2013年2月7日木曜日

外注化阻止ニュース 第55号

外注化阻止ニュース第55号

 

またもレール破断
(総武快速線 津田沼~幕張間)
闘いなくして安全なし
雇用と安全を守るために闘おう

 総武線快速下り津田沼?幕張間で1月27日、レール破断が発見されました。当初は、「信号故障」と発表されましたが、保線係員の調査によってレール破断が分かりました。
 この区間は、2004年頃からレール破断や異常磨耗が多発した区間です。スピードダウンなども含む動労千葉の安全運転闘争や利用者からの抗議によって千葉支社管内160㌔に及ぶレール交換が行われた区間です。
 保線部門の全面的な外注化の結果、保線区が統廃合されました。検査周期が延長され、ベテラン労働者の目視による検査が検測車に置き換わったため以前では考えられなかった事態が多発するようになったのです。
 レール破断という重大事態が再び繰り返されたことは本当に深刻な事態です。
 しかも、信号機のあおりはレール破断の典型的な現象です。以前のレール破断でも同じ現象が現れていることを考えれば、真っ先にレール破断を疑わなければならないにもかかわらず、津田沼駅から代用手信号の扱いで3本の列車が折れたレール上を走ったのです。一歩間違えれば、列車が脱線していてもおかしくない重大な運転保安上の問題です。

09年から事故がV字型で急増

 福知山線脱線事故のあと一時的に減少した「輸送障害」事故が2009年を境にV字型で急増しています。保線や電力などの保守部門での労災死亡事故も増えています。
 事故多発の原因は、「合理化と人員削減」「外注化と非正規雇用化」「強制出向と偽装請負」を強行したJRに責任があります。
 「闘いなくして安全なし」です。安全と雇用を守るために反合運転保安闘争でともに闘おう。

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