2017年1月25日水曜日

闘いなくして安全なし No.104

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFd3Y0VHhGTGlLR2s/view?usp=sharing


JR千葉支社 4駅の改札無人化
平井駅の外注化を提案

 JR千葉支社は、3月4日のダイ改に先立ち、3月1日から平井駅をJESSに外注化し、2月1日から新検見川、西千葉、検見川浜、千葉みなとの各駅で遠隔操作を導入して改札無人化を実施すると提案しました。

ホーム無人で転落・死亡事故も

 1月14日には、JR京浜東北線蕨駅で盲導犬を連れた全盲の男性が線路に転落し、電車と接触して死亡する事故が起こりました。
 駅のホームにホームドアはなく、駅員もいませんでした。同駅では平日の通勤時間帯はホームに駅員を配置しますが、休日ダイヤの ため配置していませんでした。
 ホーム上の様子は事務室内の監視カメラのモニターでも確認できますが、常時見ている駅員はいません。
 視覚障害者からは駅の無人化への不安の声があがり、車椅子利用者からは無人駅で券売機のボタンに手が届かずに困ったという経験が語られています。

利益のため駅外注化・無人化進める

 このような状況であれば、安全のためにホームに駅員を増やすなどの対策が取られるべきです。しかし、JRが進めているのは駅の無人化と全面的な外注化・別会社化です。
 グリーンスタッフの採用停止はまさにその宣言です。そもそも5年で使い捨ての非正規職である「グリーンスタッフ」の駅への導入は、
「小規模駅は委託、大規模駅はグリーンスタッフ導入」という形で、駅業務の外注化とワンセットで提案されました。そのグリーンスタッフの採用を停止するということは、大規模駅まで外注化し、駅業務を完全別会社化するという宣言に他なりません。
 そうなればすべての駅員が選択の余地がない形で転籍を強制されることになります。
 これは、駅業務だけの問題ではありません。駅業務がすべて外注化されれば、JR本体で駅業務から乗務員になる道は断たれます。必然的に乗務員を含めた全面外注化・転籍強制まで行き着かざるを得ないのです。
 駅業務の外注化と完全別会社化―転籍強制、外注化と一体のライフサイクル制度に、動労千葉とともに反対の声をあげよう。

ニュースへのリンク