転籍のための偽装出向!
人件費削減のためだけの委託や出向は派遣法・職安法違反
東労組の裏切り妥結こそが法律違反をまかり通らせている
業務委託の最終的な目的は、JRの社員の大半を出向→転籍によって請負会社に突き落とすことです。そのために会社は「偽装請負」や「偽装出向」という手の込んだ犯罪に手を染めようとしているのです。
そもそも技術も経験もない請負会社に検修構内業務を丸投げ委託することは明らかに偽装請負です。JRが請負会社の労働者に指揮命令することは派遣法違反です。
さらに重大なことに、JR東日本は、偽装請負の責任を回避するために、さらには、いずれは請負会社に転籍させることを折り込み済みで、JRの社員を1000人規模で出向させるつもりです。これは「偽装請負逃れ」という点でも、「JR社員を下請会社に突き落とす」という点でも〈偽装出向〉に該当します。
出向という形式をとっても、単なる「労働力提供」のための出向や正当な目的のない出向は、職業安定法の違反です。前途ある若手社員をいずれは下請会社に転籍させる犯罪的行為です。
どうしてこんな法律違反が目の前で起きてしまうのか。東労組が検修構内業務の全面外注化について会社と妥結したからです。逆に言えば、みんなで声を上げれば止めることはできます。