2014年7月10日木曜日

外注化阻止ニュース 第128号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9


声を上げれば変えられる
CTS成田空港事業所
1日勤増と夕食時間の確保かちとる

食事が取れるようになった

 これまでCTS成田空港事業所では夕食がまともにとれる休憩時間が確保されていませんでした。動労千葉の追及によって40分の夕食休憩を確保しました。
 誰しも働いていれば、労働条件や賃金、仕事のやり方などについて「おかしいな」「もっとよくしたい」などと思うはずです。労働組合があれば現場の声や要求をまとめて、会社と対等な立場で交渉できるはずです。成田空港事業所での改善はそのことを示しています。
 CTSでの低賃金や不安定な雇用、劣悪な環境の根本問題は、JR東日本にあります。
 本来は直接雇用した労働者によって直営で行うべき業務を、不当に安い値段で無責任に外注化しているのがJR東日本のやり方です。
 JR東日本の昨年3月期の営業黒字は約4000億円。過去最高の黒字の一方で、車両の保守整備や清掃などの大切な仕事を外注化し、労働者を手取り10万円余の低賃金でこき使っているのです。

人手不足で低賃金に怒り


 いま千葉県内では様々な業種で「人手不足」が深刻化しています。幕張では、巨大ショッピングセンターや物流施設が建設され、飲食業などでアルバイトやパートの奪い合いが過熱しています。その結果、周辺の郵便局などでパート従業員が集まらないなど、人手不足の玉突き現象が起きています。
 人手不足のうえに低賃金でこき使われてきた労働者が怒りの声をあげたのが「すき家ストライキ」でした。
 すき家は、小川社長が株主総会で謝罪し、賃金を上げて増員することを約束しました。ブラック企業で有名になったワタミも「365日24時間死ぬまで働け」と書いた社員向け理念集を撤回しました。ユニクロもパートの正社員化を打ち出さざるをえなくなりました。
 マスコミの報道でも、低賃金・非正規雇用を前提に業務を標準化していくビジネスモデルはもはや限界にきたと指摘しています。
 労働者をめぐる状況を変えるチャンスです。みんなで声をあげて職場の状況を変えよう。

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