2011年8月30日火曜日

日刊動労千葉 第7186号

偽装請負で、厚労相に申告を行う!

 8月19日、動労千葉は、京葉車両センターの構内業務の委託が「偽装請負」に当たることから、、JR千葉支社及び千葉鉄道サービスを違反者として厚生労働大臣に「偽装請負の申告」を行った。
 本来「請負業務」は、「労働省告示37号」により、①指示その他の管理を自ら行うこと及び、②請け負った業務を自己の業務として契約相手から独立して行うことが求められている。さらに、①自己の責任と負担で調達した機械等で業務を処理すること、又は、②自己の有する専門的技術や経験に基づいて業務を行うこととされている。
 しかし、業務委託を受ける千葉鉄道サービスは、構内入換業務を行った経験や技術力は全くない。そのため、構内運転士の定例訓練等を行うための「教育訓練契約書」をJR千葉支社との間で締結している。これは、構内業務を請け負う技術力がないこと認めているということだ。
 さらに構内業務は、JRからの指示・通告なしに列車を1本も動かすことはできない。通告は単なる一般的な業務指示ではない。この間の団交でも千葉支社は、「通告は、指揮・命令である」と明確に回答している。そうである以上、信号所を含めてJRから請負業者の作業員に直接「通告」を行うことは業務上の指揮・命令を行うということだ。しかも、この構造は、業務委託された後も変わることはなく、JRが通告を続ける以外ないのだ。
 以上のように、構内入換業務は、明白な偽装請負だ。 偽装請負を徹底的に追及し、業務外注化を阻止しよう!8・30大集会に総結集しよう!

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