同じ列番の列車が走行?!
システムダウンし運行停止
11月10日、同じ列番の列車が同時に走行し、システムがダウンして一時的に運行停止になるという信じがたい事態が発生しました。
「同じ列番の列車」は会社の方針
当日、中野発津田沼行958Bが遅れていたため、津田沼で入区予定だった列車の列番を958Bに変更し、千葉まで運転を延長しました。その後、所定の958Bを津田沼で入区させようとした際に、システムがダウンして後続列車に抑止をかけなくてはならなくなりました。
システム上は2本の「958B」が存在しており、臨時入区指示がどちらの列車に対するものかシステムには区別できなかったためです。
そもそも同じ列番の列車を同時に走らせるなど運転保安上絶対にあってはなりません。
しかしJR千葉支社は、「指令が把握していれば問題ない」とし、遅延時などに会社の方針で同様の運用を日常的に行っている事を明らかにしました。
合理化のために鉄道の安全を破壊
今回のような場合、以前は臨時の列番を使うなどしていました。同じ列番の列車が走るなどあり得なかったのです。
会社は、「システムには列番ごとの運用が登録されており、その列番を使えば異線現示や異線進入を防げる」と説明しています。
この方法ならば、指令の側はシステムにのせるための番号合わせをやるだけで済みます。この合理化のために、「同じ列番の列車を走らせる」という運転保安の根幹を破壊することまでやってしまったのです。しかも、これほど重大なことが、現場労働者はもちろん管理者にさえ一切知らされていませんでした。
すでに指令が同じ列番の列車があることを見落としたことでシステムがダウンする事態にまでなっています。輸送混乱時に通告する列車を間違うことも考えられます。指令のミス一つで大事故を引き起こしかねない状態なのです。
今回の事態は、安全崩壊の「小さな芽」です。合理化のためにこんなことを続ければ、必ず大事故に繋がります。鉄道の安全を破壊する合理化を許すことは出来ません。
ニュースへのリンク
「同じ列番の列車」は会社の方針
当日、中野発津田沼行958Bが遅れていたため、津田沼で入区予定だった列車の列番を958Bに変更し、千葉まで運転を延長しました。その後、所定の958Bを津田沼で入区させようとした際に、システムがダウンして後続列車に抑止をかけなくてはならなくなりました。
システム上は2本の「958B」が存在しており、臨時入区指示がどちらの列車に対するものかシステムには区別できなかったためです。
そもそも同じ列番の列車を同時に走らせるなど運転保安上絶対にあってはなりません。
しかしJR千葉支社は、「指令が把握していれば問題ない」とし、遅延時などに会社の方針で同様の運用を日常的に行っている事を明らかにしました。
合理化のために鉄道の安全を破壊
今回のような場合、以前は臨時の列番を使うなどしていました。同じ列番の列車が走るなどあり得なかったのです。
会社は、「システムには列番ごとの運用が登録されており、その列番を使えば異線現示や異線進入を防げる」と説明しています。
この方法ならば、指令の側はシステムにのせるための番号合わせをやるだけで済みます。この合理化のために、「同じ列番の列車を走らせる」という運転保安の根幹を破壊することまでやってしまったのです。しかも、これほど重大なことが、現場労働者はもちろん管理者にさえ一切知らされていませんでした。
すでに指令が同じ列番の列車があることを見落としたことでシステムがダウンする事態にまでなっています。輸送混乱時に通告する列車を間違うことも考えられます。指令のミス一つで大事故を引き起こしかねない状態なのです。
今回の事態は、安全崩壊の「小さな芽」です。合理化のためにこんなことを続ければ、必ず大事故に繋がります。鉄道の安全を破壊する合理化を許すことは出来ません。
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