2012年2月24日金曜日

全国運動速報3号

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20120223-1 

 動労千葉の予科生等運転士登用差別事件で2月23日、最高裁第一小法廷の櫻井龍子裁判長は、動労千葉側の勝利判決である高裁判決を破棄する実に許し難い反動判決を出した。
 なぜ動労千葉の組合員だけ運転士に発令されないのか。まったく同じ内容の裁判で、しかも同じ櫻井裁判長によって動労水戸は勝訴しているのだ。
 わずか5秒。櫻井裁判長は主文を読み上げ、逃げるように退廷。最高裁前は、濃密な怒りの感情で満ちた。「これが20数年の不当労働行為に対する判決なのか」--血が逆流する思いだ。
 動労千葉弁護団の広瀬弁護士は「20数年の当該の思いが踏みにじられ悔しい。JRの言い分を丸飲みし、形式論に終始している。動労水戸の判決について一言も触れていない。最初から結論を決めている」と弾劾した。
 田中委員長は、烈火のごとく怒りを爆発させた。「ふざけるな! 最高裁。 30 年間虐げられた労働者の思いが分からないのか! 無人駅の掃除やホームでの牛乳販売など、どれだけひどい扱いを受けてきたのか。その中で動労千葉は団結して闘ってきた。この思いはこいつらには分からないんだ」
 「分割・民営化もすべて同じ仕組みだ。高裁の勝利判決をひっくり返すのにわずか数ページの判決文。俺は許せない。動労千葉と動労水戸とどう違うのか。一言も触れていない。ウソで踏みにじるのか」
 「決意を新たにしなければならない。すべては国鉄分割・民営化にある。間違っていることに決着をつけなければならない。どれだけの労働者が苦しんできたのか。こんな間違った国はぶっ倒さなければならない」
 当該の予科生は10人のうち7人が結集。「本当に悔しい」「残念だが職場からがんばる」「悔しくてしょうがない。外注化阻止でぶっ倒すまで闘う」と口々に怒りと悔しさを語った」
 当該の最後に幕張支部の関さんが「この10人の仲間はみな検修部門の支部に所属している。この怒りを外注化粉砕へ力を合わせる」と、この悔しさを全体のものにして、外注化阻止へ決起することを訴えた。
 動労千葉の各支部や動労水戸、動労千葉を支援する会の仲間も結集した。
 「職場から力づくで会社に頭を下げさせるしかない。反動判決がなんぼもんじゃい。動労水戸との分断が狙いだ。団結してひっくり返そう」(動労水戸)、「すごく悔しい。一人の人間が大人になるくらい長く闘ってきた。これから青年労働者をまとめてJRを糾弾していく」(青年部の北嶋部長)、「本当に頭にくる。これで終わりだと思うな。今からが本当に闘いだ」(支援する会の山本事務局長)
 最高裁の反動判決に対する回答は職場からの壮大な反撃の開始だ。実力で運転士に登用させ、櫻井裁判長を必ず後悔させる。4・1外注化阻止へ全国から支援と連帯を結集させよう。

 

sakurai  ↑↑ こいつが反動裁判長!櫻井龍子 厚生労働省官僚出身 ↑↑