久留里線ワンマン運転反対
動労千葉を支援する会が現地調査
列車の遅延・安全無視・運転士への負担増
列車の安全無視のワンマン化
3月16日のダイヤ改正で千葉県内の久留里線にワンマン運転が導入されました。動労千葉を支援する会は6月23日、実際に久留里線に乗車してみました。
最初に驚いたのは、ワンマンではなくツーマンだったことです。運転士とは別に指導員が「車掌」として乗客に対応していました。降車ドアは前方の一カ所しか開かず、乗務員は清算のために整理票とお金を受け取るのです。乗客が半数以下になる横田駅までツーマンでした。それは事実上、ツーマンでしか対応できないことをJR千葉支社が認めている証です。横田駅以降はワンマン運転です。
小櫃駅の乗車口とホームの段差に驚きました。小さい子供やお年寄りが乗降する場合は特に大変です。祇園駅のホームは細く大人2人が交差するのも危険です。ラッシュ時にはホームから落ちるかもしれません。久留里駅のホームはカーブしていて、2両編成では運転席からは乗客の確認ができません。夜や雨の日はもっと大変です。列車の安全無視のワンマン化だと実感しました。
運転士が車掌兼務はできない
横田駅以降ワンマンになった途端に、駅に着くたびに運転士が運転席を離れて反対向きになり車掌として乗客に対応しています。整理券と運賃を受け取るだけならまだいいのですが料金清算は大変です。スイカやパスモで乗車してきた客には「清算できない」と証明書を一枚一枚書くのです。大勢いれば、もちろん列車は遅れます。運転するだけでも大変なのに車掌兼務の負担は尋常ではありません。
ただちにツーマンに戻せ!
久留里線のワンマン化は、安全無視や列車の遅延、運転士への負担増、そしてローカル線の切り捨てにつながる重大な問題です。
JR千葉支社は、久留里線のワンマン運転を直ちにやめてツーマンに戻せ! 安全無視の合理化を許さず、動労千葉とともにワンマン化反対で闘おう!