2011年6月10日金曜日

日刊動労千葉 第7148号

国労ー闘争団切り捨て
連合路線に転落!?

 国労の規約「改正」案

 5月13日付で国労本部から「規約改正(案)」が出されている。7月末に開催される国労全国大会に提出されるものだ。ほとんどは字句修正的なものだが、いくつか労働組合の性格そのものを変えてしまうような重大な項目が含まれている。
 とくに問題なのは組合員資格に関する「改正」だ。現在、「(JR各社や関連企業)を基本とした労働者をもって組織し」となっているものを、「(JR各社やJRグループに雇用された労働者をもって組織し」に変更するという。「雇用された」者だけが組合員になる。
 なぜ、わざわざ「基本とした」を「雇用された」に変更する規約「改正」をしかもこの時期にやらなければならないのか。1047名解雇者を切り捨てるため以外にない。国労組合員であるが故に不当解雇され、国労に人生をかけて組合員24年間の苦しい闘いを続けてきた者に対する扱いがこれだ。これが昨年の「政治解決」だったのだ。国労の幹部たちにとっては1047名闘争団は結局「お荷物」でしかなかったのだ。嬉々として「連合からオファーがきている」「これからは企業内組合に撤する」などと述べる国労幹部にとって、闘争団はもはやお荷物どころか「邪魔者」なのだ。

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