実施日=「1月27日」を提示
全ての組合員のみなさん!
JRで働く仲間のみなさん!
JR千葉支社は、1月5日、京葉車両センターの構内業務委託に関して、「修正提案」を行ってきました。委託実施日は、「1月27日」という内容だ。いよいよ外注化に向けた攻撃が本格的に始まったのだ。
団結し、職場からストライキで起ち上がろう。
【闘争指令】
1・10スト貫徹ー京葉車両C抗議行動へスト期日 1月10日(火)
スト対象 京葉車両センターに勤務する組合員
※1月10日、京葉車両センター正門前において教育・訓練強行に対する抗議行動を実施する。
※各支部は、1月10日、7時30分に、京葉車両センター正門前に集合すること。
1月6日、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会と西部ユニオン、都内各ユニオンの支援30名は、8時に板橋区・舟渡の数zこん工場・正門前に登場。50分にわたり、解雇撤回、不当労働行為根絶、非正規職撤廃の怒りの抗議・就労要求行動を貫徹した。
職場に残る組合員や労働者たちが声をかけたりあいさつする中、元気よくたたかいぬいた。
外注化阻止へ正念場!
―明日の「修正提案」許すな!
明日にも外注化「修正提案」
いよいよ事態が動きだした。千葉支社は、明日5日にも、京葉車両センター構内業務外注化の「修正提案」を行なおうとしている。当初提案では、昨年10月に二日勤を委託する計画であったが、「1日勤委託」に修正してでも、一度失敗した外注化を強行しようというのだ。
2012 闘 春
あけましておめでとうございます。
2012年は、佐倉・銚子運輸区新設・線見訓練拒否の指名ストライキを闘い抜き、京葉車両センター構内業務の外注化攻撃との対決の中で迎えた。
昨年6月10日に同時に提案されたこの攻撃に対してわれわれは、組織をあげた反撃に起ち上がり、京葉構内業務の10月1日実施を阻止し今も阻止し続けている。02年第二の分割・民営化攻撃の総決算ともいうべき外注化・非正規職化の攻撃と基地統廃合、組織破壊攻撃を阻止するために全力で闘いぬかなければならない。
自ら作った赤字の責任をほおかぶりし
大リストラを進める斎藤(日本郵政社長)・鍋島
(郵便事業社長)らにすべての責任ををとらせよう
団結をつくりだして共に闘おう
郵政非正規ユニオンからのアピール
郵便局で働くみなさん、新年明けましておめでとうございます。郵政非正規ユニオン執行委員長の齋藤裕介です。
昨年1年はJPEX統合の混乱や未曾有の大震災の中で正規社員は一時金一律3割カット。ゆうメイトの大量雇い止めの強行と揺れる中での年末繁忙期を迎えました。日々の楽とは言えぬ労働環境のもとご苦労様です。
昨年から立ち上がった非正規労働者による労働組合である「郵政非正規ユニオン」も無事に定着し日々組合加入や相談の集まる実行力のある組織として成長しました。労働業界では全国における2千万非正規労働者のみならず、闘い続けてきた多くの活動家にとっても大きな可能性として注目を集め、思想、産別、性別、年齢を問わず希望の光となっています。
昨年1年は、国鉄分割民営化、郵政民営化、原発問題など様々な問題の終着点が非正規労働者の爆発的な拡大による貧富の格差です。労働者間、仲間内での分断、孤立化であったと認識を深める年となりました。
2012年はそれら多くの社会問題の中で生涯の雇用を保証されないすべての労働者が自らを主張し、失い続けてきた権利や人としての誇りをとりもどす年となると思います。その為に国内でも最大数の労働者を抱える郵便事業においての非正規16万決起は絶対条件であり、本年において全国1千名建設は急務の課題であります。
そのために郵政非正規ユニオンは激しく闘い続ける事で可能性と展望を切り開き、失われた仲間意識、郵政民営化の結果内包してしまい外部には伝わらない悪辣な職場状況を社会に発信し労働環境の健全化に邁進していきたいと思います。
わずか1年を経たずして当ユニオンのスローガンは日本全国を駆けめぐり、隣国韓国の1千万非正規労働者とも繋がり、アメリカを始めとして労働者間の国際連帯も完成しつつあります。共に闘い、共に笑い、共にささえあう2012年としたいと思います。
トゥジェン、ソリダリティー、団結!