2015年10月3日土曜日

外注化阻止ニュース 第225号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka225.pdf


動労水戸  出向延長を弾劾しスト
勝田車両 センター
脱線事故の原因は外注化だ!

強制出向3年延長に怒り

 動労水戸は9月28日、「出向延長発令弾劾、外注化絶対反対」を掲げてストライキを行いました。JR水戸鉄道サービス(MTS)に強制出向に出された組合員など、車両の検査修繕部門の組合員21人がストライキに入りました。
 水戸支社では、MTSへの出向者に出向期間を3年延長する発令を強行しました。これは事実上の転籍です。

「死亡事故が起きかねない」

 今年の2月には、勝田車両センター(茨城県ひたちなか市)で脱線事故が起きています。
 これは外注化が原因です。動労水戸は、「このまま外注化を続ければ死亡事故が起きかねない」と訴えています。
 外注先のMTSのプロパー(直雇い)社員は育成されておらず、業務を独立して行う状況にはありません。
 動労水戸の石井真一委員長は「外注化は全面破綻した。直ちにやめろ」と会社に突き付けました。強制出向された組合員が「定年まで出向させ続ける気か。このままあきらめると思うな」と怒りをたたきつけました。
 動労水戸はストライキを行う中で、検修・構内業務を担う仲間に向けて「皆さんの仕事は乗客の命を守り、快適な車両を提供する重要な仕事。しかしその皆さんにJRはどういう仕打ちをしているのか。管理者は自分の出世しか考えず、業務に何の責任も取らない。ともに闘い、外注化を粉砕しよう」と呼びかけています。

運転資格なしに構内運転

 MTS土浦事業所では7月31日、車両スタッフ(検修担当者)が構内入換運転を行うという事件が起きています。過去に運転経験があるとはいえ、運転資格のない人に構内運転をさせるなど、安全無視のきわみです。
 外注化されていなければ起こりえなかった事態です。
 MTS土浦事業所構内前では、MTSに強制出向となっている組合員が、大事故になりかねない事態が頻発していることをつぶさに暴き、怒りを突きつけました。

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