2014年9月11日木曜日

外注化阻止ニュース 第137号

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CTS清掃業務
労働条件の抜本改善を
擬似マスコンキー取扱で重大問題が発生

 動労千葉は9月3日、JR千葉鉄道サービス(CTS)における清掃業務の労働条件改善に向けて2回目の団体交渉を行いました。
 第1回交渉(7月23日)で動労千葉は、幕張車両センター洗浄線での清掃業務の際に擬似マスコンキーの取り扱いを契約社員が行っていることを取り上げ、事故になりかねない重要な機器の取り扱いは正社員が行うよう要求しました。しかしCTSは拒否しました。

責任はCTSにある

 その後の8月7日、清掃作業終了後に擬似マスコンキーを抜き忘れて列車が入換を開始し、隣の洗浄線で擬似マスコンキーを差し込まないまま清掃作業が開始される重大事態が発生しました。改めてこの団交で責任追及しました。
 CTSは回答文書で「担当者の不 適切な取り扱いが原因」として責任を当該労働者に押しつけてことを済ます卑劣な対応に出てきました。
 ミスや間違いは誰にでも起こりうることです。ミスが発生しないように教育・訓練を繰り返し行い、危険が伴う作業には責任者を付けて事故を未然に防ぐようにするのが会社の責任です。
 回の事態は、清掃業務に関する時間が足りず、班長等の要員数が不足する状況で発生しました。洗浄線に列車が次々に入り、清掃作業が遅れると列車に影響を与える切迫した中で清掃担当者は作業を行っています。
 擬似マスコンキー問題の責任は、実態を無視して清掃業務を強制しているCTSにあります。事故になりかねない機器の取り扱いは、責任ある立場の者が行うべきです。
 さらに団体交渉では、水道の蛇口が3つしかないために作業開始前に準備するしかない状況や、前所長の指示がきっかけで始業前作業が行われていることなどを改めて指摘し、是正を要求しました。
 正社員への登用については、所長等の恣意的な意思が反映し、仕事ができる者が合格していない不合理な制度について追及しました。
 大幅な賃上げや住宅手当も要求し、まともに働いてキチンと生活できる賃金と手当の支払が必要であることを職場の実態をもとにしてCTSに突き付けました。
 CTSにおける労働条件の改善はこれからが本番です。

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