原発いらない「母親たちの反核運動」
~3000万の署名大国を揺るがす~
2.24(土)DVD上映会&学習会
日時: 2月24日(日) 13:00
会場: 御殿山コミュニティレンター
主催: NAZEN吉祥寺
ビキニ事件は反原発・反核運動の原点です
◆原発推進の安倍倒せ! 吉祥寺デモ&学習会をやりました!
「原発いらない、核もいらない。再稼動反対、絶対反対。安倍政権は、原発つくるな!」――1月27日に、吉祥寺デモを元気いっぱいやりきって、私たちナキチ(NAZEN吉祥寺)は、ビキニ事件の学習会で59年前(1954年)に起こったビキニ事件の真実こそ、今よみがえらせる必要があると気がつきました。
◆ビキニ事件をきっかけに反核運動が全国・全世界に
1954年3月1日、アメリカはマーシャル諸島ビキニ環礁における水爆実験によって、第五福竜丸をはじめ日本漁船856隻、マーシャル諸島住民をはじめ広範囲の海や土地を被曝させました。水爆実験ブラボーの破壊力は広島原爆の約1000倍、TNT火薬に換算して15メガトン(第二次世界大戦で使用された全爆弾を合計しても3メガトン)と言われています。
ビキニ事件後、放射能雨が日本中をパニックに陥れました。しかし、日本の民衆は、ヒロシマ・ナガサキへの苦しみと怒りをこのビキニ事件をきっかけに解き放ち、杉並から原水爆禁止署名運動が全国に広がり、各地で集会やデモが取り組まれていきます。1955年8月6日の原水禁第一回世界大会では約3千万筆が、さらに全世界では6億をこえる署名運動が広がっていきました。(今回のDVD上映会は、全世界に広がった署名運動をとりあげています。)
◆ビキニ事件の真実を隠蔽した日米政府
これにたいしてアメリカと日本政府は結託して、「毒をもって毒を制す」政策で、原発を導入するために、「核の平和利用」を大々的に展開していきます。アイゼンハワー米大統領は、「アトムズ・フォー・ピース(原子力の平和利用)」を打ち出し、ソ連(当時)と対抗する軍事ブロックの形成と原発の商業化を狙ったのです。日米両政府は、反核運動の沈静化を図るため、「23人の漁夫は、2~3週間、せいぜい1ヶ月もしたら治るだろう」(原爆調査委員会(ABCC)モートン所長)、「いまの程度の放射能雨なら永久に飲んでも害はない」(大阪大学・朝田常三郎)などとビキニ事件の真実を隠蔽し、核開発・原発開発にのめりこんでいきます。このやり方こそ、今の福島でおこなわれている復興キャンペーンとまったく同じ構造ではないでしょうか!?
◆ビキニと福島を結ぶ反原発・反核運動を
今年の3月11日で福島原発事故から2年がたちますが、状況は何も終わっていません。いや、むしろ「福島圧殺内閣」の安倍政権になり、原発の再稼動と新規建設がもくろまれ、核武装政策で、福島県民への被曝の強制と隠蔽が進められています。膨大な税金が形だけの「除染」を請け負ったゼネコンのぼろもうけになっています。
政府や東電の原発事故の責任をのがれ、証拠を隠蔽し真実を捻じ曲げるやり方に、いいかげんにしろ!ふざけるな!と、福島現地で、全国各地で怒りの声が絶えることなく上がっています。
ヒロシマ・ナガサキ・ビキニそしてフクシマとつながって、みんなでナキチに参加して一緒に学習し、そして行動していきましょう! 3・1ビキニデー集会(セシオン杉並)、3・11反原発福島行動2013(福島県教育会館大ホール)に集まりましょう!