2017年8月29日火曜日

日刊動労千葉 第8325号

全面外注化、分社化-転籍攻撃を粉砕しよう!
第46回定期大会の成功を!

 動労千葉は、9月9~10日に第46回定期大会をDC会館にいて開催する。
安倍政権は、2020年までに改憲をめざしてこの秋にも改憲の発議をおこなうとしている。そしてJR東日本も2020年までにその鉄道の有り様を全面的に変える攻撃に出てきている。また、一方では大量退職を使った組織破壊攻撃、水平分業の推進、分社化・転籍の攻撃が吹きあれようとしている。それは「第3の分割・民営化」と言うべき攻撃だ
 われわれは再び、分割・民営化以来の大決戦に突入しようとしている。団結を固め、組織拡大をかちとろう。強固な執行体制を確立しよう。

 第46回定期大会で勝ち取るべき課題の第1は、「第3の分割・民営化」攻撃粉砕へ全力で闘いに立ち上がろう。
 6月9日に提案された「エルダー社員の会社における業務範囲拡大」は、鉄道業務の全てを別会社化し、労働者を転籍へ追い込んでいくための攻撃だ。
 このエルダー提案における東労組との交渉で会社は、この7年間で1万8千人の退職者が出る。そして単純計算でもこの7年で社員は、5千人から1万人の範囲で減少すると答えている。つまり、7年後には最大で1万人の労働者がいなくなるということだ。これでは鉄道の安全を確保し、今まで通りの業務をおこなうことは不可能だ。
 そのためにもこの「激変」対する「緩和措置」としてエルダー提案を位置づけているのだ。
会社は、またこの交渉のなかで、「効率的で生産性の高い筋肉質な業務体制の推進を平行して進めていきたい」と答えている。まさにエルダー社員の「本体勤務の枠の拡大」などでは無くて、多くの労働者が退職するなかで、徹底的に人を減らし、エルダー社員並みの低賃金で働かせようというのだ。そして、行き着く先は、分社化・転籍だ。
 東労組は、会社が会社がどういう狙いでこの提案をしてきたのかを知りながら、17年も前のすでに失効した「シニア制度」と「覚え書き」を持ち出し、「その主旨は今も変わらない事を会社と確認した」と宣伝している。東労組の組合員はこの制度で働けるといいながら実際は、シニア制度の時と同じように「水平分業」の手先として会社に忠誠を誓おうとしているのだ。
 東労組の裏切りを弾劾し、外注化・転籍攻撃を粉砕しよう。
 外注化をやめさせ、65歳まで働くことのできる雇用先を確保させよう。来年度のエルダー希望者の希望通りの雇用先を確保させるために全力で取り組もう。

 第2の課題は、安倍政権による憲法改悪攻撃を打ち砕こう。
 安倍は、「今秋の臨時国会に自民党の改憲案を憲法審査会に提出し、来年1月からの国会で「発議」し、来年中に国民投票に持ち込むとしている。 
 11月労働者集会に多くの労働者を結集し、改憲阻止の1万人大行進をかちとろう。
昨年の11月、韓国の毎週にわたる百万人の労働者の決起は、パククネ政権を打倒した。韓国・民主労総を中心とする労働者の力で勝ち取った大勝利だ。労働者の力で安倍政権を打倒し、改憲・戦争を絶対に許さない闘いをつくり出そう。

 第3の課題は、1047名の解雇撤回をかちとることだ。
 JRに法的責任があることがはっきりとした。10万筆署名をあつめきり、JRを交渉の場に引きずり出そう。総連合1047名協議会の結成をかちとろう。

 第4の課題は、反合・運転保安闘争を強化し、ローカル線切り捨て反対、乗務員への労働強化反対の闘いを強化しよう。

 最後に何としても組織拡大をかちとろう。東労組の裏切りを暴き出し、組織拡大をかちとろう。
 第46回定期大会の成功をかちとろう。
動労千葉第46回定期大会

日時 2017年 9月9日 13時開会 10日 12時閉会
場所 DC会館 大会議室

議題

    (1)大会延期承認について
    (2)2016年度決算承認について
    (3)労働協約・協定締結承認について
    (4)2017年度運動方針(案)について
    (5)2017年度予算(案)について
    (6)役員の選出について
    (7)共済適用承認について
    (8)委員・各種委員の選出について
    (9)その他


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