2019年2月28日木曜日

外注化阻止ニュース 第414号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka414.pdf


大阪高裁  バイトにもボーナス支給を
CTSは契約社員・パートも同じ基準で支給せよ

 「アルバイトにボーナス(賞与)が出ないのは違法」。大阪高裁の判決(2月15日)です。
 大阪医科大学のアルバイト職員だった女性が、「正社員と同じ仕事なのに賞与がなく、賃金格差があるのは不当」だと訴えていた裁判。一審では労働者の敗訴でしたが、二審で逆転勝訴し、大学側に約110万円の支払いが命じられました。
 正職員と同じく毎日出勤して同じ仕事をしたのに、賞与や手当、休暇制度に差があるのは違法だと訴えていたのです。

賞与は生活費であり賃金

 一審では、正社員とアルバイトが同じ仕事をした場合、同じ賃金にする法律がないことが根拠となって労働者が敗訴しました。
 しかし二審の裁判長は、正職員に支給される賞与額が年齢や成績に連動していないことから、一定期間働いた対価の性質があると指摘。賞与が支払われないことは不合理だと判断したのです。
 多くの非正規労働者は、正社員の業務内容とそれほど変わらない仕事をしています。賞与は、多くの労働者にとって1年間の生活設計に組み込まれた生活費であり、賃金そのものです。非正規労働者に支給されないのは許されません。

大幅一律賃上げへ19春闘を

 これはCTS(JR千葉鉄道サービス)にそのまま当てはまります。契約社員やパートにも正社員と同様の基準で賞与が支給されなければなりません。
 またCTSでは、低賃金が理由で若い正社員で辞める人が止まらない状況にあります。
 動労千葉は2月24日の定期委員会でCTSにおける大幅賃上げ獲得に向けて、
①社員・契約社員・パート・嘱託の大幅一律賃上げ、非正規の賃金格差をなくす
②無条件の無期雇用転換、正社員登用
③住宅手当、通勤手当の支払い、各手当の格差是正
④JRと同様の福利厚生
⑤要員増
――を要求して2019年の春闘に取り組むことを決めました。大幅一律賃上げに向けて共に闘おう。

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2019年2月27日水曜日

日刊動労千葉 第8584号

すべての力を組織拡大にかけ、3月ダイ改阻止!
19春闘勝利へ!
2・24第80回動労千葉定期委員会

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8584/

 動労千葉は、2月24日DC会館において第80回定期委員会を開催し、19春闘勝利! 3月ダイ改ー乗務員勤務制度改悪阻止! JR貨物の新人事制度粉砕! 第3の分割民営化攻撃粉砕! 1047名解雇撤回!反合運転保安確立! 定年延長と65歳まで働ける労働条件確立!組織拡大をはじめとした闘いの方針を確立した。
 委員会は、木更津支部の花崎君を議長に選出。スローガン提起の後、田中委員長があいさつを行い(別掲)、動労千葉を支援する会の山本事務局長から熱い来賓のあいさつを受けた。
 その後、経過報告、当面する取り組み、一般会計暫定予算、組合が運営する営利事業の運営についてと進み、質疑応答が行われた。総括答弁の後、委員会宣言が発表され、組合歌合唱・団結ガンバロー三唱し、委員会は成功裡に終了した。

出された主な意見
 

▽初日に津田沼~中野3往復、明けで1往復という行路は許しがたい。これははじまりで、このまま黙っていたらさらに劣悪な行路が強制される。ダイ改では、習志野を焦点にするということで、支部で意思統一をして、とことん闘っていきたい。
▽車両技術分科は、来月9日に定期委員会を開催します。外注化・転籍攻撃粉砕へ、圧倒的に闘いを強化していきます。職場代表選挙も頑張ります。
▽貨物では、ほとんどが60歳となり、W泊となる乗務や事故などへのプレッシャーがきつい。要員問題でも新採の配置を求めて闘っていきたい。嘱託社員の基本賃金は、高い方に全国統一にすべき。
▽「見極め」は絶対に許せない。こうした現場長のパワハラに「私たちは闘うんだ」という姿勢を若いひとたちにも見せて、責任をとっていきたい。
▽エルダーの再雇用先が地元に無いため、結局本体で運転士しかない。これから乗務員勤務制度も改悪となる。就労先についていろんな選択が出来るようにしてもらいたい。

3月ダイ改・春闘決戦段階の闘いについて

〈第1波闘争〉千葉運輸区における「見極め」中止を求めて、2月末に当該組合員の指名ストライキを配置して闘う。
〈第2波闘争〉3月ダイ改時に、改悪乗務員勤務制度粉砕に向け、習志野運輸区を拠点とするストライキを配置して闘う。
 3月15日、18時から千葉市文化センターにおいて、「19春闘勝利!スト貫徹!動労千葉総決起集会」を開催する。
 JR貨物の回答指定日に併せ、要求実現に向けた大衆行動を展開する。
〈第3波闘争〉CTSにおける新賃金回答段階(4月上旬)に設定し、要求の実現をめざす。

田中委員長あいさつ  
https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8584/

 この定期委員会は、第3の分割・民営化攻撃の突破口としての改悪乗務員勤務制度が適用される3月ダイ改と、19春闘の方針を決定する重要な委員会です。職場のおおきな質的転換に対して、すべてを組織拡大の一点に絞り上げて、目の色を変えてこの1年間立ち向かってみよう。動労千葉の結成から40年の成果に踏まえて全力を尽くせば、多くの労働者が動労千葉に結集してくることに私は確信をもっています。
 はじめは、小さな一人でも獲得することができれば、そこから大きな展望を切り開くことができると、全支部活動者研修会で確認をし、今日の委員会を迎えています。春闘とダイ改闘争を組織拡大へ、あらためて本部として全力で闘うことを決意表明します。
 4月7日の、結成40周年記念レセプションを、たんに過去を確認するのではなく、前に向かって進んでいくために成功させて、もっともっと団結を強くしていこう。

2019年2月24日日曜日

2019年2月23日土曜日

日刊動労千葉 第8583号

貨物人事制度改悪阻止!
19春闘勝利へ、総決起を!

日貨労「大筋合意」

 4月1日から実施するという「新しい人事制度」は、全面的な評価制度の導入、年功制賃金の解体、全体としての超低賃金化という、安倍政権が進めている「働き方改革」そのものの大改悪だ。
 日貨労は、①年功型賃金の維持、②55歳以上の賃金改善、③移行時の不利益変更は認めない、④評価制度の導入にあたり、公平性を確保すること―が確認できたからと、「大筋合意」した。
 この制度改悪は、そんな生やさしいものではない。闘いはこれからだ! 攻撃の本質をあきらかにし、全国の貨物職場から怒りの声をまきおこそう。

「働き方改革」と 「新人事制度」

 「働かせ方改革」でもある安倍政権の「働き方改革」は、戦後労働法制のあり方の根本的な改悪だ。中でも、「同一労働・同一賃金」の施行は来年2020年。そのために、あらゆる企業・公務員の、就業規則・関係法の改悪が一斉に始まるのが今年の2019年だ。あたかも良いことのように言われているが、賃金や雇用破壊などあらゆる面をはらむ恐るべき攻撃だ。
 18歳・高卒で上がって行く年功制賃金は、経験的なものを加味するとしても、同一労働同一賃金を理由に、50歳も20歳も同じ労働だから同一となる。同一労働同一賃金とうのは、今のこの社会では必ず「最低賃金に同一化」するということは明らかだ。

◇日本通運
現実に、この年明けに日本通運が賃金制度の改悪を提案した。日通の雇用は、①全国展開する本社社員、②転勤がない限定正社員、それと③非正規職の、いわば時給の労働者がいる。そのうち、本社採用だけを除いて、転勤のない限定正社員の賃金を下げ、非正規職をちょっと上げて同一化するというものだ。
◇日本郵政
日本郵政でも、①全国展開の社員、②新一般職という、正社員だけど低賃金の労働者、③約6割の非正規職労働者が存在する。この間やったことは、新一般職という転勤がない正社員の住宅手当を廃止して非正規職と「同一化」した。こんなことがあらゆる企業でまかり通っている。
貨物でも、「プランナー(総合職)」、「エキスパート(管理職)」、「プロフェッショナル(鉄道現業業務)」という職群を新設した

「評価」という差別賃金の正当化

 同一労働同一賃金といっても賃金で差別する。厚労省のガイドラインでは、差別するには「理由が必要」となっている。「あなたはこういう評価(成果)だから、この賃金」。
 「JR貨物としての重要な価値観、社員に求める統一的な行動、能力やスキル等を評価基準とした制度」、「役割行動評価」「目標管理評価」「実績評価」=貨物においても、全面的な評価制度の導入となるのだ。昇進試験に受からない、評価されなければずーと低賃金のままだ(45歳の最低保障給が218,520円)。これは、「ポイント制」となる退職金の算定にまで響く。
 さらに、郵政の例のように、同一労働同一賃金の名の下に、扶養手当や住宅手当などの生活給部分を全部なくすということが各企業で始まっている。貨物における新制度では、扶養手当が基準内賃金から外された。都市手当も、5段階から3段階となり、「転勤の障害となる賃金格差をなくすため、将来の廃止に向け、段階的に都市手当の格差を縮小することとする」というのだ。

千葉機関区の将来を切り開こう

 なにより許せないことは、55歳で基本給3割カット(現行71%)に対して、「移行後は定年に達するまで、格付けされた等級で昇給します」というが、実質はほとんど変わらない、国鉄採用者は今のままということだ。
 そもそも、千葉機関区そのものが貨物職場全体の最高齢職場になって、限界を超えている。雇用先もない中で、今度53年採、来年の54年採、運転士のほとんどが60歳過ぎになる。体を壊したらすべての業務が崩壊しかねない。「お前ら、どうするんだ。これは会社の責任だ」ということを、19春闘を皮切りに、これを本当に1年がかりで追及して打開していかなければならない。
 人事制度改悪阻止! 19春闘勝利へ、総決起を開始しよう! 団結と行動で、千葉機関区の将来を切り拓き、65歳まで安心して働くことの出来る労働条件を確立しよう!

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3.21 さようなら原発 全国集会

http://sayonara-nukes.heteml.jp/nn/wp-content/uploads/2019/02/319214ac7335d987a4034639b8fd86d4.pdf


3.21 さようなら原発 全国集会

2019年3月21日(木)春分の日
代々木公園B地区

主催:「さようなら原発」一千万署名 市民の会
  内橋克人 大江健三郎 落合恵子 鎌田慧 坂本龍一 澤地久枝 瀬戸内寂聴
協力:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
連絡先:さようなら原発1000万人アクション事務局



11:00  出店ブース開店
12:30  開会 野外ステージ
  コンサート 李政美さん ほか
13:30  発言
  •呼びかけ人から 鎌田慧さん、落合恵子さん
  •フクシマから 人見やよいさん( 福島原発告訴団フリーライター )ほか 
  •避難者から 熊本美彌子さん(避難の協同センター世話人)  
  •東海第二原発について 阿部功志さん(東海村村会議員)  
  •戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会から  
  •沖縄から
15:10  デモ出発
   渋谷コース:会場→渋谷駅前→明治通り→神宮通公園解散
  原宿コース:会場→原宿駅→表参道→外苑前駅周辺解散
※ステージ上の発言には手話通訳があります。

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2019年2月21日木曜日

日刊動労千葉 第8582号

3・10外房線地域集会の成功を
弁護団総会を開催

3・10「外房線の利便性向上と地方の発展に向けた地域集会」の成功かちとろう
https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8582/

  3月10日、「外房線と地域を守る会」の主催で「外房線の利便性向上と地方の発展に向けた地域集会」が開催される。集会成功に向けて、地域の仲間とともに闘いぬこう。

列車削減は切実な問題

 昨年3月ダイ改では、茂原や上総一ノ宮駅から勝浦駅にかけて外房線で5本の列車削減が行われ、勝浦へ向かう千葉駅20時台発の列車が一本もなくなった。その一方、今年のダイ改では、外房線での闘いの中で20時24分発大原行が勝浦行へと延長された。小さくとも、運動は前進している。
 この間JRは、「儲からない」とローカル線を次々と切り捨ててきた。だが、JRは国鉄を継承し、公共交通機関を担う会社だ。地域生活よりも利益を優先するなど、許されることではない。
 実際、地域社会にとって列車切り捨ては深刻な問題だ。人口減少―過疎化や産業空洞化、学校の統廃合などが顕著になっている中で、観光を地域活性化の中心にしている地域が多くある。
 列車削減は地域の活性化に水を差し、通勤・通学が不便になれば人口減少に拍車をかけることにもつながる。 また、上総一ノ宮駅以南でのワンマン運転導入の計画は、外房線の分離につながる攻撃だ。

地域の仲間とともに闘おう

 「外房線と地域を守る会」は昨年7月に結成総会を開催し、「外房線の利便性及び安全性向上を求める署名」運動を展開した。その中で多くの利用者・住民、自治体等から1万2千筆超の署名が寄せられている。それだけ地域の怒りは深いということだ。
 地域の仲間とともにJRの地方切り捨て攻撃阻止へ闘おう。3・10外房線集会への大結集をかちとろう。
外房線の利便性向上と地方の発展に向けた地域集会
日時:3月10日(日)15時30分~
場所:勝浦集会所(勝浦図書館2階・旧勝浦市役所)



19年 動労千葉弁護団総会を開催

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8582/

1047名解雇撤回!外注化粉砕!
裁判闘争勝利へ全力で闘おう


 2月14日、19年動労千葉弁護団総会を開催し、葉山弁護団長をはじめ各事件の担当弁護士が参加した。
 冒頭のあいさつで葉山弁護団長は、1047名解雇撤回をめぐる裁判で隠された真実を暴きだし、「JRに責任あり」を明確にしたことを述べた上で、「JR東の団交拒否は明確な不当労働行為で重大事態」「労働委員会は団結権擁護が根本的任務。JR東、経団連、安倍政権に加担して門前払いするというのは犯罪的行為」と断罪した。 そして、47名の大弁護団のもとで行政訴訟を開始したことを報告し、「この裁判は千葉県労働委員会闘争であると同時に、1047名解雇撤回・原職復帰闘争の基軸をなす闘い」と訴えた。 最後に、「弁護活動について率直な討論を通じて今後の活動の糧としたい」とあいさつを締めくくった。
 動労千葉からの報告を行った田中委員長は、東労組崩壊情勢の中、徹底した組合つぶしが行われていること、CTS職場代表選挙での勝利など、この間の動労千葉の闘いを報告した。また、昨年3月に開始した改憲阻止大行進運動の前進を報告するとともに、「非正規職しかない社会」を許さない闘いを展開する必要を訴えた。職場闘争については、「自動運転などAI化を打ち出しているが、第3の分割・民営化攻撃は必ず破綻する。すべてを組織拡大の観点から闘いぬく」と決意を語った。
 討論では、結審が狙われている出向無効裁判控訴審をはじめとした各事件の検討が行われた。また、休憩中にカメラで撮影することの問題点、「組合員でないこと」を加入条件とする社友会推進の不当労働行為性について議論された。闘争勝利に向け、職場での闘いと一体で、裁判闘争を弁護団とともに闘いぬこう。

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外注化阻止ニュース 第413号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka413.pdf


動労千葉  2・28指名スト指令
千葉運輸区長は「見極め」を中止しろ

 動労千葉は2月13日、千葉運輸区における「見極め」中止に向け、2月28日の指名ストライキ配置を指令しました。
 千葉運輸区では、再雇用となったエルダー運転士に対し、新人運転士に行う40㌻に及ぶ「見極め」を強制しています。ベテラン運転士の誇りを奪う侮辱行為にほかなりません。
 動労千葉はこの間、千葉運輸区長に対し、「見極め」の中止を求め、指名ストを行うことも通告して追及する中、千葉運輸区長が「シミュレーションに変更することも考える」という対応を行うところまで追い詰めてきました。
 しかし退職日におけるシミュレーションによる訓練も他区では行われていません。これは〝譲
歩〟でもなんでもありません。
 そもそも40年以上も本線乗務を行ってきた運転士に対して、退職日に「見極め」と称する嫌がらせを続けること自体が問題なのです。
 エルダー運転士は継続して乗務を続けており毎月の訓練も行っています。その人が明日からはエルダー運転士として乗務するだけなのです。「見極め」を行う必要はありません。

「見極め」強制に職場から反撃を

 千葉運輸区長はこの「見極め」を全区でやらせると宣言しています。木更津運輸区長は「千葉運輸区と同じことを行う」と発言をしています。運転士を侮辱し、負担を強いる「見極め」は絶対に許すことはできません。
 JR東日本では深澤社長の号令で「労働組合員でない」ことを加入条件とする社友会をグループ全体で推進しています。職場から労働組合を一掃し、鉄道業務の別会社化・転籍強制などの攻撃を一気に進めようとしています。
 その渦中だからこそ、職場からの闘いで〝侮辱行為〟に反撃することには大きな意味があります。動労千葉とともに職場から声をあげよう。


動労千葉の闘いの配置
(1)千葉運輸区の「見極め」強制に対して、2月28日、当該組合員を対象とする指名ストを配置する。
(2)3月ダイ改における津田沼~中野3往復の強制粉砕に向け、ダイ改時に習志野運輸区を対象とした闘いを配置する。
(3)闘争期間中は、全組合員を対象とした非協力闘争を配置する。
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2019年2月20日水曜日

UTLAストライキが大勝利 公教育破壊に歴史的反撃

闘いなくして安全なし No.202

http://www.doro-chiba.org/ga/tn202.pdf


動労千葉2・28指名スト指令
千葉運輸区長  「見極め」を中止しろ!

 動労千葉は2月13日、千葉運輸区における「見極め」中止に向け、2月28日の指名スト配置を指令しました。
 この間、千葉運輸区長に対する「見極め」の中止を求める抗議・要請行動が展開されてきました。中止しなければ指名ストを行うことも通告して追及する中、千葉運輸区長が「シミュレーションに変更することも考える」という対応を行うまで追い詰めてきました。
 しかし、退職日にシミュレーションによる訓練を行わせるということも、他区では行われていません。シミュレーションを「見極め」で問われる内容を組み込んだものにすることも考えられます。「シミュレーションへの変更」は〝譲歩〟でも何でもありません。
 そもそも40年以上本線乗務を行ってきた運転士に対して、退職日に「見極め」と称する嫌がらせを続けること自体が問題です。
 継続して乗務を続けてきて、毎月の訓練も行っています。その人が明日からはエルダー運転士として乗務するだけのことです。「見極め」を行う必要などまったくありません。

「見極め」強制に職場から反撃を

 しかも、千葉運輸区長はこの「見極め」を全区でやらせると宣言しています。実際、木更津運輸区長は「千葉運輸区と同じことを行う」という発言をしています。運転士を侮辱し、負担を強いるだけの「見極め」を全体化させるなど、絶対に許すことはできません。
 JRは深澤社長が自ら号令をかけ、「労働組合員でない」ことを加入条件とする社友会をグループ全体で推進しています。職場から組合を一掃し、鉄道業務の別会社化・転籍強制など、攻撃を一気に進めようとしています。
 その中だからこそ、職場からの闘いで〝侮辱行為〟に反撃することには大きな意味があります。動労千葉とともに職場から声をあげて、闘う労働組合をとり戻そう。

動労千葉の闘いの配置
① 千葉運輸区の「見極め」強制に対して、2月28日、当該組合員を対象とする指名ストライキを配置する。  なお、千葉転支部の奮闘に踏まえ、見極め中止に向けて全力をあげることとする。
② 3月ダイ改における津田沼~中野3往復の強制粉砕に向け、ダイ改時に習志野輸区を対象とした闘いを配置することとする。
③ 闘争期間中は、全組合員を対象とした非協力闘争を配置する。
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2019年2月19日火曜日

日刊動労千葉 第8581号

千葉運輸区の「見極め」粉砕に向け
指名ストを指令!

第3回支部代表者会議ー「見極め」中止に向け、2・28指名ストを指令!

 動労千葉は2月13日、DC会館において、第3回支部代表者会議を開催し、19春闘勝利、3月ダイ改ー乗務員勤務制度改悪阻止、第3の分割・民営化攻撃粉砕、1047名解雇撤回等、当面する闘いの課題について伝達・確認した。

水戸ー運転士▲19名、泊行路で7時30分~23時まで乗務

 3月ダイ改をめぐっては、乗務員勤務制度の改悪により、習志野運輸区において津田沼~中野3往復というこれまでにはない長大行路が設定された。会社は、これを基本行路と考え、さらに増やしていくことを考えられる。しかも、今後、中央線が11両化されることによりお茶の水での折り返し運転がなくなり、終日、中野までの通し運転が可能になる。そうなればさらに三鷹折り返しや千葉折り返しなどがつけられる可能性がある。
 一方、水戸では、昨年10月の車掌32名削減に続き、3月ダイ改で運転士19名の削減が提案された。さらに、泊行路で7時30分に出勤して23時過ぎまで乗務する行路が設定された。
 さらに、東京支社では、横浜や高崎への業務移管により運転士、車掌併せて100名の要員削減が行われようとしている。

千葉転支部の奮闘で、区長を追い詰めている状況

 千葉運輸区における「見極め」問題については、2月5日に千葉運転区支部の執行委員会が行われ、翌日以降、千葉運輸区長に対する「見極め」の中止を求める抗議・要請行動が展開され、中止しない場合は指名ストライキを行うことを通告した。こうした千葉運転区支部の奮闘により「シミュレーションに変更することも考える」等の対応を行うまで追い詰めている。しかし、シミュレーションの内容に「見極め」が盛り込まれる可能性があること、さらに木更津運輸区長が「千葉運輸区と同じことを行う」旨を発言するなど他区に波及する問題もはらんでいることから、今後、本部として「見極め」の中止に向けて全力で取り組むこととする。
以上に踏まえ以下のとおり指令する。

【闘争指令】
1.19春闘ー3月ダイ改阻止闘争の課題と獲得目標 *組織拡大の実現
*貨物の人事制度改悪阻止、CTSでの大幅賃上げ
*定年延長と65歳まで働ける労働条件の確立
*第3の分割・民営化攻撃粉砕
*3月ダイ改ー乗務員勤務制度改悪阻止、ワンマン運転拡大阻止

2.19春闘の具体的要求
*ベア要求 東日本、貨物38000円、CTS30000円
*貨物人事制度改悪、賃下げ阻止
*CTSでの住宅手当等獲得
*第3の分・民ー別会社化・転籍粉砕
*乗務員勤務制度改悪阻止ー行路緩和
*外周区での働く場の確保
*ローカル切り捨て・ワンマン拡大反対
*千葉運輸区の「見極め」強制粉砕

※以上の目標と要求の獲得・実現に向け、ストライキを配置して闘うこととする。

3.闘いの配置について
① 千葉運輸区の「見極め」強制に対して、2月28日、当該組合員を対象とする指名ストライキを配置する。 なお、千葉転支部の奮闘に踏まえ、見極め中止に向けて全力をあげることとする。
② 3月ダイ改における津田沼~中野3往復の強制粉砕に向け、ダイ改時に習志野運輸区を対象とした闘いを配置することとする。
③ 闘争期間中は、全組合員を対象とした非協力闘争を配置する。
④ 各支部は、前記闘争に向け、組織拡大の取り組みに全力をあげること。
⑤ 各支部は、闘争方針を全体化するために、職場集会等を開催し、万全の意思統一をはかること。
以 上

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3・31全国総決起集会

https://www.sanrizuka-doumei.jp/home02/2017/pdf/190331shoseijo.pdf


招 請 状
三里塚芝山連合空港反対同盟

 全国の闘う仲間のみなさん! 反対同盟は、来る3月31日成田市内において全国総決起集会を開催します。この集会は、新たな段階に入った市東さん農地取り上げを阻止する総決起集会です。2019年、反対同盟は三里塚闘争勝利へ重大な決意をもって臨みます。全国からの結集を呼びかけます。
 昨年12月20日の千葉地裁民事第5部・高瀬順久裁判長による反対同盟員・市東孝雄さんの農地取り上げ不当判決を絶対に許すことはできません。千葉県収用委員会に成り代わって、千葉地裁が農民殺しに手を染める暴挙です。市東さんは、仁王立ちで立ち向かい「何があろうと天神峰で生きていく」(新年 旗開き)と決意しています。
 請求異議裁判は東京高裁に移ります。反対同盟は、この2月、市東さんの南台の畑に「空港会社立入禁止」「ただいま耕作中!」と大書きした看板を設置しました。決戦本部は、毎週日曜に天神峰カフェ を開催し、現地受け入れ態勢を強化する方針を打ち出しました。裁判闘争と現地実力闘争体制の強化へ、格段の取り組みを訴えます。
 安倍首相は、通常国会の施政方針演説において羽田、成田空港の発着枠の8万回増大を発表しました。4者協議会(国、千葉県、地元9市町、成田空港会社)は、A滑走路の運用時間を今年の10月末から1時間延長して、深夜0時までとすることを決定しました。オリンピック開催を利用して、空港開港時の「午後11時から午前6時まで飛行禁止」という周辺住民に対する確約を反故にしたのです。10時台の便数制限も撤廃され、午後10時以降の発着回数は現在の3倍になります。
 住民は、「午後11時以降は寝るころ、急にうるさくなると寝られない」と怒りをあらわにしています。騒音対策として掲げられた二重窓は、あまりにもでたらめで、申請する住民は対象の1割程度、納得など全く得られていません。反対同盟は、騒音下住民の怒りに応え、ともに闘います。第3滑走路建設と24時間化反対の大運動をつくりだしましょう。
 安倍政権は、憲法9条に自衛隊を明記する改憲によって、「戦争ができる国」への転換をねらっています。2019年は安倍政権の改憲・戦争を阻止する正念場の年です。新自由主義の破綻を株価バブルによってとりつくろってきた世界経済は、格差と貧困を極限化させ、断末魔の時を迎えています。アメリカ・トランプによる「アメリカ第一主義」は、大恐慌から世界戦争に行きつくものです。
 これに追い詰められ、天皇代替わりとともに日本を戦争国家化しようとする安倍政権に対し、一貫して反戦・反基地闘争をけん引してきた三里塚は、50余年の不屈非妥協の闘いの真髄を発揮して闘う決意です。動労千葉・関西生コンをはじめとした闘う労働組合、「帰還」強制攻撃と闘う福島、辺野古新基 地建設と闘う沖縄と連帯して闘います。3・31集会を成功させ、全世界の労働者人民の未来を切り開く決起を三里塚からつくり上げましょう。3・31集会に結集しましょう。
                                                                        
2019年2月12日


市東さんの農地を守ろう! 空港機能強化粉砕! 改憲阻止・安倍政権打倒!

3・31全国総決起集会
【日時】3月31日(日)正午
【会場】成田市赤坂公園(成田ニュータウン内)
【主催】三里塚芝山連合空港反対同盟

招請状へのリンク

改憲・戦争阻止!大行進 三多摩実行委員会

http://blog.livedoor.jp/daikoushin_santama/ 


「改憲・戦争阻止!大行進 三多摩実行委員会」の
ブログを作成しました。

http://blog.livedoor.jp/daikoushin_santama/

 


2019年2月18日月曜日

日刊動労千葉 第8580号

国鉄分割・民営化による不当解雇から32年
2・10国鉄集会に620人が結集

改憲阻止―1047名解雇撤回の新たな闘いへ!

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8580/

 国鉄闘争全国運動の呼かけで「国鉄分割・民営化による不当解雇から32年―2・10国鉄集会」が、市川市文化会館で620人の結集で開催された。

「団結権への正面攻撃」

 開会あいさつを全国運動呼びかけ人の伊藤晃さんが行った。伊藤さんは、関西生コン支部への弾圧と動労総連合の不当労働行為申し立てに対する千葉県労働委員会の審査打ち切りは、「団結権への正面攻撃」であり、これと真っ向から闘うことは、改憲攻撃との闘いでもあると提起し、天皇即位と対決し、5・1メーデーに立とうと訴えた。
 連帯のあいさつには、「内房線と地域を守る会」の松苗代表が、直通列車・特急の削減に対する地域の闘いの報告を行い、そして千葉県高教組の仲間が、教育委員会による平和教育プリントの検閲を許さず、改憲を止めると決意を語った。

「非正規職だけの社会をつくらせない!」

 次に動労千葉からの報告を田中委員長が行い、「連合結成30年の今年を労働運動をよみがえらせる新たな出発点にしよう」と訴えた。そして、鉄道業務を労働者ごと別会社化し総非正規職化するJRの第3の分割・民営化と対決し、「組織拡大に全てをかける」と決意をかたった。最後に、全国の職場・地域から「非正規職だけの社会をつくらせない!」というキャンペーンを始める方針を打ち出した。
 東京西部ユニオン鈴木コンクリト分会の吉本書記長が、関西生コン支部弾圧を絶対許さない集会を、東京でも開催しようと呼びかけた。

「2・16」を絶対に忘れない

 動労千葉弁護団が登壇し、葉山弁護士が47人の大弁護団で千葉県労委の審査打ち切りを弾劾する行政訴訟が始まったことを報告した。1047名当該の決意を動労千葉争議団の中村仁と1047協議会の小玉忠憲代表が「必ずJRに戻る」「2月16日を絶対に忘れない」と解雇撤回の決意を語った。また、「1047名協議会と共に闘う会」の国労OBがあいさつに立った。

現場の総決起と組織拡大を

 現場からの報告を、千葉運転区支部から関執行委員が、千葉運輸区長の「見極め」に対してストライキを構えて闘うことが報告され、津田沼の相馬支部長が3月ダイ改で「津田沼~中野4往復」と超長時間行路に対する現場の怒りの声を報告し組織拡大で反撃すると決意を語った。動労水戸の石井委員長が水戸支社の要員53名減と超長時間行路に対して職場からの総決起の闘いをつくり出す決意を語った。動労総連合・新潟の星野委員長は非正規職組合員の解雇をめぐる新潟県労委の申し立て棄却を弾劾した。
 決意表明を、教育労働者、自治体労働者、学生が行い、最後に全国運動呼びかけ人の花輪不二男さんが、集会のまとめと団結ガンバローで締めくくった。



国鉄闘争全国運動
2・10全国活動者交流会 


https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8580/

 集会前の10時から国鉄闘争全国運動の今後の運動の継続・発展のため全国活動者交流会が行われ、活発な討論と報告が行われた。

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「改憲・戦争阻止! 大行進」1周年集会inすぎなみ第2版

http://stop-kaiken.blog.jp/20190301bira2web.pdf


辺野古 埋めるな!
9条 変えるな!

「改憲・戦争阻止! 大行進」
1周年集会inすぎなみ


海上工事が強行される辺野古新基地の歴史と現在
ドキュメンタリー/森の映画社
(藤本幸久・影山あさ子共同監督)


集会プログラム
17:00 開場(ロビーで多彩な展示を行っています)
18:35~19:10 上映『SAVE HENOKO』
19:10~19:40 講演  藤本 幸久 さん(映画監督)
『沖縄の闘いに連帯を』
19:40~19:50 若者たちによる群読
19:50~20:15 講演  高山 俊吉 さん(弁護士)
『戦争への道を阻むために』
20:15~20:40 地域や労働者からの発言
【とき】3月1日(金) 開場 午後5時
【ところ】セシオン杉並ホール(杉並区梅里1の22の32)
【資料代】500円
【主催】「改憲・戦争阻止! 大行進」実行委員会

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2019年2月15日金曜日

闘いなくして安全なし No.201

http://www.doro-chiba.org/ga/tn201.pdf


水戸支社 要員53名減と超長時間行路
3月ダイ改・乗務員勤務制度改悪に反撃を

 3月ダイ改は乗務員勤務制度改悪強行と一体で、JR発足以降かつてない乗務員に対する激しい攻撃の出発になろうとしています。

拘束23時間超の行路が次々に

 水戸支社では、列車体系は基本的に同じで業務量が変わらないにもかかわらず、3月ダイ改だけで22名減(左図参照)という要員削減が提案されています。昨年10月に強行された特急の車掌一人乗務と水郡線ワンマン運転拡大による車掌31名削減と合わせると、運輸関係53名減とういう驚くべきものです。
 一支社で一度にこれだけの要員削減が行われるというのは、本当に異例です。
 激しい要員削減は、極度の労働強化と一体です。
 運転士の泊行路のうち拘束23時間を超える行路が、土浦で18本中10本、いわきで11本中6本となり(現行では0本)、拘束24時間を超える行路まであります。
 例えば、勝田206行路は朝8時23分発から23時45分着まで普通列車ばかりに乗務して、乗務時間は9時間7分
。土浦64行路では、土浦出区から9時30分発に始まり23時45分着まですべて普通列車で、乗務時間は8時間20分
。いずれの行路も出勤は7時台です。安全に乗務できる範囲を完全に超えています。

正念場の闘いが開始される

 今回のダイ改では、乗務員勤務制度改悪の本格的な適用には至っていません。その段階でこれだけの攻撃が行われています。本格適用の条件が揃えば、あらゆる職場に激しい攻撃が開始されることは間違いありません。
 それは乗務員だけでなく、JRで働く全労働者の権利を奪うための攻撃でもあります。
 会社は東労組解体に乗り出しましたが、東京など3地本だけでなく、現在の東労組本部派も含めて解体する構えです。労働組合を職場から一掃しようとしているのです。
 黙って会社の好きにさせるわけにはいきません。会社施策を止める力は、現場労働者の団結と職場からの闘いにこそあります。職場から闘う労働組合の復権をかちとろう。

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2019年2月14日木曜日

星野文昭絵画展@西荻窪

https://drive.google.com/file/d/1JShUNZu0_OBKeKKC49NnzuUV5XvK_V54/view?usp=sharing


「基地のない沖縄」訴え、無実で獄中44年
星野文昭絵画展

BREWBOOKS
-麦酒と書斎のある本屋
(杉並区西荻南3−4−5 JR西荻窪駅南口より徒歩5分 西荻南児童公園の隣)

3月19日(火)~31日(日)
正午~午後8時
※25、26日は休館
※最終日は午後5時まで
入場無料

主催 三多摩星野文昭絵画展実行委員会



星野さんを自由に 要望書にご協力を

沖縄との連帯かけた渋谷デモ


 沖縄で「基地のない沖縄」を求め、激しい本土復帰闘争が闘われた1970年前後。沖縄との連帯をかけて何万人もの労働者・学生がデモに参加しました。星野文昭さんは25歳のとき(1971年11月14日)、米軍基地を固定化する「沖縄返還協定」に反対して行われた東京・渋谷のデモに、リーダーの一人として参加。その際に機動隊員1名が重傷を負い、翌日死亡した件で、殺人の「実行犯」とされました。
 「無期懲役」判決が下され、現在、獄中44年目です。

星野さんは無実


 しかし、星野さんは無実です。星野さんは、機動隊員の死亡に関わっていません。
 星野さんを犯人とした物証はなく、唯一の証拠は当時少年だったデモ参加者を警察・検察が脅し、誘導して作った「供述」です。その少年たちが、ウソの供述を強いられたことを裁判で証言したにもかかわらず、無期懲役とされたのです。
 星野さんは一貫して無実を訴え、第三者の目撃証言など検察が持つ全証拠の開示と裁判のやり直しを求めて闘っています。

いますぐに釈放を

 今の沖縄・辺野古への土砂投入を見ても、国家権力の横暴さがわかります。何より、44年の投獄など絶対に許せません。憲法が禁ずる「拷問及び残虐な刑罰」そのものです。
 昨年来、星野さんの仮釈放について、四国地方更生保護委員会(香川県高松市)が審理しています。星野さんの家族や弁護団は、即時釈放を求めて12回の申し入れを行い、全国から集まった1万5千筆以上の要望書を提出してきました。ぜひ要望書にご協力ください。「人間らしく生きられる社会」を求め闘い続ける星野さんを今すぐ解放しましょう。

 絵画展の絵は、差し入れの写真集などをヒントに文昭さんが水彩画を描き、おつれあいの暁子さん(写真右)の面会のたびに渡しています。暁子さんはその絵に詩をつけています。
 絵画展では、その絵と詩を展示しています。

星野文昭さん
徳島刑務所で72歳

絵画展の特別企画
詩の朗読
3月30日(土)午後2時~
BREWBOOKSにて



●関連企画
星野文昭絵画展in高井戸part4

主催「星野文昭絵画展in高井戸」実行委員会
協賛 星野さんを取り戻そう! 杉並・高井戸の会
3月8日(金)~3月10日(日)
午前10時~午後7時 ※10日(日)は午後6時まで
高井戸地域区民センター2階ギャラリー

講演 子ども達の未来のために
野本三吉さん(教育学者、ノンフィクション作家、前沖縄大学学長)
3月10日(日)13時~15時
高井戸地域区民センター第1・第2会議室

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日刊動労千葉 第8579号


2・24第80定期委員会への結集を!

「見極め」許すな!

乗務員制度改悪・3月ダイ改阻止!19春闘勝利へ!
2・24第80回定期委員会への結集を!


こんな侮辱を許せるか!


 40年間、本線乗務をやってきた運転士を侮辱する「見極め」を絶対に許すことはできない。それも、最後の退職日に、新人運転士と同じフォーマットで40ページに及ぶ「見極め」を行うというのだ。
 エルダーになって明日からも同じように本線を乗務する者に対して、何を思い出せというのか。毎月の訓練や、指導添乗で済むことだ。本来なら「今までご苦労様でした、エルダー運転士になってからもよろしくお願いします」というのが筋だ。
 断固、粉砕あるのみだ。 全支部は、自らの闘いとして総決起しよう!

こんな労働強化許せるか!


 乗務員勤務制度改悪が適用になる3月ダイ改において、習志野運輸区を例にとれば、初日に津田沼~中野を3往復、明けで1往復、合計4往復という行路が設定されている。乗務キロも306.4kmという、超ロングラン行路だ。
しかも、初日に中野までの3往復を乗務し、明けで朝のラッシュ時間帯を乗務する。睡魔との闘いが強いられる。職場では「事故が起きる」と怒りの声が上がっている。
 このまま黙っていたら、さらに劣悪な行路が強制される。反合理化・運転保安確立へ、職場から反対の声を上げよう! 3月ダイ改阻止へストライキで闘おう!

貨物・CTS春闘勝利へ!

 貨物における「人事制度の見直し」は、全面的な評価により、上位職・管理職にならない現場労働者に、生涯にわたる低賃金を強制するとんでもない制度だ。日貨労の裏切りを徹底弾劾し、この闘いを、限界状況に直面している千葉機関区の現状を打開する課題と結合して闘い抜こう!
 CTSでは、春闘・秋闘を通して、労働条件、職場環境を改善してきたが、本番はこれからだ! 幕張における職場代表選挙の勝利から、大幅賃上げを始めとした、抜本的な労働条件の改善を勝ちとろう! 貨物・CTSを焦点に19春闘勝利へ全力で闘おう!
 「職場闘争なくして、組織拡大なし」、すべてをかけ組織拡大へ! 65歳まで働き続けることのできる職場と労働条件を勝ちとるために、委員・傍聴者の大結集と熱い討論で、第80回定期委員会を大成功させよう!

第80回定期委員会
2月24日(日)13時 DC会館

出向命令無効確認訴訟
第3回控訴審
2月22日(金)11時 
東京高裁 825号法廷




全国労働組合交流センター結成30周年
結成30周年記念レセプション

2月2~3日、交流センター第26回全国総会が、千葉市内で開催された。交流センターは、総評解散・連合結成の1989年、中野顧問と佐藤芳夫さんの呼びかけで結成された。




関西生コン支部弾圧を許すな!

 2月5日、早朝5時から滋賀県警による関西生コン支部への刑事弾圧がおこなわれた。 県警は、組合員13名の自宅を家宅捜査し、「恐喝未遂」の容疑で逮捕したのだ。さらに勾留されている3名を再逮捕。労働組合の争議行為を「威力業務妨害」や「恐喝未遂」で弾圧することなど絶対に許せない。これまでに関生支部はのべ55名の組合員が逮捕されている。改憲と戦争に向けた政治的弾圧であり、すべての労働組合への攻撃だ。我々は怒りをもって弾劾する。

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外注化阻止ニュース 第412号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka412.pdf


全米第2の都市ロサンゼルスで
教員ストが大勝利
公教育の荒廃に対し教員3万人が行動

 全米第2の都市ロサンゼルスで1月14日から約3万人の教職員が全面ストライキを闘ってきましたが、1月22日、労働組合の要求の多くを認めさせる暫定協約をかちとりました。
 今回のストライキを計画したロサンゼルス統一教員組合(UTLA)は、学校資金の拡充、大規模化したクラスの縮小、保健室や図書館など専門職スタッフの増員など、荒廃した公立学校の環境改善を求めてきました。

米国で拡大する学校民営化

 日本では、県や市など自治体が公立学校を運営していますが、米国では、公立学校を株式会社などが運営する公設民営化の学校(チャータースクール)が拡大しています。
 チャータースクールは、学力テストの 成績が下がると補助金が減るため、運営側は教員に厳しいノルマを課します。しかも国語や数学の結果だけで成果を測るため、音楽や絵画、体育などを廃止を廃止する学校が増えているのです。
 教員はテストの平均点をあげるため長時間労働を余儀なくされ、大半の教員が非正規雇用で成績を上げることができなければ、直ちに減給や解雇が行われます。
 そのため平均点を下げないように成績の悪い生徒をテスト当日に欠席させたり、教員主導のカンニング、障害児の入学拒否などが後を絶たない状況なのです。
 株式会社が運営するチャータースクールは、投資額が7年で7倍の利益を上げる人気商品となっており、他方、貧困層が多い地域では、公立学校の廃校が拡大し(全米で4000校)、30万人の教員が職を失ったと言われています。

労働組合が何をできるかを示した

 今回のストに先立ち、公教育の現状に危機感を持つ教員が2014年に「ユニオンパワー」というグループを立ち上げて執行部に当選。
 教職員の問題だけでなく、有色人種の貧困家庭の生徒の問題に取り組む、社会正義を第一に考えると公約し、そのために組合を変革し、ストができる組合をと訴えて実現したものです。
 日本でも4月から大阪市で公設民営化の学校が始まります。校舎は大阪市が建設しますが、運営は民間が行うものです。大阪市長は学力テストの成績を校長や教員の査定に使うと主張しています。

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2019年2月13日水曜日

外注化阻止ニュース 第411号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka411.pdf


過労と睡眠不足を改善せよ
京成バスで指名スト
嘱託社員の正社員化・雇止め中止を要求

 京成バスで2月6日、ちば合同労組による指名ストが行われます。嘱託社員を正社員にすること、契約満了という形式を悪用した雇い止めをやめることを求めるストライキです。
 3年半で数回の遅刻が雇い止めの理由とされていますが、実際は、過労と睡眠不足が原因だと指摘したことへの報復的雇い止めなのです。


 いま全国のバス運転手は、過労と睡眠不足、仕事に見合わない低賃金に苦しんでいます。このため運転手不足が深刻化し、各地で減便や路線廃止などの問題が起きています。
 ところが京成バスは、離職を防ぐ方法として武士道に着想を得た「運転士道塾」を立ち上げ、精神論で乗り切ろうとしています(記事)。

4時間睡眠で出勤する日も

 京成グループ会社で働く運転手からは「午前4時に出勤して翌日の午前1時(21時間!)まで働くこともある」など驚くべき実態も。
 厚生労働省が定めた勤務間インターバル8時間も守られていません。ダイヤでは「8時間+数分」など法律ギリギリの勤務間インターバルが設定されていても、実際には給油・モップかけ・忘れ物対応・洗車・片付けなどの労働時間がカウントされずに、睡眠が4時間で翌日の乗務をこなす場合もあるのです。
 今回のストにはツィッター等の閲覧数が50万を超え、大きな反響を集めています。バス運転手の過酷な職場環境を告発し、改善させる闘いです。

 【応援の声】運転士さんの待遇は、バスの利用者が安全にバスを利用できる条件です/京成バス利用者は、会社に「不便だ。要求をはやく飲め」とやったほうがよい。まちがっても労組に抗議しちゃダメ/バスを安定して存続させるためにも労働環境の改善は急務/大きな影響を与えて下さい。全国の運転士が注目しています/睡眠時間足りてへんのか。みんなが健康的に働くことは基本中の基本や、支持するで!

2019年2月11日月曜日

日刊動労千葉 第8578号

すべての原発の閉鎖と廃炉を!
ドイツ・エテコンと動労千葉で共同声明
3・11反原発福島共同行動へ!

 昨年7月、ドイツの環境保護団体エテコン(財団法人 倫理と経済基金)の理事が来日した際に、同団体と動労千葉との間で、福島をめぐる状況について共同声明をあげることがよびかけられた。
その後、文章の検討が行われ声明が発表される運びとなった。
エテコンは、毎年、地球の環境破壊に対し、国際エテコンブループラネット賞及びブラックプラネット賞の授与を行っている。2011年福島原発事故の年には、黒く汚れた地球儀をトロフィーとした「ブラックプラネット賞」を東京電力に対して贈り、原発の欠陥を知りながら利益を優先したと弾劾した。
未だに事故の責任もとらず、原発の再稼動を行う安倍政権と東京電力を許してはならない。
 3・11福島反原発行動に起ちあがろう! 




共 同 声 明

2011年11月、国際的財団であるエテコン(「財団法人 倫理と経済」)は、東京電力の責任者・経営陣と大株主を、2011年ブラックプラネット賞(地球の環境破壊にとってその年に最悪の役割を果たした者に渡される黒く汚れた地球儀)の授与をもって国際的に公然と弾劾した。それは、人間と環境にたいする彼らの犯罪を問い、また福島での人類的破局にたいする彼らの責任を問うためである。

企業としての東京電力が何を決定しどう行動するかについて責任をもっているのは、その大株主と経営陣である。したがって、多くの人々が健康を損ない、それどころか死を迎え、そして環境が大規模に破壊されたことについての責任は彼らにある。彼らは平和と人権にとって危険をもたらしているばかりでなく、民主主義や環境生態、そして人類全体にとって危険をもたらしている。彼らは、自分たちの権力と自分たちの私腹を肥やすことを唯一の動機として行動している。そのためには道徳も倫理も踏みにじり、地球が汚染されようと破滅に向かおうとお構いなしだ。

2012年6月、エテコンは彼らの株主総会にも乗り込みつつ、多くの日本の仲間たちと一緒に彼らにブラックプラネット賞のトロフィーを渡した。この闘いは、1週間にわたる連続的行動のなかでおこなわれ、それはついには日本の反原発デモとしては最大のデモとなって爆発した。ここに東京電力は、原発事故の犠牲者たちと原発に批判的な人々の共同の要求に直面することになったのである。

それ以来、動労千葉とエテコンは、お互いを搾取と抑圧のない世界のための闘争における共同闘争者として認識している。

エテコン理事のスィビレ・アリアンスが2018年7月に日本を訪問した際、動労千葉との討論がおこなわれ、現状が確認された。

すなわち、福島第一については1号機から3号機までの原子炉において炉心溶融が起きたこと、そして今日にいたるまで膨大な放射能が環境に放出されていること。2014年になってようやく5号機と6号機の廃炉方針が確定したこと。

しかしながら、損傷した福島第一をめぐる危険は今なおきわめて重大である。それにもかかわらず、政府は援助を停止して住民を放射能で汚染された地域に帰還させようとしている。日本政府と福島県当局は、「もはやいかなる危険もない」と声高に叫んでいる。

われわれは激しく怒っており、東京電力と日本政府にたいしてともに要求を突きつける。

人間と自然のために、さらなる被害の防止へ向けて意味のある措置をすべて、そしてただちに実施すること!

直接・間接の損害、今後起きてくる損害のすべてについて責任を取ること!

すべての犠牲者、被害に遭われた人々、そして遺族の方々にたいして正当な補償をすること! これには収束作業に動員され被害をこうむった労働者も含まれる!

損害と補償、そして損害をできるだけ少なくするための措置、これらにかかるすべての費用を東京電力とその株主の財産から出させること!

経営責任者と大株主の処罰!

国内におけるすべての原発の閉鎖と廃炉!

放射性廃棄物の安全な保管、とくに兵器に利用されうるプルトニウムと他の放射性同位元素を含む使用済み核燃料棒を安全に保管すること! 核燃料サイクルへの執着を放棄すること!

東京電力と他のすべてのエネルギー大企業を民主的コントロールのもとに置くこと

2012年のブラックプラネット賞の授与に際して、エテコン代表団は福島の地をも訪問した。エテコンは、福島での原発大事故の犠牲者にたいする連帯をあらわすために、自主独立のふくしま共同診療所の建設と運営を財政的に支援することを決定した。この診療所では放射線障害の子どもたちにたいして治療がおこなわれている。

エテコン理事のスィビレ・アリアンスは、2018年7月24日、全世界の人々からのカンパ2400ユーロを診療所建設委員会に手渡した。動労千葉は、診療所企画の実現のためにともに最初から尽力し、財政的・人員的にこれを支え、犠牲者たちを助けるために労をいとわなかった。本来ならこうしたことは、国家が果たすべき役割のはずだ。

エテコンと動労千葉は、今回のエテコンの訪日に際して、ともに次のような点について強調した。すなわち、人類と核は絶対に共存しえないこと、エゴイズムと個人の損得で動く社会秩序を変える必要があること、そして本当に利潤よりも人間が大切にされる経済に向かう必要があること。利潤が優先されるのではなく、連帯と諸国民の友愛が優先されるようにならなければならない。

2018年7月24日 福島にて

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8578/


2019年2月10日日曜日

日刊動労千葉 第8577号

リーマン・ショックから10年
世界は止められない大激震に
研修会開催 2日目

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8577/

勝利を求めて起ちあがる全世界の労働者階級と動労千葉

―第27回全支部活動者研修会開催 2日目―


 第27回全支部活動者研修会(1月27~28日)の2日目は、動労千葉労働学校講師 藤村一行氏による「リーマン・ショックから10年 世界は止められない大激震に。勝利を求めて起ちあがる全世界の労働者階級と動労千葉」と題する講演が行われた。
 世界史の転換点といわれる現代をどう見るか、世界経済問題、資本主義の行き詰まりと戦争の危機の切迫という情勢について展開され、一方、世界中で労働者階級の決起が始まっていること、また、日韓関係に焦点をあて、自衛隊への「レーダー照射」事件や「慰安婦」問題、徴用工問題など、安倍政権が意図的に緊張を煽っていることなどを歴史的事実に踏まえ明らかにした。最後に、「今の国際的な労働者階級全体の闘いの中で、新自由主義の時代に階級の誇りをもって頑張ってきた動労千葉という存在は、全世界で非常に大きな意味を持っている。今こそ動労千葉が頑張りぬいてきた結果が出てくる時代。今年の闘いは実に重要だと思う」と結んだ。
 詳細は、おって「機関紙・動労千葉」で報告される予定。

 以下、感想文の一部を紹介します。

●世界経済で今なにが問題かわかった。特に問題なのは日本だ。日本の外交を見れば、米、韓、ロシア、中国、すべてにわたって安倍政権は、最悪の対応で破綻的だ。どこの国にも相手にされていない。国内でも憲法改正、沖縄問題、ウソと開き直り、どの野党も同じ。こいつらを倒さないと日本、われわれ、子供たちの未来はない。職場の闘いと結びつけ全力で闘っていこうと思います。周りの労働者、家族とも正しいものの見方、議論を深めていこうと思います。

●リーマンショックから10年後の現在の情勢をアメリカ、中国、韓国との関係を踏まえてマスコミがどういうものか考えさせられる講義でした。

● 19年から始まる世界がどうなるか。前例のない不確定、不安定な時代。(中略)19年の闘いは、大きな情勢の展開と職場の闘いと結びつけて考えながら闘いを構築していく。

●日々、情勢が変化する毎日の中、国内外問わず、世界中で起きている様々な出来事を労働者の視点、考え方をもってとらえること。毎日の報道を通して垂れ流されている情報は、そのままではたいていは「有毒」物質の垂れ流しである。ピントを合わせ、鮮明に物事を自分の中に映し出し、それをまた発信することを絶えず考えていきたい。

●トランプ政権の登場など、戦後の世界の枠組みが最後的に崩壊しようとしている。その中で、新自由主義の30年と対決しぬいてきた動労千葉の闘いが、全労働者と本当に結びつくことができるのか。その必要性と条件が成熟していることがはっきりした、と思います。

●世界中で帝国主義の危機が進行している現実があり、その中で安倍政権の改憲攻撃があることがあらためて鮮明になった。とくにレーダー照射事件が安倍による「敵国」づくりであり、改憲に向けた攻撃であることを絶対に許してはならない。改憲・戦争阻止へ闘う決意です。

●戦前のようになってはいけない。資本主義の生き残りのための「戦争のできる国」づくりを許してはならない。労働者の為の民主主義が必要だ。労働組合が責任をとりきる、社会を作る。その道のりの展望を見つけたい。

●問題が山積みでも、まずは職場からの第一歩が大事だと思う。労働者が労働者の権利を捨ててしまった時、どういうことになるのか、私たちはいやというほど知らされている。初心を忘れず、原点に立ち返り、今一度団結力を固めて、力を振りしぼりたいと思う。

不当解雇から32年  2・10国鉄集会
  2月10日(日)16時
  市川市文化会館 小ホール(本八幡駅南口トホ10分)

出向命令無効確認訴訟第3回 控訴審
 2月22日(金)11時
 東京高裁 825号法廷

第80回定期委員会
 2月24日(日)13時  DC会館


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2/22 動労総連合 出向無効裁判

http://dourousien28.kane-tsugu.com/renrakuban/190210.pdf


2/22 動労総連合 出向無効裁判
動労総連合・出向無効確認訴訟 第3回控訴審

 
日時:2019年2月22日(金)11時~ 
 場所:東京高裁825号法廷
 集合:10時15分 東京高裁前

 2月22日、動労総連合・出向命令無効確認訴訟の第3回控訴審が行われます。

早期結審策動を打ち破ろう

 昨年5月11日、裁判長は「エルダー本体配置」提案に関する証人尋問を拒否し、「次回で結審する」と宣言しました。動労総連合はただちに忌避を申し立てましたが、不当にも却下されました。今回の裁判は、再開後第1回の裁判です。
 裁判長は明らかに早期結審を狙っています。しかし、裁判で調べるべき問題は残されています。
 外注化の矛盾は噴出しています。勝田車両センターではMTSプロパー社員が見習中、無線による合図が聞こえなくなったにもかかわらず運転を継続し、「止まれ」の合図が聞こえず、後方車両に衝突する事故が起きました。
 外注化先の子会社が、安全を守る上で重大かつ基本的なことさえ教育訓練を行うことができない会社だということがはっきりと示されています。
 教育訓練もまともに行えない会社に外注化していいはずがありません。裁判でも職場の実態を明らかにするべきです。

別会社化攻撃阻止の闘い

 この間、動労総連合は外注化反対を掲げ、職場闘争と一体で裁判闘争を闘いぬ いてきました。その闘いは、JRの外注化攻撃への大きな歯止めになってきました。駅業務などでは完全別会社化攻撃が進んでいますが、検修部門の外注化は決定的に遅れています。
 裁判結審はさらなる外注化・完全別会社化攻撃の開始に繋がります。その攻撃と真正面から対決する動労総連合とともに、外注化粉砕まで闘おう。裁判闘争に大結集し、JR・裁判所を追い詰めよう。

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2019年2月9日土曜日

日刊動労千葉 第8576号

動労総連合・出向無効確認訴訟
控訴審第3回裁判
外注化粉砕!2・22東京高裁に大結集を!

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8576/
日  時: 2019年2月22日(金)11時~ 東京高裁825号法廷
集  合: 10時15分 東京高裁前

 2月22日、動労総連合・出向命令無効確認訴訟の控訴審第3回裁判が行われる。大結集で闘いぬこう。

早期結審策動を打ち破ろう

 昨年5月11日の第2回裁判で裁判長は、「エルダー本体配置」提案に関する証人尋問を拒否し、「次回で結審する」と宣言した。われわれはただちに忌避申し立てを行ったが、不当にも忌避は却下され、裁判が再開される。裁判長の構えは明らかに早期結審だ。
 だが、外注化の矛盾はこの間も噴出している。勝田車両センターでは、MTSプロパー社員が見習中に推進運転による連結作業を行い、無線による合図が聞こえなくなったにもかかわらず運転を継続し、後方車両に衝突する事故が発生した。MTSが、安全を守る上で重大かつ基本的なことさえ教育訓練を行うことができない会社だということだ。いまだに教育訓練も行えない会社への外注化が認められていいはずがない。職場の実態を明らかにせずに裁判を打ち切るなど許されない。
 この間の裁判闘争を含めた外注化阻止闘争は、会社の外注化攻撃に対する決定的な歯止めとなってきた。駅業務や電気関係での完全別会社化攻撃が進行する中、検修部門の外注化は決定的に遅れている。
 だが、検修部門でも完全別会社化の攻撃が準備されていることは間違いない。この攻撃と真正面から立ち向かい、外注化粉砕まで闘おう。職場闘争と一体で傍聴に結集し、裁判闘争勝利をかちとろう。




14年不当家宅捜索国賠請求事件
不当判決徹底弾劾!

 1月25日、東京地裁・伊藤繁裁判長は14年不当家宅捜索国賠請求事件の判決を行った。
 それは、何の論証や検討もなく、ただ警察権力側の主張を引き写しただけの、判決とも呼べない不当極まるものであった。われわれはこの不当判決を怒りをもって弾劾する!

裁判長交代―結論ありきの判決

 不当捜索の口実は、11月集会後のデモ中の不当弾圧だ。08年の同様の事件では、裁判所でさえ「偶発的に起こったことでDC会館への捜索の必要性はない」と判断した。
 警察権力側は、「今回は連続して事件が起きているから組織性がある」と主張してきた。 しかし、現場にいた警察官の証人尋問や、証拠とされた弾圧過程の写真からでは、まったく組織性は明らかにならなかった。証人尋問過程で、裁判長や裁判官らからいくつも質問が行われたほどだ。また、捜索令状申請の際、「裁判官に08年事件の判決を見せた」という公安警察の証言について、令状を発布した裁判官の証人尋問が行われようとしていた。
 この事態に震撼した国家権力は、当時の裁判長を「栄転」という形式で地方送りにし、検事出身の裁判長を送り込み、結論ありきの判決を書かせるという暴挙に出たのだ。
 現場の実態の検証もなく「組織性はある」と判断し、DC会館への捜索の必要性もまともな検討もなく正当化されている。令状発布に際して、「捜索の必要性がわかる証拠」が裁判官に提出されているかどうかを証明する責任が組合側にあるとまでいっている。これは本来、警察権力側の責任だ。
 判決は徹頭徹尾、警察権力と裁判官を免罪するためだけに書かれた、何の論理もないものだ。こんな判決は絶対に認められない。
 われわれはただちに控訴し、徹底的に闘いぬく方針を固めた。令状発布と不当家宅捜索を許さず、勝利判決獲得へ闘いぬこう。

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2019年2月8日金曜日

3/1(金) 9条 変えるな! 辺野古 埋めるな!

http://stop-kaiken.blog.jp/20190301biraweb.pdf


3/1(金) 9条 変えるな!
辺野古 埋めるな!

「改憲・戦争阻止!大行進」
一周年集会 in すぎなみ

と き◇ 3月1日(金)
    開場 18:00、開会 18:30(20:30 終了予定)
ところ◇ セシオン杉並ホール(杉並区梅里 1-22-32)
主 催◇「改憲・戦争阻止!大行進」実行委員会




 通常国会が開会しました。安倍首相はあくまでも「9条に自衛隊を明記する」改憲を狙っています。改憲と軍事大国化への追い風をつくりたい安倍は、「韓国軍レーダー照射」を「事件」にねつ造し、韓国への敵意をあおりました。
 このような安倍政権に立ち向かっているのが、沖縄の辺野古新基地建設阻止闘争です。選挙では自民党や公明党の支持者だった人々も立ち上がっています。だから安倍は沖縄を憎み、国家暴力で圧殺しようとしているのです。昨年12月14日からは土砂投入を問答無用で強行しています。
 2月24日に「辺野古の埋め立ての是非を問う県民投票」が行われます。ところが安倍は宮崎政久衆議院議員(自民党・九州比例)を通じて県民投票の破壊にまで手をつけてきました。
 辺野古新基地建設はすさまじい自然破壊です。県の昨年秋の試算でも工期13年、投入する土砂の量は10トンダンプでなんと370万台分、費用はなんと2兆6千億円です。
 さらに、大浦湾側の埋め立て予定地にはマヨネーズ状の軟弱地盤が広がっているのが判明しました。そこに海面から70メートルまで「砂の杭」を6万本も打ち込もうとしているのです。
 こんなにもデタラメで破たん的な工事は他にありません。沖縄の闘いを押しつぶすことを目的とした工事強行だと言わざるをえません。
 勤労統計の不正が暴かれ、安倍政権は追いつめられています。データねつ造の目的はアベノミクスの破産を覆い隠すことだった。しかもこのデタラメな政府統計を根拠にして、「働き方改革」法の制定を強行しました。絶対に許せません。
 沖縄を圧殺し、戦争や排外主義をあおって改憲に突き進む安倍政権を、全国の労働者民衆の力で倒しましょう。全国各地で、職場や学園から「辺野古を埋めるな!」「9条を変えるな!」の声をあげましょう。3月1日の集会にぜひご参加ください。

改憲・戦争阻止!大行進 実行委員会
【呼びかけ】西川重則(とめよう戦争への道!百万人署名運動事務局長)、根津公子(「日の丸・君が代」不起立被処分者)、花輪不二男(世田谷地区労顧問)、森川文人(弁護士、憲法と人権の日弁連をめざす会)、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部、全国金属機械労働組合港合同、国鉄千葉動力車労働組合




自衛隊を明記する、自民党の9条改憲案

第9条の2
前条の規定は、我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず、そのための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する



労働組合が闘いの先頭に立つ「改憲・戦争阻止!大行進」運動。広島では教職員100名による改憲反対声明が出された。呼びかけ団体の一つ、関西生コン支部は、この間の不当な大弾圧をうち破って、辺野古現地に絶えず労働者を派遣して取り組んでいる。写真は昨年5月3日のデモ。




関連企画
ビキニデー65周年 講演・学習会
What's 東海原発?―相沢一正さんに聞いてみよう―
とき●2月24日(日)午後2時~4時
ところ●西荻地域区民センター(杉並区桃井 4-3-2)3・4集会室
主催●東海第二原発再稼働反対実行委員会(090-2103-3146 飯塚)

際婦人デー東京行動「超」井戸端会議&デモ
たちあがろう つながろう 女たち 命よりカネの社会をぶっとばそう!
とき●3月3日(日)午後1時30分~、午後4時デモ出発
ところ●杉並区立産業商工会館(杉並区阿佐谷南 3-2-19)第1第2会議室
主催●3・8国際婦人デー行動実行委員会(tel.fax.03-3845-7461)
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2019年2月7日木曜日

闘いなくして安全なし No.200

http://www.doro-chiba.org/ga/tn200.pdf


乗務員削減が真の狙い
3月ダイ改 特急「あずさ」停車駅削減

 JR東日本は3月16日実施予定のダイ改で特急「あずさ」の停車駅削減を発表しました。特急の停車本数が大幅に減少する駅の地元である山梨県や長野県からは、沿線住民や各自治体から激しい怒りの声があがっています。
 石和温泉駅には、「中央線ダイヤ改悪絶対反対」ののぼりが林立し、2月1日には諏訪、上伊那、塩尻などの市町村長や議会、商工・観光団体ら約60名がJR東日本本社を訪れ、ダイ改見送りなどを要請しています。

「新着席サービス」で車掌削減狙う


 会社は、停車駅削減の理由を「首都圏までの速達性向上」としています。しかし、真の狙いは乗務員削減にあります。
 3月ダイ改では、中央線特急への「新着席サービス」導入も行うとされています。これは15年に常磐線へ導入されたものです。常磐線ではその2年後に特急車掌一人乗務が提案されました。
 車掌一人乗務では、駅間の運行時間が短い区間での車内検札を行うことができません。停車駅を削減することで、駅間の運行時間を延ばし、「その時間で検札を行え」という形で車掌削減を狙っているのです。
 会社はそのために、運転中に後部運転台をあけさせ、これまで安全のために禁止されていた「中間運転台でのドア扱い」も突然「問題ない」といい始めました。人員削減、コスト削減のために、鉄道の安全をないがしろにするなど、絶対に許せません。

地域とともに3月ダイ改に反撃を

 次期ダイ改は、乗務員勤務制度改悪を前提に組まれます。水戸支社では、乗務キロを変えずに運転士19名減、初日7時台に出勤して23時まで乗務する泊勤務、拘束10時間を「標準」とするような日勤設定と、凄まじい人員削減と労働強化が行われようとしています。
 黙っていれば、会社の得手勝手な攻撃が吹き荒れる職場にされてしまいます。職場からの反撃が必要です。地域の怒りとともに、3月ダイ改合理化・乗務員勤務制度改悪反対の声をあげよう。闘う労働組合を取り戻そう。

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2019年2月6日水曜日

日刊動労千葉 第8575号

すべてをかけ、組織拡大へ!
第27回全支部活動者研修会報告 その1

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8575/

 1月27~28日、第27回全支部活動者研修会が山梨県石和温泉で開催されました。歴史的転換点としての2019~20年、動労千葉は何をなすべきなのか。簡単な課題ではないが、必ずできると、この1年間組織拡大にかけ、改憲・戦争情勢と第3の分割・民営化攻撃と闘う決意を固める場となりました。
 第1日目は、田中委員長から「『第3の分割・民営化』攻撃、岐路にたつ日本労働運動と組織拡大を中心とした2019年の課題」、川崎書記長から「当面する取り組みについて」、2日目には藤村一行氏(動労千葉労働学校講師)より「リーマンショックから10年、世界は止められない大激震に。勝利を求めて立ち上がる全世界の労働者階級と動労千葉」の講演を受けました。詳細は、おって「機関誌・動労千葉」で報告される予定です。
今号では、委員長の提起から「第3の分割・民営化攻撃粉砕に向けた闘いの課題」の部分を報告します。

職場闘争なくして 組織拡大なし

 第1に、JR本体―グループ会社を貫く組織拡大を実現するために全組合員の知恵と行動力を結集する。「職場闘争なくして組織拡大なし」。少数でも動労千葉らしく声をあげ続けること。その姿を職場の労働者に示すことが組織拡大の取り組みの基本。
 第2の課題は、第3の分割・民営化攻撃下での反合理化・運転保安闘争の形成をめざして知恵と力を結集すること。3月ダイ改阻止―改悪乗務員勤務制度粉砕、19春闘勝利・人事賃金制度改悪阻止、見極め攻撃粉砕に向けてストライキを配置して闘おう。
 第3の闘いの課題は、全組合員が直面する「大量退職問題」に断固として立ち向かい、組織破壊攻撃を粉砕し、65歳まで働き続けることのできる職場と労働条件をかちとるために全力で闘うこと。

エルダーの5年間は、組織拡大闘争の最前線

 大きな組織的変化、それに伴う組合員の意識の変化、組合員が抱える様々な問題を考え、本部|支部の機能の強化しよう。エルダーの5年間は、第3の分割・民営化攻撃粉砕闘争、組織拡大闘争の最前線。動労千葉らしく30年にわたる分・民攻防の集大成と言うべき闘いを継続しよう。
●外注化ではなく定年延長と65歳まで働き続けることのできる職場と労働条件確立を。
●外周地域に雇用の場を確保すること、希望する者は全員本体雇用とすること。
●本線運転士の高齢者対策を速やかに実施すること。
●身体を壊している者、介護を抱えている者については、それに応じた60歳以降の雇用の場を確保すること。
貨物・CTSをめぐる闘い

 第4の課題は貨物をめぐる闘い―人事・賃金制度改悪阻止の闘いを、限界状況に直面している千葉機関区の現状をいかに打開するのかの課題と結合し、この1年間を通じて徹底的に追及し、平成採の配置、再雇用先の確保等を求めていく。
 第5の課題は、CTSをめぐる闘い。春闘・秋闘を通して、若干とはいえ労働条件、職場環境等を改善させてきた闘いを継続する。その闘いを幕張・木更津事業所を先頭に組織拡大に結実させる。エルダー協議会、清掃交流会等の取り組みを強化しよう。
 第6の課題は、1047名解雇撤回に向けた新たな闘い(労働委員会―裁判闘争)に全力で立ち上がること。全力で2・10国鉄集会へ。
 第7の課題は、内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会、地方ローカル線切り捨て反対に向けた地域ぐるみの闘いをさらに前進させよう。


https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8575/
石和温泉駅周辺には「3月ダイヤ改悪絶対反対」の幟が林立していた。

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2019年2月5日火曜日

千葉運輸区長は「見極め」を直ちに中止しろ!

千葉運輸区長は「見極め」を直ちに中止しろ!
1月30日即時中止を求めてJR千葉支社団交

千葉運輸区長の職権を悪用したイジメ、パワハラを絶対に許さない!

 動労千葉は、1月30日、千葉運輸区で行われている「見極め」の即時中止を求めて、JR千葉支社との団体交渉を行った。団体交渉には、千葉運転区支部をはじめ各支部からも組合員が参加し、40ページに及ぶ「見極め」の即時中止を求めて断固として追及を行った。
千葉運輸区長は団交に出てきて謝罪しろ!

組合 見極めを強制することは40年間、本線乗務をやってきた運転士を侮辱するものであり直ちに中止すべきだ。
 エルダーになるにあたり、思い出しや事象の振り返りを含めて必要な訓練だと判断している。
組合 昨日まで本線で運転し、エルダーになって明日からも同じように本線を乗務する者に対して、何を思い出せというのか。毎月の訓練や日々の乗務の中で問題なくやってきた。それを最後の退職日にやる意味がどこにあるのか。
会社 現場長の判断で行っている。
組合 現場長の判断なら、千葉運輸区長が団交に出て回答すべきだ。
会社 それはできない。
組合 現場長判断というが、千葉運輸区以外では「見極め」などやってない。
会社 他区では、午前中は出区点検の訓練と午後は若干の訓練を行っている。
組合 千葉運輸区のような40ページに及ぶ訓練を行っているのか。
会社 そこまでやっている区はない。
組合 40ページに及ぶ「見極め」をやらされる本人達の気持ちを考えたことがあるのか。最後の最後で嫌な気持ちになるのは当たり前ではないか。
会社 モチベーションを上げることにもつながると考えている。
組合 モチベーションが上がると本当に思っているのか。逆にモチベーションが下がるようでは、現場長失格ではないか。
会社 下がりますか・・・。
組合 結局、千葉運輸区長は、自分の部下である運転士を信用していないということだ。
会社 信用していないということはないと思うが・・・。
組合 信用してないから「見極め」などということを考えつくのだ。嫌がらせ以外の何ものでもない。区長という職権を悪用したイジメであり、パワハラだ。
会社 必要な訓練だと判断している。
組合 拒否したらどうするのか。
会社 勤務中なので、業務指示、業務命令という形になる。
組合 エルダーに関する労働契約はすでに締結しているから、「見極め」をやらなかったとしてもエルダーとして就労することに問題はないはずだ。
会社 エルダーとして就労することには問題ない。
組合 動労千葉としては、運転士を侮辱し、負担だけを強いる「見極め」を絶対に認めることはできない。組合としては、あくまで中止を求める。組合員が不当な扱いを受けることに対しては、断固として反対する。

 千葉運輸区長による「見極め」を絶対に中止させよう! 全支部での闘争体制を確立し、闘いに起ちあがろう。

当面する行動について

■1047名闘争勝利ーJR採用! 2・10国鉄集会

 日 時 2月10日(日) 16時~
場 所 市川市文化会館小ホール

■出向命令無効確認訴訟 第3回控訴審

 日 時 2月22日(日) 11時~
場 所 東京高裁 825号法廷

■第80回動労千葉定期委員会

 日 時 2月24日(日) 13時~
場 所 千葉市・DC会館会議室

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2019年2月1日金曜日

闘いなくして安全なし No.199

http://www.doro-chiba.org/ga/tn199.pdf


習志野運輸区17行路 津田沼~中野4往復
これが乗務員勤務制度改悪の正体だ!

306・4㌔の超ロングラン行路

 3月ダイ改の行路・交番が提案されています。習志野運輸区では、初日に津田沼~中野3往復、明けでさらに1往復
というとんでもない行路(平日17行路)が設定されています。
 ダイ改ごとに行路がきつくされてきましたが、初日に3往復などという行路はこれまでにないものです。乗務キロも306・4㌔という超ロングラン行路です。しかも疲れがたまる中、明けで朝のラッシュ時間帯に乗務することになります。
 短時間行路は現行の2本から、新たに2本増やされました。それにもかかわらず全体の行路を増やさず、合理化を優先した結果です。
 職場では、「もの凄く重くなっている」「こんな行路じゃやってられない」「事故が起きる」と怒りの声があがっています。

これ以上の労働強化は許されない

 会社は乗務員勤務制度改悪提案で、「育児・介護」を短時間行路設定の口実にしました。
 しかし、その分だけ行路数を増やせば、こんな労働強化は必要ありません。結局、会社にとって「育児・介護」は、労働強化・合理化の口実に過ぎないのです。
 会社は、「技術的には無人運転も可能」という考え方で、乗務員を使い捨てにしようとしてます。すでに乗務員を、「輸送サービススタッフ」に置き換えるとまで公言し、山手線では自動運転の試験を行いました。そして、乗務員の健康も鉄道の安 全もないがしろにして、殺人的な労働強化を強制しようとしています。
 会社の好きにさせれば、さらなる労働強化をはじめ次々に攻撃が開始されます。しかし、決して諦めず、職場から団 結して闘いにたちあがれば、攻撃は必ず打ち破れます。現場労働者の団結した闘いには、その力があります。動労千葉とともに闘う労働組合をとり戻そう。

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