2014年5月22日木曜日

外注化阻止ニュース 第121号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9 


 CTS成田空港駅
1日勤の要員増かちとる
夕食時の休憩時間も改善を実現

 動労千葉とJR千葉鉄道サービス(CTS)は5月8日、成田空港駅の労働条件について団体交渉を行いました。
 この場でCTSは、成田空港駅で清掃業務を行う要員数について12人体制から13人体制へ1人の要員増を行ったことを明らかにしました。
 夕食の時間についても30分の設定を1時間に変更したとの回答を行いました。
 要員増と夕食時間の改善はきわめて大きな成果です。
 団体交渉には、成田空港駅でエルダーとして働く組合員も参加しました。成田空港駅では昨年8月、組合員の金子さんが泊勤務中に亡くなる重大事態が発生しています。動労千葉は、清掃業務の実態や粉じん・騒音などの職場環境の調査を行い、CTSに対して労働条件の改善と労災認定を求めてきました。
 要員増や休憩時間を改善したことは、成田空港駅での清掃労働が過酷だったということをCTSが自認するものです。
 成田空港駅では、1日5万歩以上も歩かされ、食事を取る時間もまともにありませんでした。金子さんの死亡も過酷な清掃業務が労災の原因であることは明らかです。CTSは金子さんの労災認定を直ちに認めなければなりません。

組合の力で職場の現状を

 成田空港駅では、列車がブレーキをかける関係でホームに粉じんが舞っており、肺気腫になった労働者もいるほど深刻な状況です。また休養室の冷暖房についてCTSは、「空港施設の関係で個別にエアコンを設置できない」「冷風扇の設置で対応」と回答しています。
 そもそも今の休養室は、事務所の奥にあった倉庫に旧式の2段ベッドを入れただけで、もともと休養室として使用するような場所ではないことが重大な問題です。
 さらに3月ダイ改以降、快速列車が1本多くなり、夜中の清掃作業が増えています。今のままの人数(夜は3人体制)ですべての清掃はできない状況です。しかしCTSは、泊勤務については「要員を増やすまでの業務量にはない」と回答しています。
 動労千葉は、こうした実態に踏まえ、夜間帯の要員増も行うことを要求しました。労働組合が職場の問題をきちんと取り組むならば必ず職場の状況を変えることはできます。

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