2011年8月31日水曜日

2011年8月30日火曜日

日刊動労千葉 第7189号

夜勤による休日減、使用者による一方的な
労働時間変更、「臨時勤務」の指定による
恒常的な残業の強制等の問題で
労働基準法違反で千葉鉄道サービスを告発

 動労千葉は、8月19日、千葉鉄道サービスが、夜勤による休日の減少を解消するために、本年4月1日以降、所定労働時間の変更を一方的に行ったこと、それに伴い「臨時勤務」が指定され恒常的な残業が発生していること、職場代表に対する説明や就業規則改訂が行われていないことなどから、千葉鉄道サービスを労働基準法違反で千葉労働基準監督署に告発した。
 京葉構内業務外注化阻止を職場から闘いに起ち上がろう!告発内容は別掲。

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日刊動労千葉 第7186号

偽装請負で、厚労相に申告を行う!

 8月19日、動労千葉は、京葉車両センターの構内業務の委託が「偽装請負」に当たることから、、JR千葉支社及び千葉鉄道サービスを違反者として厚生労働大臣に「偽装請負の申告」を行った。
 本来「請負業務」は、「労働省告示37号」により、①指示その他の管理を自ら行うこと及び、②請け負った業務を自己の業務として契約相手から独立して行うことが求められている。さらに、①自己の責任と負担で調達した機械等で業務を処理すること、又は、②自己の有する専門的技術や経験に基づいて業務を行うこととされている。
 しかし、業務委託を受ける千葉鉄道サービスは、構内入換業務を行った経験や技術力は全くない。そのため、構内運転士の定例訓練等を行うための「教育訓練契約書」をJR千葉支社との間で締結している。これは、構内業務を請け負う技術力がないこと認めているということだ。
 さらに構内業務は、JRからの指示・通告なしに列車を1本も動かすことはできない。通告は単なる一般的な業務指示ではない。この間の団交でも千葉支社は、「通告は、指揮・命令である」と明確に回答している。そうである以上、信号所を含めてJRから請負業者の作業員に直接「通告」を行うことは業務上の指揮・命令を行うということだ。しかも、この構造は、業務委託された後も変わることはなく、JRが通告を続ける以外ないのだ。
 以上のように、構内入換業務は、明白な偽装請負だ。 偽装請負を徹底的に追及し、業務外注化を阻止しよう!8・30大集会に総結集しよう!

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日刊動労千葉 第7185号

JRの偽装請負を告発する8・30集会へ!

10月1日実施予定の京葉車両センター構内業務の外注化をなんとしても阻止しよう。この外注化は偽装請負なしには不可能なものだ。また、新たな非正規職をつくりだすものに他ならない。われわれは8月30日、「外注化・非正規職化絶対反対 JRの偽装請負を告発する8・30集会」を開催することを決定し、全国によびかけを発した。以下、よびかけ文を掲載する。

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◆本部ニュース131号発行!

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2011年8月28日日曜日

日刊動労千葉 第7188号

希望も把握しないままハンドル訓練を提案

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JR千葉支社-10月からの実施を提案
銚子運転区-全運転士を対象
千葉運転区-総武・成田方面を中心に、通勤1時間程度

 8月23日、JR千葉支社は、「佐倉・銚子運輸区」設置に向けた乗務員の訓練計画について提案を行ってきた。

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◆本部ニュース129号発行!

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2011年8月27日土曜日

日刊動労千葉 第7187号

JRの偽装請負を告発する
8・30大集会へ結集しよう!

外注化は偽装請負だ

 動労千葉は、今回の京葉車両センターでの構内業務の委託が「偽装請負」に当たることからJR東日本千葉支社とJR千葉鉄道サービスを違反者として厚生労働大臣に偽装請負の申告をおこなった。
 今回の外注化は、偽装請負なしには成り立たない。すでに明らかなように構内業務はJRからの指示・通告なしには列車を動かすことはできないし、千葉鉄道サービスには構内入換業務をおこなった経験や技術力は全くないのだ。偽装請負を徹底的に追及し、業務外注化を阻止しよう。

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◆本部ニュース128号発行!

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2011年8月26日金曜日

日刊動労千葉 第7184号

外注化・非正規職化絶対反対

JRの偽装請負を告発する8・30集会へ!

10月1日実施予定の京葉車両センター構内業務の外注化をなんとしても阻止しよう。この外注化は偽装請負なしには不可能なものだ。また、新たな非正規職をつくりだすものに他ならない。われわれは8月30日、「外注化・非正規職化絶対反対 JRの偽装請負を告発する8・30集会」を開催することを決定し、全国によびかけを発した。以下、よびかけ文を掲載する。

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齋藤委員長の雇い止め=解雇通告を撤回せよ!

郵政非正規ユニオンのビラを掲載します。

齋藤委員長の雇い止め=解雇通告を撤回せよ!

「バイトの分際で組合なんか作りあがって」―
これが、彼らの本音=組合つぶしの不当労働行為そのもの

合同・一般労働組合全国協議会
郵政非正規ユニオン
東京都葛飾区新小岩2-8-8
電話03(6231)5031

 8月24日、郵便事業会社東京多摩支店(支店長・榎木春芳)は、郵政非正規ユニオンの齋藤祐介委員長に対して、違法不当な雇い止め=解雇を通告してきた。仲間の雇い止め=解雇の撤回を要求し、労働組合を結成して闘い始めたとたんに、その組合委員長を解雇するとは、なんという卑劣な攻撃か! この違法不当な解雇通告をただちに撤回することを、怒りをこめて要求する。

非正規労働者を「クズ」呼ばわり
人を人とも思わない本性むき出し

 この間、ゆうパック課の職場では、大工原課長をはじめとして、齋藤委員長に対して「馬鹿野郎」「このクズ」「バイトの分際で」「組合なんか作りやがって」という暴言がくり返されてきた。これが彼らの本音なのだ。そしてその本性をむき出しにして、今度は解雇通告してきた。こんな暴挙は絶対に許さない。
 昨年7月の宅配統合の大失敗と大混乱の中で、必死になって働いてきた労働者に対し、会社は処分や雇い止めや賃下げの脅しで、おさえつけようとしてきた。そして実際に次つぎと解雇し、「ゴミクズ」のように切り捨ててきた。自分たちの失敗の責任をとらず、すべて現場の労働者に押しつけてきたのだ。こんなデタラメを許せるか。
 「委員長に解雇通告」の衝撃的ニュースは、たちまち地域の労働者そして全国の郵政職場で働く労働者に広まり、続々と激励と支援がユニオンに寄せられている。東京多摩支店の暴挙は、必ずや全国の労働者の怒りに火をつけ、何十倍何百倍になって、彼らにたたき返されるだろう。労働者をなめるなよ!
 齋藤委員長に対する雇い止め=解雇通告をただちに撤回せよ。すべての雇い止め=解雇を撤回し、仲間たちを職場に戻せ。

不当労働行為のオンパレード

郵便事業会社・東京多摩支店は恥を知れ

 郵政非正規ユニオン・齋藤委員長に対する解雇通告は、いかなる意味でも許されない。違法な不当労働行為そのものだ。組合員の解雇撤回を求めて争っている労働組合のその委員長の首を切るなど絶対に許されない。
 この間、ユニオンは組合員らの雇い止め=解雇の撤回を要求し、郵便事業会社・東京多摩支店と団体交渉をかさねるとともに、東京都労働委員会に訴え、これから審問が始まろうとしていた。その矢先に組合委員長の首を切ってきた。組合つぶし、解雇撤回闘争破壊という彼らの意図は、見え見えではないか。
 こういうのを「不当労働行為」と言って、労働組合法などで厳しく禁止されている。これを百も承知で、あえて違法不当な暴挙に出てきたのだ。普段「コンプライアンス」などと言ってきた連中の正体がこれである。恥を知れ!
 労働組合法は、その第7条で禁止している「不当労働行為」について、こう規定している。
「労働者が労働組合の組合員であること、労働組合に加入し、もしくはこれを結成しようとしたこと・・・の故をもって、その労働者を解雇し・・・不利益な取扱をすること」
「労働者が労働委員会に対し使用者がこの条の規定に違反した旨の申立をしたこと・・・を理由として・・・解雇し・・・不利益な取扱をすること」
 今回の委員長に対する解雇通告、それに先立つ組合員に対する雇い止め=解雇は、まさにこの「不当労働行為」そのものではないか。
 彼らは「会社事由」「経営上の判断」「雇用期間満了」とか言って、あたかも解雇と組合とは別問題だと誤魔化(ごまか)そうとするだろうから、あえてこのことも指摘しておこう。会社側がどんな「理由」をつけようと、無駄である。「有効な解雇原因がある場合でも」「他に解雇理由があったとしても、不当労働行為が成立する」という判例が、いくつも出され、それが確定している。
 どんなに理屈をつけ偽装しようとしても、不当労働行為は不当労働行為ということだ。会社・経営側がそういう卑劣な誤魔化しを常套手段(じょうとうしゅだん)としていることは、とっくにお見通しということである。それは法的にも確定しているのだ。
  違法行為に次つぎ手を染める郵便事業会社・東京多摩支店は恥を知れ! 解雇通告をすぐに撤回し、みんなの前で謝罪しろ!
  東京多摩支店で働く労働者の皆さん! とりわけ雇い止め=解雇通知を受けた仲間たち! 私たち郵政非正規ユニオンとともに立ちあがりましょう!

2011年8月24日水曜日

郵政非正規ユニオンへの組合破壊を打ち破り、解雇撤回まで闘おう!

全国労組交流センター全逓労働者部会発行のビラを掲載します。

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 「このクズが!」
「バイトの分際で!」・・・

 東京多摩支店当局による、こんな暴言を許せますか!

 8月12日未明、東京多摩支店当局による郵政非正規ユニオン委員長に対する、許し難い脅迫行為が発生しました。郵政非正規ユニオン執行委員会は、直ちに東京多摩支店長に対する抗議声明を発し、暴言と不当労働行為の全面的謝罪と6月末に強行された15人の雇い止めの撤回をあらためて要求しました。
 管理職による「このクズが!」「バイトの分際で…組合なんかつくりやがって」という、郵便事業会社の6割を占める非正規労働者を冒涜する言辞に、当局の本性は明白です。当局は非正規労働者をモノ扱いしているのです。解雇撤回を求めて6月に結成された郵政非正規ユニオンの破壊を狙った暴挙は断じて許せません。
 郵政非正規ユニオンとともに解雇撤回まで闘おう!

 「バイト風情が!」と2時間以上にわたって暴言

 郵政非正規ユニオン執行委員会の15日付「抗議声明」によれば、8月12日の深夜午前1時頃、委員長が構内で作業中にパレット(手動荷車)同士が接触したことで、相手のA氏から「死ね」「殺してやる」などの激しい脅迫的暴言を「顔面数センチ近くまで接近て」浴びせられ、さらにパレットに積んだメールボックスを数回にわたって蹴り上げられるという暴力行為が発生したといいます。
 そしてこの脅迫と暴力行為について、当局は全員ミーティングでとりあげ、なんと「事情調査はしない。ケンカ両成敗で2人に辞めてもらう」と、暴力行為を擁護して委員長への雇い止めを予告するような発言を行いました。
 さらに同日午後10時に委員長が出勤した直後、当局は「事情聴取」と称して、衆人環視の職場の中で「ばかやろう!(ママ)」「このクズが!」「バイトの分際で!」「組合なんかつくりやがって!」「バイト風情のバカのクズが、社員を煩わせやがって…」「職場改善なんかおれはやらない!」などと聞くに堪えない差別的暴言と組合敵視の罵声を2時間以上にわたって浴びせたといいます。
 こんな非正規労働者に対する冒涜は断じて許せません。

  非正規労働者をモノ扱いしている当局の正体が露呈した

  今回の当局の暴言は、郵政非正規ユニオンに対する敵対のみならず、郵便事業会社に働く16万非正規労働者に対する攻撃です。「アルバイトの分際で…組合なんかつくりやがって」なる言動は、郵政当局の差別的本性そのものです。非正規労働者は使い捨てのモノとしか見ていないのです。だから15名も平気でクビを切るのです。みなさん!こんな当局を黙って見過ごせますか?
 当局は、非正規労働者が労働組合を結成して立ち上がったことに震え上がっています。労働者が団結して立ち上がることにおびえているのです。だから芽のうちに潰そうというのです。しかし、労働者は脅せば黙ると思ったら大間違いです。
 「労働者が労働組合をつくるのは、われわれがモノではなく人間であるからだ」(郵政非正規ユニオン結成宣言)。郵政非正規ユニオンはこのモノ扱いのような雇い止め=解雇に対して、まさに人間として立ち上がったのです。

  非正規労働者の怒りは全国に拡大。ともに立ち上がろう!

 郵政非正規ユニオンの決起にたいして、いま全国から呼応する動きが始まっています。非正規労働者の怒りを団結に変えて闘えば、必ず勝利することはできます。この9月には、さらなる雇い止め=解雇が狙われています。雇い止めは決して他人事ではありません。いまこそ共に声を上げましょう。
 すべての非正規労働者のみなさん!郵政非正規ユニオンに結集し、共に闘おう!

ビラへのコピー

2011年8月23日火曜日

グリーンスタッフを一体何だと思っているのか 雇い止めは絶対に反対です!

 「国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回を共に闘う国労の会」発行のビラを掲載します。

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  平成採は訴えます

 グリーンスタッフに対する不当な扱いは絶対に許せない。

  • そもそも人が足りず一生懸命働いているのに「無駄な超勤をするな」と上司から文句を言われる。
  • 管理職の評価が気になって病気になっても休みたいと言えず、無理をして出勤せざるを得ない。
  • 仕事で少しでも上司に気に入らないことがあれば理由もなく罵詈雑言を浴びせられる。気に入られなければ口もきいてくれない。
  • 毎日のように起こる列車事故や故障の対応で接客の矢面に立たされ、「パニック症候群」や「うつ」を発病して退職に追い込まれた。

こうした現実を多くのGSが経験し、また「明日は我が身」と思いながら日々駅業務を懸命に担っています。グリーンスタッフは管理職の思い通りに動くロボットではありません!

    ガマンにも限界がある

 グリーンスタッフは一年ごとの契約で、多くが正社員になりたいと思っています。そのためには管理職に目をつけられないように、正社員になるために自分を押し殺してYESマンになるしかないことをみんな我慢して働いている。管理職はこのことを百も承知でグリーンスタッフに一切の矛盾を押しつけています。
 私たちは、こうした職場を変えるために声をあげました。「おとなしくしていないと出世できないよ」と言われても、間違ったことを「間違っている」と言えない会社に何の未来があるでしょうか。
 職場はそこで働く労働者が成り立たせています。自分の利益だけ考えるのではなく、仲間のことを考え真面目に働くグリーンスタッフが評価されない。現場を一番理解している者が出世できない。こんな職場はおかしい。会社に自分の人生が踏みにじられ、こんなに悔しいことはありません。何のためにJRに就職したのか。ガマンにも限度があります。
 一方で、上にはごまをすり、立場が下の者を威圧して支配するような者が職場で幅をきかせているのはもっと許せない。
 こんなかたちでグリーンスタッフが5年間徹底的にこき使われ、9月には正社員登用試験に受からなかった数百人のグリーンスタッフの雇い止め解雇が決定します。雇い止めは、若者の今後の人生、家族の今後の生活にとって死活問題であり、絶対反対です。
 なにより、5年も非正規で雇っておいて正社員にせずに雇い止めとは明らかに違法です。

 グリーンスタッフを軽く扱うな

 東日本より早く駅の契約社員制度を導入したJR西日本では、駅業務の外注化、無人化が進んでいます。契約社員として5年勤めて正社員になれなかった一部の者に「メンテック」という外注会社での就職を紹介し、外注化された駅で、より低賃金で働かされています。
 契約社員制度はJR西日本にとっても外注会社にとっても儲かるシステムで、外注会社の「メンテック」は出札や改札を経験した労働者
を教育費をかけずにしかも低賃金で雇うことが出来る。一方JR西日本は駅の外注化を一気に進め、人件費の削減が出来るのです。
 東日本でも東労組や国労の幹部が会社に協力し、10月から業務の全面的な外注化が狙われています。正社員の外注会社への若年出向、転籍も狙われています。このような中で会社はグリーンスタッフを儲けの対象としか見ていません。
 「おかしい」と思っていても声に出すことは大変なことです。しかし、私たちは声をあげたことで大切な仲間を見つけることが出来ました。
 グリーンスタッフのみなさん。このまま働き続けるのも、こんな会社を辞めて他を探すのもアリです。ただ、間違っているのは会社とそれを認めている労働組合幹部であって、労働者じゃない。そのことだけはハッキリさせたいのです。
 みんなで力を合わせれば、違法、無法の会社に一泡吹かせることは出来ます。一緒に闘う仲間がいることを知ってほしいと思います。

ビラへのリンク

2011年8月22日月曜日

日刊動労千葉 第7183号

構内業務外注化は、
「労働省告示」に違反する行為だ!
JR東日本の偽装請負を告発する8・30大集会へ

JR千葉支社が、「10月1日実施」として提案してきた京葉車両センターの構内業務「2日勤」分の業務委託は、完全に偽装請負そのものだ。職場で、偽装請負の事実を突きつけて徹底的に闘いぬけば、今回の外注化は絶対に阻止することができる。断固として闘いぬこう!

日刊動労千葉 第7183号へのリンク

すべての原発いますぐなくそう!全国会議 結成宣言

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私たちは、この集会を出発点とし、この場に示された限りない団結の力に確信を持って、新たな反原発全国運動を開始します。

福島第一原発の大事故は、ヒロシマ・ナガサキに続く「三度目の原爆投下」ともいうべき、国家・資本による歴史的大犯罪です。今もなお大気・大地・海への放射能の放出が続き、汚染の規模はますます拡大しています。無数の人々に被曝を強制し、人間の生きる社会を破壊している責任を、絶対にあいまいにすることはできません。政府、電力会社をはじめ、原発を推進してきた全勢力にいっさいの責任をとらせるまで、私たちは闘います。
今、何より求められていることは、被災地フクシマの腹の底からの怒りと闘いを全国で共有し、起きている事態に全力で立ち向かっていくことです。原発事故の速やかな収束、放射能の除染、地域の完全復旧、そして子どもたちをはじめとする全住民の生活と命を守るために、あらゆる英知を結集して立ち上がりましょう。

「核と人類は共存できない」――ヒロシマ・ナガサキ、そしてビキニの被爆者たちが訴え続けたこの言葉を、今こそ声を大にして訴えなくてはなりません。
原発は、「原子力の平和利用」の名の下に、核武装・核兵器開発を押し隠すものとして導入され、数限りない労働者に被曝労働を強制しながら推進されてきました。日本の歴代政府は、「ヒロシマ・ナガサキをくり返すな!」という被爆者の訴えと闘いのみならず、多くの住民の疑問、怒り、決起を踏みにじり、原発を増設し続けてきました。その行き着いた先に、フクシマが引き起こされたのです。
今こそ、核・原発との「共存」を強いられてきたこれまでの歴史をのりこえ、核も原発もこの世界からなくすために立ち上がる時です。フクシマとヒロシマ・ナガサキの怒りを一つに結び、全世界に向けて反原発・反戦反核闘争を呼びかけます。

核・原発をなくす闘いの鍵を握るのは、労働者・労働組合です。労働組合をよみがえらせ、電力労働者をはじめ、あらゆる職場の労働者、農民、漁民、全住民が生きるために団結し、立ち上がれば、全原発を廃炉にできます。青年労働者はその中軸です。
それと一体で、学生が先頭に立って、大学キャンパスから反原発の闘いを巻き起こすことが求められています。原発推進に加担する研究機関と御用学者を許さず、大学を反原発の発信源にしましょう。 歴史は大きく動き始めました。青年・学生をはじめかつてない巨万の人々が、日本中で、そして世界中で反原発の声を上げ、怒りと決意を胸に行動を開始しています。原発をなくし、社会を根底から変革する力は、この闘いの中にこそあります。
今こそ、すべての原発の即時停止・廃炉を! 新たな原発の建設と停止中の原発の再稼働を絶対に許さず、いっさいの核と原発を世界から一掃しましょう!
ここに、「すべての原発いますぐなくそう!全国会議」(略称「な全」)の結成を宣言します。

2011年8月5日

2011年8月21日日曜日

日刊動労千葉 第7182号

被曝66周年!ヒロシマ-ナガサキ、フクシマを
くりかえすな!
8・6ヒロシマ大行動を闘いぬく!

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「共に闘う国労の会」会報第14号

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2011年8月20日土曜日

日刊動労千葉 第7181号

全ての職場・地域に支援する会、全国運動を
つくろう!
―動労千葉を支援する会定期全国総会―

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 動労千葉を支援する会は、定期全国総会を7月24日、千葉県労働者福祉センターでおこなった。昨年の「4・9政治和解」という状況に対して支援する会は国鉄闘争全国運動の中心を担う組織への飛躍をかけて全力で闘いぬいてきた。今年の総会は、北海道から沖縄まで全国から支援する会と国鉄闘争全国運動の地方組織の仲間が結集し、意気高くかちとられた。
 総会は、支援する会運営委員埼玉の高橋君の司会で始まり、北部の別所さんが開会あいさつをおこなった。連帯あいさつの中で、全国運動呼びかけ人の伊藤晃先生が問題提起をおこなった。

日刊動労千葉 第7181号へのリンク

「私たちの声を聞いて!」福島の子どもたちが霞ヶ関へ

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 8月17日、福島から小中学生4人と京都に避難している小学生2人が霞ヶ関を訪れて、政府の責任者に福島の子どもたちの思いをぶつけた。政府側からは原子力災害対策本部と文部科学省の官僚ら10名が対応した。子どもたちは多数の手紙を直接手渡し、生の声で思いを訴えた。【続く…

とめよう戦争への道!百万人署名運動ブログから転載

2011年8月19日金曜日

2011年7月国労全国大会闘争

郵政非正規ユニオン執行委員会「抗議声明」

抗議声明

2011年8月15日

日本郵便株式会社東京多摩支店
榎 春芳 殿

東京都葛飾区新小岩2-8-8
連絡先・電話03-6231-5031
携帯080-6494-7243
合同・一般労働組合全国協議会
郵政非正規ユニオン執行委員会

郵政非正規ユニオン(以後組合と称する)執行委員会は、齋藤委員長に対して行われた輸送ゆうパック課A 氏による「死ね「殺してやる」などの数回にわたる「脅迫」と、メールボックスを数回にわたって蹴り上げた「暴力」行為を徹底的に弾劾する。そして、このA 氏の行為を擁護したゆうパック課新岡課長代理と、「事情調査」と称して2時間に及ぶ齋藤委員長への「脅迫」と「暴力」行為に及んだ、ゆうパック課大工原課長を徹底的に弾劾する。そして東京多摩支店長に齋藤委員長の身の安全の確保と、支店長をはじめとした関係者の謝罪を要求する。

(一)8月12日勤務時間中の午前1時頃、齋藤委員長のパレット(手動荷車)と、A 氏のパレットとが軽く接触した。齋藤委員長は直ちに謝罪したが、いきなりA 氏が齋藤委員長の顔面数センチ近くまで接近し「死ね」「殺してやる」等と数回に渡って叫び、メールボックスを数回に渡って蹴るなどした。齋藤委員長は、A 氏のあまりの異常な態度に本当に殺されるのではないかという恐怖感をもった。
A 氏が今回このような殺人的テロともいえる行為に及んだ目的は明らかである。、会社からの「事情調査」のなかでA 氏は齋藤委員長に対し、「組合をつくって威張っている」等と告白していることから、組合を敵視し齋藤委員長を「脅迫」し「暴力」で脅そうとしたのである。
組合はA 氏が今後このような暴力行為を行わないことを、組合と全社員に明らかにし謝罪することを要求する。謝罪なき場合は、選任弁護士とも相談し「法的手段」に訴えることも辞さない。

(二)その日の勤務終了時の早朝、新岡課長代理は社員全員を集めミーティングを行った。そのなかでA氏と齋藤委員長のことについては、「事情調査はしない。ケンカ両成敗で両者とも辞めてもらう」等の許しがたき暴言を行った。「事情調査」をしないというこは、A 氏の「脅迫」「暴力」行為を隠蔽し容認するものだ。なぜ会社はA 氏をかばうのか、「ケンカ両成敗」等といって、齋藤委員長にも責任があるかのような新岡課長代理の発言は絶対に認めることは出来ない。パレットに接触したことについては、齋藤委員長はただちに謝罪したのだ。だがA 氏はそれを無視して一方的に「脅迫」「暴力」行為に及んだことは、周知の事実である。A 氏の「脅迫」「暴力」行為を隠蔽することは、会社の責任をあいまいにすることだ。新岡課長代理の発言の撤回を要求する。

(三)組合は、8月12日早朝齋藤委員長からA 氏の「脅迫」について報告を受けた。組合は、会社に対し直ちに責任を持って調査し、齋藤委員長の身の安全と関係者の謝罪を要求した。
この組合の要求に対し、大工原課長は、12日午後10時の齋藤委員長の出勤時間の直後から、「事情調査」と称して、齋藤委員長に対し社員全員がいる前で、「ばかやろう!」「このクズが!」「バイトの分際で!」「組合なんか作りやがって!」「職場改善なんか俺はやらない!」等と聞くに耐えない差別的暴言と、組合敵視の暴言を吐いた。
A 氏が「齋藤委員長は組合をつくって威張っている」と言っていた発言を、大工原課長は「自分は理解できる」とA 氏の暴力的行為を全面的に擁護した。その上2時間に渡り休憩時間も取らせず罵声を浴びせ恫喝した。その現場には大山課長代理、松田課長代理が同席していた。齋藤委員長に対する、会社の「事情調査」と称した勤務時間中の「脅迫」「暴力」行為は、齋藤委員
長の肉体的、精神的破壊をも狙った組合潰しの不当労働行為である。
今回の一連の核心は、アルバイトの分際で「組合なんか作りやがって」という大工原課長の言辞に明らかなとおり、組合を敵視し組合を破壊しようとするものだ。A 氏の暴力行為もこのような会社の組合潰しの一貫として行われた。
さらに大工原課長の「アルバイトの分際で」なる発言は、正社員以上に日本郵便事業を支え全体を担っている16万日本郵便非正規社員にたいする冒涜であり、差別を助長し扇動する行為であり、郵便事業会社の幹部として恥ずべき言動である。大工原課長の「差別発言」の撤回と、「脅迫」行為について謝罪を要求する。
今回の齋藤委員長への「脅迫」「暴力」行為と、6月15名の雇い止め解雇は組合つぶしの不当労働行為であり、その一切の責任は支店長にある。支店長は直ちに15名の雇い止めを撤回し、齋藤委員長への「脅迫」「暴力」行為などについての謝罪と、真相を全社員に明らかにすることを要求する。

以上

◆本部ニュース127号発行!

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2011年8月18日木曜日

「原発とめよう、世の中かえよう」8・15集会に参加して

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 毎年8月15日に開かれている「国益と拝外に憲法は屈するのか―8.15労働者・市民のつどい」(「つどい」実行委員会主催)が今年も東京・中野ゼロで開かれました。今年のテーマは「原発とめよう、世の中かえよう」で、4時間近くにわたり恒例の松元ヒロさんの痛快なコントを含め約20人がアピール、中身の濃い集会となりました。【続く…

とめよう戦争への道!百万人署名運動ブログから転載

原発事故から5ヶ月 福島から 佐藤幸子さんの訴え

◆本部ニュース126号発行!

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2011年8月14日日曜日

日刊動労千葉 第7180号

京葉車両センター構内外注化は偽装請負だ!
千葉労働局-「指揮命令と回答している点で、
偽装請負の疑いがある」

あらゆる手段を駆使して外注化を阻止しよう!
今後は、厚生労働省への申告・摘発を行う!

 8月8日、動労千葉は、JR千葉支社が行おうとしている京葉車両センターでの構内入換業務2日勤分の業務委託提案が、完全な偽装請負であることから、千葉労働局に対して摘発に向けての要請を行った。

日刊動労千葉 第7180号へのリンク

 


8・30 外注化阻止・非正規職撤廃!
JRの偽装請負を告発する大集会

日 時 2011年8月30日(火)
    18時30分から
場 所 錦糸町・すみだ産業会館
    8階サンライズホール
※JRの京葉構内業務の委託= 偽装請負粉砕へ職場から全力で結集しよう!

◆本部ニュース124号発行!

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2011年8月12日金曜日

日刊動労千葉 第7179号

新たな体制で再出発!
動労千葉家族会第21回定期総会開かれる

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 7月30日、動労千葉家族会第21回定期総会がDC会館において開催され、新たな役員体制が形成された。各支部代表も参加し、懇親会も含め賑やかに行われた。

日刊動労千葉 第7179号へのリンク

◆本部ニュース122号発行!

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2011年8月11日木曜日

8.10杉並区教委闘争 原発推進・戦争賛美の「つくる会」教科書を阻止!!

「つくる会」教科書採択を阻止! 2011年08月10日 | 日記

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勝ったぞう!歴史・公民の両教科で育鵬社・自由社の「つくる会」教科書は採択されず、両教科で帝国書院発行の教科書となりました。「『つくる会』の教科書採択に反対する杉並・親の会」と連携して、区役所朝ビラから開始して、1日行動として区役所前で闘いぬきました。田母神俊雄系の右翼団体と利権右翼が街宣車をもってきて、聞くに堪えない差別主義と排外主義にまみれた罵声を発しておりました。しかしその敵対をはね返しての採択阻止です。
今回の教科書採択のポイントは、全国各地で育鵬社の「つくる会」教科書が新たに採択される地区がいくつかあり、杉並が全体の帰趨を決する焦点になっていることでした。しかし杉並は、2年前の扶桑社「つくる会」歴史教科書採択強行時に賛成した教育委員が多数を占めており、今回は歴史・公民の両教科採択の危機は大きかったのです。「井出教育長が田中区長の顔色を見た」という見解がしたり顔で語られているようでもありますが、それはきわめて皮相的な見方です。杉並・親の会をはじめとして10年間にわたる粘り強い反対運動があり、それに加えて3・11情勢=東日本大震災・福島原発事故が教育委員の価値観をガタガタに揺さぶっていたのです。この情勢のなかで、原発賛成・原発推進の「つくる会」公民教科書を現場に持ち込めるのかっていうことです。まさに今日の勝利は、被災地の労働者の怒りを真正面から受けとめて勝ちとったものだと確認できます。

東京西部ユニオン・反原発1000万署名運動NEWSから転載

すべての原発をなくせ!8・6ヒロシマ大行動が大成功!!

 被爆66年のヒロシマは、昨年よりも参加者が一段と増え、反原発の怒りと行動であふれていました。
 8・6の前夜、広島市東区民センターで「すべての原発 いますぐなくそう!全国会議」(略称・な全 NAZEN)の発足集会が約700人の参加で行われました。発起人や呼びかけ人などがあいさつし、フクシマの怒りに応え、原発の再稼働と新規原発建設を阻み、すべての原発を廃炉にするまで闘おうと訴え、新たな署名活動や9・11行動などが提起されました。また、青年労働者が大学生らがこの運動の中心を担うことが表明されました。【続く…

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翌日の中国新聞に掲載された記者会見の記事

 

とめよう戦争への道!百万人署名運動ブログから転載

◆本部ニュース121号発行!

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2011年8月10日水曜日

日刊動労千葉 第7178号

サンフランシスコを訪れて
千葉機関区支部 佐藤正和

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 11月労働者集会と全世界で原発を廃止する共同行動を呼びかけるために、7月15日から18日にかけて、動労千葉を支援する会・山本弘行事務局長と共に、サンフランシスコのレイバー・フェスタに参加してきました。実質2日だけの滞在でしたが、実りの多い訪米闘争となりました。
 15日夕、成田発。時差の関係で、サンフランシスコに着いても15日です。先に来ていた「星野文昭さんを取り戻そう全国再審連絡会議」の星野暁子さんをはじめとする星野代表団と合流しました。

日刊動労千葉 第7178号へのリンク

2011年8月9日火曜日

◆本部ニュース120号発行!

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8.5-8.6ヒロシマ フォトレポート

2011年「すべての核と原発をなくせ! 戦争をとめよう!8・6ヒロシマ大行動」に協議会に結集する合同・一般労組と、民間の労組から多数が結集し、「産別労働者集会-闘う合同・一般労組交流会」-「すべての原発いますぐなくそう!全国会議8・5結成集会(略称・NAZEN)」の結成集会、8・6当日の菅首相来広弾劾早朝デモ-平和公園での集会-広島体育館アリーナでの「大集会」-平和公園資料館前までの市内大デモなど反原発・反失業の闘いを全国協に結集する労組・組合員は労働者としての未来をかけた決起として戦い抜きました。

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5日午後の闘う合同・一般労組交流会では、基調提起につづいて討論が行われた。写真は福島からの報告が現地組合員からされました。

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つづいて、この日の夜に「すべての原発いますぐなくそう!全国会議8・5結成集会(略称・NAZEN)」の結成集会が開催され会場あふれる結集で全国会議が結成されました。

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6日朝。原爆ドーム前での集会ではアメリカの「反戦の母」シンディ・シーハンさんの発言を受け原発も核も労働者が世の中を変えていかなければ止められない。労働者の闘いこそが勝利を切り開くことを訴えた。

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広島体育館小アリーナでの「大集会」。上は福島で反原発「生きさせろ」を闘う労働者からの発言。

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平和公園資料館前までの市内大デモと資料館前で後続のデモ隊列を迎え入れ1685人の参加者がそろう。

闘魂健在!農地を守り闘いぬく

弾劾声明

 8・6現闘本部破壊の暴挙を、反対同盟は満腔の怒りを込めて弾劾する。
 天神峰現闘本部は反対同盟の闘争本部であり、闘いの象徴であった。鉄骨造り建物の中には、旧地主との間に地上権を設定した木造建物が現存したのであり、反対同盟には底地を使う正当な権利がある。
 ところが、空港会社は「へ」の字誘導路の直線化のために、この建物そのものの破壊を企てて裁判を起こした。そして異例ずくめの手続が進行した。一審・千葉地裁は、こともあろうに最重要証人に対する反対尋問も、実地検証も認めず不当判決を下した。高裁はこれを踏襲したばかりか、一審では付すことができなかった仮執行判決を強行した。執行停止申立の結果を待つ反対同盟農民と支援者など50人を高裁フロアーで不当逮捕した。
 授権決定も二転三転である。千葉地裁は、NAAが「滅失」したとして収去の対象から除外した木造建物を勝手に目録に書き加えた。さらに成田治安法による封鎖を解除せずに破壊できるとして授権決定を行った。ところが高裁はこれらの判断が間違っているとしながらも、なお授権決定を強行した。その混乱と不当決定を不服として行った上告のさなかに、建物破壊を強行したのである。
 しかも執行過程は徹底した非公開だったのだ。反対同盟に対して、成田治安法の封鎖解除の通知は無く、執行宣告も立ち会いを求められる事もまったく無かった。それどころか、執行官への面談を要求した顧問弁護団に対して、空港会社職員を名乗る者が問答無用で立ちはだかった。破壊作業は報道陣を排除し、証拠物の木造建物の存在が外部から見られないように建物の南側から鉄骨もろとも破壊したのである。証拠隠滅そのものだ!
 三里塚の歴史は、卑劣で暴力的な権力行使とだまし討ちの歴史だが、現闘本部破壊はその最たるものである。8月6日とはいかなる日なのか? 反戦・反核ヒロシマの日であり、フクシマの怒りを共にして反原発・脱原発を誓うその日である。反戦・反核を担う三里塚支援者の多くが広島に向かうこの日(しかも土曜日!)をあえて選んだ所業はまさに犯罪である。しかも未明の午前4時! まさに「夜襲」そのものである。
 「国策事業」「国策裁判」は、このようにして進められるのだ。原発誘致でも、沖縄を始めとする軍事基地建設でも、そのやり方は同じである。だが、こうした攻撃に屈する反対同盟ではない。建物は不当に破壊されたが、絶対反対で闘う魂は脈々と生きている。
 現闘本部の破壊を急いだ狙いはただ一点。隣接する市東孝雄さんの農地強奪のための威嚇である。反対同盟は、放射能で生活と命を脅かされる福島と全国の農漁民、そして被爆地ヒロシマ・ナガサキ、基地の全面撤去を求めて闘う沖縄の人々と固く連帯し、市東さんの農地を守りぬいて空港廃港へと闘いぬく。10・9全国集会への大結集を呼びかける。

 2011年8月7日

三里塚芝山連合空港反対同盟

2011年8月7日日曜日

反対同盟・現闘本部破壊徹底弾劾!

現闘本部破壊徹底弾劾!
この暴挙を絶対に許さない!

三里塚芝山連合空港反対同盟のHPから転載

2011年8月6日土曜日

8.30大集会

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2011年8月5日金曜日

2011年8月4日木曜日

日刊動労千葉 第7176号

関西生コン支部への弾圧許すな!

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 関西地区生コン支部の2010春闘は7月2日から全面ストに突入、大阪地区での生コン値上げが確認出来るまで継続され、勝利解決が勝ち取られました。そして2011春闘を震災支援春闘として取り組んだ結果、賃上げ分を全て被災地への義援金とする画期的な結果を勝ち取っています。この労働者の画期的勝利に対して5月11日、大手ゼネコンが、権力と一体となって関西生コン組合委員に対しての不当逮捕が強行されました。この弾圧に対して、『ええかげんにせぇ!警察・検察・裁判所 反弾圧ネットワーク』は7月17日、大阪市中之島剣先公園で権力弾圧に反対する集会を開催。連帯ユニオンの組合員や家族のほか、訪日している韓国民主労総組合員、権力弾圧を受けている市民団体、連帯する労組などが参加。結集した約1000名は集会後に大阪府警本部がある大阪城前までデモ行進を行いました

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◆本部ニュース117号発行!

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