2011年3月30日水曜日

「無」計画停電が狙うもう一つの目的

 今朝(3月29日)のニュースで恐れられていたプルトニウムが検出されたと報じられています。福島第1原発事故が何とか収束して欲しいと願うとともに、この事故責任を徹底的に追求しなければならないと決意しています。

 ところで日々東京電力管内で「無」計画停電が実施され、ライフライン/社会インフラに混乱をもたらしています。無計画と批判すべき内容は、以下のアニメでも明らかにされています。
 つまり「原発ありき」という発電計画と原発の稼働率を見かけ上アップさせることによってもたらされた停電だ、ということです。

源八おじさんとタマ001


 その上で、原子力保安院の西山審議官は3月24日付ウォール・ストリート・ジャーナル日本版「原発推進の動きに後退みられず=保安院の西山審議官」で、居直り的に恫喝しています。曰く、
  • 原子力の代わりは「停電」だ
  • 大幅な原子力抑制は大規模な停電を意味すると警告

記事: http://jp.wsj.com/Japan/node_208551

 同じく3月28日付ウォール・ストリート・ジャーナル日本版「原子力監督機関と電力会社は一心同体」では、上記記事で述べていた「保安院と東京電力が癒着していたから今回の事態が起きてしまったということではまったくない」という発言を明確に否定しました。
日本の原子力監督当局は、監督対象の業界に近づきながら権力を増大してきた。この傾向が福島第1原子力発電所の事故を引き起こした過ちにつながった可能性がある
記事: http://jp.wsj.com/Japan/node_211377

 これらは福島第1原発事故が、日帝の核武装政策・資本の利潤追求・行政機構による利権確保・体制内労組の腐敗堕落、によってもたらされた人災だということを明らかに示しています。怒りに耐えません。
  • 被災地労働者・人民の生きるがためのたたかいを断固支えよう。
  • 腐朽した資本主義は終わりだ。
  • 私たちが社会を運営する。