2014年10月23日木曜日

外注化阻止ニュース第145号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9


4000億の黒字と500億の配当
JRは生活できる賃金払え

 JR東日本は、旅客鉄道会社として世界一の企業で13年度の連結売り上げは2兆7000億円弱、連結利益は4000億円弱という莫大な 儲けを出しています。株主には配当金として総 額で毎年500億円近くを支払っています。
 他方、JR千葉鉄道サービス(CTS)で働く労働者の賃金は、パート社員では時給920 円、研修期間中は870円です(ウェブサイト の採用情報より)。
 ちなみに千葉県の最低賃金は798円、東京都は888円です。研修期間中の賃金について は東京都の最低賃金を下回る状況です。

外注化と使い捨ての非正規化


 JR東日本は駅業務の外注化のために13年4月、首都圏4支社を統括する駅事業会社「JR東日本ステーションサービス(JESS)」を立ち上げました。
 JESSは、改札などで5年間働いてきた契約社員(グリーンスタッフ)をさらに低賃金で雇っています。グリーンスタッフは4回の更新(計5年間)でJRを雇止めとなった後にJESSに「再雇用」された場合、手取りは12〜13万円となります。契約社員の時より4〜5万円も低いのです。

利益のために労働者を犠牲にするな


 あまりの扱いのひどさに「JRでは二度と働きたくない」とJESSでの「再雇用」を拒否する労働者が続出しています。
 これが世界一の旅客鉄道会社であり、日本でも指折りの大企業の実態なのです。
 どうしてこんなことになったのか?
 すべてはJR東日本の儲けのためです。そのために鉄道業務の大切な仕事をアウトソーシングし、労働者を激安の使い捨て商品にして人件費を抑える――これがJR東日本の基本スタンスなのです。
 企業の利益のためなら働く人の未来が奪われても、労働者の生活が成り立たなくても良いというのでしょうか。
 JRは、今すぐ全業務を直営に戻し、すべての働く者を直接雇用し、安心して生活できる賃金と雇用を保障せよ!

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