5月29日「肉の日」
ちば合同労組が船橋工場で
すき家スト決行!
ちば合同労組が船橋工場で
すき家スト決行!
〝要員を増やして過酷な一人勤務を廃止せよ〟
ネットを中心に呼びかけられた「すき家ストライキ」。ホットな注目の中で迎えた当日、千葉では船橋の食品コンビナートにあるすき家工場で「ちば合同労組」がストを決行しました。
ちば合同労組は、さまざまな企業の労働者が横断的に加入している地域の労働組合です。動労千葉と一緒に活動しています。ストライキは予想をはるかに超える反響がありました。
すき家は「(船橋工場以外に)ストライキが起きている店舗はない」と発表しましたが、実際には有給休暇や病気欠勤、無断欠勤も含めて全国で店舗閉鎖や営業時間の短縮、弁当のみの発売など、事実上のストライキが全国で展開されました。
船橋工場では前日のスト通告時に同僚から歓声や拍手が起きるなど大きな反響が起き、多数の激励が寄せられました。
すき家は、店長やエリアマネジャーでさえも契約社員で大半がアルバイトです。他の牛丼チェーン店と比較しても2倍以上のメニュー数、カウンター席を倍するテーブル席に加えて、深夜の時間帯に、注文・調理・配膳・片付け・レジ……すべての業務を一人で回すのです。
他方で社長・小川賢太郎氏の個人資産は546億円。小川社長はひたすら労働者を酷使して日本48位の大金持ち(米フォーブス誌「日本の富豪」)になったのです。
ついに反撃が始まりました
2001年に小泉政権が誕生し、2002年から07年まで、戦後最長の73ヶ月の景気回復が続きました。しかし、業績が回復したのは企業だけ、景気回復と言いながら労働者の平均所得は下がったのです。正社員はリストラされ、非正規雇用が4割に迫りました。
その典型がすき家でした。働く者を無視したこんなデタラメなやり方はもう終わりにする時です。
すき家ストライキは、働く者の声が社会を動かすことを示しました。反撃の開始です。自分たちの力を自覚する時が来たのです。
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