2014年7月3日木曜日

外注化阻止ニュース 第127号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9



このままでは重大事故!
安全無視 半年の見習いで始業検査

 一昨年10月に検修・構内業務が外注化されて、CTS(JR千葉鉄道サービス)が採用したプロパー社員への教育訓練はあまりに異常です。
 入社から1年、わずか半年間の交番検査の見習だけで仕業検査につけています。JRでは最低3年以上の経験が必要なのです。
 また構内運転の限定免許の教育も、5月中旬に白河の学園に入所し6月中旬には現場に戻りました。7月中旬の試験に向けて急ピッチで訓練を進めています。
 JRで業務を行っていた労働者が外注化で出向になっており要員はまったく不足していません。訓練にも十分な時間をかけることが可能な はずです。

犠牲にされるのは誰なのか

 何より不十分な訓練で業務に就くCTSプロパー社員の仲間のことを考えるならば、まともに技術を習得する時間もなく次々と詰め込まれ、不安を感じたりミスをするのはまったく当然のことです。
 しかし、事故が起きても会社や管理職は決して責任をとらない。何の責任もない現場のプロパー社員が責任を取らされるのです。こんなやり方は絶対に間違っています。

安全破壊は認められない

 検修業務は鉄道の安全の根幹を担う業務です。新人に十分な教育訓練を行うことは鉄道会社として当然の義務です。〈安全は輸送業務の最大の使命〉なのです。
 CTSは「JRと同じ総合的技術を持つ労働者を養成することはできない」と明言しています。しかし、まさしく始業検査には車両の総合的技術力が必要なのです。これでは鉄道の安全が守れない。教育訓練の実態も含めて外注化自身が間違っているのです。
 JRとCTSは、一刻も早く外注化を白紙撤回し、すべての労働者と業務をJRに戻せ!

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