2019年2月7日木曜日

闘いなくして安全なし No.200

http://www.doro-chiba.org/ga/tn200.pdf


乗務員削減が真の狙い
3月ダイ改 特急「あずさ」停車駅削減

 JR東日本は3月16日実施予定のダイ改で特急「あずさ」の停車駅削減を発表しました。特急の停車本数が大幅に減少する駅の地元である山梨県や長野県からは、沿線住民や各自治体から激しい怒りの声があがっています。
 石和温泉駅には、「中央線ダイヤ改悪絶対反対」ののぼりが林立し、2月1日には諏訪、上伊那、塩尻などの市町村長や議会、商工・観光団体ら約60名がJR東日本本社を訪れ、ダイ改見送りなどを要請しています。

「新着席サービス」で車掌削減狙う


 会社は、停車駅削減の理由を「首都圏までの速達性向上」としています。しかし、真の狙いは乗務員削減にあります。
 3月ダイ改では、中央線特急への「新着席サービス」導入も行うとされています。これは15年に常磐線へ導入されたものです。常磐線ではその2年後に特急車掌一人乗務が提案されました。
 車掌一人乗務では、駅間の運行時間が短い区間での車内検札を行うことができません。停車駅を削減することで、駅間の運行時間を延ばし、「その時間で検札を行え」という形で車掌削減を狙っているのです。
 会社はそのために、運転中に後部運転台をあけさせ、これまで安全のために禁止されていた「中間運転台でのドア扱い」も突然「問題ない」といい始めました。人員削減、コスト削減のために、鉄道の安全をないがしろにするなど、絶対に許せません。

地域とともに3月ダイ改に反撃を

 次期ダイ改は、乗務員勤務制度改悪を前提に組まれます。水戸支社では、乗務キロを変えずに運転士19名減、初日7時台に出勤して23時まで乗務する泊勤務、拘束10時間を「標準」とするような日勤設定と、凄まじい人員削減と労働強化が行われようとしています。
 黙っていれば、会社の得手勝手な攻撃が吹き荒れる職場にされてしまいます。職場からの反撃が必要です。地域の怒りとともに、3月ダイ改合理化・乗務員勤務制度改悪反対の声をあげよう。闘う労働組合を取り戻そう。

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