2014年5月30日金曜日

日刊動労千葉 第7714号

「復帰」42年―5・15沖縄闘争
「解雇撤回! 基地撤去!」かかげ
青年部先頭に沖縄闘争にたつ



http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2014_01_06/n7714.htm


 5月17日~19日の沖縄闘争に青年部4人が参加し、全国の仲間と共に闘いぬいた。

日刊動労千葉 第7714号へのリンク

すき家で働くみなさん ちば合同労組はストに入ります

http://www.chiba-goudou.org/wp/%E3%81%99%E3%81%8D%E5%AE%B6%E3%81%A7%E5%83%8D%E3%81%8F%E3%81%BF%E3%81%AA%E3%81%95%E3%82%93-%E3%81%A1%E3%81%B0%E5%90%88%E5%90%8C%E5%8A%B4%E7%B5%84%E3%81%AF%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AB%E5%85%A5%E3%82%8A/
ゼンショー(すき屋の親会社)の食肉加工工場lに出勤する仲間に「すき屋」の労働条件の改善とストライキで一緒に立ち上がろうとうったえました。(2014年5月29日朝)
 

すき家で働くみなさん
ちば合同労組はストに入ります
昨日(2014年05月28日)、団体交渉を申し入れました


組合に加入し職場環境を変えよう

千葉県内のすき家で働くみなさん。食品コンビナートで働くみなさん。本日5月29日「肉の日」に全国の「すき家」での一斉ストライキが呼びかけられています。
昨日(2014年05月28日)、「ちば合同労働組合」はゼンショーに正式に団体交渉を申し入れ、ストライキを通告しました。本日午前8時、ゼンショーで働く組合員は指名ストライキに入ります。
 ゼンショーへの要求は下の4項目です。

このストライキは、直接には、ゼンショーのGFF船橋工場に「組合をつくろう」と呼びかけるものです。店舗閉鎖にともなう減産が、労働時間の短縮・工場閉鎖という事態になろうとしています。
すべては会社の責任です。しかし、小川賢太郎社長は、6月の株主総会で全国のすき家を分社化し、大量リストラでのりきるつもりです。小川社長の資産は546億円。米経済誌フォーブス「日本の富豪」ランキング48位です。時給1000円にも満たない労働者をこき使って、都合が悪くなれば閉鎖し、「日本人は3Kはやりたがらない」と居直るブラック企業は許せません!

昨日、工場に申し入れした組合員に対して、職場で拍手が起きました。このストライキは、すき家をはじめ外食産業で働く人びとに「労働組合に入ろう」と呼びかけるものです。「労働組合」や「ストライキ」という言葉が、若い世代に復権しつつあります。

「ちば合同労働組合」は、誰でも個人で加入できる地域の労働組合です。組合に加入しともにゼンショー・すき家に対し行動しよう。

————————————-
❖ちば合同労組の要求事項

①店舗の要員を増やし、ワンオペを廃止する

②5月29日のストライキ(すべての形態)参加者を処分しない

③店舗閉鎖や減産などに伴う従業員の不利益をすべて補填する

④アルバイト・パートの時給を一律1500円に

――以上の4つの要求で団体交渉を申し入れました。組合に入って一緒に団体交渉を

ちば合同労働組合サイトから転載

◆本部ニュース549号発行!

http://blogs.yahoo.co.jp/shinsaikyuenhonbu/12197549.html

ュースへのリンク

2014年5月29日木曜日

日刊動労千葉 第7713号

6・8全国集会へ

労働者の「死を招く」

「8時間労働制」の解体を許すな!

http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2014_01_06/n7713.htm



 安倍政権は特定秘密保護法の制定に続き、集団的自衛権の行使容認や武器輸出三原則の解体を始め、改憲と戦争の道を突き進んでいる。
同時に、派遣の全面解禁や「8時間労働制」の解体を狙っている。


日刊動労千葉 第7713号へのリンク

動労水戸 5・30~31ストライキで闘うぞ!

http://file.doromito.blog.shinobi.jp/4df3d3a1.pdf


労働者・利用者に被ばくを強制するな!
5・30~31ストライキで闘うぞ!

原発事故と被ばくから仲間と住民を守ろう!

 すべての仲間の皆さん! 動労水戸は常磐線広野~竜田間運行再開に反対して、5月30日・31日に乗務員を含む総力でストライキに入ります(スト行路下記)。JRで働く仲間と利用者・住民、とりわけいわき運輸区で働く仲間を原発事故と被ばくの危険から守るために、私たちのストへの協力を心底訴えます。

 私たちがストで闘う理由の第一は、乗務員・利用者を原発事故の危険や被ばくにさらす会社のやり方が断じて許せないからです。
 会社は放射能被ばくをあまりにも軽く見ています。福島第一原発から16キロしか離れていない竜田駅まで電車を乗り入れようとするのに、緊急時の避難や被ばくについてまるで無防備なことが、JR水戸支社との2回の団交の中ではっきりしました。莫大な経費をかけて線路の除染と復旧はしたものの放射能はあるという現実は変わりません。
 私たち鉄道員は、自らの安全を守ることは乗客の命・安全を守ることだと日夜奮闘してきました。危険極まりない、こんな無責任な運行再開には絶対反対あるのみです。

無人の町に電車走らせるJRの「復興キャンペーン」

 第二に、今回の運行再開は、竜田駅がある楢葉町の避難区域(福島第一原発から半径20㌔圏内)が解除されないまま行われます。つまり、誰一人住めない場所に電車だけ走らせようというのです。
 今回の施策からは、電車を走らせることを「復興と安全のシンボル」に仕立てることが目的であり、それを既成事実として住民に帰還の圧力を加え、政府・東電が行っている補償を打ち切り、原発事故をなかったかのようにすること、そうした安倍政権の狙いも見えてきます。
 そんなことのためにJRが一役買い、仲間や乗客が危険にさらされるのは絶対に許せません。

一方的な運行再開に住民の疑問の声相次ぐ

 第三には、原発事故避難者、とりわけ楢葉町民も強く反対しています。
 JRが5月10日に突然発表した「6月1日運行再開」には、原発事故避難者、とりわけ楢葉町民からはJRへの強い不信感が向けられています。
 竜田延伸に反対する私たちの闘いには、町民から大きな共感と支持が集まっています。町民の多くの人が自分たちの意思と無関係に勝手に帰町が決められ、JRが勝手に走り始まっている(訓練運転など)ことに怒りと不満を持っています。

5・31いわき集会に大結集しよう!

 そして何よりも、私たち労働者は、労働者の団結した力と行動でしか、この事態を打開できないことを多くの仲間にわかってもらいたい。
 いわき運輸区の仲間の切実な声をどうしたら実現できるのか。放射能問題は命の問題、あいまいさは許されません。私たち動労水戸と共に闘いましょう。この動労水戸ストライキはその号砲です。
 放射能がある場所に電車を通すというJRの前代未聞の暴挙に対し、労働者は黙って従うのか、それとも立ち上がって闘うのか、多くの人たちが注目し、私たちを応援しています。
 5月31日のいわき集会に集まって、全国の仲間と共に声を上げましょう!



福島切り捨てを許さない!
竜田延伸絶対反対!
総決起集会

5月31日(土)13時~15時
場所:いわき・平央公園
☆集会終了後、いわき駅までデモ行進




乗務員スト予定行路

5月30日(金)

土浦運輸区 B86行路
水戸運輸区 B9行路
勝田運輸区 B204行路
B501行路
B214行路
水営運輸科 B309行路
B306行路
土浦運輸区 構内A番
勝田車セ 構内F番

5月31日(土)

勝田運輸区 B233行路

5・31竜田延伸絶対反対!総決起集会(いわき)へ

ビラへのリンク

2014年5月28日水曜日

日刊動労千葉 第7712号

動労千葉と共に歩もう


動労千葉OB会第27回総会開催



http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2014_01_06/n7712.htm


 桜の花からいつしかつつじ、藤の花と移り変わり、初夏を思わせる五月晴れの5月10日、第27回動労千葉OB会総会がDC会館において開かれ、支部組合員や家族会含め40名が集まりました。

日刊動労千葉 第7712号へのリンク

外注化阻止ニュース 第122号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9


大幅賃金アップを
CTSは生活が成り立つ賃金を出せ


世界のマクドで時給1500円を求めスト

すき家、時給1500円に

 5月29日「肉の日」に全国一斉ストライキが呼びかけられている「すき家(ゼンショー)」。
 低賃金と1人勤務の過酷さにアルバイト(店長クラスでも契約社員にさえなれない)が次々と仕事を辞め、全国で250店舗が閉店に追い込まれています。人手不足のため都心など一部地域ではついに時給1500円(深夜)になりました。
 最近の報道では、すき家やワタミなどブラックとの噂がある企業には人が集まらず、時給1500円を上回る企業が出ています。
 5月15日、世界35カ国数百都市のファストフードで働く労働者が最低賃金時給15㌦(約1500円)などを要求してストライキを行いました。
 米国では100都市以上でファストフード労働者が「侮辱的な労働システムを終わりに」と訴えて時給15㌦(現状は約9㌦)を要求してストライキ。各地域のマクドナルドやバーガーキングの店舗の前で集会を行いました。
 ブラジル・イタリア・ドイツ・韓国などでもデモや集会がありました。日本でも時給1500円が訴えられました。

時給900円余と年収1千万超

 JR千葉鉄道サービス(CTS)の採用要項によれば、契約社員は月給14万7200円。1日7時間30分、週5日で計算すると時給900円余りです。他方でJRから天下った幹部は年収1000万円を超えます。
 大多数の労働者が希望しても正社員になれずに最低賃金プラスアルファ、他方で仕事もせず労働者をいじめるだけの所長ら幹部クラスは1000万円を超える多額の報酬を得ています。あまりに極端な格差です。
 CTSは大幅賃上げをただちに行え! 最低でも時給1500円にせよ!

ニュースへのリンク

2014年5月25日日曜日

2014年5月24日土曜日

日刊動労千葉 第7711号

国鉄1047名解雇撤回へ
民営化・外注化は安全と雇用を破壊した
今こそ闘う労働運動を甦らせよう


http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2014_01_06/n7711.htm


6・8全国集会の成功を

すき家   バイト反乱で店舗閉鎖  全国で250店以上
地獄の「ワンオペ」

 牛丼チェーン「すき家」で3月から過酷な勤務が原因で、労働者の大量退職を引き起こし、全国で少なくとも250店舗が閉店している。

日刊動労千葉 第7711号へのリンク

命より金儲け エキナカ保育所

http://sukuramu.at.webry.info/201405/article_3.html


JR東日本は2001年の「ニューフロンティア21」以来、鉄道会社としてのあり方を転換させてきた。「株主価値重視経営」の名のもとに、駅ナカビジネスやスイカなど金融事業を収益の中心に位置づける一方、鉄道事業は第3番目に位置付けられてきた。その結果、金儲けにならない鉄道の保守部門は外注化を軸に嵐のような合理化で鉄道会社の最大の使命である安全輸送は崩壊し、JR体制崩壊へと向かっている。 今回は、JR東日本が株主価値重視経営の第一の柱としてきた駅ナカビジネス一つである「駅ナカ保育所」の問題点を提起する。

JR東日本は、「子育て支援事業」と称して、首都圏を中心とした沿線の駅構内や駅ビルやガード下に保育園や学童保育施設をつくっている。その数はすでに79カ所だ。1996年1ヵ所目の「駅型保育園」を国分寺に開設し、2004年には、埼京線沿線を「子育て応援路線」のモデルに、2011年には埼玉県内沿線のほぼ全駅に開設し、現在では首都圏に70カ所も設置され、100カ所まで開設すると発表している。

「稼げるビジネス」

ここ数年、JRだけではなく大都市圏の鉄道会社のほとんどが駅ナカ保育事業に本格参入している。
 電車通勤が多い大都市圏では、通勤の行き帰りに子どもを預ける場所として駅ほど便利なところはない。しかも保育施設は、「子育て支援」の名の下に規制緩和がどんどん進み、「待機児童解消」という大義名分の下、国や東京都などの自治体の政策の後押しを受けられる「儲けるビジネス」になっているからだ。
 駅やガード下などの空きスペースを持つ鉄道各社が、「今こそビジネスチャンスだ」と駅ナカ保育事業に全面的に乗り出しているのだ。

規制緩和で急増する「エキナカ保育所」

  かつて認可保育所の設置者は、市町村か社会福祉法人に限られていたが、2000年3月に株式会社やNPOにも開放され、定員や資産の条件も緩められた。その後、市町村の公立保育園の民間委託が進み、政府は民間企業が設置した保育施設にも、公的補助を出す方針に転換した。さらに2012年4月には認可条件を市町村が自由に決めてよいことになった。受け入れる子どもの定員や職員配置、最低面積の基準を引き下げたり、園庭基準を廃止した市町村なら、ビル内の手狭なスペースで小規模保育所を開設するといったケースでも、認可が下りる。そして横浜市は、認可保育所の4分の1を株式会社に任せることで「待機児童ゼロ」を達成した。そして駅ナカ保育所も「○○市認可」のお墨付きが取りやすくなったわけだ。

大地震で、駅舎倒壊の巻き添えに

 そこで「エキナカ保育」の最大の問題になるのは、安全問題だ。建築基準法では、保育所は「特殊建築物(児童福祉施設等)」に該当する。耐火建築物であるだけでなく、採光も、換気も、内装材の不燃性も建築基準法で定められ、細かい基準をクリアしなければならない。一方、鉄道駅は建築基準法の対象外だ。つまり基準自体が存在せず、駅舎が駅ビルになっている場合に限って、商業ビルと同じ扱いになる。
さらに消防法では保育所は「特定防火対象物」に該当し、設置が厳しく定められている。しかし駅舎は「非特定防火対象物」で、特定防火対象物よりも防火設備の設置規定が緩くなっている。極端な話をすれば、火災や地震が起きたとき、基準が厳しい保育所部分が無事に残っても、基準が緩い駅舎部分が大きな被害を受け、駅ナカ保育所の出入口が駅に面した1カ所しかないと、幼児も保育士は避難できなくなることもありえる。
 その「駅舎崩壊」が現実に起きたのが1995年の阪神大震災である。当時はまだ駅ナカ保育所はなかったが、もし今、同じ規模の都市直下型地震が首都圏や関西圏を襲ったら、駅ナカ保育所にいる幼児たちはどうなるだろう。2003年、JR西日本の駅ナカ保育所「JRキッズルーム」第1号が誕生したJR六甲道駅は、阪神大震災の朝、真新しい駅舎が轟音とともに崩壊したのだ。
 以上、「エキナカ保育」の問題点について明らかにしてきたが、 そもそも、大都市圏の駅の多くは毎日数万、数十万の不特定多数の人々が行きかう場所であり、犯罪多発地域であり、そもそも騒音や振動などで人間が住むところではない。そこに子育ての施設であるべき保育所をつくることが果たして許されるのか。
安全よりコスト優先、子どもの命より金儲けのJR体制を打倒しなければならない。

動労千葉を支援する会 房州鉄道研究会から転載

2014年5月23日金曜日

2014年5月22日木曜日

日刊動労千葉 第7710号

韓国セウォル号沈没事故が
突きつけているのはなにか?


http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2014_01_06/n7710.htm


「殺人者は船長ではなく新自由主義だ!」


 4月16日の韓国セウォル号沈没事故で高校生、教員ら300人近くの乗客、乗員が殺された。そして韓国では深い悲しみとともに、パククネ政権への抑えがたい怒りが爆発寸前だ。
 5月10日、多くの高校生が殺された高校のある安山市を、2万人のキャンドルが埋め尽くした。そして17日にはソウル都心を5万人のキャンドルが埋め尽くし、「パククネは退陣しろ」、「青瓦台に行こう」というシュプレヒコールがあがっている。

日刊動労千葉 第7710号へのリンク

解雇撤回10万筆署名を達成して6・8を国鉄闘争の新たな出発点に

 5月7日、国鉄闘争全国運動の呼びかけ人会議を開催した。
 動労千葉 田中康宏委員長の提起を紹介する。

http://sukuramu.at.webry.info/201405/article_1.html

 この間の闘いの報告などをさせていただきたいと思います。
 今日の呼びかけ人会議では、6月8日に国鉄闘争全国運動の集会が開かれますが、これが新しい国鉄闘争の出発点のような形にできないかと思っています。
 ご案内のとおり、1047名解雇撤回闘争は、地裁、高裁の判決を経て最高裁になっています。10万筆署名運動をはじめとして、何とかもう一歩前進させて、採用差別、不採用の基準そのものが不当労働行為という所まで北。これからもう一歩進めて解雇撤回を勝ち取るために最後の最後まで全力を尽くしたいと思っています。いずれにしても、相手は国家権力ですから判決は出るだろうと思います。通常でいえば、年内に判決です。これがどういう形になるのか。塩漬け的になるのかたちまち出てしまうのかはまだわからない。そういう渦中の中で開かれる6・8集会だと思っている。

 私たちは、どんな判決が出ようがこの国鉄分割・民営化の過程で起きたこと、それ以降労働者に起きたことを曖昧にしてはいけない。これを運動としてちゃんと継続していきたい。そういう意味では、今度の6・8集会が、言葉の上だけでなく、本当に社会的な影響力、力をもった運動として全国運動、動労千葉の闘いがもう一歩前に行けるかどうか。そういう分岐点だと思っています。これまでの労働運動の歴史からいうと、これから前に一歩進むというとき、本当に前に進まなければいけないときに壁を乗り越えられない。そういう形で運動が収束させられたりということを繰り返してきたような気がします。それを乗り越えるような者として新しい展望を示す集会にしたい。
 それと、これは昨今の情勢の動きを見ていると、安倍政権の憲法改悪だとか、集団的自衛権に向かって国家主義や排外主義、領土とかって問題をあおり立てて突き進んでいるようなあり方。その一方で、労働者全てを非正規化してしまう動き。特に、私がこの間思っているのは、国家戦略特区が6ヶ所指定された。安倍政権によると、この国家戦略特区で「岩盤規制」にドリルのように穴を開けていくという言い方をする。ちょっと考えてみると、この間の規制緩和で、労働者にとって岩盤規制などどこに存在しているのか。煮えたぎる熱湯の中に放り込まれているのが現状です。それが今の安倍政権から見えれば、まだ岩盤規制だという。そこまで徹底的に競争原理を強いていったときに、社会全体が崩れ落ちていく過程が間違いなく始まる。しかし、おそらくそれ以外に生き延びる道がない。総非正規職化と戦争。そういう危機を前にすると、改めて闘う労働運動のめを作り上げるという僕らの目的が、今本当に問われている。国鉄分割・民営化という問題を曖昧にしてはならない。そういう思いがあります。今日の討議を新しい出発点にして、この運動をどう広げるのか。その当たりの議論ができればいいと思う。

 5月2日にCTSに強制出向させられた組合員のストライキを構えました。半日間のささやかなストライキです。何度もストライキで抵抗するので、邪魔になったんですね。そうなったとたん、下請け会社自身が大量採用した。2年間で26名という。動労千葉のスト破り要員として労働者を動員していくという形をとったんですね。そのもの達はわずか車両の検査修繕の経験半年で、国鉄の頃なら10年間の経験がなければ配属しなかった車両の検査・修繕作業にこの5月2日から配属するとなった。この状況を見ていて、組合つぶしのためには、外注化してコスト削減するためには、何でもやるんだということを改めて突きつけられた思いがあった。こうやって外注化によって安全が崩壊していくんだと。この状況を前にしていろいろ議論しまして、之は外注化粉砕・運転保安確立、何よりもこのままいったらCTSという下請け会社に採用されたプロパー社員が間違いなく犠牲にされる。率直に言って全く素人同然で形だけ検査させてだす。それで車両故障が起きたり事故が起きた場合、もちろん幹部は責任を取らない。担当した労働者がトカゲのしっぽのように切り捨てられ、首になって終わっていく。ですから、プロパー採用の仲間たちを犠牲にしてはならないとスローガンを掲げてストライキに立ち上がりました。僕らの目的は、27名の下請け会社に採用され、直接的には動労千葉の組織破壊のために動員された労働者達で、だけど彼らを本当に獲得したときに外注化攻撃は本当の意味で粉砕できるという展望が逆に見えてきた。そういった出発点という形でストライキをしました。

 この間外注化以降、15年間にわたって闘い続けてきた外注化粉砕闘争を、どういう風に本当に粉砕するまで闘いを継続していくのかということを巡って、組合の中では繰り返し繰り返し議論をして、どういうところに具体的な展望を見いだすのかということで争闘苦しんできた。逆にここで展望が見えた気がした。展望というのは、やっぱり外注化の最大のアキレス腱は安全を徹底的に犠牲にするということなんだと。もう一つは外注化された先に闘う労働組合があって、その組合が外注先に労働者も含めて全部組織したときに、外注化とか非正規化という攻撃は粉砕できるんだという展望を得たような気がしました。そういう本当の意味で外注化阻止の第二ラウンドが始まったという感触を受ける闘争を始めました。もちろん、一発のストライキで終わるわけではありません。現場では、当局にも、持続的波状的にストライキを構えて闘いぬく。この目的は、この闘争を構えた渦中で、この闘争は君たちのためにやっているんだと外注先の仲間にも訴えて、ここを組織すること。そういう持続的な闘争が始まりました。これは、今最高裁で争われている解雇撤回闘争と二つの柱になるような、大きくは国鉄分割・民営化反対闘争としてこれからも貫いていきたい。
 
 もう一点、動労水戸の仲間達が重要な闘いに立ち上がろうとしている。この間も報告されているとおり。動労水戸は茨城から福島にかけて列車を運転している。被曝労働の問題だとかで何度も現場からストライキに立ち上がっていた。実は10日の日から常磐線を竜田という駅まで延伸運転するということが提案されています。竜田は福島第一原発から10数キロ。楢葉町になります。そこに向けて延伸して運転する訓練が5月10日に始まります。というのは、6月に楢葉町が帰町宣言を出す。これは全くのウソ偽りでしかない。それを連携してJRが走らせる。実際上は今行っている広野という一つ茨城よりの町ですら実際上は一年以上前に帰町宣言が出ても実際帰っているのは、3割未満。楢葉ですと、帰町宣言しても帰る町民は2割に満たないといわれています。でも、原発事故は収束したと表明するためだけにこういうことをやる。そういう中で、これも5月10日の訓練開始日にストライキを構え闘いをやろうと。一番かけていることは、原発反対闘争に職場からストライキで立ち上がるというような運動が全くないこと。そういうことも含めて闘争を継続したいと考えています。
 
 その上で、本題であります、6・8集会にむけてです。
 一点は到達点と6・8集会です。国鉄闘争全国運動の力を結集していただいて到達した地平はやはり大きいと思っています。何度も繰り返すこともないことと思いますが、全体が2010年の政治解決で闘いの旗を降ろしてしまうという状況の中で、動労千葉が闘いを継続するということについて、自分としては悩んだうえで訴えたつもりでした。闘いを継続することは簡単でも、ちゃんとそれが社会に影響力を持つだけの運動になるのかということ。その点で自分としてはずっと考え抜いて、だけどやらないといけない課題だと思いまして、全国の皆さんに訴えて、これだけの力を結集していただいた。その結果、東京地裁6・29判決ですとか、東京高裁9・25判決で実現したのは、少なくともこれまでのレベルを超えるものを勝ち取るところまできたと思っています。もちろんこれは、国鉄改革法という枠の中に押し込むために司法権力側も必死になってめちゃくちゃな判決をおろしたことも事実です。しかし、不採用基準そのものが不当労働行為であるということまで到達したということは、自分としては本当に大きいと思っています。やっぱり国鉄改革法を覆していくことに手がかかった。そこまでは私たちの運動が北のかなと思っています。それだけに僕らは、ここまで来てここからどう前進していけるのかが本当に大きいと思っています。到達地平が大きければ大きいほど、中途半端にしてしまったら労働者の信頼を牛泣くことになりかねない。だから、自分たちとしてはこの運動を全力を尽くして前進させたい。そういう6・8集会を新たな問題提起をし、展望を示し、ここに結集して、もちろん国鉄だけではなくて、今の現状の中で苦しむ労働者の大きな結集軸になるような新しい出発点にしたい。
 
 安倍政権の反動攻撃の問題はさっきいいましたが、自分はちょっと事態が変わろうとしていると思っています。その後のJR体制の崩壊という問題にも絡みます。JR北海道で起きている安全の全面的な崩壊という現実。韓国で起きている鉄道の民営化を巡って鉄道労組がストライキに立ち上がって、このストライキが世論の70%以上を民営化反対に組織してしまうという驚くべき事件になったという事態。その後のセウォル号沈没事故ですとか。あるいはすき家という牛丼チェーンで、アルバイトの人なんかが本当にやってられないとインターネットに書き始めたら、それにあらゆる声が結集して、だったらこんな会社潰してしまえ、集団離職しようっていう具体的な話になっちゃう。これは明らかに支配の崩壊が始まっていると感じられてなりません。簡単に言うと敵の側がやり過ぎたって事ですよね。状況が一つ転換し始めているんじゃないのか。だからこそ、なおさら国鉄闘争の旗をここで絶対に降ろしちゃいけない。そういう思いが強く、6・8集会でもそうしたことを含めてこの闘争を前進させていきたい。

 もう一点ですが、国鉄闘争の総括に関わる問題です。国鉄闘争全国運動という形で、こういう大きな力を作っていただいた中で思ったことが3つあります。
 一つは、国鉄改革法に関係してです。6・29判決だとか、9・25判決まできてみて、やっぱり国鉄改革法は真正面からこれを粉砕するために力を結集して立ちむかっていたら、立ちむかえない課題じゃなかったんだと最近本当に感じています。やっぱりあの当時の状況は、マスコミの大キャンペーンを張られたことも含めて、国鉄改革法という特別立法が作られて、これには立ちむかえないという雰囲気が全体に蔓延した。だけど、よくよく考えてみるとその後国労に対して、国鉄改革法の承認を大会決定しろと何度も迫ったりとか、JRに法的責任なしを機関決定しろと政府の側が迫った経過をみると、政府の側もこんな事が通用する自身がなかった。労働組合がこの問題を真正面から据え切れていなかったことが、新自由主義的な労働政策などが暴力的に貫徹され、日本の場合ここまで労働組合が後退せざるを得なくなった。こういう問題だったのかなと思います。
 これを過去を振り返っていうんじゃないくて、今改めて問題にして、これは突き破れるんだということを言える。そういうことが、ちょっと視点だけですが、国鉄分割・民営化反対闘争の視点と今後の展望にならなきゃいけない。
 それと、1047名が解雇撤回闘争を継続したということの持つ本当に大きな意味、これを活かすことのできなかったこの20年あまりの労働運動のあり方。やっぱりその中で政治解決路線が本当に大きな役割を果たしてしまった。やはり、今改めて感じることですが、あの国鉄分割・民営化という攻撃をくぐり抜けて、1047名が解雇撤回闘争を継続したということが、日本労働運動にとってどれほど大きかったということの持つ意味。もっといえば、今この地点で1047名解雇撤回闘争が継続されていたら、どれほど大きな役割を果たしたのかということなどを考えると、この大きさをもう一回総括の視点としてすえて、これからの教訓にしなければならない。

 これは伊藤さんがつとに行っていることですが、国鉄分割・民営化のような国家をあげた大きな攻撃が来たときに、問題はその後の激しい攻撃が進行するということに対して、対抗する力を持たなかった。三池もそうです。指名解雇という攻撃の中で組合が叩きつぶされる。問題はその後、炭塵爆発の問題だとかいう形で労働者が500人も犠牲にされていく。この民営化の場合は、あらゆる業務の外注化、下請けかという攻撃が来たときに対抗できなかった。この辺りをちゃんと総括して闘いを継続しなければ国鉄分割・民営化の総括にならない。
 この全体が、今労働者がおかれている総非正規職化という現実を突き破って前進していく展望として、もう一回討論の俎上に載せ、6・8集会でも新しい方向性を打ち出したいと考えています。
 そういう上で、大きな三つ目に、国鉄分割・民営化体制の崩壊ということについて簡単に報告したいと思います。これは、ついに28年を経て国鉄分割・民営化ということの矛盾がふたをすることもできなくなって崩れ落ちようとしていると感じています。これは単に国鉄分割・民営化が崩壊したというだけじゃなくて、新自由主義攻撃のもっとも象徴的な姿、攻撃が国鉄分割・民営化でしたから、ここに表われていることは社会全体で同じ事が起きるという象徴じゃないかと思っています。それは教育を巡っても、医療を巡っても、様々な社会保障を巡っても、労働者の雇用を巡っても、こういうことがすべてをめぐって現実に起き始めている。
 例えばJR北海道で起きていることは、一番象徴だと思うのは、国土交通省がJR北海道という企業を刑事告発したことですね。つまり、JR北海道をうみだしたのは政府の民営化政策です。それを刑事告発せざるを得なくなってきている。そこまで安全が崩壊している。これはマスコミでも乗ったとおりですが、結局ふたをすることもできないなかで、JR東日本の経営幹部を15人送り込んで、なんとか立て直させるという形を取った。これ自身が民営化体制の崩壊です。かといってこれで立て直るかというと、JR東日本は株式上場してしまっている。しかも、株主の多数が外国人株主になっているという状況の中で、資金をつぎ込むことはできないんですよね。そうしたら、株主から訴訟を起こされかねないといっています。結局、二進も三進もいかない。安全の崩壊がまさに民営化体制全体を崩壊させているということだろうと思います。何とか必死になってふたをしようとしているのが、安倍政権の成長戦略の柱が鉄道のパッケージ輸出になっているからだと思うんですね。それが一番大きな要素だろうと思います。その時に、北海道のような現実が世界にしれるわけにはいかない。だから、何とか押さえ込んで問題なかったんだとしないと、安倍政権の政策そのものが崩壊しかねないということも含めてあるんだろうと思います。
 しかも、これが北海道だけの問題ではなくて、全体の問題だということは京浜東北線川崎駅での脱線転覆事故が示しました。これは、ここまで外注化をやってしまった結果の事故です。尋常でないのは、JRの工事ですがJRという会社は元請け事業主としての責任も逃れる位置にいて、だから工事現場にはJRの人間は一人も派遣しないで、JR東日本はただ単に事業を発注しただけで元請け事業主は今回の場合・・・です。ここまで無責任な関係を取っているところまでいっていることが安全を崩壊させているという現状だと思います。
 さて、それだけではなくて、JR貨物ではにっちもさっちもいかない経営破綻が進行しています。
 同時に、JR体制の企業としての変貌と言っていいのか、こういうことが急速に進んでいます。それは、特に、業務の外注化の決定的なエスカレートという形で進んでいて、遅くらくJRという会社は管理部門以外一切持たないというところまで進めようとしている。今、検査・修繕部門で動労千葉が先頭に立って外注化と闘っていることが、ある意味で全体に歯止めをかける一をもっている。他の部門では、明らかに外注化が決定的にエスカレートしようとしている。さっきもありましたが、新津の工場は完全に分社化されました。今進んでいるのは、駅を基本的に全部別会社に運営させようということです。東京ではステーションサービスというモデルになるような新しい下請け会社が作られました。そこに丸投げ的に業務を委託してしまうという形です。そうしたら、その新しく作られた会社の就業規則では、一生涯で3回しか定期昇給をしないという採用以外ないという就業規則が提案されています。今までは正規雇用があって非正規雇用もあった。「名ばかり正規職」などといわれていますが、有期雇用ではないんですが、5年目に5000~8000円の定期昇給、10年目、15年目。つまり一生涯働いても賃金が20万円までいかないような採用以外にまったくない。まさに9割非正規化というような、安倍政権が狙っていることのモデルをJRが提唱するような形の外注会社が設立されています。そういうことを含めて、企業として決定的な変貌を遂げようとしている。

 最終的に労務政策の大再編が始まっています。革マルと結託して分割・民営化を強行して、それがJR東海、西日本、九州では崩れました。今、革マルとの結託体制が残っているのは、東日本と北海道と貨物です。これを、葛西が中心になって、安倍政権の私的な顧問のような形で、官邸主導の人事で、最終的に分割・民営化のときの労務政策を清算して、完全なご用組合化しようとしている。これで乗り切ろうとしている。
 そんな状況が進んでいるのが国鉄分割・民営化の現状です。

 こういう状況ですが、おそらく、こうした現実が、日本でも、世界的にもうちょっと限度と限界を超えてすべてが崩れ落ちるギリギリまで来てるんじゃないかと感じています。そのことを一番象徴的に示してくれたのが、去年の12月の韓国鉄道労組の闘いだったと思っています。韓国鉄道労組、つまり民主労総は最も力と組織性のある闘いだと思っています。こういう闘いが背景にあって、民営化とか新自由主義的な競争政策の矛盾を暴き出した。それが23日間にわたる韓国鉄道労組のストライキとそれをバックアップした韓国民主労総の闘いだったと思います。
 これは、当時の国鉄分割・民営化のころなら信じられなかったことです。民営化に社会全体が反対するなど考えられなかった。だけど、この20数年間一体そうした政策が何をもたらしたのかということ、非正規化ということだとか、貧困だとか、安全の崩壊だとか、これを全部見ていて、そこに労働運動が力をもって登場したときに世論全体が反対になり、こういう政策がもうにっちもさっちもいかない所に来ている。こういう形で示されていると思います。
 そのことを逆な意味で本当に象徴的な形で示したのが、セウォル号沈没事故だったと思います。発端は規制緩和で船舶の使用期限を20年から30年に延ばしたことに発してるんですよね。だから、あんな廃船同然の船を日本から買うことができた。それに始まって、もうとにかく利潤を追求するために徹底的な過積載から非正規職化からということが行われた。だけど、振り返ってみるとJR北海道と起きていることは寸分違わない。そういう意味で言うと、一つの転機になる。ソウル地下鉄の衝突事故もそうです。世の中全体でこうしたことが爆発的に噴出する中で、僕らは労働組合が本当に力を取り戻さないといけないと思います。そういうことも含めて6・8集会の成功に向かっていきたいと思います。

 今日の呼びかけ人会議に前に3労組で話し合いました。こういう運動は、闘いを継続すると行っても最高裁判決が出てしまうと、それで実際上は影響力を持たなくなってしまう。収束させられてしまう。それではいけないと思うと話をしました。3労組も国鉄分割・民営化の問題だけは終わらせてはいけないと強く一致しました。6月8日の集会でも3労組から今この状況だからこそ、本当に闘う労働組合が必要なんだということは、準備をして参加者に訴えたい。もう一回この旗の下に結集してもらいたいと3労組からも訴えたい。この間5月に韓国の民主労総のソウル本部副本部長と、鉄道労組の上部団体である公共運輸連盟の副委員長が、日本に来ました。その時に27年間闘ってきた国鉄分割・民営化反対闘争がこれから本当に前に前進して、日本の労働組合がもう一回力を取り戻せるのか、大きな分岐点に来ていると思っていると討論しました。それで、去年の鉄道労組のストライキをみて、本当に新しい時代が始まろうとしていることに感動したんだと話して、6月8日の集会に韓国の鉄道労組から参加してもらって、なぜこんな闘いが実現できたのか、可能だったのかを時間を取って報告もらえないかと頼みました。招請状も送りました。これからなのでまだわかりませんが、韓国鉄道労組から参加してもらって、民営化反対の闘いを日韓共闘で前進させるような展望を作り上げたい。
 10万人署名運動を高裁段階と、最高裁で2回継続しています。各地域や労働組合で、本当にこの署名運動を我が子とのように進めてくれる仲間がこの運動の中か空生まれてきています。この力をどう新しい6・8集会からの再出発に活かしていくかを考えなければいけない。私としては、6・8集会で、最高裁判決を前にして改めて訴えるという文章を出したい。それで、全国運動の呼びかけ人なども含めて、もう一度この運動を広げていくことをやりたい。その時に、この全国運動が一つの有機的なネットワークを組んで前進していくような運動になるために、この間各地域や労働組合で10万筆署名運動を先頭になって進めてくれた仲間達、具体的に職場で進めてくれた仲間達と、全国の各県の代表に呼びかけ人に入ってもらって、組織だって運動が展開できるような運動体に発展させていくことができないか。全国の10万人署名運動に取り組んでくれた仲間にも連絡を取って、この運動に各地の代表を派遣してくれないかということも含めて、準備をして6・8集会などでそうした方向性を打ち出して新しい闘いができないかと考えています。

動労千葉を支援する会 房州鉄道研究会サイトから転載

外注化阻止ニュース 第121号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9 


 CTS成田空港駅
1日勤の要員増かちとる
夕食時の休憩時間も改善を実現

 動労千葉とJR千葉鉄道サービス(CTS)は5月8日、成田空港駅の労働条件について団体交渉を行いました。
 この場でCTSは、成田空港駅で清掃業務を行う要員数について12人体制から13人体制へ1人の要員増を行ったことを明らかにしました。
 夕食の時間についても30分の設定を1時間に変更したとの回答を行いました。
 要員増と夕食時間の改善はきわめて大きな成果です。
 団体交渉には、成田空港駅でエルダーとして働く組合員も参加しました。成田空港駅では昨年8月、組合員の金子さんが泊勤務中に亡くなる重大事態が発生しています。動労千葉は、清掃業務の実態や粉じん・騒音などの職場環境の調査を行い、CTSに対して労働条件の改善と労災認定を求めてきました。
 要員増や休憩時間を改善したことは、成田空港駅での清掃労働が過酷だったということをCTSが自認するものです。
 成田空港駅では、1日5万歩以上も歩かされ、食事を取る時間もまともにありませんでした。金子さんの死亡も過酷な清掃業務が労災の原因であることは明らかです。CTSは金子さんの労災認定を直ちに認めなければなりません。

組合の力で職場の現状を

 成田空港駅では、列車がブレーキをかける関係でホームに粉じんが舞っており、肺気腫になった労働者もいるほど深刻な状況です。また休養室の冷暖房についてCTSは、「空港施設の関係で個別にエアコンを設置できない」「冷風扇の設置で対応」と回答しています。
 そもそも今の休養室は、事務所の奥にあった倉庫に旧式の2段ベッドを入れただけで、もともと休養室として使用するような場所ではないことが重大な問題です。
 さらに3月ダイ改以降、快速列車が1本多くなり、夜中の清掃作業が増えています。今のままの人数(夜は3人体制)ですべての清掃はできない状況です。しかしCTSは、泊勤務については「要員を増やすまでの業務量にはない」と回答しています。
 動労千葉は、こうした実態に踏まえ、夜間帯の要員増も行うことを要求しました。労働組合が職場の問題をきちんと取り組むならば必ず職場の状況を変えることはできます。

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2014年5月21日水曜日

日刊動労千葉 第7709号

解雇撤回10万筆署名を達成して
6・8を国鉄闘争の新たな出発点に




http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2014_01_06/n7709.htm

 5月7日、国鉄闘争全国運動の呼びかけ人会議を開催した。呼びかけ人会議の議論をもとに参加者の発言の要旨と、4月19日の尼崎闘争での関西生コン支部、港合同の発言の抜粋も掲載する。

新たな国鉄闘争の出発点に  
田中康宏(動労千葉委員長)


 1047名解雇撤回を闘う国鉄闘争全国運動の力を結集して到達した地平は大きい。一昨年の東京地裁、昨年の東京高裁で不採用基準そのものが不当労働行為だと認めさせるところまできた。国鉄改革法を覆すことに手がかかっている。解雇撤回へ最後まで全力を尽くしたい。

日刊動労千葉 第7709号へのリンク

全国協ニュース第64号を発行しました!

http://www.godoroso-zenkokukyou.org/grz/wp-content/uploads/b333881fa5777410143686d5ec956706.pdf
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2014年5月20日火曜日

日刊動労千葉 第7708号

第12回団結潮干狩り
150名で開催!


http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2014_01_06/n7708.htm

今年も大漁

 4月29日、木更津市・江川海岸において、動労千葉サークル協・家族会・木更津支部共催で第12回団結潮干狩り大会が開催された。

日刊動労千葉 第7708号へのリンク

会報・国鉄闘争全国運動第48号

http://www.doro-chiba.org/z-undou/pdf/news_48.pdf


会報・国鉄闘争全国運動第48号(2014年5月15日)が発行されました。

5・31竜田延伸絶対反対!総決起集会へ!

http://file.doromito.blog.shinobi.jp/37e4db90.pdf



帰還強制のJR運行再開をとめよう!


避難者の怒りとともに試運転抗議ストを闘う

 私たちは常磐線広野~竜田間運行再開に反対している、JRの労働組合の動労水戸です。
 5月10日、JR水戸支社は6月1日運行再開のための試運転を強行しました。私たちは当日ストライキを行い、いわき駅に駆けつけました。駅前といわき運輸区で行った抗議行動には、原発事故で避難されている方々からの大きな支持と応援をいただきました。拙速で、なおかつ労働者や乗客を原発事故と放射能から守る対策も示さないまま、竜田駅までの運行再開を強行しようとするJRに対し、多くの疑問と怒りの声が上がっています。

避難者への帰還強制に加担してはいけない

 私たちが今回の運行再開に反対する理由は、まず、電車の運行が再開されることが、避難している人たちにとっては「もとの町に帰れ」という圧力になると考えるからです。
 竜田駅のある楢葉町の避難区域が解除され「帰町宣言」が出ていないにもかかわらず、JRは避難者の意向を無視して運行再開を目指してきました。「原発事故は終わった」と避難者の生活再建を切り捨てようとする政府や東京電力の手先として、「避難者を町に帰すためには鉄道が必要」とばかりに帰還運動の先頭に立ってきたのです。そのために、まだどれくらいの人が電車を利用するかわからないのに、私たち鉄道員に被ばくを強いながら試運転と乗務訓練を行い、6月1日に一方的に運行を始めようとしているのです。

利用者・労働者の安全にとことん無責任なJR

 原発事故はいまだ収束していません。楢葉町でも健康被害が確実に起こるような線量の場所が至るところに残っています。乗務訓練で竜田駅まで運転した運転士は、除染で出た放射性廃棄物の土嚢が線路沿いに山積みにされ、すっかり変わり果てた沿線の光景を見て言葉を失ったと語っています。町民の人たち、とりわけ若い人や子どもを持つ親が帰るのをためらうのは当然です。鉄道を再開したことで町民が町に戻り、その後被ばくによる健康被害が出ても、政府や自治体、そしてJRは責任を取るのでしょうか?
 JR水戸支社は私たちとの団体交渉の中で、原発で事故が起こった場合の利用者・乗務員の避難について、具体的な方法や計画は何も決めていないことを明らかにしました。また、乗務員を被ばくから守る方法についても「不安を解消するために線量計を持たせるのであり、危険な場所に行くとは思っていない」と言っているのです。鉄道会社であるJRが、命と安全に対して無責任なことは絶対に許されません。
 私たち動労水戸は、「命と安全を守る」という鉄道員の誇りと使命にかけて、今回の運行再開は中止すべきだと訴えています。5月31日、平中央公園で運行再開を阻止すべく集会とデモ行進を行います。私たちと共に怒りの声を上げましょう。
 皆さんの力が必要です!ぜひご参加を!




福島切り捨てを許さない!
竜田延伸絶対反対!
総決起集会
5月31日(土)13時~15時
場所:いわき・平中央公園
☆集会終了後、いわき駅までデモ行進

私たちは鉄道員の誇りと使命にかけて反対します

ビラへのリンク

◆救援本部ニュース548号発行!

http://blogs.yahoo.co.jp/shinsaikyuenhonbu/12160711.html
ニュースへのリンク

2014年5月18日日曜日

動労千葉を支援する会ニュース272号

http://www.jpnodong.org/pdf/20140515.pdf


福島切り捨てを許さない! 竜田延伸絶対反対! 総決起集会

5月31日に開催する常磐線広野~竜田間運行再開に反対する集会の要綱が決まりましたのでお知らせします。


福島切り捨てを許さない!
竜田延伸絶対反対!
総決起集会


日時:2014年5月31日(土)13時より 
  (集会終了後、JRいわき駅までデモ行進)
場所:いわき市・平中央公園
主催:国鉄水戸動力車労働組合(動労水戸)

全国からの大結集をお願いいたします!!

動労水戸ブログから転載

2014年5月17日土曜日

日刊動労千葉 第7707号

常磐線広野―竜田間 運転再開絶対反対
5/10動労水戸がストライキ


http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2014_01_06/n7706.htm


「世界一危険な区間」の運行再開強行するJR
原発から20㌔圏内で運転

 JR水戸支社は、20㎞圏内で避難区域である竜田駅ー広野駅間の運転再開を通告してきた。5月10日からの試運転に対して動労水戸はストライキで抗議し、いわき駅前で抗議行動を行った。動労千葉も長田書記長を先頭に駆けつけた。
 JR東日本水戸支社は、全村避難の楢葉町が「6・1帰町宣言」を出すことを想定して運転再会するとしているが、まだ帰町宣言も出ていないし住民誰一人か帰っていない。帰町宣言が本当に出るかどうかもわからない 楢葉町内の放射線量は国が除染の「長期目標」とする毎時0.23マイクロシーベルト(年間1㍉シーベルト)より高い状態が続いている。水戸支社は「沿線の除染は完了した」と言っているが、放射性物質は周辺の広範囲に厳然として存在し、除染をしても数ヶ月もすれば元の値に戻ってしまうというのは現地では常識だ。

日刊動労千葉 第7707号へのリンク

郵政非正規ユニオンNEWS NO45

https://drive.google.com/file/d/0B_eHMUAYIH2UdlBtcXJ6SDduMVk/edit?usp=sharing



八王子西局のSさんなんて知りません!
解雇を開き直る日本郵便本社


日本郵便本社に団体交渉要求! 解雇撤回を申入れ

 5月1日、郵政非正規ユニオンと合同労組八王子は、日本郵便本社に対しSさんを始め東京多摩局齋藤裕介委員長、晴海局奥野明子組合員の解雇撤回を求め抗議行動に決起しました。
 対応した総務人事部は、八王子西局のSさんの「解雇は知りません」などと開き直り解雇の理由を明らかにしろ、高橋亨社長を出せの怒りの抗議に狼狽し、ただSさんの「解雇は知りません」を繰り返すのみでした。
 Sさん解雇が、日本郵便社長高橋亨名の辞令であり、本社総務人事部が知らないなどと言うことはありえません。もしそうだとしたら八王子西局がかってに高橋社長の名前で解雇したということか。このようなウソを平気でつく総務人事部に対し、Sさんは1時間近くに及ぶ八王子西局の退職強要のパワハラの実態について明らかにし、この退職強要が本社指導の下に行われてることを徹底的に追求しました。
 齋藤委員長と奥野明子組合員は、本社による解雇攻撃が、Sさんを始めとした郵政非正規ユニオン潰しの不当労働行為であることを弾劾しました。そして両組合は、、本社の責任を追及し直ちに解雇を撤回し全員職場に戻すことを要求しました。総務人事部は一切応えることは出来ずただ黙ってうなだれているのみでした。

未来へ希望をもって日本郵便で働けるのか

 Sさんは2013年4月、日本郵便八王子西局に新卒で入社した正規社員です。一年にも満たない青年社員を「勤務不適格」等とレッテル貼りをし、パワハラ被害者のSさんを解雇によって職場を追い出すことなど許されることではありません。
 Sさんと入社を同じくした八王子西局の青年を始め、東京支社管内の多くの新卒の青年が、営業目標の達成の強要、退職強要のパワハラで日本郵便をやめさせられました。その数は半端ではないのです。
 その一方で日本郵便は、15年には、新卒者7000人と中途採用者3000人の計1万人の正規社員の採用を打ち出しました。
 日本郵便は、いま社会的に批判されているブラック企業そのものです。
 新卒の社員を雇い「育てる」という企業の社会的責任を放棄し「出来るやつ・出来ないやつ」などとレッテルを貼り青年を使い捨てにしているのです。
 牛丼大手すき家の千人の社員が職場放棄し実質上のストライキに決起したことがマスコミなどで報道されています。
 すき屋の経営者は、他の牛丼店との競争に勝ち抜く為に、徹底した労働強化とコスト削減を進め、「ワンオペ」という全ての業務を1人でこなすとい過酷な労働を強要していました。こうした労働に耐えかねたすき家の社員が職場を一斉に離脱した事件です。
 このすき家と同じ労働が郵便局の職場でもおそいかかっているのです。次から次に新卒社員の首を切り、残った社員に徹底した過酷な労働を強要する有様は、すき家とまったく同じです。いまや日本郵便は、すき家と並ぶ最悪の企業に転落したのです。




非正規職撤廃!
正規社員との同等の労働条件を!

非正規社員にも外務手当と夜間手当を支給せよ

 日本郵便に対し正規社員のみに支給されている外務手当、夜間手当、年末年始手当等が、まったく同じ勤務でありながら、非正規社員には支給されないことは差別であり違法であるとして提訴されました。
 2013年4月に労働契約法が改正され20条で「期間の定めがあることによって不合理な労働条件の禁止」と明確に、同じ勤務でありながら、期間雇用社員というだけで賃金等の差別が禁止されたのです。
 日本郵便の場合、外務手当てが(1日最高で1420円)、年末年始の勤務手当ては(1日4千円~5千円)住居手当や一時金等を含むと年間では数百万円の待遇格差があります。
 日本郵政40万の内約19万人5割が非正規社員です。日本郵便はこの5割の非正規社員を徹底した低賃金と使い捨て労働、そして「やめてもらうぞ」なる脅しによって辛うじて郵便事業を成り立たせているのです。
 なぜこんなことがまかり通っているのかといえば、職場が正規と非正規社員に分断され、競争があおられ団結が破壊されているからです。
 正規と非正規社員が団結し、会社に団体交渉を要求し闘うことで、非正規社員の手当給の支給や労働条件郵政非正規ユニオン改善などは、必ず獲得することが出来ます。いまのJP労組に期待することはまったく出来ません。
 非正規社員の自立の労働組合である郵政非正規ユニオンと共に闘おう。

パワハラ・退職強要を職場の団結ではね返そう!

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2014年5月16日金曜日

日刊動労千葉 第7706号

CTS成田空港駅事業所(団体交渉5/8)
1日勤要員増をかちとる!


夕食時の休憩時間についても改善を実現!

要員増や休憩時間を改善したということは、成田空港駅における清掃労働が過酷だったということだ! CTSは、金子さんの労災を認めろ!

 5月8日、成田空港駅の労働条件改善に関する団体交渉が、成田空港駅でエルダーとして勤務する組合員も参加する中で行われ、千葉鉄道サービスに対する徹底的な追及が行われた。

日刊動労千葉 第7706号へのリンク

集団的自衛権の行使は認めない!国会包囲に2500人

http://million.at.webry.info/201405/article_8.html


安倍首相が「集団的自衛権行使容認」に突き進む中、これに抗議して5月13日昼に国会包囲行動が行われた。主催は、「集団的自衛権の行使」は海外で戦争をすることー解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会。当初、この日にも安保法制懇の報告書が出されると言われていて、集団的自衛権行使容認を政府に求めるような報告書はいらない!と呼びかけられたものだ。
約2500人がつながって、「解釈で憲法9条を壊すな!」と国会を包囲した。【続く…

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載

2014年5月15日木曜日

5/10動労水戸・辻川副委員長アピール!

外注化阻止ニュース 第120号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9


すき家 バイト反乱で
全国で250店以上店舗閉鎖

過酷な1人勤務や長時間労働


 牛丼チェーン「すき家」で3月から過酷な勤務シフトや夜間の1人勤務などの過酷な勤務が労働者の大量退職を引き起こし、全国で少なくとも250店舗が閉店しています。
 「関西の某店舗だけど3月15日に3人同時に辞めることにした」「みんな辞めるなら俺も辞めたい。ヘルプ来なくなったら、ますます死ぬな」「一気に離脱者が出ればゼンショーも少しは反省するのではないか。辞めるなら同じ店舗の何人かで同時がいい」
 すき家では「地獄のワンオペ」といわれる1人勤務が日常化しており、接客から配膳、調理、片付けまで1人でこなさなければなりません。勤務シフトも午前7時~午後8時、午後10時から翌朝9時までなど法律無視の労働時間にサービス残業が加わるのです。
 「すき家の店舗では労働1時間当たりの売上高を意味する『労時売上』が優先され、平均で1時間当たり5000円に届かなければ後で給与をカットされるトンデモないシステムがまかり通っている。実際の労働時間よりも労時売上のつじつま合わせに重きを置くため、サービス残業は当然。強盗御用達と陰口され、警察が是正を求めた深夜の1人勤務が解消されないのも、1時間5000円の売り上げがなければスタッフは1人しか使えない独自ルールがあるから」(関係者)
 ネットで「事実上のスト」と書き込みされるほど労働者の怒りは大きいものでした。閉鎖された店舗には手書きで「人員不足のため店舗を一時閉店させていただきます」の貼り紙。労働者の反乱が「すき家」を追い詰めたのです。

CTSも同じではないのか

 過労死・低賃金・不正で労働者がやめているのはJR鉄道サービス(CTS)も同じです。JRの外注化とCTSの実態、幕張事業所の行方所長の振る舞いそのものです。
 大手居酒屋チェーンなどを展開するワタミが49億円の赤字に転落するなど、ブラック企業のビジネスモデルが崩壊しつつあります。ブラック企業にノーを声を上げよう!

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2014年5月14日水曜日

日刊動労千葉 第7705号

蘇我駅で、待避遅延の重大事態!
特急列車が40m手前で停車!


外注化の結果、誰も責任をとらない体制ができてしまった!

 3月28日、外房線・蘇我駅において、ホーム下で作業を行っていた関連会社作業員を侵入してきた特急列車の運転士が発見し、緊急停止するという重大事態が発生した。
 京浜東北線・川崎駅事故(2月23日)から1月余りしか経っていない中で発生した重大事態だ。

日刊動労千葉 第7705号へのリンク

2014年5月13日火曜日

日刊動労千葉 第7704号

全国の貨物職場から
怒りの声を巻き起こそう!
貨物協議会第23回総会を開催





http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2014_01_06/n7704.htm

 貨物協議会は4月25日、第23回総会を開催しました。議長として斎藤支部長が議事を進行しました。冒頭、佐藤貨物協議長が、総会をみんなの協力で無事に開催できたことにお礼を述べ、本部を代表して田中委員長から、一昨年から一線を越えた賃下げの中で、職場が暗くなるどころか、どんなに困難でも仲間を信じ、明るく団結して闘う貨物協議会と共に頑張る決意が表明されました。

日刊動労千葉 第7704号へのリンク

◆本部ニュース546号発行!

http://blogs.yahoo.co.jp/shinsaikyuenhonbu/12137330.html

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2014年5月10日土曜日

日刊動労千葉 第7703号

プロパーの仲間たちを守り抜くために

幕張車両センター 5/2ストライキ貫徹!



http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2014_01_06/n7703.htm


新たな闘いの一歩

 5月2日、千葉鉄道サービス(CTS)に強制出向に出されている幕張支部の組合員13人は、幕張車両センターで始業時から午後1時まで、ストライキに起ち上がった。 午前7時半、幕張本郷駅前にストに入る幕張支部組合員を先頭に、組合員、動労千葉を支援する会70人が結集し、情宣活動を行った。
 出勤してくる労働者に、川崎執行委員は、「今日のストはプロパーの仲間を守り抜くためのストだ」とその意義を訴えた。幕張支部の山田支部長は、「プロパーの仲間に仕業検査をやらせるのは、明治以来の鉄道の歴史の中で築いてきた安全を崩壊させる暴挙だ」と激しく弾劾した。青年部の木科君はスト当該として「仕事も人もJRに戻せ! 実力でJR本体に帰る」と決意を述べた

日刊動労千葉 第7703号へのリンク

竜田延伸絶対反対!緊急抗議行動

http://file.doromito.blog.shinobi.jp/e3840265.pdf


常磐線広野〜竜田間運転再開に反対します!
5月10日試運転うをストライキで闘います

JR水戸支社、労組に6月1日運行を通告

 私たちはJRで働く鉄道員の労組である動労水戸です。
 4月17日、5月末に原発事故避難者への「帰町宣言」を行うため「運転再開を要望する」との楢葉町長からの申し入れを受けて、4月22日、JR水戸支社は6月1日からの広野~竜田間の運転再開を労組に通告しました。同時に、運転再開に向け、5月10日に試運転を行い、11日から30日まで乗務員訓練を行うという日程を示しました。
 JR会社が原発に近づく形で鉄道を再開し、労働者・利用者を原発の不測の事故や放射能による被ばくの危険にさらすことを、私たちは断じて認めません。試運転が予定される5月10日、私たちはストライキで抗議の意思を示します。住民帰還と被ばくの強制を進める政府とJRに対し、共に怒りの抗議の声を上げましょう!

労働者・利用者の命と安全に無責任なJR
 
 福島第一原発事故の現場では、重大事故の再燃と隣り合わせの作業が続けられています。原発事故の際の避難計画について、JRはこれまで計画を策定することすらせずに列車を運行し続けてきました。このような中、2月には子どもを乗せた「ポケモントレイン」のいわき~広野間運行を強行しています。
 今回のように放射能がある地域に鉄道を通すことは前代未聞のことです。被ばく対策についても、会社は社員に線量計を持たせることはしてきましたが、線量値が異常な値を示した際も「線量計が壊れているせいだ」として問題にすらしませんでした。いかなる事態が起こっても、果たして会社は責任を取ることができるのでしょうか?

帰還を強制する鉄道再開はいらない!
共に声を上げよう!


 楢葉町内の放射線量は、国が除染の「長期目標」とする毎時0・23マイクロシーベルト(年間1ミリシーベルト)より高い状態が続いています。町が主催した避難住民懇談会では、町民から「目標値を達成してから帰還を考えるべきだ」「安心して住める環境になれば、町民は自然とみんな帰る。なぜ帰還を急ぐのか」といった声が相次ぎました(4月27日付 東京新聞)。
 政府や自治体、そして今回JRが進める「復旧・復興」や「住民帰還」の動きは、住民の思いや意向を全く無視しているのではないでしょうか。鉄道の再開によって、「避難先での生活再建をあきらめろ。線量の高い地域に帰れ」という圧力が高まることは目に見えています。家族や地域をバラバラにしつつ、原発事故はなかったことのようにしようとする国の政策と、そのために鉄道が利用されることは、鉄道で働く者として私たちは絶対に認めることはできません。
 労働者・乗客の命と健康を守るため、妥協なく闘うことは私たち労働組合の社会的使命です。5月10日、私たちの抗議行動への参加を訴えます!




竜田延伸絶対反対!緊急抗議行動

5月10日(土)
13時 いわき駅前街頭宣伝
14時 いわき運輸区抗議行動
15時 抗議集会

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◆本部ニュース545号発行!

http://blogs.yahoo.co.jp/shinsaikyuenhonbu/12121979.html 


 

2014年5月9日金曜日

5・1新宿メーデー集会-田中・辻川アピール2014年

5・1メーデー 解雇撤回! JP本社は団交に応じろ!

https://drive.google.com/file/d/0B4d9Rtjp0SVBTGxTamh5a3huU0k/edit?usp=sharing




5・1メーデー
解雇撤回! JP本社は団交に応じろ!
日本郵便本社に抗議申し入れ

早朝、八王子西局に対し、団交要求

 5月1日、郵政非正規ユニオンと合同労組八王子は、解雇された青年労働者を先頭に、メーデー一日行動に立ち上がった。早朝、八王子西局に対し団交要求を突きつけた。八王子西当局は、団体交渉で志村部長らのパワハラ=退職強要が次々と暴かれていくことに恐れをなし、卑劣にも団交打ち切り=逃亡した。断じて許せない!
 団体交渉要求書を受け取るよう申し入れると、受け取りに出てきたのは総務部の職員だった。団交から逃亡した武井総務部長は、恥ずかしくて顔も出せないのだ。われわれは、団交打ち切りは断じて認められな旨通告し、団交要求書を手渡した。
 「団交を打ちきる」と言えば、それで済むと思ったら大間違いだ! ふざけるな! こんな明白な不当労働行為が通用すると思うな! われわれはお前たちを地の果てまで追いかけて、労働者の前に引きずり出す!

日本郵便本社に向け怒りのデモ!

 八王子西局に対する、ビラ入れ・団交要求行動に続いて、われわれは新橋・桜田公園に集合し、日本郵便本社に向けたデモに立ち上がった。
 八王子西局の青年労働者の解雇辞令は「日本郵便株式会社・代表取締役社長・高橋亨」の名で出されているのだ。解雇の張本人は、当然日本郵便本社だ。
 当日は、郵政非正規ユニオン・合同労組八王子の仲間の他に都内近県のJP労組の仲間、支援の労働者が約30人集まり、日本郵便本社にデモで押し掛けた。中小企業・商店がひしめきあう新橋を抜け、いよいよ霞ヶ関のJP本社にさしかかった。部隊は「解雇撤回!」「青年労働者を職場に戻せ!」「ブラック企業JPを許さないぞ!」とひときわ大声でシュプレヒコールをあげた。解散地の日比谷公園まで、意気高くデモを打ち抜いた。




JP本社は団交に応じろ!

JP本社に抗議・申し入れ

 さらに午前11時にJP本社前に再結集し、断固たる抗議・申し入れ行動に立ち上がった。
 当日は全労協の仲間たちが日比谷野音でメーデー集会を開催しており、集会後の全労協のデモ隊が、次々にJP本社前を通り過ぎ、われわれに手を振ってエールの交換となった。
 この日は晴海局で不当な解雇攻撃を受けた奥野明子さんも加わり、郵政非正規ユニオンの3人がそろって本社に申し入れ行動を行った。
 3人は申入書を携え、正々堂々と本社正面玄関から入った。「郵政非正規ユニオンとして申し入れに来た」「社長を呼べ」と申し入れ、対応したのは日本郵政総務部の職員だ。玄関ホールでの申し入れ行動となったが、1時間近くの交渉をかちとった。
 この交渉で、なんと総務部職員は、八王子西郵便局での解雇すら知らないと言うのだ。いったい労働者のクビを切っておいて、なんという無責任さだ!
 交渉団は怒りに燃えて、「解雇撤回」「直ちに団交に応じろ!」と述べ、八王子西局の青年は、約20分にわたって、今回のパワハラ解雇が如何に不当であるかを申し立てた。この間、対応した2人の職員は、じっと下を向きっぱなしだった。

青年労働者が決意表明


 そして部隊は5・1新宿メーデーの本集会に合流した。
 四谷区民ホールに結集した400名の闘う仲間は、解雇撤回を勝ちとった西部ユニオン鈴木コンクリート分会の仲間、民営化・外注化と闘う動労千葉、被曝労働拒否を闘う動労水戸、そして今春闘で大幅賃上げを勝ちとった日本機械工業労組の仲間など、闘う労働者の気迫に溢れた発言。そして郵政非正規ユニオンの解雇された仲間が鮮烈に決意表明した。そして、1047解雇に対する怒りに燃えて、JR本社に向けデモを貫徹し、一日行動を終えた。

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2014年5月8日木曜日

日刊動労千葉 第7702号

まもとな教育もなく
仕業検査の本務を強行!

CTSプロパー社員を犠牲にするな!


このままでは安全は崩壊し、
JR北海道や韓国セウォル号沈没事故と
同じ事になる!


「総合的技術」がないことを自覚しながら本務指定を強行!

 CTSは、5月2日からプロパー採用の仲間たちの仕業検査への本務指定を強行しています。プロパーの仲間は採用からわずか1年、受けた教育は半年の交番検査(機能保全)見習いと、仕業検査の見習い5回だけです。
 CTSは動労千葉との団体交渉で、CTSの仕事は「JRが示した仕様書に則って作業を履行すること」であり、「CTSはJRと同じ総合的技術を持つ労働者をつくることはできない」と回答しました。十分な技術力を養成するつもりさえないのです。
 このままでは、JR北海道や韓国・セウォル号沈没事故のように、安全は崩壊します。

日刊動労千葉 第7702号へのリンク

外注化阻止ニュース 第119号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9


CTSプロパー仕業検査問題
北海道やセウォル号と同じ構図
半数以上が非正規で安全教育なし

 4月16日に起きた韓国セウォル号沈没事故は、262人が亡くなり40人が行方不明(5月6日時点)になっています。
 船長や航海士に殺人罪の適用が検討されています。しかし船長を含む半数以上の船員が半年から1年の契約社員、安全の核心である甲板・機関部では7割が非正規でした。非常時の安全 教育もまったく受けたことがなかったのです。
 船員は正規雇用と非正規に分断され、気持ちもバラバラでした。非正規への差別的な扱いがあり、船長自身が契約社員で指揮命令系統も崩れていました。その結果、船員が一丸となって事故に対応できなくされてしまったのです。
 日本で廃船寸前だった船に積載容量の数倍も荷物を積んでいたことが事故の直接の原因です。労働者を非正規雇用に突き落とし、利益のために安全を切り捨てた会社と規制を緩和した政府にこそ事故の責任があります。
 JR千葉鉄道サービス(CTS)は5月2日からプロパー労働者の仕業検査への本務指定を強行しています。プロパー労働者は、採用から1年、受けた教育は半年の交番検査(機能保全)見習いと仕業検査の見習5回だけです。
 事故になっても構わないというCTSとJRの態度は断じて許せません。そんな環境で働かされながら鉄道の安全に責任を持つことなどできるはずがありません。

すべての業務と労働者をJRに戻せ

 しかし、ひとたび事故が起きれば会社や管理職は責任逃れのため、プロパーの仲間を切り捨てて犠牲にするのです。セウォル号事故と同じ構図です。
 JR北海道のレール検査数値改ざんでも23歳の現場労働者が解雇されました。20数年前から行われていたことを23歳の労働者が自分の判断と責任で行ったというのでしょうか。今もって経営陣と管理職はのうのうとしています。
 仕業・構内業務が外注化されて約1年半。安全はまたたく間に切り捨てられようとしてます。動労千葉は、外注化に反対し、すべての業務と労働者をJRに戻すまで闘います。プロパーの仲間にまともな教育もせず、仕業検査の本務に指定したことも絶対に認められません。それは、鉄道の安全と労働者の雇用を守るためであり、何よりプロパーの仲間を絶対に犠牲にしないためです。
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◆本部ニュース544号発行!

http://blogs.yahoo.co.jp/shinsaikyuenhonbu/12113512.html
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2014年5月7日水曜日

2014年5月4日日曜日

農地裁判控訴審第2回弁論闘争へ結集を

http://www.sanrizuka-doumei.jp/home/documents/140625yobikake.pdf


市東さんの農地裁判(行訴・農地法併合裁判)は6月25日、第2回の弁論を迎えます。第2回の弁論は、証拠・証人調べを方向づけて一審・多見谷判決をくつがえす勝利を勝ち取っていくのか、それとも貝阿彌裁判長の拙速裁判策動を許すのか、重大な闘いです。ぜひ、3月26日の第1回弁論闘争を上回る結集を実現し、戦闘性あふれる裁判所包囲行動をおこなっていきましょう。
6・25裁判闘争に向けてカラービラ(A4サイズ)を作成しました。ダウンロードしてご活用ください。

ビラへのリンク

三里塚芝山連合空港反対同盟サイトから転載

2014年5月3日土曜日

集団的自衛権反対4・27集会の報告!

http://million.at.webry.info/201405/article_1.html


4月27日(日)、「集団的自衛権に反対する4・27集会 ―沖縄・福島の怒りとつながり、憲法改悪と戦争の安倍を倒そう!―」が、420名の参加で行われました。主催はもちろん百万人署名運動です。会場の星陵会館は、国会や自民党本部、首相官邸のある永田町にあります。そのホールも二階席まで埋まり、活気のある集会をうちぬき、集団的自衛権反対を訴えてJR新橋駅までデモ行進しました。【続く…

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載

2014年5月2日金曜日

連合を打倒し、メーデー復権を!

https://drive.google.com/file/d/0B4d9Rtjp0SVBSDA1Z1M3aEprYTg/edit?usp=sharing


東京西部ユニオン鈴コン分会解雇撤回の
勝利に続き

連合を打倒し、メーデー復権を!

解雇撤回署名を妨害する連合幹部

 4月26日、連合三多摩は2014年メーデーを立川少年野球場で開催しました。八王子西局のS君を先頭に郵政非正規ユニオンと合同労組八王子は、メーデー会場での国鉄解雇撤回10万筆署名に全力で立ち上がりました。ところが連合三多摩のスタッフは、会場スピーカーで「署名に応じるな」とわめき、さらに署名を集めている背後から「署名をやめろ!」と妨害してくる始末です。連合は、国鉄労働者の不当解雇撤回に敵対するのか!
 こんな妨害にもかかわらず、「署名するななんてひどい!署名するよ」と言って、多くの労働者が署名に協力してくれました。連合幹部がどんなに腐敗しようとも、現場労働者は健在です。

「残業代ゼロ」を叫ぶ安倍を倒そう!

 同日、連合中央はメーデー中央集会(代々木公園)に首相の安倍と公明党代表・山口を招待しました。連合会長の古賀は今回は政府が労働者を保護するルールを見直している重要な時期だ」から招待するという。
 安倍がこれから労働者にやろうとしていることは何か。「残業代はゼロに!」と叫んでの8時間労働制解体、労働者派遣法改悪、限定正社員の導入と活用、地方公務員法改悪や「国家戦略特区」での解雇自由化・10割非正規職化など、4月からの消費増税の上に、さらに生きていけない現実を全面的に強制しようとしている。さらに「エネルギー基本計画」の閣議決定―原発再稼働と海外輸出、核武装化、福島への帰還と被曝の強制、集団的自衛権の行使容認策動など、戦争と改憲の政策も猛然と進めている。
 すでに膨大な青年に解雇・雇い止めや退職強要が吹き荒れている。すべて安倍がやっていることだ。どうしてこんなやつらをメーデーに「招待」しなければならないのか!




八王子西局は団交に応じろ

闘うメーデーの復権を


 メーデーは、その誕生から資本家や国家権力と非和解的に対決し、団結をかちとってきた「闘いの日」です。1886年5月1日、アメリカ・シカゴの労働者が「8時間は労働のために、8時間は睡眠のために、そして残りの8時間はわれわれの自由に!」を掲げて統一ストライキに立ち上がりました。それ以来労働者が国境を越えて長きにわたり血を流して闘いかちとってきたのがメーデーです。
 日本でも、1952年の「血のメーデー事件」などが示すように激しい闘争を通して、労働者が生存権・団結権とメーデーをかちとってきました。だからこそ資本家と国家権力は、メーデーに象徴される労働者の団結を破壊するために全力をあげてきたのです。この労働組合をめぐる攻防の巨大な転換点となったのが87年の国鉄分割・民営化です。その後89年に結成された連合は「会社あっての労働者」を第一に掲げ、現場労働者・組合員の怒りを圧殺するために登場しました。
 労働者は安倍首相や資本家どもにおこぼれをもらったり、頭を下げて守ってもらったりするような惨めな存在ではありません。日々社会を動かしている、誇り高い社会の真の主人公だ。資本家は搾取対象である労働者が働かない限り生きていけない種族だ。これを否定する連合はまさしく戦前・戦中の「産業報国会」そのものです。

団交からの逃亡は許さん

 4月18日、八王子西当局は、一方的に団交を打ちきって逃亡しました。私たちは八王子西当局の卑劣な逃亡を絶対に許しません。
 「パラサイト」発言、そして「数字は人格」という数々のパワハラ、暴言はこんなものではありません。連日繰り返された志村部長、川嵜局長らのパワハラ=退職強要は団交を拒否しても、決してその罪から逃れられるものではありません。郵政非正規ユニオンと合同労組八王子は、S君の解雇撤回まで闘い抜きます。共に闘おう!




 東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会は、4月16日、東京地裁で分会三役の解雇は無効(地位確認)の判決を勝ちとりました。「資本が控訴しても、控訴審の終了まで賃金を支払え」という仮執行宣言もつきました。「3ヶ月の非正規でも、労働組合に団結して闘えば勝てる」と断固たる勝利宣言を発しました。
 報告集会では八王子西局のS君も登壇し「鈴コンの勝利を引き継いで、解雇撤回を勝ちとります」と決意表明。闘えば勝てる。共に闘おう!

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日刊動労千葉 第7701号


このままでは鉄道140年の歴史の中で
築いてきた安全が崩壊する!


本日ストライキ突入!
外注化ー強制出向粉砕!反合・運転保安確立へ!


 今日、われわれは、ストライキに起ち上がった。それは、鉄道輸送にとって安全は生命だからだ。プロパー採用の仲間たちを絶対に犠牲にしてはならないからだ。
 採用から1年、JRに出向して交番検査(機能保全)に従事したのはたったの半年だ。こんな短期間で仕業検査に従事させるなどこれまでに全くなかったことだ。
 鉄道が開通して140年。鉄道の歴史は事故との闘いの歴史だった。この長年の歴史と経験の中で列車を運行し、保守するために体系が築き上げられてきたのだ。
 国鉄時代は、仕業検査を担当するまでは10年の経験が必要だった。しかし、JRやCTSは、メンテナンスコストを削減するために業務を外注化し、許せない低賃金で労働者を雇い、キチンとした教育や訓練、経験を積ませずに労働者に車両検査を行わせようとしている。そして何かあればその責任は全て当該労働者に押しつけられ、トカゲのシッポを切るように切り捨てられる。JR北海道の安全崩壊問題で解雇されたのは現場の労働者だけで、管理者は皆のうのうとしているのが現実だ。こんなことを絶対に許してはならない。

日刊動労千葉 第7701号へのリンク

2014年5月1日木曜日

動労千葉5.2ストライキ

これでは安全が崩壊する!
CTSにストライキ通告


検修作業のためにCTS(千葉鉄道サービス)が直接採用した労働者(プロパー)に対し、CTSは全く不十分な教育・訓練にままに、5月2日以降、仕業検査の本務に就かせようとしています。
  JR北海道の惨状、京浜東北川崎駅事故そして韓国のセウォル号惨事などで明らかになっていることは、外注化と非正規職化は、労働者から労働の誇りを奪い去り、安全を根底的に崩壊させるという事実です。
  5月2日、動労千葉はストライキを叩きつけます。

要求事項

プロパーに対する本務指定を中止せよ
受託した業務と出向者を直ちにJRに戻すとこと。
プロパー労働者については、JRで直接採用すること。

5月2日(金)

07:30~: JR幕張本郷駅前でスト支援行動
10:00~: ストライキ総決起集会(DC会館)

外注化阻止ニュース 第118号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9


これでは安全崩壊 CTSにスト通告
採用1年、
機能保全6ヶ月で仕業検査本番ができるのか

 わずか半年余の経験しかないプロパーに仕業検査を行わせることは運転保安を無視する重大問題であるとして、動労千葉はJR千葉鉄道
サービス(CTS)にストライキを通告しました。もしCTSが5月2日以降、プロパーに対して仕業検査の本務を行わせた場合には、ストに入ります。
 外注化された仕業検査には本年4月、昨年採用されたCTSのプロパー労働者が配置されました。
 従来、JRにおいて仕業検査の業務に就くには、1年間は工場で基礎教育を行い、現場に戻ってから機能保全検査を約2年は経験を積みます。この中で、電車の基本的な構造や各機器の働きや検査方法、消耗品の交換、道具類の扱い方などの教育・訓練を行います。
 しかし、CTSには検査業務に関する技術や経験がありません。そのためCTSはプロパー労働者をJRに逆出向させて保全検査に従事させました。その期間はわずか6ヶ月の短期間。さらにCTSに戻ってから1ヶ月に満たない見習い期間で見極めを行い、仕業検査をさせようとしているのです。

プロパーをJRで採用せよ!

 CTS幕張事業所では5月2、4、5日に、新人のプロパー2人に仕業検査のペアを組ませて本番で仕業検査業務に就かせる勤務指定をしま した。
 なによりも一番の被害者は、当該のプロパー労働者です。教育らしい教育も行われず、車両の知識や研修業務の経験もない中で、不安を抱えていることは明らかです。何かあった場合に誰が責任を負うのか。プロパーたちの責任では断じてありません。一切の責任は、業務外注化 を強行したJRと、まったく技術や経験がないのに業務を受託したCTSにあります。
 動労千葉は、安全と労働者の生命を守るためにストライキに立ち上がります。JRとCTSの運転保安無視に対して、労働組合の責任にお
いて職場の怒りと危機感を結集して闘うことが必要です。業務と出向者をJRに戻せ! プロ パーをJRで採用しろ!




動労千葉の緊急申し入れ(4月28日)

1.千葉鉄道サービスがプロパー労働者について仕業検査業務等に従事させようとしていることは、運転保安を無視する重大な問題であることから直ちに中止すること。
2.千葉鉄道サービスは、採用したプロパー労働者を、自ら行う企画または自己の有する専門的な技術もしくは経験に基づいて養成することが全くできないなど鉄道業務を受託する条件が全くないことから、業務委託に関する契約を直ちに撤廃し受託した業務と出向者を直ちにJRに戻すとこと。
 また、採用したプロパー労働者については、JRで採用するように直ちに手続きを行うこと。

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DC通信No.198

動労千葉車両技術分科会ニュース

CTSには回答したことを守る最低の信義すらない!
構内仕業を担うためにも動労千葉に加入しよう!



 CTSが採用した検修・構内のプロパー社員が四月以降、幕張、京葉、習志野の各事業所に配属され、幕張事業所では、構内・仕業をはじめ上回りなどの職種に振り分けられた。

「五月は本務にしない」―団交での仕切りを反故にしたCTS!

 その現場での教育訓練のあり方を問うた団交において、CTSは、「幕張事業所、京葉事業所は車種も多いこともあり五月から本番とはしない。習志野は十両固定で二車種であるので問題はないと考えている」と回答していた。
 ところが幕張事業所において、五月の勤務が公表されるや、五月の冒頭―五月二日、四日、五日の仕業検査を担当するK1組、K2組の日勤に本務指定され、仕業のたたき六~七本を行うことが明らかになった。それもベテランと組むのではなく、プロパーの新人同士二人で行う指定となっているのだ。とんでもないことだ!

ブラック企業ここに極まる!

 何よりも、団交で自らが回答し双方で仕切った中身を、突如として破るなどということは前代未聞の行為だ!労使の取り決めも反故にし、守らない会社など聞いたことがない!ブラック企業ここに極まれりだ!断じて許されることではない!

技術レベルも分からない! 故障に直面した時どうしたらいいのか!

 幕張に配属された構内・仕業プロパー社員の教育は、強制出向となった平成採が担当したが、CTSは見習いの期間中、その後方から「チェックリスト」で行い、「見極め」を行ったとされている。しかしながら、新人プロパーの技術レベルがどの程度なのか?どの程度できるのか?現場でも団交でも明らかにしていない。さらには工場で受けてきた教育訓練の中身も明らかにしていない。これは一体何なのか!検査においては組む相手への技術の信頼がなければそれは成り立たない。
それはどんな業種、どんな職種でも同様だが、車両検修においては、とりかえしのつかない事故や作業員の人命にかかわることだ。
 とりわけ構内の危険性は、この間も、度々指摘してきた通りだ!
 今回、一番その負担を受けることになる者は、CTSの新人達に他ならない!
 事故が起きたときに責任をとらされるのは、本来何の責任もないCTSのプロパー社員だ。JR―CTSは新人プロパーを切り捨て、自分たちだけは責任を逃れようとしている!
 車両技術職として、必要な訓練、経験を経て到達する感覚なくして、それは成り立たない。取り返しのつかない事態となる前に外注化を粉砕して仕事を元に戻していかなければならない!

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