2020年4月30日木曜日

安倍はコロナを改憲の道具に使うな!

http://stop-kaiken.blog.jp/bira20200501color.pdf


安倍はコロナを改憲の道具に使うな!
緊急事態条項と自衛隊明記の改憲に反対する署名にご協力を

「憲法審査会で緊急事態を議論したい」安倍

安倍首相の「緊急事態宣言」は、この機会に改憲の機運をつくりだすことに照準を定めていることは明白です。事実、「新型コロナウイルス感染症への対応もふまえつつ、国会の憲法審査会で活発な議論が展開されるのを期待したい」(4月7日、衆議院)と発言しています。安倍が熱心なのは感染拡大阻止や補償ではなく「憲法改正」なのです。憲法に「緊急事態条項」を新設し、9条に「自衛隊」「自衛の措置」を明記して、戦争のできる強権国家体制をつくることにあります。

警棒を伸ばして威圧する警察官

上の写真は、「帰宅を促す」と称して、警棒を伸ばして新宿歌舞伎町を巡回する警官の姿です(4月10日)。警官が警棒を伸ばしたまま街を歩き回るなどということは、通常はありえません。国家暴力で威圧して民衆を抑え込もうというやり方で、「防疫」を担った戦前の警察を想起させます。

「緊急事態宣言」は改憲への地ならし

緊急事態だから「緊急事態宣言は当然」という考えは危険です。自分で自分の首を絞めることになりかねません。
安倍は今回の危機で労働者民衆を「緊急事態宣言」に慣れさせ、「緊急事態条項」を新設する改憲に誘導しようとしています。安倍は憲法の緊急事態条項は災害時のためと言っていますが、本当は戦争のためです。政府が戦争を決めた場合「緊急事態宣言」を発し、憲法も国会も停止して首相が独裁権限を握り、基本的人権を踏みにじって労働者民衆を戦争に動員するのです。このような改憲を絶対に許してはなりません。

「工事を続ける方針」と河野大臣

上の写真は、キャンプ・シュワブゲート前の座り込み闘争です。「緊急事態宣言」を出しても政府は辺野古の埋め立て工事を続けていましたが、建設業者が全国休業方針をとったため、やむなく中断せざるをえなくなりました。しかし菅官房長官や河野防衛相は「工事を続ける方針に変更はない」(4月16日)と開き直っています。21日には新基地建設の設計変更を沖縄県に出してきました。人の命よりも軍事基地建設、これが安倍政権です。



殺したのは安倍だ!

なぜ早期・徹底検査をさせない?

 自宅待機中に亡くなる方も増えている。東京都世田谷区の社員寮で急死した50代の男性会社員は、発熱後、保健所に何度も電話したがつながらず、PCR検査を受けられたのは発熱から6日後だった。8日目には自室で亡くなっていたのが発見された(右記事。東京新聞4月26日)。あまりにもむごい。
 女優の岡江久美子さんの急死もそうだ。「4~5日様子をみるように」と言われ、そのうちに容体が急変し、その段階で検査しても手遅れだった。政府はなぜ早期検査をさせないのか? どうして徹底的に検査しないのか? 一切の責任は、いまだに検査体制の抜本的変更をしようとしない政府にある。殺したのは安倍だ!

医療を壊してきたのは安倍だ!

 安倍や小池が「医療従事者に感謝する」って? これまでさんざん医療費を削り、人員を削って過重労働を強いてきたのは誰? 感染リスクにさらされ、生活も家族も命も犠牲にしなければ働けないような医療崩壊の現実をつくってきたのは、あなた達ではないのか。
 安倍政権は、440の公立公的病院を再編統合するため、5年間で入院ベッドを20万床も減らすという方針を確認し、その予算として84億円を盛り込んだ(3月4日)。
 小池都知事は3月31日、都立8病院と公社6病院を
地方独立行政法人化(=民営化)することを決めた。墨東病院などの都立・公社病院は、今まさにコロナ患者を受け入れ、感染症や大規模災害時の緊急医療をおこなう数少ない病院だ。それをつぶして「儲ける病院」に再編しようとしている。許せない!

生きるために安倍政権を倒そう!

 ところが安倍政権は、この期に及んでも、3000億円とも5000億円ともいわれるオリンピックの追加費用を負担しようとしている。延期ではなく、ただちに中止にしろ! 医療用のマスクや防護服などの生産、検査費用にまわせ! アベノマスク回収、ふざけるな!!
 生き抜くために、安倍政権を倒そう! そして、最前線の現場にいる医療労働者を守り支えよう。
 「コロナ解雇」許すな! 「10万円給付」では足りない。休業・失業に対する100%補償を団結して要求しよう。

「改憲・戦争阻止!大行進」実行委員会

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