2014年9月4日木曜日

外注化阻止ニュース 第136号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9


労災死亡事故多発!
労働者の命を奪う外注化

 JRで労災事故が多発しています。7月2日のJR東海の名古屋車両区構内での死亡事故に続き、7月14日にはJR東日本において武蔵野線・北朝霞駅―西浦和駅間で保線作業中の労働者が貨物列車に触車して重傷を負う事故が起きました。7月18日には大月市で保線作業後の交通事故で死亡事故が発生しています。
 名古屋車両区で死亡したのは51歳の下請け社員です。作業中に土砂が詰まったジャバラ管の上部がはずれ落ち、頭部をはさんで亡くなりました。ジャバラ管の安全確認はされていませんでした。
 武蔵野線での事故では、JRのパートナー会社であるユニオン建設にエルダー社員制度で出向中の65歳のJR東日本の労働者が重傷を追いました。マルチプルタイタンパー(MTT)という大型保守用車を使った夜間作業中に車両から降りて線路の確認作業中、並走する線路を通過した貨物列車に触車したのです。列車に対する見張員は配置されていませんでした。
 以前は、貨物列車が深夜に走行する日の夜間作業は禁止されていました。しかし、今年度から禁止措置が解除されたのです。そして人手不足のため急きょ作業に駆り出された労働者が事故に遭ったのです。
 大月市での交通事故では、56歳の下請け労働者が死亡し、36歳の下請け労働者が全身打撲の重傷を負いました。中央線上野原駅構内での夜間保線作業を終えて事務所へ帰る途中の午前5時20分頃に交通事故が起きています。
 犠牲になっているのは下請け・孫請けの労働者ばかりです。しかしJR東日本は役員を形式的に処分しただけです。まともな対策もとらずにただ「注意せよ」と指示するのみ。事故の原因は、外注化による保安費や要員の削減、劣悪な労働条件による安全の破壊です。外注化が根本的な原因です。外注化を中止して、全業務を直営に戻しすべての労働者を直接雇用することが必要です。



▪外注化阻止! 9・11郡山集会へ


 JR郡山総合車両センターで働く国労郡山工場支部の労働者が9月11日、業務外注化(10月1日)阻止へ集会を開催します。外注化の対象は、機器着脱業務、主電動機大修工事の一部業務、車両旋盤業務です。外注会社での教育期間はわずか3カ月。国鉄時代には一人前になるのに10年かかった仕事です。3カ月で覚えることは不可能です。
 「これ以上の外注化拡大はJR北海道や尼崎事故以上の重大な事故を引き起こす」と9月11日への結集を呼びかけています。
        

 郡山総合車両センター外注化阻止! 9・11集会

〈日時〉9月11日(木)13時集合
〈場所〉本町緑地(JR郡山駅から南に徒歩5分)

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