輸送障害 発生率 私鉄の7倍
JRは安全軽視の外注化をやめよ
JRは安全軽視の外注化をやめよ
JR東日本の部内原因(鉄道係員・車両・施設)による運休または30分以上の遅れが出た輸送障害の発生件数は、国土交通省のデータによれば、2014年度は364件です。
重大事故の超危険水域
列車百キロ当たり件数ではJR東日本が1・64件で、大手私鉄15社平均の0・24件と比較すると実に7倍近くになります。毎日1件の輸送障害が起きている計算になります。
労働災害における経験則の一つ「ハインリッヒの法則」は、1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在すると指摘しています。年間364件の輸送障害は、いつ重大事故が発生してもおかしくない超危険水域です。
人身事故も増加の一途です。ホームでの触車・転落で酔客が7割を占めると言われていますが実際にはホーム要員の削減が原因です。
しかし事故が起きても管理職は事務室に閉じこもり、「苦情対応はグリーンスタッフ(契約社員)の仕事」と知らん顔をする無責任がはびこっています。
労災死亡事故も頻発
労災死亡事故も続いています。9月2日には青梅線(東京)で伐採作業に従事する労働者が、倒れてきた木に直撃されて亡くなりました。
11月25日には、東北本線白河駅(福島県)構内でバラストレギュレーター(道床整理機)の点検中に挟まれる死亡事故が起きています。
いずれの死亡事故も「協力会社」と呼ばれるJRの下請け会社の労働者です。
JR東日本は、外注化と非正規化を推進し、安全コストを圧縮してきました。その結果、2016年3月期の連結純利益は過去最高益(3210億円)を更新する見通しです。
外注化は事故の責任をJRが逃れるためのからくりでもあります。事故責任を現場に押しつけ、監督責任を元請け以下の外注先に負わせてJR本体の責任を免れようとしているのです。
線路やダイヤなどすべてをJRが一元的に管理しなければ本来、鉄道事業は成り立ちません。外注化で安全な労働環境を破壊すれば事故は多 発します。安全軽視の外注化を止めよう!
ニュースへのリンク
重大事故の超危険水域
列車百キロ当たり件数ではJR東日本が1・64件で、大手私鉄15社平均の0・24件と比較すると実に7倍近くになります。毎日1件の輸送障害が起きている計算になります。
労働災害における経験則の一つ「ハインリッヒの法則」は、1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在すると指摘しています。年間364件の輸送障害は、いつ重大事故が発生してもおかしくない超危険水域です。
人身事故も増加の一途です。ホームでの触車・転落で酔客が7割を占めると言われていますが実際にはホーム要員の削減が原因です。
しかし事故が起きても管理職は事務室に閉じこもり、「苦情対応はグリーンスタッフ(契約社員)の仕事」と知らん顔をする無責任がはびこっています。
労災死亡事故も頻発
労災死亡事故も続いています。9月2日には青梅線(東京)で伐採作業に従事する労働者が、倒れてきた木に直撃されて亡くなりました。
11月25日には、東北本線白河駅(福島県)構内でバラストレギュレーター(道床整理機)の点検中に挟まれる死亡事故が起きています。
いずれの死亡事故も「協力会社」と呼ばれるJRの下請け会社の労働者です。
JR東日本は、外注化と非正規化を推進し、安全コストを圧縮してきました。その結果、2016年3月期の連結純利益は過去最高益(3210億円)を更新する見通しです。
外注化は事故の責任をJRが逃れるためのからくりでもあります。事故責任を現場に押しつけ、監督責任を元請け以下の外注先に負わせてJR本体の責任を免れようとしているのです。
線路やダイヤなどすべてをJRが一元的に管理しなければ本来、鉄道事業は成り立ちません。外注化で安全な労働環境を破壊すれば事故は多 発します。安全軽視の外注化を止めよう!
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