福島の労働者の報告
福島第一、第二原発の爆発によって退避勧告が出されている相馬や原町と連絡がつながりました。
●退避勧告が出ていても、ガソリンがなく動くに動けない。だから結局、家に閉じこもるしかないということです。
●年配の一人暮らしの方は、涙ぐみながら「もう食べるものもない」「どうしたらいいの…」と言っていました。
本当に許せません。地震、津波に原発による被害を引き起こした責任は菅政権にこそある!
今日の仙台
昨日から雪が舞い、かなり寒くなっています。そのなかでも、食料品を求めて行列ができています。
しかし、食糧がないわけでは決してありません。資本が独占していて、労働者に回ってこない。資本論の工場法のような状況です。
こんな社会は間違っている! 資本は独占している物資をいますぐ労働者に解放しろ!
○寮生の団結の力で生き抜いています
その中で日就寮では委員会を中心軸に団結を固め、「隠匿物資解放」とか言って笑いながら、自分の持っていた食料を全て拠出し、積極的に買い出しや水・燃料の集中・備蓄を行なっています。被災地の中でもなんとかちゃんとした生活を送れているのではないかと思います。寮には寮生ではない学生や帰れなくなった受験生親子などが集まって来たりもしています。団結の力、偉大なり!
他方で大学当局の対応は、全くの無力です。大学当局は大学施設を三ヶ所避難所として開放していますが、もともと避難場所に指定していなかったことから、食糧などの備蓄などは基本的にない。当局の利益のために全国から学生を集めておいて責任を取る能力が一切ないのです。遠方から来た受験生や、大学生協にアパートなどを捜しに来た新入生が路頭に放り出されています。寮に対しても、事務の寮担当者が深夜に状況確認に来たり、施設部が建物の破損状況を確認しに来る程度で物資などの支援はありません。
いざという時に責任が取れるのは結局は私たちだということです。
東北大学学生自治会ブログ