年末手当3・8か月支給を要求
CTSと団体交渉
今年前半は減収で黒字2倍に
動労千葉は11月26日、CTS(JR千葉鉄道サービス)と年末手当について団体交渉を行いました。
会社からは以下のような今年前半の決算概要が示されました。清掃作業の削減などでJRからの委託収入は減ったものの、要員削減で人件費も大幅に減り、減収ながらも増益で5400万円の黒字を計上する見込みであることが明らかとなりました。
組合要求どおり年末手当を
組合からは「最低賃金が28円も上がったのに時給は上がっていない。社員は2年連続でベースアップがゼロ。2年間まったく賃金が上がっていない。月々の生活費が足りずボーナスで穴埋めしている人がほとんど。ボーナスは生活給だ」
「職場から人が減るばかりで、1人当たりの仕事は増える一方。前期は増益になったなら社員に還元を」「少しでも上がったなと言える回答を」と要求しました。
会社「作業量の減少が予想される」
これに対して会社は「今後も清掃作業の減少が予想される」と先行きの厳しさを強調するだけでした。
しかし昨年の年間黒字額は約2700万円。今年前期はその2倍の黒字の見通しです。出せないわけがありません。
「削減」一辺倒で良いのか?
このほか、あらゆる職場で作業量が削減されている事について「最近の会社の説明は人を減らし、作業を減らすことばっかり。多少汚れても良いという感じだ」「会社の姿勢は根本から清掃を否定しているように感じる。会社として、自分で自分の首を絞めている」と要員削減一辺倒のCTSの姿勢を批判しました。
全員に同じ基準で支払え!
会社は組合要求の通り年末手当3・8か月分を出せ。契約・パート社員を社員と同じ基準で支払え! 職場からみんなで声をあ
げよう。
CTS・2021年度前期決算の概要
〈収入〉 18億1500万円(前年比2700万円減)
〈支出〉 17億6000万円(前年比3100万円減)
〈利益〉 5400万円(前年比300万円増)