2019年12月29日日曜日

日刊動労千葉 第8727号

避難勧告の中で出勤・乗務・点検を強制するな!
所定までの時間を超勤で扱え!

〈台風19号勤務上の問題についてアンケート報告②〉
台風19号関係の問題点/退勤の実態調査

 報告②では退勤時の実態とアンケートであげられた台風19号時に関係する問題点を紹介します。退勤に関するアンケートからは、退勤時に帰宅する手段がなくなる中、①退勤方法の指示がない、②タクシー代等の退勤時の交通費がでない、③後泊せざるを得ない状況になったなどの問題点が明らかになりました。
アンケートより問題点①
交通費が出ない/帰宅の手段がない


◆計画運休でも帰宅できるようにしてほしい。
◆帰りの交通手段が所定ではない場合、交通費が出ないのはおかしい。
◆出勤時にタクシー等、交通手段を指示したのなら交通費を出すべき。
◆当日又は翌日の帰宅する交通手段がない場合、会社側で対応するべき。
◆遠い所から出勤させたなら、帰りの面倒も見るべき。
アンケートより問題点②
早く出勤したのに超勤にならない


◆指示で計画運休前に早めに出勤した。所定時間までの超勤扱いにならない。
◆早めに出勤した方が良いのなら、しっかり指示をして超勤対応して欲しい。
アンケートより問題点③
台風で危険なのに無理な出勤指示


◆計画運休なのに、ものすごい強風の中で出勤させられている人がいた。自宅待機にできなかったのか?
◆台風の影響で出勤が出来ない時に、最寄りの駅や施設まで行って待機というのは意味がないのではないか。
◆気象庁が「命を守る行動をしてください」といっていた。危険な中を無理やり出勤させている。
アンケートより問題点④
避難勧告が出ても乗務や点検を強制


◆利根川の氾濫危険で避難勧告が出ていた。乗務員は避難しなくていいのか?
◆利根川が警戒レベルを超え、周辺は避難勧告が出ていたのに成田線が上下1本ずつ走行していた。沿線自治体の情報を収集し、避難情報が出れば運転させるべきではない。
◆出区できない状況なのに収容線で出区点検を行い何時間も待機させられた。
◆ちゃんと社員の安全を考えて指示をして欲しい。
アンケートより問題点⑤
停電断水対策や非常食の充実が必要


◆駅や駅間に長時間停車していたなら飲食物を提供する体制が必要。どうだったのか?
◆停電、断水の対策、非常用電源や非常食をもっと充実すべき。



【台風19号の退勤実態調査より】
○帰りの手段がなかった。
○退勤の具体的な指示がなかった。
○退勤の指示はなかった。遠方からの出勤者には帰りも面倒を見るべき。
○12日の退勤後、後泊して朝から職場に出た。
○退勤時は車で帰った。
○帰りはタクシーでと指示された。
○勤務変更で所定より早く退勤した。
○列車が運行しているうちに早めに退勤するよう指示された。



多くのご協力ありがとうございます。団交で改善を要求していきます。

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2019年12月28日土曜日

日刊動労千葉 第8726号

JR千葉支社
20年3月ダイ改の労働条件を提案
総武緩行線、御茶ノ水折り返し中止に伴い、
中野・三鷹直通運転により乗務キロの増

12月25日、JR千葉支社は、来年3月ダイ改の労働条件について提案を行ってきた。提案の主な内容は左記のとおり。

ホームドア導入に伴い1分30秒増の表定時分見直し
◆総武緩行線
・早朝・深夜帯に行っている御茶ノ水での折り返し運転を中止し、千葉・津田沼~中野・三鷹間で終日直通運転を行う。
・これに伴い、326kmの乗務キロ増となる。
・総武緩行線へのホームドア導入に伴い表定時分(停車時分・運転時分)を変更する(千葉~御茶ノ水間でプラス1分30秒程度)。
・また、速度種別の適用区間・適用時間、運転本数を見直す。
*ホームドア設置予定駅
20年6月 信濃町、千駄ヶ谷
20年7月 代々木
20年度内 小岩、亀戸
◆京葉線・武蔵野線
・武蔵野線 朝5時台の南船橋行きを東京まで延長。これに伴い東京~西船橋間を1本増発。
・武蔵野線 21時台の東京~西船橋間を1往復増発。
・武蔵野線 17時台の南船橋折り返しを1本海浜幕張まで延長。
◆成田線
・22時台の千葉終着の総武快速1本を成田空港まで延長。
・10月27日から成田空港~千葉間で臨時で運転している列車を定期列車として運転。
・これに伴い、早朝の総武快速(津田沼~千葉間)を1本削減。
・成田線(成田~我孫子間)で常磐線への直通列車1本を増発。
◆特急関係
・成田エクスプレスの東京~成田空港間の全列車を12両編成で運転。
・千葉駅始発のあずさ3号(6両)に富士回遊(3両)を併結して運転。
・しおさい(東京~銚子間)の発車時刻の見直し。(下り・3号、7号。上り、8号10号、14号)。
◆車両関係
・京葉車両センター
205系21編成(168両)の海外譲渡に伴い、209系3編成(24)、231系19編成(152両)を配置。計1編成(8両)の増。
◆その他
・鹿島線にスイカを導入。
・総武快速線に、2020年度からE253系を順次投入予定。
◆要員関係
◎習志野運輸区
深夜・早朝の御茶ノ水折り返し運転中止に伴う中野・三鷹への直通運転による乗務キロ増により、運転士3名、車掌3名、計6名の増としている。
◎千葉運輸区、蘇我運輸区
千葉駅改良工事の終了に伴い、幕張車両センターへの回送を中止することから、両区とも臨時要員1名、計2名の減としている。
◆ダイ改実施期日
・3月14日(土)の予定。
https://doro-chiba.org/nikkan/jr%e5%8d%83%e8%91%89%e6%94%af%e7%a4%be%e3%83%bc20%e5%b9%b4%ef%bc%93%e6%9c%88%e3%83%80%e3%82%a4%e6%94%b9%e3%81%ae%e5%8a%b4%e5%83%8d%e6%9d%a1%e4%bb%b6%e3%82%92%e6%8f%90%e6%a1%88-%e7%b7%8f%e6%ad%a6/

https://doro-chiba.org/nikkan/jr%e5%8d%83%e8%91%89%e6%94%af%e7%a4%be%e3%83%bc20%e5%b9%b4%ef%bc%93%e6%9c%88%e3%83%80%e3%82%a4%e6%94%b9%e3%81%ae%e5%8a%b4%e5%83%8d%e6%9d%a1%e4%bb%b6%e3%82%92%e6%8f%90%e6%a1%88-%e7%b7%8f%e6%ad%a6/


2019年12月27日金曜日

日刊動労千葉 第8725号

動労総連合第34回定期大会
団結うち固め2020年の闘いへ!

国鉄1047名解雇撤回!「ジョブローテーション」粉砕!3月ダイ改合理化阻止!
常磐線全線開通反対!20春闘勝利!改憲戦争阻止!非正規職撤廃!

https://doro-chiba.org/nikkan/%e5%8b%95%e5%8a%b4%e7%b7%8f%e9%80%a3%e5%90%88%e7%ac%ac%ef%bc%93%ef%bc%94%e5%9b%9e%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%a4%a7%e4%bc%9a-%e5%9b%a3%e7%b5%90%e3%81%86%e3%81%a1%e5%9b%ba%e3%82%81%ef%bc%92%ef%bc%90/
 
動労総連合は12月8日、千葉市・DC会館において第34回定期全国大会を開催し、ジョブローテーションや鉄道業務の全面的な外注化、「労組なき社会」攻撃など職場における激しい攻撃と徹底的に対決し、安倍政権の改憲・戦争攻撃を許さず、動労総連合の組織拡大で反撃する闘いの方針を決定した。
大会議事は、荒井代議員(千葉)を議長に選出して進められた。

職場全体を獲得する闘いを

冒頭、あいさつに立った田中委員長は、動労総連合が労働者の権利と未来を代表して闘いぬいていることが全体を獲得する力を持つと提起した。
また、CTS幕張事業所での職場代表選の勝利について、「8割が非正規の職場でJRの正規職である関委員長が支持された。外注化阻止闘争の生み出した地平だ」と語り、外注化粉砕闘争の新たな展望を掴んだとアピールした。
また、関西生コン支部の仲間にかけられている歴史的な大弾圧とともに闘い、国鉄1047名解雇撤回闘争をあらためて全社会に広げること、改憲阻止大行進運動の先頭に立って闘うことを訴えた。
その後、来賓あいさつ、方針提起、質疑応答を行った。質疑応答では、各単組から職場での闘争の現状や今後の闘いなどが報告された。

各地から次々に闘いの報告

千葉の代議員からは、9、10月の台風災害時に職場で出退勤の指示などに問題があったことから職場でのアンケートを実施したことなどが報告された。その中で、会社の対応力が崩壊していることが改めて鮮明になり、団体交渉で追及して組織拡大に向けて闘う決意が語られた。
水戸の代議員からは、3月に常磐線全線開通が狙われる中での闘いについて提起された。東労組の青年たちに不当配転が行われ内部被曝の問題がないがしろにされている。安全崩壊を許さず現場にこだわって闘うことが報告された。また、清掃職場で現場の知らないところで職場代表が決まっている事に対し、選挙に立候補して闘うと発言された。
高崎の代議員からは、子会社での雇い止めを阻止して無期転換をかちとり職場で闘いを進めていることが報告された。
福島の代議員からは、この間の激しい郡山工場の外注化攻撃に対し、組合を超えて職場の声を集め、機関紙を発行するなどの努力が続けられていることが報告された。
北海道の代議員からは、日高線廃線など分割・民営化で地域の鉄道が破壊されている現状を許さず、1047名解雇撤回へ闘う決意が語られた。九州の代議員からは、「ホームドアなし、踏切あり」でドライバレス運転が打ち出されている事に対し、労働者の命の問題を訴えて闘い、組織拡大をかちとる決意が語られた。
西日本の代議員からは、組合でビラまきを行ったことを理由に行われた解雇問題で、広島県労委で「不当労働行為」と明確に認定させた勝利をかちとり、現在中労委で勝利に向けて闘いを進めていることが報告された。また、神奈川、新潟からの代議員から、グループ会社における解雇撤回闘争の報告が行われた。

国鉄・関生決戦を闘いぬこう

討議の後、総括答弁に立った田中委員長はこの間の職場代表選をめぐる闘いにふれ、敵の攻撃が必ず矛盾を生むこと、それを突いて労働組合の力を示すことに総連合の任務があると提起した。そして、動労千葉が外注化に徹底して抵抗しこの20年にわたって転籍を行わせなかった闘いの教訓として、「ジョブローテーションに対しても徹底抗戦で闘う。それが乗務員とJRの全労働者の権利を守る最も現実的な道だ」と訴えた。関生弾圧との闘いとJRでの攻防に全労働者の命運がかかっていることを明らかにし「2・16集会を『関生・国鉄集会』として全力で成功させよう」とアピールした。
全員の拍手で方針案、大会宣言が採択された。最後に、大江執行委員が閉会あいさつ、田中委員長が団結ガンバロー三唱を行い、大会は成功裡に締めくくられた。

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2019年12月26日木曜日

日刊動労千葉 第8724号

本人希望に基づく就労条件を早急に提示しろ!
20年度エルダーに関して千葉支社と団交(申10号)

館山の就労場所確保に最大限努力することを確認

動労千葉は、12月20日、来年度のエルダー再雇用をめぐり、動労千葉申10号に基づきJR千葉支社との間で団体交渉を行い、本人希望に基づく就労先提示を行うことなどについて千葉支社と集中的な議論を行った。この中では、とくに外周地域での就労先確保に全力をあげることなどについて、千葉支社の対応を追及した。
団交には、支部代表や来年度エルダーを希望する組合員も参加する中で行われた。

20年度は170名が退職し、160名がエルダーを希望

組合 現在の千葉支社の社員数及び来年度の退職状況はどうなっているのか。
会社 支社全体は4300名(出向者300名)。エルダーは、全体で500名(本体100名、出向400名)となっている。来年度の退職者は総計170人で、その内9割、約160名がエルダーを希望している。系統別には次のとおりだ。
営業40人、運転60人(運転士25、車掌25、車両10)、電力10人、保線15人、出向者・非現業45人。
組合 エルダー制度の当初予定では、就労先提示は年内となっている。すでに12月も下旬に入り、選定も進められていると考えるが、現在の状況及び今後の提示に向けた考え方を明らかにすること。
会社 現在、グループ会社との間で就労先の選定に向けて調整を行っている最中である。就労先については、会社毎に集約しているが、まだ決まっていないところもあり、概ね全体の50%程度といったところだ。いずれにしても1月になってからの提示になると考えている。
組合 退職手続きの関係もあり、できるだけ早く提示してもらいたい。
会社 それは承知している。しかし、まだ調整の途中であり、全体が決まらないと提示できない。
組合 この間の団交の確認では、本人希望と合わない場合は、年内に再面談を行うことになっているが、再面談の話がない場合は、希望通りの就労先と考えていいのか。
会社 本人の希望をあらためて確認する意味も含めて再面談を行い、色々と話を聞かせてもらっている。 また、再面談がないからといって、必ずしも希望通りになるとは限らない。

外周地域に就労場所を確保することは、最大の課題だ!

組合 この間、外周地域での就労場所確保について要求してきた。昨年は木更津にエルダーを配置することができたが、今回は、館山での就労を希望する者がいる。親の介護を抱える中で、地元での就労しかない状況だ。会社は、面談で本人の身体や家族状況等を把握し、本人の希望を尊重しながらグループ会社との調整を行っているはずだ。
会社 館山を希望している人がいることは承知している。グループ会社とも色々話し合っているが、業務量の関係で厳しいと聞いている。
組合 エルダー制度が始まった当初から外周地域での就労場所確保の問題は指摘してきた。CTSでいえば、要員数が足りず一年を通じて求人募集を行っている状況だ。その点、エルダーを再雇用すれば5年間は働くことになる。外周地域にエルダーの就労場所を確保することは、JR、CTS双方にとってメリットになるはずだ。
会社 エルダーの場合は、フルタイムでの勤務になる。館山の場合は、列車本数を含めて業務量が少なく、働いている人もパート勤務が主体で・・・。
組合 国鉄、JRと40年間ハンドルを握り、鉄道輸送を一生懸命やってきた。60歳を迎えると介護や身体のこともあり相当厳しい状況になる。だからこそ地元での就労が一番になる。会社としてもそこを真剣に考えて、努力してもらいたい。
会社 組合側の要求、主張は理解した。会社としても努力していないわけではない。しかし、希望に添えない場合もある。
組合 木更津の場合も厳しいと言いながら就労場所を確保してきた。会社が知恵を絞ればできるはずだ。
会社 努力することは約束する。

全ての組合員の就労場所確保と外周地域への働く場の確保に向けて全力で闘いぬこう!

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外注化阻止ニュース 第459号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka459.pdf


ワンマン運転反対・災害対策を
内房・外房線 守る会が国交省に申入れ

東北本線で5両ワンマン運転

 JR東日本は来年3月14日のダイ改で東北本線黒磯―新白河間の運行列車をE531系5両編成に統一し、全列車でワンマン運転を実施すると発表しました。ワンマン運転の全面的な拡大―車掌削減です。
 千葉でもワンマン拡大が狙われています。地域と安全を犠牲にするワンマン運転に、地元からも怒りの声があがっています。

〝安全対策置き去りで合理化〟

 「内房線と地域を守る会」「外房線と地域を守る会」の2団体は11月28日、国土交通省へ要望行動を行い、 ▼ワンマン運転拡大の撤回 ▼館山直通の快速や館山発着の特急の復活▼台風・豪雨災害などの災害発生時の復旧対策や代替輸送の改善――などを求めました(写真)。
 ワンマン運転に関しては「利便性を損ない、地域の過疎化に拍車をかける」「安全対策が置き去り」「合理化(車掌削減)のため」と指摘し、JRに公共交通機関の使命を果たすよう指導を求める要望書が提出されました。
 また、ダイ改前にJRから地元住民に事前に説明し、理解を得ることを指導するよう要請しました。
 国交省の担当者からは、「地元とのコミュニケーションは必要」「JRは地元の意見を尊重する必要がある」との考え方が示されました。
 ワンマン運転拡大については「JRからの説明は受けていない」と回答しました。
 内房線・外房線と地域を守る会から、今後も地域の活性化と内房・外房線を守るために何度でも訪れる決意が告げられました。両会はJRへの申し入れも行っています。

地域の怒りとともに反対の声を

 JR東日本はワンマン運転の拡大を一方的に進めようとしています。地元の声や生活も鉄道の安全も無視しています。その目的は〝人を減らすこと〟以外にありません。
 JRのローカル線―地域切り捨てに対する地域の怒りは大きくなっています。地域の怒りと一体となってワンマン運転拡大反対、削減された列車復活の声をあげよう。

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2019年12月25日水曜日

日刊動労千葉 第8723号

木更津支部、津田沼支部が支部大会を開催
 
第43回木更津支部定期大会開催(12/2)

https://doro-chiba.org/nikkan/%e6%9c%a8%e6%9b%b4%e6%b4%a5%e6%94%af%e9%83%a8%e3%80%81%e6%b4%a5%e7%94%b0%e6%b2%bc%e6%94%af%e9%83%a8%e3%81%8c%e6%94%af%e9%83%a8%e5%a4%a7%e4%bc%9a%e3%82%92%e9%96%8b%e5%82%ac/

ジョブ粉砕!労組なき社会にさせない

12月12日、木更津支部は、木更津市内において、第43回支部定期大会及び、第42回支部乗務員分科定期総会を開催し、ワンマン運転拡大阻止、ジョブローテション粉砕、組織拡大に向けた闘いの方針を決定した。
支部大会は、小柴君を議長に選出して議事が進められ、最初に、花崎支部長は、「ジョブローテションの4月実施や監視カメラの設置、ワンマン拡大が行われようとしている。粉砕に向けて闘いぬこう。労組なき社会にさせないために、労働組合の必要性を訴えよう。動労千葉も関委員長体制になった。次世代に引き継ぐために団結して闘おう」と訴えた。
来賓あいさつでは、本部から関委員長があいさつを行い、「9月の大会では支部から執行委員を出していただき、体制を強化した。ジョブローテーションや未来の車両、ワンマン運転拡大など相次いで攻撃がきているが、本部ー支部が一丸となって闘おう」と訴えた。続いて田中顧問が退任のあいさつを行った。
執行部から、経過報告、会計報告、会計監査報告、18年度運動方針案、18年度予算案が提起された。
続いて、支部乗務員分科会から、経過及び方針案等が提起された後、一括して質疑討論が行われた。
■質疑で出された主な意見
*ワンマン運転拡大の動きについて状況はどうなっているのか。
*ワンマンで新車を作る場合、トイレや仕業検査の問題がでくるがどうか。
*来年度のエルダー再雇用の動きについて、状況を教えてもらいたい。
経過報告及び方針案等を一括で採択した。そして役員体制では、花崎支部長を再任し、最後に、花崎支部長の団結ガンバロー三唱で木更津支部定期大会、支部乗務員分科会総会は成功裡に終了した。



津田沼支部第44回定期大会開催(12/13)

https://doro-chiba.org/nikkan/%e6%9c%a8%e6%9b%b4%e6%b4%a5%e6%94%af%e9%83%a8%e3%80%81%e6%b4%a5%e7%94%b0%e6%b2%bc%e6%94%af%e9%83%a8%e3%81%8c%e6%94%af%e9%83%a8%e5%a4%a7%e4%bc%9a%e3%82%92%e9%96%8b%e5%82%ac/

JRーCTS一体となって組織拡大を!

 JRーCTS一体となって組織拡大実現を!  第44回津田沼支部定期大会津田沼支部は12月13日、DC会館において第44回支部大会を開催しました。議長に渡辺君を選出し議事が進行しました。
あいさつに立った相馬支部長は「この一年間、勤務制度改悪やジョブローテーションをはじめとした、第三の分割・民営化、外注化粉砕にむけて闘い抜いてきた。19春闘では泊りで津田沼―中野間を4往復させる行路に対して本線運転士のストライキで平成採の運転士にメッセージをだした。今後も引き続き、反合・運転保安闘争の復権に向けた闘いを全力で強化しよう」と訴えました。本部から、関新委員長のあいさつ、田中前委員長(顧問)から退任のあいさつが行われた。続いて、執行部から経過報告、19年度方針案、決算・予算案の提案、質疑応答が行われました。

■質疑で出された主な意見
●旧津田沼車掌区の跡地に習志野運輸区が出来ると言うが新築か改築か、またアスベスト除去作業はどうなるのか。
●来年3月のダイヤ改正の行路が12月25日頃に提案があるが本部にて一緒に検討をして貰いたい。またアンケートも実施して貰いたい。
●ホームドアを総武緩行線にも逐次付けるようだがワンマン化にならないか
●車両清掃中、習志野運輸区構内の作業通路が暗くて狭い通路が多くて危険だから改善してほしい。夜間作業では列車の遅れが分からないのでタブレットを詰所に設置して欲しい。寒い時期や降雨時での外で待機していると体調不良になる。
討議の後、運動方針案、予算案などが満場一致を採択され、19年度役員を選出し、最後に、相馬支部長の団結ガンバロー三唱で津田沼支部定期大会は成功裡に終了した。大会後は、場所を移して忘年会が開催された。

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闘いなくして安全なし No.241

https://www.doro-chiba.org/ga/tn241.pdf


3月ダイ改
東北本線黒磯-新白河 5両ワンマン
内房・外房線を守る会がワンマン運転
反対や災害対策等を国交省に申入れ

 JR東日本は来年3月14日のダイ改で東北本線黒磯―新白河間の運行列車をE531系5両編成に統一し、全列車でワンマン運転を実施すると発表しました。ワンマン運転の全面的な拡大―車掌削減に向けた攻撃を許すことはできません。
 千葉でもワンマン拡大が狙われています。地域を切り捨て安全を犠牲にするワンマン運転に、地元からも怒りの声があがっています。

ワンマン運転拡大 「安全対策置き去りで合理化」

 11月28日、内房線と地域を守る会と外房線と地域を守る会は国土交通省への要望行動を行い、ワンマン運転拡大の撤回、館山直通の快速や館山発着の特急列車の復活、台風・豪雨災害などの災害発生時の復旧対策や代替輸送の改善等を求めました。
 ワンマン運転に関しては、「利便性を損ない、地域の過疎化に拍車をかける」「安全対策が置き去り」「合理化(車掌削減)のため」と指摘し、JRにワンマン運転の問題と公共交通機関の使命を果たすよう指導を求める要望書が提出されました。また、ダイ改前にJRから地元住民に事前に説明し、理解を得ることを指導するよう要請されました。
 国交省の担当者からは、「地元とのコミュニケーションは必要」「JRは地元の意見を尊重する必要がある」との考え方が示されました。またワンマン運転拡大については「JRからの説明は受けていない」と回答されています。内房線、外房線と地域を守る会から今後も地域の活性化と内房・外房線を守るために何度でも訪れる決意が告げられました。両会はJRへの申し入れも行っています。

地域の怒りとともに反対の声を

 しかし、JRはワンマン運転拡大を一方的に進めようとしています。地元地域の声や生活も鉄道の安全も無視しています。その目的は〝人を減らすこと〟以外にありません。コスト削減と現場労働者の団結破壊のためだけの施策です。本当に許せません。
 JRのローカル線―地域切り捨てに対する地域の怒りは大きくなっています。地域の怒りと一体となってワンマン運転拡大反対、削減された列車復活の声をあげよう。

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2019年12月24日火曜日

日刊動労千葉 第8722号

2020年闘い始め
1・11団結旗開きに集まろう!

2020年1月11日(土)13時から DC会館

 「労働組合は賃金や労働条件を引き上げるのがしごとだ。でも、それだけじゃない。労働者が人間らしく生きられる世の中を子どもたちに残したい。 だとすれば、貧困や格差といった社会のゆがみを正し、権力者の不正や腐敗を糾す。そして戦争は絶対にさせない。それは全世界共通のれっきとした労働組合の使命だ」。

(*)連帯ユニオン編・「ストライキしたら逮捕されまくったけど、それってどうなの?(労働組合なのに)」から。

闘いの原点から

子どもたちに非正規職だけの社会を残してはいけない。資本家のための戦争(戦場)に、子どもたちを送ってはいけない。「外注化阻止闘争は崇高な闘い」=国鉄分割・民営化阻止闘争を闘い抜く中でつかんだこの原点から2020年、新たな闘いを開始しよう。
ジョブローテーション、ワンマン運転の拡大を許すな。3月ダイ改闘争は重大な決戦だ。貨物・CTSを中心とした大幅賃上げ獲得、定年延長の実現と65歳まで働き続けることができる労働条件確立に向け、ストライキを掲げて20春闘を闘おう。1047名解雇撤回を貫こう。

春にむかって進撃を!

関西生コン支部に対して、労働運動への歴史的な大弾圧がかけられている。これはJRにおける「労組なき社会」攻撃と一体の攻撃だ。労働者の未来をかけ、労組破壊―現代の産業報国会化攻撃を粉砕しよう。
改憲に向け突進するデタラメ安倍政権をぶっ飛ばそう。改憲・戦争阻止!大行進運動の先頭に立とう。三里塚、福島、沖縄、星野再審、全国の闘う仲間と連帯して闘おう。韓国民主労総を先頭とする新自由主義と闘う全世界の労働者と連帯して闘おう。
職場闘争なくして組織拡大なし。反合・運転保安闘争なくして組織拡大なし。外注化―転籍攻撃を阻止する最大の力は組織拡大だ。
2020年新年団結旗開きに、組合員・OB・家族会の総結集で、第3の国鉄分割・民営化攻撃粉砕!春の闘いへ進撃を開始しよう!



12・14三里塚現地デモと団結いも煮会
「誇りも高き農地死守」

https://doro-chiba.org/nikkan/1%ef%bd%a511%e5%9b%a3%e7%b5%90%e6%97%97%e9%96%8b%e3%81%8d%e3%81%ab%e9%9b%86%e3%81%be%e3%82%8d%e3%81%86%ef%bc%81-12%e3%83%bb14%e4%b8%89%e9%87%8c%e5%a1%9a%e7%8f%be%e5%9c%b0%e3%83%87%e3%83%a2%e3%81%a8/

https://doro-chiba.org/nikkan/1%ef%bd%a511%e5%9b%a3%e7%b5%90%e6%97%97%e9%96%8b%e3%81%8d%e3%81%ab%e9%9b%86%e3%81%be%e3%82%8d%e3%81%86%ef%bc%81-12%e3%83%bb14%e4%b8%89%e9%87%8c%e5%a1%9a%e7%8f%be%e5%9c%b0%e3%83%87%e3%83%a2%e3%81%a8/

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12月14日、三里塚芝山連合空港反対同盟の主催する現地闘争&団結いも煮会が行われた。
空港周辺の地元住民をはじめ180人が参加し、天神峰・市東さんの農地を守り、空港機能強化=第3滑走路建設を阻止する誓いを交わした。
成田空港会社(NAA)は11月7日、B滑走路の1千㍍延伸、C(第3)滑走路の増設等の整備について施設の変更許可申請を行った。この許可にあたり、国交省は12月24日、芝山文化センターで公聴会を開催する。反対同盟は弾劾闘争を呼びかけた。
今回の空港拡張案は、千数百軒の住民を住み慣れた土地から追い出し、南北12㎞にも及ぶ広大な大地をコンクリートで覆って大地をずたずたに破壊するものだ。さらに、飛行経路下、谷間地域に住む人々に対しては、航空機騒音を朝5時~夜中の0時半まで浴びせ続け、静穏時間はわずか4時間半となる。何が「空港との共存・共栄」だ。住民の生活と未来を奪う機能強化は白紙撤回以外ない。

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「社友会」に反対します! 2019年12月23日

http://dourousien28.kane-tsugu.com/renrakuban/syayukaidame5.pdf


マリフェス準備より 職場環境の改善を
乗客の命を守っているのは現場労働者

 幕張車両センターでは11月23日にマリフェスが開催されました。一方、現場では日常的に仕 事で必要なものがまともに整備されない状況が続いています。何年も前から安全衛生委員会で要求しても、全く改善しようとしません。

何年も改善されない職場環境

 例えば、交検線のピットにはヒビが入っていますが、少しずつしか直しません。洗浄線の屋根上点検用の通路はコンクリートですが、ボルトが外れ、ほとんどの部分が手で持って動かせる状態です。何年も前から危ないと指摘しても、一部分しか直していません。
 ここ数年多い車両のスカート修繕用の現在の機材は、強度の関係で一度に修繕できる範囲が狭いものです。
 その上、重くて作業性が悪いのです。小型のものの購入を何年も前から要求しても、動きがありません。
 会社は乗客の命に関わる検修業務を何と思っているのでしょうか?
 鉄道の安全と乗客の命を守っているのは現場労働者です。職場環境が改善されないために怪我をしたらどうするのか? 現場労働者をないがしろにして何が「お客様第一」なのか。

予算も人も「マリフェス優先」

 そんな中、マリフェスには人も時間も大量に使われました。物品関係だけで数百万円、人件費まで含めれば1千万円単位の費用がかかっていておかしくありません。
 予算だけではありません。職場は人が足らずに仕事を先送りせざるを得ないことまで起こる状態です。その中でマリフェスの準備に優先的に人が配置されたのです。

本来業務をおろそかにするな!

 車両センターの本来業務はどちらなのか? 管理者のポイント稼ぎのために検査修繕がおろそかにされています。
 会社は鉄道業務の全面外注化―分社化を狙っています。それが検修業務をここまで軽視する状況をうみだしました。こんなことを続ければ、必ず大事故につながります。会社はただちに職場環境を改善し、業務外注化を撤回すべきです。

※職場での問題やご意見等あれば是非お寄せください。

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2019年12月21日土曜日

日刊動労千葉 第8721号

外注化粉砕・強制出向無効裁判
最高裁決定 上告棄却の反動判決弾劾!

「ミライの車両サービス&エンジニアリング構創 」
=全鉄道業務の分社化・転籍強制粉砕!
外注化粉砕の新たな闘いへ!
業務と仲間を取り戻すまで全力で闘おう!

https://doro-chiba.org/nikkan/%e5%a4%96%e6%b3%a8%e5%8c%96%e7%b2%89%e7%a0%95%e3%83%bb%e5%bc%b7%e5%88%b6%e5%87%ba%e5%90%91%e7%84%a1%e5%8a%b9%e8%a3%81%e5%88%a4%e3%80%80%e6%9c%80%e9%ab%98%e8%a3%81%e6%b1%ba%e5%ae%9a-%e4%b8%8a%e5%91%8a

12月17日、外注化粉砕・強制出向無効裁判において、最高裁は上告棄却の決定を行った。不当な外注化と強制出向を容認する反動判決を徹底的に弾劾する!

結論ありきの「判決ならざる判決
そもそも高裁判決は、職場の実態を完全に無視し、「外注化容認」「出向有効」を前提にした結論ありきのものだ。
「出向は原則3年」と言いながら、大部分の現場労働者は無制限に出向を延長されている。検査派出にはいまだにCTSプロパー社員が配置されておらず、出向の目的であるはずの「教育」「技術継承」の相手さえいない。出向させるまともな理由もないのだ。
また、「高齢者の雇用の場の確保」が外注化の目的であったはずだが、エルダー社員のJR本体配置でその建前さえ崩れている。しかも、この施策が提案・実施されたのは地裁の審理が結審した後だった。それにも関わらず、東京高裁は会社主張の根本を覆す重大な事実について、事実調べさえ行わずに結審したのだ。
そして、理由もなく「出向命令の必要性は認められる」「エルダー本体雇用は例外的」「出向命令の目的、必要性は失われない」と外注化を容認した。ただ会社主張を書き写しただけの判決ならざる判決だ。それを最高裁は「容認する」というのだ。断じて許されない!

鉄道業務すべてを外注化する攻撃
外注化攻撃との闘いは再び決戦を迎えようとしている。「ミライの車両サービス&メンテナンス構創」では、「現場に直結した業務」はグループ会社へと「水平分業」すると打ち出されている。「鉄道業務はJR本体に一切残さず、労働者ごと子会社に突き落とす」「社員養成、技術の継承も丸投げ」ということだ。
また、検修部門についてはJR東日本テクノロジー(JRTM)が「戦略企業」と位置づけられている。CTSをはじめとしたグループ会社の労働者にも、転籍や「孫請化」など〝下へ下へ〟突き落とす攻撃を準備しているのだ。

外注化粉砕へ徹底して闘いぬこう
外注化との闘いはこれからが本番だ。そして、闘いの展望は19年におよぶわれわれの外注化阻止闘争の地平の中にある。
われわれは外注化強行後も徹底的に抵抗し、「強制出向」をめぐる争いに持ち込んだ。その結果、会社は「転籍」という言葉を出すこともできなくなった。01年時点で「7~8年で最終段階」といっていた外注化攻撃は、いまだにその入口でストップせざるを得なくなっている。 エルダー本体雇用は、東京地裁で結審になった直後に提案された。「雇用の場の確保のための外注化」というペテンが暴かれるのを恐れていたのだ。 「ミライの車両サービス&メンテナンス構創」は高裁判決を待ってようやく出され、他職種から大きく遅れることになった。
CTS幕張事業所では2年連続で職場代表をかちとり、新たな闘いの展望を開いている。
会社の攻撃に対して断固として反対し、徹底して抵抗して闘い抜くこと。それが敵の攻撃の矛盾を暴き、新たな展望を切り開く道だ。
われわれはこの不当判決を絶対に許さない。外注化粉砕まで断固として闘い抜く。決意も新たに闘いにたちあがろう!

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会報・国鉄闘争全国運動 第115号

https://www.doro-chiba.org/z-undou/pdf/news_115.pdf


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2019年12月20日金曜日

日刊動労千葉 第8720号

12.2佐倉支部、
12.9銚子支部大会開催

佐倉支部第9回定期大会開催(12/2)
力根新支部長体制を確立!

https://doro-chiba.org/nikkan/12-2%e4%bd%90%e5%80%89%e6%94%af%e9%83%a8%e3%80%8112%e3%83%bb9%e9%8a%9a%e5%ad%90%e6%94%af%e9%83%a8%e5%a4%a7%e4%bc%9a%e9%96%8b%e5%82%ac/

 12月2日、佐倉支部は、佐倉運輸区会議室において、第9回定期大会を開催し、ジョブローテション粉砕、65歳まで働ける労働条件確立、ワンマン運転拡大に反対する闘いの方針を決定するとともに、新たな役員体制を確立した。

ジョブローテション粉砕
エルダーでも頑張ろう!


支部大会は、議長に力根君を選出して議事が進められ、最初に、椎名支部長は、「佐倉支部も9回目の大会を迎えた。エルダーで働く組合員も増えてきた。私も来年エルダーになる。これからも頑張ろう」と力強くあいさつを行った。
来賓あいさつでは、本部から関委員長が「佐倉は台風の停電や浸水等で大変だった。災害からの復旧や勤務関係について追及していきたい。ジョブローテションが来年4月から始まろうとしている。10年で管理者になれなければ駅等へ異動させるなど結局使い捨ての攻撃だ。エルダーになっても動労千葉としてともに闘いぬいてもらいたい」とのあいさつを行った。続いて田中顧問が退任のあいさつを行った。
つぎに、執行部から、経過報告、会計報告、会計監査報告、18年度運動方針案、18年度予算案が提起され、質疑応答が行われた。
◎質疑で出された主な意見
*20年度のエルダーの扱いはどうか。
*台風で外周に残された乗務員への食事手配が必要だ。
*災害時出退勤のタクシー使用を希望したら金がないと言われた。
*ライフサイクルで戻った者が2~3年で異動になるが、問題ではないか。
*運転台にカメラが付いたが、乗務員を監視しているとの意見が多く出ている。
*当務主務が当直補助をやり、交番作成し、乗務を行っている。倒れてしまう。
最後に、経過報告及び方針案を一括で採択した。そして新たに、力根政和新支部長を選出し、佐倉支部定期大会は成功裡に終了した。



銚子支部第41回定期大会開催(12/9)
伊藤支部長ー65歳まで支部長宣言!


https://doro-chiba.org/nikkan/12-2%e4%bd%90%e5%80%89%e6%94%af%e9%83%a8%e3%80%8112%e3%83%bb9%e9%8a%9a%e5%ad%90%e6%94%af%e9%83%a8%e5%a4%a7%e4%bc%9a%e9%96%8b%e5%82%ac/

第41回銚子支部定期大会が、12月9日、銚子運輸区の講習室で開催され、乗務員を使い捨てにするジョブローテションを許さず、検修業務外注化阻止、エルダーが働ける労働条件確立に向けて闘う方針を確立した。

エルダーが動労千葉の先頭で闘おうー伊藤支部長

支部大会は、鈴木君を議長に選出して進められ、冒頭、伊藤支部長から、「支部長になって2年目を迎えた。支部組合員の協力に感謝する。来年には全員がエルダーになるが、エルダーが動労千葉の先頭で闘おう。私の決意として、エルダー退職まで支部長を務める決意だ」との固い決意が語られた。
来賓あいさつでは、関委員長が「ジョブローテションでの配転・使い捨てを許さず闘おう。これからエルダーが動労千葉の闘いの主体になるので、ともに闘おう」と訴えた。さらに、田中顧問が退任のあいさつを行った。
執行部から、一般経過、会計報告、会計監査報告、18年度運動方針案、予算案が提案され質疑に移った。
■質疑で出された意見
◎短日数勤務は4日が基本だが、2日の取り扱いはできないのか。
◎エルダーで駅を希望した場合、標準数の取り扱いはどうなるのか。
◎エルダーの場合、転勤希望を出すことはできるのか。
◎来年1月からアルコール検査の取り扱いが変更になるが、どうなるのか。
支部、本部からの答弁の後、経過及び方針案を一括して採択した。
支部役員の選出では、伊藤支部長がエルダー退職まで支部長を務めることを改めて確認し、強固な役員体制を確立した。
最後に、伊藤支部長の団結ガンバロー三唱で銚子支部定期大会は成功裡に終了した。

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動労千葉を支援する会ニュース 340号

https://drive.google.com/file/d/1qFUxCXJXcJD3jXh1Lj8in5-cN3Jb9rQJ/view?usp=sharing

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2019年12月19日木曜日

外注化阻止ニュース 第458号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka458.pdf


マリフェスに金と人を使う前に
職場環境の改善を
乗客の命を守る現場労働者を大事に

 幕張車両センターでは日常的に仕事で必要なものがまともに整備されていません。ピットのひび割れ、スカート修繕用の機材、屋根上点検用の通路補修、クーラー、洗濯機…。何年も前から安全衛生委員会で要求しても、まったく改善しようとしません。
 交検線のピットにヒビが入っているが少しずつしか直さない。洗浄線の屋根上点検用の通路はコンクリートだがボルトが外れてグラグラ。何年も前から危ないと言っても一部しか直していない。洗濯機や乾燥機、クーラーが壊れてもなかなか買わない。
 ここ数年、車両のスカート修繕が多くなっています。しかし現在の機材は強度の関係で一度に修繕できる範囲が狭く、その上に重く作業性が悪い。工場で使っている小型のものの購入を何年も前から要求しても、まるで動こうとしません。
 会社は乗客の命に関わる検修業務をなんと思っているのでしょうか。鉄道の安全と乗客の命を守っているのは現場労働者です。職場環境が改善されないために怪我をしたらどうするのか。現場労働者をないがしろにして何が「お客様第一」なのか。

予算も人も「マリフェス優先」

 そんな中、11月23日に幕張車両センターフェスティバル2019(マリフェス)が開催されました。会社は莫大な費用を出しています。残業までして準備に人がさかれ、予算交渉も精力的に行われました。
 ところが現場の備品購入や設備の整備は何年かかっても進まない。まともに予算をつけようともしない。本当にふざけています。
 いま職場では、相次ぐ退職に要員補充がまったく間に合っていません。人が足らなくて仕事を先送りせざるを得ない状況です。
 職場環境の整備もマリフェスの予算と時間があれば十分に行えたはずです。車両センターの本来の業務はどっちなのか。管理者の得点稼ぎのために本来業務である検査修繕がおろそかにされているのです。

本来業務をおろそかにするな

 会社は鉄道業務の全面外注化と分社化を狙い、それが検修業務を軽視する状況を生んでいます。こんなことが続けば大事故につながります。会社はただちに職場環境の改善を!

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2019年12月18日水曜日

日刊動労千葉 第8719号

千葉運転区支部第44回定期大会
葛飾で関生支援集会
幕張武器見本市弾劾行動

横暴なやり方に職場から声を上げ闘おう

千葉運転区支部第44定期大会
乗務員分科会第43回定期総会

https://doro-chiba.org/nikkan/%e5%8d%83%e8%91%89%e9%81%8b%e8%bb%a2%e5%8c%ba%e6%94%af%e9%83%a8%e7%ac%ac44%e5%9b%9e%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%a4%a7%e4%bc%9a-%e8%91%9b%e9%a3%be%e3%81%a7%e9%96%a2%e7%94%9f%e6%94%af%e6%8f%b4%e9%9b%86/

  12月3日、第44回千葉運転区支部定期大会と第43回乗務員分科会定期総会がDC会館において開催された。議長には近藤君を選出し、議事が進行された。
高澤支部長はあいさつで支部の1年間の闘いを振り返り提起を行った。まずエルダー本線運転士への「見極め」強制を打ち破った闘いを報告。「横暴なやり方に声を上げることが必要だ」と提起した。
また、今年から安全衛生委員となり、台風時の勤務体制や安全対策について追及してきたことを報告した。運転台へのカメラ設置については、「運転士の責任にして処分するためのものだ。声を上げて待遇改善、65歳まで働き続けられる労働条件確立へ行動しよう」と訴えた。
来賓挨拶にたった関委員長は、11月集会をはじめとした闘いへの奮闘への感謝とともに、ジョブローテーション攻撃やワンマン運転拡大など動き出した攻撃について、「徹底して闘い、反合理化・運転保安確立へ全力で闘おう」と挨拶した。その後、田中顧問が委員長退任の挨拶を行った。
討論を経て方針案・予算案採択、新役員選出が行われた。新たな闘う体制を確立し、団結ガンバローで大会は締めくくられた。
【質疑応答での主な意見】
◆カメラのデータ保存期間や映像解析の仕方などどうなっているのか。
◆短日エルダーが増えている。会社は短日10人で要員1人増というが、5人で1人増にすべきだ。
◆新小岩のホームドアで範囲内に停車したのにドアが開かないことがあった。余計に神経を使う。ちゃんと整備してほしい。
◆駅員も車掌もいないでは人身事故の時、乗客は放ったらかしになる。
◆この間、ジョブローテーションの先取り的な配転が行われている。千葉運輸区に来る人も出る人も、希望者はいないと聞いている。声を上げることが必要だ。

闘いはすすむ! 葛飾で関生支援集会

12月3日、青戸平和公園にて、葛飾区労働組合連絡会(葛飾労組連)主催による「憲法9条改悪NO!全日建連帯関西生コン支部大弾圧許すな!格差拡大の働き方改革反対!原発再稼働反対!沖縄辺野古新基地建設阻止!外国人労働者待遇改善! 12・3葛飾地区総決起集会」が50名をこえる結集で開催されました。毎年恒例の秋闘集会として、労組連副議長でもある動労千葉の並木君が司会進行をつとめました。
動労千葉は、東京東部地区の共闘関係を守るために、「新小岩地域班」として労組連に結集しています。労組連は、地域に根ざした活動を毎年、参加者を増やしながら続けています。
集会のメインは「労働運動潰しの大弾圧を許さない、すべての労働者は関生支部と共に闘おう!」です。関生支部へのまるで戦前のような大弾圧粉砕にむけ、ともに闘う決意を固めあいました。
連帯ユニオン関東の仲間から特別報告、各地で争議を闘う仲間、労組連参加組合の発言をうけ、立石まで元気よくシュプレヒコールをあげてデモ行進を行いました。

「死の商人」にNO! 幕張武器見本市弾劾行動

https://doro-chiba.org/nikkan/%e5%8d%83%e8%91%89%e9%81%8b%e8%bb%a2%e5%8c%ba%e6%94%af%e9%83%a8%e7%ac%ac44%e5%9b%9e%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%a4%a7%e4%bc%9a-%e8%91%9b%e9%a3%be%e3%81%a7%e9%96%a2%e7%94%9f%e6%94%af%e6%8f%b4%e9%9b%86/
 
11月18~20日、千葉・幕張メッセで開かれた世界最大級の武器見本市に対し「改憲・戦争阻止大行進千葉」「百万人署名運動千葉県連絡会」の仲間が弾劾行動をともに闘った。この見本市では、世界20国から90社、日本国内からも60社が参加。会場には高性能の銃器や戦車、ミサイルが展示された。開催にあたって主催者は「日本の憲法解釈が変わり、扉が開かれた」と語った。
これは、「成長戦略」として安倍内閣が従来の武器輸出の原則禁止を改めて、紛争地域などを除いて「防衛装備品」の輸出を可能にした結果だ(経団連は2015年、防衛装備品の海外移転を「国家戦略として推進すべきだ」と提言)。
憲法9条に自衛隊が明記されれば事態はよりエスカレートする。「命より金」、金儲けのための戦争=憲法改悪を阻止しよう!

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闘いなくして安全なし No.240

https://www.doro-chiba.org/ga/tn240.pdf


〈台風19号の勤務上の問題についてのアンケート報告①〉
台風19号時の出勤指示・時間について
「個人任せ」や危険な出勤指示ではなく社員の安全を重視し明確に指示を行え!

 動労千葉の実施した台風時の問題についてのアンケート報告①から、アンケートの回答の一部を紹介します(左記参照)。
 台風19号時には午後から計画運休が予定され、所定の出退勤時間が午後の場合には出退勤の手段がなくなる状況でした。出勤に関するアンケート回答からは多くの問題があったことが明らかになっています。
 ①運休前に早く出勤するよう指示しながら所定時間までの時間を勤務扱いにしない
②早く出勤させた時間を勤務扱いにしないために「指示してない」かのようにごまかす
③台風で危険な状況の中、計画運休で仕事がなくても無理な出勤を指示する
④同じ区内でも人を選んで「自宅待機」とするなど指示が一貫していない

 台風で危険な状況になるのは分かっています。曖昧な指示は危険です。暴風雨の中を歩くしかないのに出勤指示などありえません。「社会人としての判断を」という言い方も、早く出勤させた時間を勤務扱いしないのも、あまりに不当です。
 動労千葉は団体交渉で会社に改善を要求します。ともにおかしいことには「おかしい」と声を上げよう。



【「個人判断」強制して責任逃れするな!】
○計画運休で所定時間に来れない状況だったが、管理者からは「こちらから早めに出勤してなど明確な指示は出せないが、次の日は朝から動かす予定だから…」「社会人としての判断を」というニュアンスで話をされた。
○「自分の判断で」と言われ5時間早く出勤した。

【危険な出勤指示をするな!】
○前日の確認では特に早く出勤しなくて良いという指示だった。当日、駅までのバスが運休と連絡したが出勤を指示された。暴風雨の中で1時間、身の危険を感じながら歩いて出勤した。

【計画運休なのに出勤時間等の指示がなく、自分で判断して早く出勤することに…】
○指示はなかったが3時間ほど前に出勤した。
○7時間ほど早く出勤した。
○指示は特になかったが、11日から前泊し12日も運輸区に泊まった。

【「自宅待機」という回答も多くありました】



台風問題アンケートへの多くのご協力ありがとうございます。




2019年12月17日火曜日

日刊動労千葉 第8718号

〈台風19号の勤務上の問題についてのアンケート報告①〉
台風19号時の出勤指示・時間について

台風19号時には午後から計画運休が予定され、所定の出退勤時間が午後の場合に出退勤の手段がなくなる状況でした。アンケートの出勤に関する回答からは、①運休前に早く出勤するよう指示しながら所定時間までの時間を勤務扱いにしない、②早く出勤させた時間を勤務扱いにしないために曖昧な指示を行い「自己責任」とごまかす、③計画運休で仕事がない状況でも無理な出勤を指示する、④同じ区内でも人を選んで「自宅待機」としている、など多くの問題点が明らかになりました。

「個人判断」強制して責任逃れするな!

○計画運休で所定時間に来れない状況だったが、管理者からは
「こちらから早めに出勤してなど明確な指示は出せないが、次の日は朝から動かす予定だから…」「社会人としての判断を」というニュアンスで話をされた。
○「自分の判断で」と言われ5時間早く出勤した。

曖昧な指示は危険!「会社の指示ではない」
と責任逃れするな!

危険な出勤指示をするな!


○前日の確認では、特に早く出勤しなくて良い
という指示だった。当日、駅までのバスが運休となり連絡したが出勤を指示された。暴風雨の中、駅まで1時間、身の危険を感じながら歩いて出勤した。
○「出勤できる所まで来てくれ。出勤できなくなったら、そこで連絡してくれ」と言われた。
 暴風雨の中を歩くしかない状況で出勤指示? 「出勤できなかったら連絡しろ」? 出勤途中で何かあったらどうするのか!



【計画運休なのに出勤の指示がなく、自分で判断して早く出勤することに…】

○指示はなかったが3時間ほど前に出勤した。
○連絡は特になく、2時間前に出勤した。
○会社から指示はなし。2時間前に出勤した。
○7時間ほど早く出勤した。
○3時間ほど早く出勤した。
○指示は特になかったが、11日から前泊し12日も運輸区に泊まった。
○指示はなく自発的に前泊した。

【運休前に出勤するよう指示された例】

○所定は夕方出勤だが、午前中から出勤するよう指示された。
○所定より2時間位早い出勤を指示された。
○来れる人は来てくださいと指示された。
○早めに来てほしいと指示があり、2時間ほど前に出勤した。
○所定は夕方の出勤だったが、計画運休前に間に合うように来てくれと言われ5時間ほど早く出勤した。出勤指示だったのか?
○早めに来てくださいと指示があった。

【一方、自宅待機の指示もありました】

○電話で自宅待機を指示された。
○自宅待機の連絡があった。
○自宅待機だった。
 (他にいくつも「自宅待機」の回答がありました)

【出勤方法を明確に指示された例】

○電車とタクシーを使った出勤を指示された。
○タクシーで来てくれと連絡があった。
○電車とタクシーで出勤するよう指示された。
○電車で来るよう指示があった。
○会社の車で迎える旨の連絡があった。
○会社の車で迎えてきた。

【会社から積極的に指示がなかった例】

○特に指示がなく、自分から職場に連絡した。
○こちらから電話したが、所定で来てくれと指示された。
○計画運休前の列車の確認があった。
○所定で出勤できたため、指示はなかった。



台風問題アンケートへの多くのご協力ありがとうございます。

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2019年12月14日土曜日

日刊動労千葉 第8717号

マリフェスに金と人を使う前に
職場環境を改善しろ!
乗客の命を守っている現場労働者を
大事にできず、何が「お客様第一」だ!

幕張車両センターフェスティバル2019

マリフェスに金と人を使う前に職場環境を改善しろ!
乗客の命を守っている現場労働者を大事にできず、
何が「お客様第一」だ!


現場では日常的に仕事で必要なものがまともに整備されていない。ピットのひび割れ、スカート修繕用の機材、屋根上点検用の通路補修、クーラー、洗濯機…。何年も前から安全衛生委員会で要求しても、全く改善しようとしていない。

https://doro-chiba.org/nikkan/%e3%83%9e%e3%83%aa%e3%83%95%e3%82%a7%e3%82%b9%e3%81%ab%e9%87%91%e3%81%a8%e4%ba%ba%e3%82%92%e4%bd%bf%e3%81%86%e5%89%8d%e3%81%ab-%e8%81%b7%e5%a0%b4%e7%92%b0%e5%a2%83%e3%82%92%e6%94%b9%e5%96%84%e3%81%97/

何年間も放置される職場環境

例えば、交検線のピットにはヒビが入っているが、少しずつしか直さない。洗浄線の屋根上点検用の通路はコンクリートだが、ボルトが外れてグラグラだ。ほとんどの部分が手で持って動かせてしまう。何年も前から危ないと言っているが、一部分しか直していない。洗濯機や乾燥機、クーラーが壊れてもなかなか買わない。技官の部屋のクーラーは風が直接あたる状態だが、風よけのハネも買わない。

ここ数年、車両のスカート修繕が多くなっている。 だが、現在の機材は強度の関係で一度に修繕できる範囲が狭い。その上に重く作業性が悪い。工場で使っている小型のものの購入を何年も前から要求しているが、まるで動こうとしない。

会社は乗客の命に関わる検修業務を何と思っているのか? 鉄道の安全と乗客の命を守っているのは現場労働者だ。職場環境が改善されないために怪我をしたらどうするのか? 現場労働者をないがしろにして何が「お客様第一」だ!

予算も人も「マリフェス優先」

そんな中、11月23日にマリフェス(幕張車両センターフェスティバル2019)が開催された。車両や部品の展示、踏切モックアップ展示、検査や車両移動の実演、検査・清掃・構内シミュレータ・車掌体験などのイベント。7000枚ものクリアファイル作成。仮設トイレが設置され、出店も呼ばれた。

物品の購入やレンタルは次々に行われた。物品関係だけで数百万円、人件費まで含めれば1千万円単位の費用がかかっていておかしくない。会社はそれだけの金をマリフェスにはあっさり出している。残業までして準備に人が割かれ、予算交渉も精力的に行われた。

だが、現場の備品購入や設備の整備は何年かかっても進まない。まともに予算をつけようともしない。本当にふざけている!

問題は予算だけではない。今、職場では相次ぐ退職の要員補充がまったく間に合っていない。人が足らなくて仕事を先送りせざるを得ないことまで起こっている。ただでさえ人が足らない中、マリフェスの準備には優先的に人が配置されたのだ。職場環境の整備も、マリフェスの予算と時間があれば十分に行えたはずだ。

一体、車両センターの本来の業務はどっちなのか? 優先すべきなのはどっちなのか? 管理者のポイント稼ぎのために本来業務である検査修繕がおろそかにされている!

本来業務をおろそかにするな!


これまでも本来の業務より出世のポイント稼ぎが優先されることは続いてきた。

例えば、公募制の2年間の社外研修に応募するとメーカーなどに出向になる。さらに、出向の後は別部署に異動になる場合もある。会社は退職で人がどんどん減ることがわかっていながら、こんなことをやらせているのだ。

会社は鉄道業務の全面外注化―分社化を狙っている。それが検修業務をここまで軽視する状況をうんでいる。だが、こんな転倒したことを続ければ、必ず大事故につながる。絶対に許すわけにはいかない! 会社はただちに職場環境を改善しろ! 検修業務と鉄道の安全をないがしろにするな! 外注化をただちに撤回し、すべての業務と仲間をJRに戻せ!

ニュースへのリンク

香港政府と中国政府の弾圧を糾弾し、香港の労働者民衆の闘いを全面支持する!

香港政府と中国政府の弾圧を糾弾し、
香港の労働者民衆の闘いを全面支持する!

 今年6月より始まった香港における「逃亡犯条例」改悪反対を契機とする闘いは、今、新たな段階に入っている。
 不屈に闘う香港の労働者民衆に対して、香港政府は「緊急状況規制条例」を発動して「覆面法」を制定した。警察は無数の催涙弾を乱射し、拳銃の実弾発射をも強行している。さらに、中国の武警や人民解放軍の動員なども狙われているというのだ。私たちは、この香港政府と中国政府の労働者民衆への許しがたい弾圧に対して激しい怒りを禁じえない。徹底的に弾劾する。

 香港の労働者民衆が掲げている五大要求、民主主義と普通選挙の要求、警察の違法な暴力を追及する闘いはまったくの正義であり、当然の要求である。この林鄭体制打倒の5か月以上にわたる不屈の闘いは、労働者解放へ向けた歴史に刻まれるべき闘いであり、香港解放まで絶対に止むことのない闘いである。

 香港の闘いは、全世界の労働者の闘いを鼓舞している。新自由主義の崩壊と香港の闘いの前進の中で、全世界で圧政と戦争に反対する決起が始まっている。日本の安倍政権は、労働組合解体を突破口にして憲法改悪を強行し、戦争への道を敷こうとしている。しかし、これを阻止する闘いの爆発は不可避である。香港の闘いを回転軸にして、今、労働者民衆の新たな国際連帯の闘いが澎湃と巻き起こっている。

独裁と戦争の時代の再来を絶対に許してはならない。私たちは香港の労働者民衆と連帯し共に闘い抜くことを決意する。

*五大要求の絶対戦取を掲げて闘う香港の労働者民衆を断固支持する!
*中国政府と香港政府の弾圧を許すな!全世界の労働者の団結で、六四大虐殺の再来を絶対に阻止しよう! 
*中国政府の圧政下で闘う中国の労働者民衆・諸民族と連帯して闘おう!
*全世界の労働者の団結で、香港労働者民衆の勝利を闘い取ろう!


2019年12月1日

動労千葉国際連帯委員会

2019年12月13日金曜日

日刊動労千葉 第8716号

内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会
ワンマン運転拡大の中止等を求めて
国交省に要請

 11月28日、内房線と地域を守る会(松苗禮子代表)と外房線と地域を守る会(藤平輝夫会長)は、国土交通省を訪れ館山直通の快速・特急列車の復活及び館山発着の特急列車の復活、地域の切り捨てと過疎化を加速し、安全性を犠牲にするワンマン運転拡大の撤回、さらに駅設備や乗り継ぎ列車の改善、さらに台風15号、19号、豪雨災害に踏まえ、今後の災害が発生した場合の復旧対策や代替輸送の問題等、具体的改善を求めて要望行動を行った。

「JRは地元の意見を尊重する必要がある」ー国交省

https://doro-chiba.org/nikkan/%e5%86%85%e6%88%bf%e7%b7%9a%e3%81%a8%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e3%82%92%e5%ae%88%e3%82%8b%e4%bc%9a%e3%80%81%e5%a4%96%e6%88%bf%e7%b7%9a%e3%81%a8%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e3%82%92%e5%ae%88%e3%82%8b%e4%bc%9a-%e3%83%af/
 要請行動には、内房線と地域を守る会から5名、外房線と地域を守る会から4名の計9名が参加した。国交省への要請行動には、青木愛参議院議員に同席いただき、まず鉄道局の局長にそれぞれの代表があいさつを行い、その後、鉄道局の各担当者10数名が対応する中で要請が行われた。
 要請は、今年で3回目を迎え、内房線と地域を守る会からは、館山~千葉間の直通列車と平日の館山発着の特急列車の復活をあらためて求めた。さらに、安房鴨川駅や館山駅、君津駅等での乗り換えの改善、駅のトイレをはじめとした設備の改善、台風被害に踏まえた復旧や安全対策等の明確化を求めて要望書を提出した。
https://doro-chiba.org/nikkan/%e5%86%85%e6%88%bf%e7%b7%9a%e3%81%a8%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e3%82%92%e5%ae%88%e3%82%8b%e4%bc%9a%e3%80%81%e5%a4%96%e6%88%bf%e7%b7%9a%e3%81%a8%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e3%82%92%e5%ae%88%e3%82%8b%e4%bc%9a-%e3%83%af/  また、外房線と地域を守る会からは、鉄道利用者の利便性を損ない、地域の過疎化に拍車をかけ、安全をないがしろにするワンマン運転の拡大を中止し、公共交通機関としての使命を果たすことを求めて要望書を提出した。
 内房線、外房線の会からの要望に基づき各担当者からの回答が行われ、まず、ダイ改前には事前に説明し、理解を得ることを求めたことに対しては、「地元とのコミュニケーションは必要」「JRは地元の意見を尊重する必要がある」との考え方が示された。 https://doro-chiba.org/nikkan/%e5%86%85%e6%88%bf%e7%b7%9a%e3%81%a8%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e3%82%92%e5%ae%88%e3%82%8b%e4%bc%9a%e3%80%81%e5%a4%96%e6%88%bf%e7%b7%9a%e3%81%a8%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e3%82%92%e5%ae%88%e3%82%8b%e4%bc%9a-%e3%83%af/ また、ワンマン運転拡大については、「JRからの説明は受けていない」との回答が行われ、具体的内容についてはJRに対して要請を行う必要がある旨の回答が行われた。
 さらに、駅の改善要求については、具体的内容をJRに伝えるとの回答が行われた。
要請行動は約1時間に及び、今後も地域の活性化と内房線、外房線を守るために何度でも訪れることを告げ、要請行動を終了した。
JRのローカル線ー地域切り捨てに対する地域の怒りは大きくなっている。地域一体となって削減された列車の復活、ワンマン運転拡大阻止に向けて闘いぬこう。

要請行動には、青木愛参議院議員に同席いただきました。
要望書を鉄道局担当者に手渡す内房線と地域を守る会・松苗代表(写真上)、外房線と地域を守る会・早川副会長(写真中)。要請行動終了後、青木愛参議院議員と参加者全員で写真撮影。


2019年12月12日木曜日

日刊動労千葉 第8715号

JR千葉支社
亀戸駅外注化と10駅の営業時間短縮を提案

◎亀戸駅をJESSに業務委託
◎両国、錦糸町、新小岩、市川、本八幡、船橋駅の窓口営業時間短縮と各駅1名の要員削減
◎亀戸、小岩、西船橋、稲毛駅の営業時間短縮


 12月3日、JR千葉支社は、亀戸駅を来年4月1日から東日本ステーションサービス(JESS)に委託するとの提案を行ってきた。
さらに、6駅のみどりの窓口の営業時間短縮と要員削減(来年3月1日)、4駅での窓口の営業時間短縮(同3月1日)を提案してきた。
提案の主な内容は以下のとおり。

駅業務委託と窓口営業時間短縮で27名の駅要員を削減!
【駅業務の委託について】
◎委託駅 亀戸駅
※委託先 東日本ステーションサービス
※亀戸駅は、東口がすでに委託されており、今回の提案が実施された場合、亀戸駅の全てが業務委託されることになる。
※委託理由として千葉支社は、今後経営環境が変化する可能性があること、営業関係の要員が逼迫していることからJESSに委託するとの説明を行ってきた。
※実施時期 20年4月1日予定。

【営業時間短縮と要員削減について】
◎両国、錦糸町、新小岩、市川、本八 幡、船橋の各駅
※営業時間短縮の理由について千葉支社は、早朝や夜の利用客数が減少しており、券売機で対応が可能だとの説明を行ってきた。
※また、各駅で1名の要員削減を行う理由として、作業ダイヤの見直しによる効率化を行ったとしている。
※現行営業時間
両 国 7時00分~21時(長日勤)
錦糸町 7時00分~21時( 〃 )
新小岩 7時00分~21時( 〃 )
市 川 7時00分~21時( 〃 )
本八幡 7時00分~21時( 〃 )
船 橋 6時00分~22時( 〃 )
※短縮後の営業時間
    8時~20時 
※実施時期 20年3月1日予定。

【営業時間短縮について】
亀 戸 7時00分~21時(長日勤)
小 岩 7時00分~21時( 〃 )
西船橋 6時00分~22時( 〃 )
稲 毛 7時00分~21時( 〃 )
※短縮後の営業時間
    8時~20時
※実施時期 20年3月1日予定。
【要員関係】
※業務委託により管理▲4名、一般▲17名、
 営業時間短縮により一般▲6名、合計管理▲4名、 一般▲23名になるとの説明を行ってきた。(下表参照)
  今回の提案は、駅業務丸ごと外注化、さらには別会社化ー転籍に向けた攻撃だ。JR東日本は駅業務外注化を直ちに中止しろ!

https://doro-chiba.org/nikkan/jr%e5%8d%83%e8%91%89%e6%94%af%e7%a4%be%e3%80%80%e4%ba%80%e6%88%b8%e9%a7%85%e5%a4%96%e6%b3%a8%e5%8c%96%e3%81%a810%e9%a7%85%e3%81%ae%e5%96%b6%e6%a5%ad%e6%99%82%e9%96%93%e7%9f%ad%e7%b8%ae%e3%82%92/


2019年12月11日水曜日

12・14現地闘争&団結いも煮会にお集まり下さい

https://www.sanrizuka-doumei.jp/wp/wp-content/uploads/2019/11/191214bira1-375x530.jpg

外注化阻止ニュース 第457号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka457.pdf


CTS年末手当  今年も格差回答を維持
正規・非正規の格差是正はまったなし

契約・パートはわずかに上積み

 JR千葉鉄道サービス(CTS)は12月2日、今年度年末手当について回答しました。
 社員は基本給3カ月と一時金3万円(前年比同額)、嘱託社員は基本給+地域手当の3カ月と一時金3万円(前年比同額)。契約・パー ト社員は、労働時間40~100時間の者は2~5万円と一時金3万円、100時間以上の者は4~12万円と一時金5万円。
 今冬から「勤続5~10年」「勤続10年以上」の区分をなくし、勤続5年以上の者はすべて同額となりました。
 現場からの切実な要求を突き付け続けた結果、100時間以上の契約・パート社員でわずかな上積みとなりましたが、消費増税や諸物価の引き上げが続く中、現場の求める水準からは程遠い低額回答です。
 動労千葉の団体交渉において繰り返し要求してきた社員と契約・パート社員の格差是正には応じず、今年も格差回答を強行しました。

グループ会社の賃金抑制やめろ

 回答に先立つ11月26日、動労千葉は、年末手当をめぐる2回目の団体交渉を行いました。CTSの今年度前期(4~9月)の決算概要は、営業収益は約5300万円の黒字見込みが示されました。
 JR東日本の今期の中間決算は増収増益、営業利益は2965億円(前年比1・5%増)です。グループ会社への業務委託(外注化)と賃金抑制で空前の黒字を積み上げているのです。

早急に賃金や手当の格差是正を

 来年4月1日には、正社員と契約・パート社員の格差を禁じる「同一労働同一賃金」(パートタイム・有期雇用労働法)が施行されます。同じ職場で同じ仕事の場合は、基本賃金、期末手当、福利厚生などの格差は許されません。
 CTSでも正社員と契約・パート社員間の格差是正は待ったなしです。全社員への住宅手当の支給、契約・パート社員の扶養手当の新設、時給や深夜早朝手当の事業所間格差の解消など、課題は山積みです。共に現場から声をあげよう。


年末手当回答の推移(年末手 当+一時金)

2018年末 2019年末
社   員 3カ月+3万 3カ月+3万
嘱   託 3カ月+3万 3カ月+3万
契約・パート(百時間以上)
~6カ月 な   し な   し
6月~1年 3万+5万 4万+5万
1~3年 4万+5万 5万+5万
3~5年 6万+5万 7万+5万
5~10年 9万+5万 5年以上は同額
10年~ 11万+5万 12万+5万

2019年12月9日月曜日

闘いなくして安全なし No.239

https://www.doro-chiba.org/ga/tn239.pdf


ジョブ ローテーションも外注化も撤回しろ!
検修外注化で要員不足
→乗務員出向で穴埋め?

 動労千葉は11月22日、業務外注化と強制出向の即時中止を求めて、千葉支社との団体交渉を行いました。会社は仕業・構内業務外注化の矛盾を、乗務員を含めた現場労働者に押し付けようとしています。

外注化先で退職相次ぎ要員不足に

 千葉で検修部門の外注先となったCTSでは、未だに業務を独自に遂行できる体制もない状態が続いています。CTSプロパー社員の養成状況も「若年出向を10年で解消する」という計画からかけ離れています。
組合 3年で20~30名のCTSプロパー社員の養成が必要になる。可能なのか。
会社 CTSは採用を行っている。JRとしてはCTSからの出向や現場作業の支援などで、技術支援するしかない。
組合 これまでのペースを考えると、あと10人程度が養成できる限界というのが組合の認識だ。会社としてはどうか。
会社 これまでの養成数からすると、その通りだ。
養成が間に合わないことを会社自身が認めざるを得ない状態です。背景には養成したCTSプロパー社員の退職があります。あまりの低賃金や労働条件の低さのために、この間10人以上も辞めているのです。
 外注化の目的は、JR本体からCTS社員に置き換えることで、徹底した低賃金化とコスト削減を行うことでした。その外注化の破産が、今の事態を引き起こしているのです。

矛盾を労働者に押し付けるな!
組合 これからエルダー社員が65歳を迎えていく。要員が不足するのではないか。
会社 65歳以上の採用や運転士の出向も含めた運用を考えている。CTSプロパー社員を養成して出向者を減少させていく考えは変わらない。
組合 ジョブローテーションによる運転士の出向もありうるということか。
会社 運転士からの直接出向もありうる。
会社は外注化の矛盾を労働者に押し付ける考えを露骨に明らかにしました。駅外注化の過程では、ライフサイクルで乗務員を使った穴埋めが行われました。今度はジョブローテーションで検修外注化の矛盾の穴埋めを行おうというのです。絶対に許せません!
 職場に闘う団結がある限り、会社も好き勝手に乗務員を配転させることはできません。現場から「ジョブローテー ション反対」の声をあげよう。

ニュースへのリンク

2019年12月8日日曜日

「社友会」に反対します! 2019年12月9日

http://dourousien28.kane-tsugu.com/renrakuban/syayukaidame4.pdf


佐野SAで再びスト
社長交代の勝利に続き反撃始まる

 11月8日、東北道・佐野サービスエリアで再びストライキが闘われました。8月に39日間の闘いで会社社長を退陣に追い込んで以来の闘いとなりました。

脅しに負けず39日の闘いで勝利

 職場は経営者が経費で高級車を購入したり、総支配人のパワハラが常態化したりする状態でした。そして、運営会社の経営危機から店頭の商品がなくなる事態に陥りました。
 その中で不当解雇等をきっかけに従業員の9割、約50人が労働組合を結成。8月のストが始まりました。
 「違法ストだ」「損害賠償を請求する」といった脅しにも負けず、「岸社長ら現経営陣の退陣」という形で勝利を闘いとったのです。

退職強要に再びストで反撃

 しかし、新旧社長は「労組委員長の加藤さんの退職」を引き継ぎの条件にしていました。加藤委員長には「自発的に辞めろ」「あなたが従業員の雇用を失わせている」という露骨な退職強要が行われています。さらに、退職しなければ、8月スト当時の組合3役に計3億円超の損害賠償を求めるという脅しまでかけています。
 退職強要の目的は明らかに労組つぶしであり、完全な不当労働行為です。また、ストは労働組合に認められた正当な権利であり、損害賠償を求めることはできません。
 あまりにも不当な会社のあり方に対し、現場から再びストにたちあがり、団結を守って反撃が開始されています。

社友会でなく職場に闘う労働組合を

 労働者の権利を守るため、労働組合が再び社会的な注目を集めています。JRが社友会を組織しているのは、労働組合を一掃して、どんなひどい施策にも一言も声をあげられない職場にするためです。労働者の権利を守れるのは労働組合です。社友会ではなく労働組合に入って、職場から声をあげよう。

※職場での問題やご意見等あれば、是非お寄せください。

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2019年12月7日土曜日

日刊動労千葉 第8714号

申7号 千葉支社団体交渉
外注化の破産は明らかだ!
矛盾を労働者に押し付けるな!

外注化も強制出向も今すぐ中止しろ!

 動労千葉は11月22日、業務外注化と強制出向の即時中止を求める申7号に基づき、千葉支社との団体交渉を行った。

業務外注化―強制出向の即時中止を求める緊急申し入れ

動労千葉申第7号
1.仕業・構内業務の外注化が実施されてから丸7年が経過したが、業務を請け負った千葉鉄道サービスでは、未だに業務を独自に遂行できる体制もない状況が続いていることから、委託契約を直ちに解消し、業務と強制出向者を直ちにJRに戻すこと。
また、現在、強制出向が継続している者の出向期間を明確にすること。

プロパー養成の破綻は明らか

組合 外注化から丸7年がたった。現状をどう見ているのか。
会社 エルダー社員の雇用の場の確保と技術の継承に取り組んでいる。グループ会社と一体で取り組み、鉄道業務の技術をグループ会社に広げていきたい。
組合 いつまでに完了するのか。
会社 目安としては外注化から10年だ。
組合 CTSプロパー社員の養成状況はどうなっているのか。
会社 CTSで現在25名(津田沼5名、幕張10名、京葉10名)が業務を行っている。
組合 出向者の現状はどうか。
会社 現場の出向者は90人。うち若年出向者が35名、エルダー出向者が55名だ。管理者の出向は18名、65歳以上の者が3名だ。
組合 「外注化から10年」まで3年を切っているが養成は間に合うのか。
会社 CTSプロパー社員とエルダー社員を含めた形での体制にする。プロパー社員の養成はCTSで行えるという立場だ。
組合 そのためには今後3年で20~30名の養成が必要になる。可能なのか。
会社 CTSとして採用は行っている。JRとしてはCTSからの出向や現場での作業の支援などで、技術支援するしかない。
組合 これまでのペースを考えると、あと10人程度が養成できる限界というのが組合の認識だ。会社としてはどうか。
会社 これまでの養成数からすると、その通りだ。

「運転士からの直接出向もある」

組合 これからエルダー社員が65歳を迎えていく。要員が不足していくのではないか。
会社 65歳以上の採用や運転士の出向も含めた運用を考えている。CTSプロパー社員を養成して出向者を減少させていく考えは変わらない。
組合 ジョブローテーションによる運転士の出向もありうるということか。
会社 運転士からの直接出向もありうる。
組合 派出におけるCTSプロパー社員の養成についてはどうか。
会社 CTSで養成するはずだ。派出についての議論はしていない。
組合 現状では派出にCTSプロパー社員は配置されていない。派出の必要性についてどう考えているのか。
会社 現段階では必要だと考えている。

外注化・出向撤回以外にない!

 会社は「外注化から10年」を出向解除の目安だと回答した。だが、CTSプロパー社員の養成はまったく間に合っていない。数年で20~30人の養成が必要だが、10人程度が限界であることは、会社も認めざるを得なかった。
それどころか、この間CTSプロパー社員が10人以上も辞めているのが現実だ。外注化でJR本体からCTSの社員に置き換え、徹底した低賃金化とコスト削減を行う。その目的が完全に破産しているということだ。
 だが、会社は「運転士の出向もある」と回答した。今度はジョブローテーションで検修外注化の矛盾の穴埋めを行うというのだ。絶対に許すことはできない!
 そもそも「出向は原則3年」といったのは会社だ。それが10年たっても出向を延長し続けている。起こっていることは外注化の破綻だ。その矛盾を労働者に押し付けるな! 今すぐ外注化を撤回しろ! 業務と一緒にすべての労働者をJR本体に戻せ! すべての仲間はともに声を上げ、外注化を粉砕し、職場と仲間をJR本体に取り戻そう。

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2019年12月5日木曜日

日刊動労千葉 第8713号

CTS年末手当 今年も格差回答を維持

社員は同額、契約・パートはわずかに上積み

 CTSは2日、2019年度年末手当について回答した。
 社員は基本給の3カ月と一時金3万円(前年比同額)、嘱託社員は基本給+地域手当の3カ月と一時金3万円(前年比同額)。
 また、契約・パート社員は、労働時間40~100時間の者は2~5万円と一時金3万円、100時間以上の者は4~12万円と一時金5万円。今冬から「勤続5~10年」「勤続10年以上」の区分をなくし、勤続5年以上の者はすべて同額となった。現場からの切実な要求を突き付け続けた結果、100時間以上の契約・パート社員でわずかな上積みとなったが、消費増税や諸物価の引き上げが続く中、現場の求める水準からは程遠い低額回答にすぎない。また、団交において繰り返し要求してきた社員と契約・パート社員の格差是正には応じず、今年も格差回答を強行した。断じて許すことはできない。

JR東はぼろ儲け! 
グループ会社の賃金抑制をやめろ


 回答に先立つ11月26日、動労千葉は、年末手当をめぐる2回目の団体交渉を行った。CTSの今年度前期(4~9月)の決算概要では、営業収益は約5300万円の黒字見込み(前年比△600万円の減益)という結果が示された。
 組合からは、期末手当におけるあまりに大きな支給格差について繰り返し追及を行ったが、会社は「転勤、指導育成・職場環境改善等」を上げ「社員は責任が大きい」と格差の固定化を居直った。 また、住宅手当や扶養手当、深夜早朝手当などの諸手当、福利厚生の改善についても「組合の主張は分かるが会社の体力がない」と拒否する姿勢に終始した。
 しかし、JR東日本の今期の中間決算は増収増益、営業利益は2965億円(前年比1・5%増)だ。グループ会社への業務委託(外注化)と賃金抑制で、毎年毎年、空前の黒字を積み上げ続けているのだ。JR東からの天下り経営陣による「体力がない」などというふざけ切った回答は、絶対に許されるものではない。

正規・非正規の格差
是正は待ったなしだ!


 来年4月1日には、正社員と契約・パート社員の格差を禁じる「同一労働同一賃金」(パートタイム・有期雇用労働法)が施行される。同じ職場で同じ仕事をしている場合は、基本賃金、期末手当、福利厚生などについて格差があってはならない。CTSにおいても正社員と契約・パート社員間の格差是正は待ったなしに問われている。
 また、全社員への住宅手当の支給、契約・パート社員への扶養手当の新設、時給や深夜早朝手当の事業所間格差の解消など、課題は山積みとなっている。さらに現場から声を上げ、来春闘に向けて闘いを強めよう。



年末手当回答の推移 (年末手当+一時金)

<2018年末>   →  <2019年末>
【社員】3カ月+3万  → 3カ月+3万
【嘱託】3カ月+3万  → 3カ月+3万

【契約・パート(100時間以上)】
<2018年末>    → <2019年末>
( ~6カ月) なし     なし
(6月~1年)3万+5万 →  4万+5万
(1~3年)  4万+5万 →  5万+5万
(3~5年)  6万+5万   →  7万+5万
(5~10年)  9万+5万  →(5年以上は同額)
(10年~)    11万+5万  →  12万+5万

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外注化阻止ニュース 第456号

https://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka456.pdf


台湾産業鉄道労組
一斉休暇闘争で要員増
故障知りながら修理拒否し運行指示
台湾鉄道脱線事故 

 11月上旬、台湾から台湾産業鉄道労働組合の代表団が来日、動労千葉と交流しました。
 台湾産業鉄道労組は16年、以前の企業労組をのりこえ産業・職業別の労働組合として新たに設立されたものです。
 台湾では18年10月21日、北部の宜蘭(イーラン)県で特急列車の脱線事故が起きました。列車が高速のまま急カーブに突入して8両編成すべてが脱線、先頭車両以下5両が横転・大破して18人が死亡し、数百人が負傷しました。
 来日した鉄道産業労組の徐仲能(シィーチョンノン)さんは「事故列車は、発車前からブレーキに故障があると分かっていた。しかし鉄道管理局は人員不足や資材の欠乏を理由に修理を拒否し、運転士に故障列車を運転させた。運転士は救援を求め続け、最後には不幸にも転覆した」と語りました。
 運転士は運行中、無線で「車両が故障、停車許可を願いたい」と必死に 訴え続けていました。しかし当局は走行継続を指令したのです。しかも台湾政府と台鉄当局は真相を隠して責任を運転士に押しつけているのです。

台湾鉄道産業労働組合 徐仲 能(シィーチョンノン)

 過去30年、台湾政府は一貫して台湾鉄道の人員削減を推進し、列車本数は増加しているのに1971年の2万3千人から1万4千人に削減されました。合理化で労働強化が進んでいます。
 過重労働方式の交代勤務が強制され、休憩時間が極度に圧縮され、休日も休めず、労働者は一年365日必ず駅に行かねばならず、コンビニのように年中無休です。
 台湾鉄道産業労働組合は2017年、国定休日に300人が一斉に休み、台鉄の運行に圧力を加えました。台鉄は200人を処分しました。私達はあきらめずに闘いを継続し、けん責などの軽い処分に変えさせました。
 この闘争によって労働時間の改革、要員増加の成果をかちとりました。労働時間は一年中無休から月2日の休日となり、要員は3年間で2818人増加しました。
 私たちは台鉄民営化の圧力に直面しており、現場労働者の未来の団結と労働条件に憂慮をしています。日本の動労千葉の闘いの歴史を聞いており、その経験を教えて欲しい。

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2019年12月4日水曜日

日刊動労千葉 第8712号

オスプレイ暫定配備反対!
12・1県民集会に2千名

 オスプレイ暫定配備反対! 12・1県民集会が、木更津市吾妻公園で、県内の労働組合、市民団体ら2千名の結集で開催された。


https://doro-chiba.org/nikkan/%e3%82%aa%e3%82%b9%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%a4%e6%9a%ab%e5%ae%9a%e9%85%8d%e5%82%99%e5%8f%8d%e5%af%be%ef%bc%8112%e3%83%bb%ef%bc%91%e7%9c%8c%e6%b0%91%e9%9b%86%e4%bc%9a%e3%81%ab%ef%bc%92%e5%8d%83%e5%90%8d/

 陸上自衛隊木更津駐屯地に、垂直離着陸機オスプレイ17機が「暫定」配備されようとしている。防衛省は地元の了解が得られれば、来年3月から「暫定配備」を開始し、2021年までに17機を配備するという。地元の了解とは賛成を強要することだ。
 防衛省はこの間、木更津を適地とした理由も、「暫定」の期間も明らかにしていない。それなのに、12月の木更津市議会において「暫定5年容認案」が提案されようとしている。

南房総が訓練地域に

 オスプレイが木更津に配備されると、南房総地域が訓練地域になるだけでなく、習志野基地や横田基地への飛行など、住宅密集地の上空を欠陥機であるオスプレイが飛行することになる。木更津だけの問題ではない。12・1県民集会をもって反対運動を強力に進めなければならない。
 動労千葉は木更津支部を先頭に、「改憲・戦争阻止大行進千葉」の仲間とともに集会とデモに断固決起した。



年2回の集まりを大切に—–2019年度OB会懇談会開催

https://doro-chiba.org/nikkan/%e3%82%aa%e3%82%b9%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%a4%e6%9a%ab%e5%ae%9a%e9%85%8d%e5%82%99%e5%8f%8d%e5%af%be%ef%bc%8112%e3%83%bb%ef%bc%91%e7%9c%8c%e6%b0%91%e9%9b%86%e4%bc%9a%e3%81%ab%ef%bc%92%e5%8d%83%e5%90%8d/

 11月23日、DC会館において、19年度OB会懇談会が開かれた。40名近くが集まり賑やかに行われた。
 田中広胖さんの司会で始まり、永田会長から「動労千葉は新たに関委員長体制となった。OB会もエルダー・シニアになる人が多くなり、すぐOB会とはならなくなってきた。年2回の集まりが重要となっています。OB会も動労千葉の闘いに協力していこう」とあいさつ。
 来賓あいさつでは、田中前委員長から役員退任のあいさつを受けたのち、川崎書記長からJRの激しい合理化と外注化攻撃の現状が報告され、しかし幕張をはじめ職場代表選などで大きな展望を切り開いていること、組織拡大に全力をあげていく決意が述べられた。
 布施事務長がOB会の取り組みの経過と当面する活動について報告し、この間のワンマン化やローカル線切り捨て反対の取り組みにOBが地元で中心的役割を果たしていること、物販への協力や11月労働者集会への参加など、OB会が大きく貢献していることが報告された。
 山口敏雄元副委員長の乾杯の音頭で懇親会が始まり、合流した家族会会長や支部組合員と近況など話が弾んだ。高野隆さんのマジックも飛び出し、おおいに盛り上がった懇談会となった。

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