JRで働く労働者のみなさん、
とりわけ検修構内職場で働く青年労働者のみなさん
検修・構内業務全面外注化の10月1日実施は止められる!
現場で働く者として当たり前の外注化反対の声を上げよう
会社と東労組本部は、検修・構内業務全面外注化の「10月1日実施」を強行しようとしています。
起こっている事態は異常です。組合は矢継ぎ早に団体交渉を行い、現場から反対の声が上がる前に一方的にスピード妥結で決着をつけようとしています。「エルダーの雇用の確保」「反対だけでは無責任だ」と言って現場の怒りを抑えつけようしています。
しかし、それでも職場に「外注化反対」の声があがったから、会社は4月1日実施を強行できなかったのです。現場としての反対の思いを何一つ譲ることはありません。
再び現場から反対の声を上げよう。当たり前の「外注化反対」の声こそが10月1日実施強行を止める力です。
職場の反対の思いは何も変わっていない
◎一体何のための誰のための外注化なのか。
検修・構内業務を全面的に委託するグループ会社は実際に何の経験もないことは会社も認めています。しかし会社は「移行時に社員が出向して業務に就くので問題はない」とまで言い出しました。では一体何のために外注化するのか! これはもう偽装請負の問題をクリアするというレベルを超えて、JRが鉄道会社としての責任を放棄して金儲けにはしるということです。
◎多発する重大事故と車両故障をこれ以上現場の責任にするな。
安全を切り捨て、金儲けにはしれば、事故や故障が増えるのは明白です。会社も組合もルールさえ守れば良いと言っています。しかし、事故や故障を防ぐのは現場の経験や勉強や自信に基づく判断です。外注化でコスト削減が進められ、人が減らされ、仕事量が増え、現場がプライドを持って仕事ができなくされています。このままでは尼崎のような事故が東日本でも起こります。
◎「1500人が出向対象」ーー戻る職場が奪われ、転籍にされてたまるか。
提案されている検修・構内業務外注化は一括全面外注化です。会社に残るのは総合車両センターとごく少数の技官ポストのみ。「必ず元の職場に戻るとは限らない」と会社も言っています。職場を奪う外注化に協力などできません。