職場アンケート 8割以上「生活費が不足」
CTSと団体交渉/大幅賃上げは待ったなし
動労千葉は3月29日、CTSと4月以降の新賃金をめぐる団体交渉を行いました。
会社が示した22年度の決算概要では、増収増益(4300万円の営業黒字、対前年比121%)の見通しでした。
営業収益は、昨年に続いてJR東日本がCTSに対する業務委託費(清掃+運転)を年間9千万円も減額(清掃5千万円、運転4千万円)し収入が大きく減り、他方で、コインロッカー収入が大幅に回復したことで、トータルでは増収となっています。
他方で支出は、人件費の大幅削減(4900万円減)が明らかになりました。21年度の人件費が1億1800万円減、この2年で約1億7千万円の人件費の削減です。
JR東はコスト削減をやめろ
団体交渉の中でCTSは、コロナを理由に「5年間で10%のコスト削減」の目標がJR東日本から示されており、それは今後も継続する見通しであると回答しました。
JR東日本のコスト削減の命令が、人件費削減=要員削減として現場に労働強化を押し付けているのです。21年度は、CTS全体で社員約30人の減少、昨年度も約30人の減少となっています。退職しても新たな要員は補充されず、一人ひとりの負担は確実に増えています。
現場から声を上げ大幅賃上げを
この3年間、社員はベースアップなし、契約・パート社員もわずか時給10円増。他方で物価は大きく上昇し、賃上げは切実な問題です。
組合からは、「職場アンケートでは8割が生活費の不足を訴えている。賃上げ希望額の平均は約4万円だ。水光熱費・食品をはじめとする諸物価の高騰で年間の支出増は10万円を超えている。春以降の電気代の再値上げも迫る中、基本賃金の大幅な引き上げが求められている。特別支援一時金(3万円)の支給にとどめることなく基本賃金の大幅なベースアップを決断すべき時だ」と訴えました。
さらに、「消費者物価指数は昨年比でプラス4・1%。4%の賃上げでようやく現状維持だ。ここで賃金を上げなければ、実質的な賃下げだ」と大幅なベアの実施を強く迫りました。
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現場から声を上げ、今年こそ大幅賃上げをかちとろう。
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