2014年12月11日木曜日

外注化阻止ニュース 第152号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9


もっと人と時間を確保しろ
笠原CTS幕張事業所長
ボーナスカット発言を撤回せよ

「3回ミスでボーナスカット!?」

 11月、JR千葉鉄道サービス(CTS)幕張事業所の清掃できばえ評価で65点が出た。次のできばえ評価で70点以下なら、JR東日本からの発注単価が2割カットになる点数だ。
 これに関して12月冒頭、CTS幕張事業所の朝の点呼で笠原所長が「今後は皆さんにもそれなりの責任を負ってもらう。できばえで悪い点数がついた担当者をはっきりさせ、3回になったらボーナスカット」と言い出した。

なぜ個人の責任なのか

 これに対して職場では怒りが吹き出している。「契約社員にはろくにボーナスも出さないくせにカットされたらなくなる」「誰でもミスはある。それをみんなでカバーしあってやってきた。なぜ個人の責任になるのか」
 できばえ評価の対象は、洗浄線日常清掃(通称「洗い場」)、構内日常清掃(同「日常」)で掃除した車両だ。
 幕張車両センターでは(特に午前中は)、次々と入区する車両を15分~20分間隔で仕上げ、トイレの汚水を抜き、外板を洗浄して、ただちに次の車両に移る。目が回るような忙しさで冬でも汗だくになる。酷暑の中でも、台風が来ても、みんなで作業ダイヤ通りに掃除をこなし電車を送り出してきた。
 「そもそも洗い場、日常を担当する人はいつもだいたい決まっているのに不公平だ」「もう洗い場や日常なんか入りたくない」。これがみんなの気持ちだ。

人を増やすしかない

 「『早くしろ』『キレイにしろ』と言われても無理。どっちかにしてくれ」「キレイにしたければもっと時間と人をかけるしかない」「誰かが意図的にサボっているように言われ、ボーナスカットで脅されるのは本当に腹が立つ」
 JR東日本は、発注単価をギリギリまで下げ、下請け会社の労働者に食べていけない低賃金を強制しておきながら、自分では掃除をしたこともないJRからの天下り管理者が作業者のあら探しばかりして、「本当に掃除したのか」「やり直せ」「さらに単価を切り下げるぞ」と脅す。本当に許せない。

JRは下請けいじめをやめろ!

 清掃のできばえを向上させたければ、十分な人と時間をかけるしかない。それに見あった発注単価に設定しなおすしかないのだ。それぐらい人手も時間もかかる仕事なのだ。
 JR東日本は下請けいじめをやめろ。笠原所長はボーナスカット発言を撤回し謝罪しろ!

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