2019年4月27日土曜日

日刊動労千葉 第8618号

動労総連合・出向命令無効確認訴訟
控訴審判決5月10日(金)11時~
東京高裁825法廷にて

外注化粉砕!別会社化攻撃を阻止するぞ!
出向命令無効確認訴訟5・10東京高裁に結集を!

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 5月10日、外注化粉砕の動労総連合・出向裁判無効確認訴訟について、東京高裁で判決が出される。裁判長は2月22日の第3回裁判で不当にも結審を強行した。エルダー社員がJR本体に採用されるという新たな事態にもかかわらず証人尋問も拒否し、この間の職場から噴き出している外注化の矛盾にも目をつぶった。真実から目をそらす不当な訴訟指揮を徹底弾劾し、外注化・出向命令粉砕に向けて裁判闘争に結集しよう。

外注化を阻止し続けた闘い

 われわれは99年のシニア制度提案以降、外注化に反対し徹底して闘いぬいてきた。その闘いは12年にわたって千葉における検修・構内外注化を完全に阻止した。当初、会社と東労組が「7~8年で最終段階にもっていく」として推進した検修部門の外注化は、いまだに入り口の段階で足踏み状態だ。
 外注化阻止の裁判闘争も、会社にとって「最大の課題」といわせるほどの力を発揮してきた。われわれの闘いは会社の外注化推進にとって、「ここを突破しなければ一歩も進めない」大きな障害となってきた。 会社が高裁判決を機に、別会社化に向かって攻撃を準備していることは間違いない。
 実際、「変革2027」では鉄道業務については「外部の技術・知見を組み合わせる」とすべて別会社化することを宣言した。また、「20××年」の構想からは現場業務が完全に消されている。メンテナンス部門も企画業務と「混み運用」できるものしか残されていない。JR東日本テクノロジー(JRTM)は自らを「東日本グループの車両メンテナンスの専門会社」といって外注化拡大を宣言している。

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闘いの本番はこれからだ

 「運転士・車掌廃止」提案はまさに全面外注化・別会社化に向けた攻撃だ。「グループのすべての社員が主役」「活躍フィールドを拡大」といって、〝運転士でさえ出向・転籍させる〟という形で、全鉄道業務の別会社化・転籍強制を狙っているのだ。
 外注化攻撃との闘いはこれからが本番だ。だが、われわれは、現場からの真剣な闘いに攻撃を阻止する力があることを、具体的な闘いで示してきた。20年に及ぶ外注化阻止闘争の中にこそ、別会社化・転籍強制を阻止する具体的な展望がある。
 「別会社化・転籍強制」を絶対に許さないぞ! JR―CTSを貫く組織拡大を実現し、外注化攻撃を粉砕しよう! 勝利判決獲得に向け、裁判闘争にかけつけよう。
動労総連合・出向命令無効確認訴訟 控訴審判決
5月10日(金)11時~ 東京高裁825法廷にて

国鉄闘争全国運動6・9全国集会

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改憲と戦争の道とめよう
「非正規だけの社会」にするな

6月9日(日)13時開始 正午開場
東京・上野公園野外ステージ
【呼びかけ】国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動(国鉄闘争全国運動)

リーフレットへのリンク

2019年4月26日金曜日

日刊動労千葉 第8617号

4/12 千葉地労委審理拒否事件
第2回裁判千葉地労委の審理拒否は違法だ!

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今すぐ事実調べを行え!

 4月12日、動労総連合1047名解雇撤回・千葉地労委審理拒否事件の第2回裁判が千葉地裁で行われた。動労千葉争議団、動労総連合1047協議会を先頭に、各支部組合員、支援の仲間が結集して裁判闘争を闘いぬいた。

「審理拒否は違法」を暴く

 この裁判は、国鉄分割・民営化の国家的不当労働行為の真実がすべて明らかになりながら、千葉地労委が審理を拒否して打ち切ったことに対する闘いだ。裁判では弁護団から重大な事実が突きつけられた。千葉地労委の村上公益委員の審理打ち切りは、明らかに労働委員会規則に違反した違法行為だったのだ。
 労働委員会規則によれば、開始された審査を途中で打ち切るためには、公益委員会議に諮る必要がある。16年の規則改悪で「事実調べなしで命令を出せる」という条項が追加されたが、それには条件がある。両者の主張が十分に出されて争点の整理が行われていること、主要な事実に争いがなく、事実の認定が簡単なことなどだ。しかも、中央労働委員会から、事実調べをせずに終わらせることの意向を双方から聞いて、争点や証拠を整理せよと通達されている。
 われわれは千葉県労働委員会の場で、「JR不採用=解雇した基準そのものが不当労働行為であると最高裁で確定したこと」「その基準の策定を命じたのが、斎藤英四朗JR設立委員長だったこと」「作られた基準は第3回JR設立委員会で正式に決定されたこと」を突きつけた。国鉄1047名の解雇は不当労働行為であり、その責任がJR自身にあることを完全に突き止めた上で労働委員会に持ち込んだのだ。
 しかし、村上公益委員は労働委員会の冒頭から、「最高裁判決に反した命令は出せない」と言い放ち、2回目の調査で突然審査の打ち切りを宣言した。そして、「命令は10月か11月ころに郵送する」と通告した。まともに審査するつもりがなかったことは、この時点で明らかだ。
 JR側は、「使用者ではないから責任はない」という書面を一度出したきりで、労働委員会に出席さえしなかった。最も重要な事実について明確な主張の対立がある。審査打ち切りの判断が公益委員会議で検討されたものでないことは、千葉地労委自身が認めている。村上公益委員は事実調べを行わないことについて、組合側の意見を聞こうという姿勢さえなかった。
 そもそも労働委員会で審査が開始された以上、事実調べを行うのは当然の原則だ。村上公益委員は、労働委員会規則を踏みにじってまで事実を明らかにすることを拒否したのだ。
 本来、不当労働行為を救済するべき労働委員会が、国家的不当労働行為の真実を隠蔽し、政府とJRを救済するなど、決して許されない。
 これは、労働委員会という労働者の団結を擁護するための機関を解体することを通して、労働者の団結権そのものを解体する攻撃だ。
 この闘いは、安倍政権による労働運動解体と「現代の産業報国会化」との闘いでもある。そして、この時代に国鉄1047名解雇撤回闘争を続けさせるわけにはいかないという国家意思に貫かれた攻撃との闘いだ。断固として勝利まで闘いぬこう。

闘いの力で真実を明らかにしよう

 審理拒否の違法性は完全に暴かれた。しかし、千葉地裁は「不当性について裁判で争うのは、最終的な命令が出てから」という形で打ち切り、千葉地労委の救済を狙っている。それならば、地労委で公正な審査を受ける権利はどこへ行ってしまうのか。絶対に許すことはできない。
 だが、われわれの闘いは大きな力を発揮している。法律上は、現在の裁判の判決を待たず、労働委員会命令を出すこともできる。しかし、現在に至るまで千葉地労委は命令を出せずにいる。デタラメな審理拒否を追及して闘うことで、力関係を押し返している。さらなる闘争の力で、千葉地労委に「審査打ち切り」撤回と、事実調べの実施を行わせよう。傍聴闘争に全力で決起し、勝利判決をかちとろう。

第3回 千葉地労委審理拒否事件
日時:6月21日(金)11時~
場所:千葉地裁601号法廷

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闘いなくして安全なし No.210

http://www.doro-chiba.org/ga/tn210.pdf


「運転士・車掌廃止」阻止!
仲間の雇用と安全を守ろう!

 「運転士・車掌」廃止提案は乗務員の誇りを踏みにじり、鉄道の安全と雇用を破壊します。
 JR東日本の今年度の募集要項では、ポテンシャル採用は「総合職」、プロフェッショナル採用は「エリア職」に変更されました。

「現場第一線」を削除?! 安全放棄だ!


 会社が社員に〝期待すること〟からは、「鉄道事業を支えるプロ」も「現場第一線で活躍」も完全に削除されています。それで、「エリア全体のマネジメント」 を担い、「新しいサービ スを創造」しろというのです。
 「現場第一線」の労働者はJR 本体にはいらない?
 ふざけるにも程があります!
 それで安全が守れるはずがありません! 現場で日々、車両や線路、設備の安全を守り、何千人もの乗客を乗せて、命と鉄道の安全を背負って乗務していることを何だと思っているのか!

全JR労働者の未来がかかった闘い

 「変革2027」では「20××年」の構想から運輸区も含めて現業機関はすべて消されています。JR本体には企画業務と混み運用できる業務だけ。他はすべてJR本体から放り出し、別会社化する宣言です。1800人という例年以上の採用をして管理者になれない者は次々に外注先に出向・転籍させようとしているのです。
 会社は乗務員から誇りと団結を奪うことで、JRで働く全労働者の権利を解体しようとしています。労働者をコマのように扱い、低賃金に突き落とすなど、絶対に許せません!
 「運転士・車掌廃止」との闘いには、JRで働くすべての仲間の雇用と、鉄道の安全がかかっています。そして、どんなに制度を変えようと、乗務員抜きでは会社は一本の列車も走らせられません。
 一人ひとりの労働者が決して諦めず、現場から団結して反撃にたちあがれば、必ず攻撃を打ち破ることはできます。すべての仲間は動労千葉とともに声をあげよう。闘う組合を職場に取り戻し、「運転士・車掌廃止」を阻止しよう!

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2019年4月25日木曜日

日刊動労千葉 第8616号

第19期労働学校開校!
「労働運動の半分は勉強すること」

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8616/

 4月20日、第19期労働学校開校した。田中委員長から開校の挨拶と、第1回目の講座が行なわれ、題目はは「労働運動の変革をめざして―動労千葉が歩んできた道」だ。
 講演の最初に、「今、JRで何がおきているのか?『運転士・車掌の職名廃止』が提案され、『第3の国鉄分割・民営化攻撃』の全体像が明らかになった。それはJRだけではなく労働者の未来を左右するような重大な攻撃であり、改憲、『働き方改革』、労働運動解体攻撃―戦後的社会の在り方、価値観をすべて覆す歴史的攻撃である」ことを明らかにした。そして動労千葉結成40年の闘いを具体的に語る中で、「階級的労働運動路線とは何か」を全面的に提起した。組織拡大のヒントが 労働学校は、とくに青年労働者が、《労働者であることに自信と誇りを持って、階級的団結をつくりだし、資本や社会に対して堂々と主張できる理論を学ぶ場》として、2001年4月に開校された。闘う労働運動の再生の志を同じくする労働組合、労組活動家、労働運動に関わってきた先輩たち、理論家の積極的な賛同、協力のもとに労働者学習センターが設立された。
 今、運転士・車掌の廃止という百数十年続いてきた鉄道のあり方を根本から覆す激しい攻撃の中で、JRに働く青年労働者たちといかにつながるのか、怒りを共にできるのか―「すべての力を組織拡大へ!」が、切実に求められている。
 産別の垣根を越えて、労働学校に集う仲間たちと共に学び、触れ合うことの中に、組織拡大のヒントがたくさんある。なにより、「労働運動の半分は勉強すること」だ。
 組合員の皆さん!
 労働学校への参加を熱烈に訴えます!



組合員・家族そろって 潮干狩りにゆこう

今年も潮干狩り大会を開催します。
 アサリ採りで疲れを癒やしてください。職場の仲間との交流の場としても、組合員・家族・OBの多くの参加をお願いします。  
 * 海上は日陰がないので、帽子等の着用をお薦めです。海は思いのほか風が冷たいので風を通さない服がお薦めします。

第17回団結潮干狩り大会
◎ 日  時 5月6日(月・振替休日)9時30分より
◎ 場  所 木更津市・江川海岸
館山自動車道・木更津JCTよりアクア連絡道―袖ヶ浦IC降りる
◎ 主  催  本部サークル協議会 
共  催  本部家族会 協力 木更津支部         
◎ 費  用  潮干狩り料金、休憩料、用具は本部にて負担します
◎ 送迎指定列車・JR巌根駅着
(送迎車を手配します事前に連絡をお願いします)
下り8時59分着(千葉発8時22分君津行き)
上り9時29分着(館山発8時02分上総湊か木更津乗り継ぎ) 
* 潮干狩り会場には無料駐車場有り
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外注化阻止ニュース 第422号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka422.pdf


全面分社化・転籍と闘おう
現場を徹底軽視 JR東2020年度採用計画

 JR東日本が3月、2020年度採用計画を発表し、〝採用方針の大きな転換〟だと報じられています。募集要項から「現場第一線」をなくして「マネジメントを担う人材」という言葉に置き換え、運転士や車掌、検修や保線、清掃など鉄道事業を支える現場の仕事を徹底的に軽視するものです。

募集要項から現場第一線を削除

 採用計画では、従来の「ポテンシャル採用」は「総合職」に、「プロフェッショナル採用」は「エリア職」に名称が変更されました。
 従来の募集要項では、「プロフェッショナル採用は、鉄道事業を支えるプロとして、地域に密着し、現場第一線で活躍」とあり、入社後は、運転士や車掌をはじめ鉄業事業を支える現場で働くことが求められていました。
 ところが2020年採用計画では、総合職やエリア職は、現場 第一線という言葉はなくなり、マネジメントを担う人材を求めるとなっ ています。採用方針の転換はJR東日本の経営ビジョン「変革2027」が下敷きです。
 「人口減少」対策として、「電車に乗せて運ぶ」ではなく、「サービスに付加価値を付ける」「鉄道輸送以外で収益を増やす」ことを打ち出し、「輸送サービスにおいてこれ以上増収は期待できない」から「自動運転の実現」で大合理化するというものです。
 だから現場第一線ではなくマネジメントだというのです。運転士や車掌の職名廃止の提案もこれと一体のものです。
 会社は、〝現場の仕事は「担務」に過ぎない。だから駅員として使うも、乗務させるも、子会社に行かせるも会社のさじ加減一つだ。無人運転も可能な技術が開発されている時代に、運転士・車掌という特別な職名や待遇は必要ない、過去の遺物だ〟と主張しているのです。
 結局、すべての現場の仕事を軽視し、分社化と転籍を通して現場労働者をJR本体からなくそうとしているのです。

でたらめな会社施策に怒りの声を

 こんなでたらめで無責任な会社の攻撃は必ず破綻します。現場の仕事を軽視し、労働者を分社化と転籍に追い込めば、要員確保は不可能に なります。何より鉄道の安全は崩壊します。
 鉄道事業は、現場の労働によって成り立っているのです。今こそ怒りの声を上げよう。

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2019年4月24日水曜日

日刊動労千葉 第8615号

「運転士・車掌廃止」絶対許さん!②
「運転士・車掌廃止」阻止し
仲間の雇用と安全を守ろう!

「現場第一線」「鉄道事業を支えるプロ」を切り捨て鉄道の安全が守れるか!

 「運転士・車掌」廃止提案は絶対に許せない! それは乗務員の誇りを踏みにじり、鉄道の安全と雇用を破壊するからだ。
 JR東日本の今年度の募集要項を見てほしい。ポテンシャル採用は「総合職」、プロフェッショナル採用は「エリア職」に変更された。
 会社が社員に〝期待すること〟からは、「鉄道事業を支えるプロ」も「現場第一線で活躍」も完全に削除されている。それで、「エリア全体のマネジメント」を担い、「新しいサービスを創造」しろというのだ。
 「現場第一線」の労働者はJR本体にはいらない? 本当にふざけている! それで安全が守れるはずがない! 現場で日々、車両や線路、設備の安全を守り、何千人もの乗客を乗せて、命と鉄道の安全を背負って乗務していることを何だと思っているのか!

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8615/

 別会社化・転籍強制の宣言

 採用者数は1800人と例年以上だ。全員が「マネジメントを担う」などありえない。
「変革2027」では「20××年」の構想から運輸区も含めて現業機関はすべて消されている。JR本体には企画業務と混み運用できる業務だけ。それ以外の鉄道業務はすべてJR本体から放り出し、別会社化する宣言だ。大量採用して、管理者になれない者は次々に外注先に出向・転籍させようというのだ。
 労働者をコマのように扱い、低賃金に突き落とすということだ。許してはならない!

現場業務は企画業務と「混み運用」できるものだけ?!
「変革2027」より


https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8615/


鉄道で働く者の誇りにかけて闘う!

 「運転士・車掌廃止」提案との闘いには、JRで働くすべての仲間の雇用と鉄道の安全がかかっている。だから、絶対に認めるわけにはいかない!
 提案では、「同一担務は最大10年」「多様な経験」と打ち出されている。「様々な業務経験」として駅業務や乗務員、企画部門とともに「出向」が掲げられている。「グループのすべての社員が主役」「活躍フィールドを拡大」といって、出向や転籍を正当化している。会社は明らかに労働者を子会社、孫会社へと次々に突き落とそうとしている!
 「運転士・車掌廃止」提案は、乗務員から誇りと団結を奪うことで、JRで働く全労働者の権利を奪うための攻撃だ。
 だが、現場労働者を侮辱するにもほどがある! ここまで会社に好き勝手に言われて黙ってはいられない!
 日々、列車を安全に走らせることを軽んじるなど、鉄道で働く者として絶対に認められない! 「安全は輸送業務の最大の使命」だ。われわれは命と安全を守ってきた歴史と誇りにかけて闘いぬく!
 何より、会社がどんなに制度を変えようと、運転士は運転士であり、車掌は車掌だ。列車の運行も乗務員が担うのだ。乗務員抜きでは、会社は一本の列車も走らせられない。
 だからこそ、現場から一人ひとりの労働者が決して諦めず、団結して反撃にたちあがれば、必ず攻撃を打ち破ることはできる。
 今こそすべての仲間は声をあげよう! ともに闘う労働組合を職場に取り戻そう! そして、「運転士・車掌廃止」を絶対に阻止しよう!

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第30回  外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会

https://han-nyuukan.net/wp/wp-content/uploads/2019/04/20190505sm.pdf



改憲 ・ 戦争阻止!
非正規職だけの社会ゆるすな! 生きさせろ !
改悪入管法で新設された 「特定技能」 は奴隷制度そのもの!
現代の徴用工=外国人技能実習制度を今すぐ廃止せよ!
第30回  外登法・入管法と民族差別を撃つ
全国交流集会


5月5日(日)午後1時 (開場12時)
横浜市鶴見公会堂
JR京浜東北線・鶴見駅西口、フーガ1号館6階
〈資料代 500 円〉

□民主労総ソウル地域本部
□『祖国が棄てた人々』 金元重さん
□実行委員会からの基調提起
□講演 朝鮮学校の現場から
□今、入管収容所で何が起きているのか?
 牛久入管収容所問題を考える会
 東京入管収容所を考える会
 難民・仮放免者  ほか   
□打ち破ろう分断! 取り戻そう団結!
 国鉄千葉動力車労働組合
 合同・一般労働組合全国協議会 ほか
☆クルドの子どもたちの演劇   (敬称略)

外登法・入管法と民族差別を撃つ全国実行委員会



 2019年東西交流集会 賛同と参加のお願い

 皆様の日頃よりの反差別、反戦平和、人権確立などのご奮闘に敬意と連帯の意を表させていただくとともに、当実行委員会に対するこれまでの温かいご支援・ご協力に心より感謝いたします。
 私たちは「改憲・戦争阻止! 非正規職だけの社会を許すな! 生きさせろ!」を掲げて、今年も「外登法・入管法と民族差別を撃つ東西交流集会」開催します。90年に始まった全国集会は、今年第30回を迎えます。今年は、天皇代替わりの天皇制攻撃の中で開催する重大な集会となっています。安倍政権による朝鮮・中国-東アジアへの戦争攻撃に立ち向かう国際連帯闘争として、韓国から民主労総を迎え、在日・滞日外国人労働者とともに開催します。
        
    ●第28回関西交流集会 4月27日(土)午後2時~大阪市立東成区民センター ☆集会後、デモ
    ●第30回全国研究交流の集い 5月5日(日)午後1時~横浜市鶴見公会堂

 4月1日から改悪入管法が施行されましたが、準備が間に合わないままの見切り発車となりました。安倍政権は「働き方改革」の一環として、日本の労働力不足を補うために今後5年間で 34 万人の外国人労働者を受け入れるとし、外国人労働者に対する治安管理の強化のために法務省入管局を「出入国在留管理庁」に格上げしました。
 外国人労働者のみならずすべての労働者を非正規職に突き落とし、資本のみが延命しようとする許しがたい攻撃です。難民・難民申請者をはじめとする外国人の入管施設への収容・再収容、長期収容、仮放免の激減が現実化し、被収容者とその家族を苦しめています。「生きさせろ!」の切実な闘いが広がっています。
 この社会を動かしているのは労働者です。労働者が団結して闘えば、戦争を止め、世界を変えることができます。今こそ、民族・国籍・国境を越えた労働者の国際連帯が力を発揮する時です。希望の未来へ、ともに闘いましょう!
 集会準備・運営に多額の費用が必要となっています。多くの皆さんに集会へのご参加とともに、集会成功のためのご賛同を心よりお願いします。天皇制攻撃を突き破る5・1メーデーを闘い、5・5全国交流集会をかちとりましょう!

ビラへのリンク

2019年4月23日火曜日

日刊動労千葉 第8613号

運転士・車掌廃止提案粉砕!
「10年で使い捨て」を絶対に許すな!
第33回動労総連合定中へ

第33回動労総連合定期中央委員会に集まろう!
運転士・車掌廃止提案粉砕-動労総連合を全国に!
「10年で使い捨て」を絶対に許すなー反合・運転保安闘争の強化かちとろう
 

  4月27日、13時から、DC会館において、第33回動労総連合定期中央委員会が行われる。「運転士・車掌廃止」提案粉砕ー反合・運転保安闘争の強化に向けて、各支部から傍聴に結集しよう!
 JR東日本の「運転士・車掌廃止」提案は、これまでの運転士や車掌という考え方を根本的に解体する攻撃だ。
 「運転士・車掌を廃止」し、「乗務係」にしようとしている。運転士・車掌になるには会社が「任用の基準」で選ぶという。この「任用の基準」とは、JRが労働者を差別し、分断するための常套手段だ。
 しかも、運転士・車掌は「同一担務が最長でも10年を超えない」としている。長くても10年までしか乗務させず、この10年で管理者になれない者は「使い捨て」にするということを含んでいるのだ。来年4月時点で10年になる運転士・車掌は、「異動」や「担務変更」を行い、他区所への異動や、運転士→車掌や駅、車掌→駅という形で、会社の判断で勝手に変更しようというのだ。

「運転法規の習得より」もキャリアアップが優先?


 さらに提案の中では、これまでは「運転法規の基本を習得可能」「輸送障害対応(異常時対応)が可能」であったが、今後は、「運転士から先のキャリアアップ」を考える者、「急速な業務変化に対応」できる者が必要だという位置づけだ。10年以上のベテラン運転士など必要ないということだ。
 これでは安全の崩壊を招くことになってしまう。
 さらに、この提案と一体で、20年度からの採用計画が変更されている。これまでの「ポテンシャル採用」が「総合職」に、「プロフェッショナル採用」が「エリア職」に変更された。そして業務内容も「現場第一線での活躍」という言葉が消え、「マネジメント(管理・経営)」という位置づけに変わっている。
しかも、「エリア職」というように、会社をエリア(地域)ごとに分割し、現業部門は全て分社化しようと狙っているのだ。
 少子化により「人材確保が困難」だと言っている。それなら高校卒業の新規採用を採ればいいではないか。AIによる「ドライバレス運転」ができたとしても首都圏のごく一部だけだ。それ以外は絶対無理だ。AIが事故を防ぐことも、事故や故障に対応することもできない。全てがペテンに満ちている。

オーバーランが多発ーロングランと睡眠不足が原因だ!

 一方、この間、オーバーランが多発している。乗務員勤務制度改悪による拘束時間の拡大とロングランの強制、睡眠不足にもかかわらず明けの日勤並の乗務、12時過ぎの退区。しかも、乗務員詰所や運転台にまで監視カメラが付けられて気が休まる暇もない。睡魔に襲われ、ブレーキ中に「意識が途切れた」のだ。
 このままでは第2の尼崎事故が起きかねない状況だ。黙っていたら「使い捨て」にされ、殺されてしまう。動労総連合に結集して、職場から怒りの声をあげよう!
 第33回定期中央委員会に集まろう!
 新たな反合・運転保安闘争の強化をかちとろう!

◎第33回動労総連合定期中央委員会


日 時 2019年4月27日(土) 13時~
場 所 千葉市・DC会館会議室
議 題
①19春闘ー3月ダイ改闘争の総括について
②「運転士・車掌廃止」提案粉砕ー反合・運転保安闘争強化に向けた取組み
③暫定予算について
④その他
 ※各支部から傍聴に結集しよう!

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星野さん解放討論集会


四国地方更生保護委員会が星野文昭さんの

仮釈放を不許可 この不当きわまる決定を

満身の怒りで弾劾する




仮釈放不許可弾劾


星野さん解放討論集会



日 時 4月28日(日) 正午開場 午後1時開会 

会 場 としま産業振興プラザ
(旧勤労福祉会館)

6階多目的ホール


東京都豊島区西池袋2-37-4(池袋消防署となり)

※JR
池袋駅西口から徒歩10分 南口から徒歩7分

電話 03-3980-3131




http://fhoshino.u.cnet-ta.ne.jp/pages/01-2019/2019-4.2karisyaku-fuka.html


2019年4月21日日曜日

日刊動労千葉 第8614号

5月1日は労働者の日!メーデーに集まろう!


https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8613/ 

  安倍政権は、現天皇の退位日を4月30日とし、翌日の5月1日に新天皇の即位を行おうとしています。しかし、5月1日は労働者の日=メーデーです!5月1日は、1886年にアメリカ・シカゴで労働組合が「8時間は労働を、8時間は睡眠を、残りの8時間は労働者の自由に」というスローガンを掲げ、8時間労働制を要求してストライキに立ち上がって以降、130年以上も続く全世界共通の労働者の闘いの日です。
労働者が血と汗を流し、生命をかけて8時間労働制を勝ちとった、労働者にとって最大の記念日です。その日に、新天皇即位をあて、改憲のために、メーデーをつぶすというのです。こんな極めて政治的な労働運動つぶしを絶対に許すことはできません。闘う、労働組合・労働者の誇りにかけて、5・1メーデーへの結集を訴えます。

戦争のための組合つぶしを許さない!

 改憲と戦争に向かう安倍政権は、「反対の声を上げさせない」ことにやっきです。新聞記者には政権にとって都合の悪い質問を封じ、教育現場では、沖縄や広島の授業を妨害し、なによりも労働組合を攻撃しています。
 港合同・動労千葉と、闘う労働組合をよみがえらせるために三労組共闘をなす、関西地区生コン支部への大弾圧はその最たるものです。憲法で保証されているストライキを「威力業務妨害」とし、武委員長をはじめ、のべ60名以上の仲間が逮捕されています。改憲・戦争のための労働組合つぶしそのものです。

5・1を闘う労働組合復権の日に!


 1940年、「大日本産業報国会」によって、労働組合が全部解散させられ、労働者の戦争動員が始まりました。首相官邸の指示で始まった、JRにおける「労働組合のない会社づくり」の本質もここにあります。
 新天皇即位による労働運動つぶしを、首都・東京、銀座におけるメーデーデモで迎え撃とう! 闘う労働組合復権の日としよう! 韓国やアメリカ・フランスをはじめ、全世界で立ち上がる労働者との国際連帯をかけて、5・1メーデーを闘おう!
5月1日 13時開始
銀座ブロッサム中央会館ホール
(東京都中央区銀座2―15―6)
集会後デモ 
【主催】 「改憲・戦争阻止!大行進」実行委員会



3.31三里塚全国総決起集会
農地を守り、 改憲阻止の先頭に

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 3月31日、成田市赤坂公園において「市東さんの農地を守ろう!空港機能強化粉砕!改憲阻止・安倍政権打倒!」をスローガンに三里塚全国総決起集会が開催されました。
 全国から450名が結集し、何よりも東京高裁に移った請求異議裁判闘争に勝利し、農地取り上げの強制執行を阻止するために、また、騒音地獄をもたらす空港機能強化にたいして、新たな決起を開始した周辺住民と連帯するための総決起集会として開催されました。
 集会では、安倍政権の「労働組合の無い社会づくり」の大弾圧と真っ向から闘い抜く、全日建関西生コン支部の仲間、動労千葉からは田中委員長、沖縄、福島、全国農民会議などから共に闘う決意が表明されました。

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8613/

 基調報告では、「ここに集まった皆さん、動労千葉の皆さん、関西生コンの皆さん、沖縄の皆さん、福島の皆さん、すべての皆さんが、この世の中を変えるために団結して不屈に闘いぬくこと、そこに勝利の道があると信じています。とりわけ、天皇代替わりや統一地方選・参院選をテコとした改憲攻撃を何としても打ち砕きましょう。53年目に入る三里塚は、農地を守り、改憲阻止の先頭に立ちたいと思います。闘いの陣形をさらに広げ、決戦に勝利するために、きたる10月13日に全国総決起集会を開催します。皆さん、共に闘いましょう」と、結ばれました。

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会報・国鉄闘争全国運動 第107号

https://www.doro-chiba.org/z-undou/pdf/news_107.pdf


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2019年4月20日土曜日

動労千葉組織部報 第29号

https://doro-chiba.org/wp/wp-content/uploads/2019/04/ca67dcf5ecac2b15ebf79287f14943fa.pdf


「運転士・車掌廃止」絶対反対!②
運転士・車掌は10年で「お払い箱」?

 JR東日本の「運転士・車掌廃止提案」では、「同一担務の従事期間が最長でもおおむね10年を超えないように異動や担務変更を行い、多様な経験を積みます」と記載されている。10年の間に管理者や企画部門(支社等)に行けなければ「お払い箱」にするということだ。駅業務などあらゆる鉄道業務が次々に外注化されている現状から考えれば、その先は、「多様な経験」を積むために他会社への出向や転籍させるということだ。
 しかし、考えてほしい。運転士・車掌として10年間乗務するということは、様々な事故や車両故障、風水害などを経験し、臨機応変に対応できる一番脂(あぶら)ののった時期ではないのか?
 運転士・車掌は、日々の乗務労働の中で時間に追われ、睡魔と闘い、短時間で食事を摂らなければならない状況の中でも、列車の安全、乗客の生命を守るために必死になって技術や知識・経験を重ねてきた。しかし、今回の「運転士・車掌廃止提案」は、その10年間の努力を無にするデタラメ極まりないものだ。
 「運転士・車掌を全うしたい」と思っている者は大勢いるはずだ。10年で「お払い箱」など絶対に反対だ!職場から怒りの声を挙げよう!

◇キャリアイメージ
https://doro-chiba.org/wp/wp-content/uploads/2019/04/ca67dcf5ecac2b15ebf79287f14943fa.pdf
社員の能力、挑戦意欲を活かし、柔軟に業務経験を積むことができま
※今以上に早期から企画部門等の他職に挑戦できる機会が増えます。
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動労千葉を支援する会ニュース 332号

https://drive.google.com/file/d/1e6CSUcE9o5dZBv0oc4dphv1H48Ap-spD/view


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2019年4月19日金曜日

5月1日は労働者の日 メーデーに行こう!

http://stop-kaiken.blog.jp/0501bira-riso.pdf


5月1日は労働者の日
メーデーに行こう!

会 場 ● 銀座ブロッサム中央会館ホール
13時 開始 (12時 開場)  集会後、銀座をデモ行進
主催●「改憲・戦争阻止!大行進」実行委員会

労働者の団結で、改憲・戦争させない!
命を奪う「働き方改革」をゆるさない!
天皇即位でメーデーをつぶさせない!
非正規だけの社会をつくらせない!
誰でも参加OK!
資料代 500円

発 言 予 定

高山俊吉さん(弁護士)
東京過労死を考える家族の会
「改憲反対」広島教職員100人声明運動
西川重則さん(百万人署名運動事務局長)
花輪不ニ男さん(世田谷地区労顧問)
全日建関西地区生コン支部
全国金属機械労組港合同
国鉄千葉動力車労働組合
ほか



闘う労働運動をよみがえらせよう!

 労働者の置かれた現状を変えるために労働運動を力強くよみがえらせたい、その一念で5.1メーデーへの参加を呼びかけます。

 5月1日は1886年にアメリカ・シカゴで労働組合が8時間労働制を要求してストライキに立ち上がって以降、130年以上も続く全世界共通の労働者の闘いの日です。しかし安倍政権は、閣議で現天皇の退位日を2019年4月30日と定める政令を決定し、翌5月1日に新天皇が即位すると表明しました。天皇制によってメーデーをつぶすという極めて政治的な労働運動つぶしの攻撃です。絶対に許すことはできません。

 1920年に始まった日本のメーデーは、1936年から45年まで開催されませんでした。1940年には「大日本産業報国会」が創立。労働組合は全部解散させられ、労働者の戦争への総動員が始まりました。

 いま安倍政権は、改憲に向かって労働組合を攻撃しています。連帯労組関西地区生コン支部では、憲法で保障された労働組合のストライキが「威力業務妨害」とされ、のべ60人以上もの労働者が警察によって不当に逮捕されています。JR東日本では、昨年2月に社長が首相官邸に呼ばれ、「五輪開催中のストライキはあってはならない。その前に組合を骨抜きにする必要がある」との命を受け、労働組合の一掃に向けて動きはじめました。その結果、わずか数カ月のうちにJR東労組から3万5千人以上が脱退する事態が生み出されています。安倍政権が目指しているのは「労働組合のない社会」です。

 こうした事態を目の前にして、私たちは「二度と戦争を繰り返してはならない」と固く決意します。130年前にアメリカの労働者が掲げた「8時間は労働を、8時間は睡眠を、残りの8時間は労働者の自由に」というスローガンは今の私たちの訴えそのものです。「働き方改革」の名のもとで過労死するまで働かされ、労働者の誇りが奪われ、低賃金で使い捨てにされるような現実に声すら上げさせないというなら、私たちはすべてをかけて立ち上がります。労働者の団結で改憲はさせない! 非正規だけの社会を作らせない! 韓国やアメリカをはじめ、全世界で立ち上がる労働者との国際連帯をかけて、5.1メーデーを共に闘いましょう!


2019年4月18日木曜日

動労千葉組織部報 第28号

https://doro-chiba.org/wp/wp-content/uploads/2019/04/a4adcae27d999874917a67f1a70f5991.pdf



「運転士・車掌廃止」絶対反対!①
労働者としての誇り

会社のいうキャリアアップってなんだ?

 駅員、車掌、運転士、労働者として誇りを持ち、職責を果たすために仕事をしてきた。その誇りが、輸送の安全を守ってきたのではないのか! この蓄積を会社は良しとしないのか?
 左の表を見てほしい。運転法規を習得し、異常時対応の力を養成する。一番大事なことのはずだ。
 特に、「輸送障害対応」は最も難しい仕事だ。それを会社は自ら放棄すると宣言している!
 それよりも「キャリアアップを大事にしろ」?! 安全をゴマすりに置き換える制度だということだ! こんなことを許せば大事故につながる!

車掌、運転士をただの「乗務係」に落とし込み誇りを奪うのか!

 「同一担務の従事期間は最長でも10年」? 「運転士から先のキャリアを描きにくい」? 運転士を生涯の職にすることはダメだというのか? 指揮する者がいても現場で指揮の下で働く労働者が居なければ社会は回らない!
 会社のいうキャリアアップを目指し続けなければ、認めない。こんなことを強要して、安全は守れない。車掌、運転士試験が廃止され、会社の評価が絶対になり、乗務員の仕事が競争により低められていく。絶対に許せない!



 
◇これまでの実績
①運転士になるまでにお客さま応対、運転法規の基本を習得可能
②駅、車掌、運転士の役割を理解したうえで輸送障害対応が可能

◇解消するべき課題
①運転士から先のキャリアを描きにくい
・早い段階から企画部門業務等を希望する社員の期待に応えにくい
②今後の急速な業務変化に迅速に対応できない
・新たな輸送サービスの価値の創造
・ワンマン化やドライバレス運転
「運転法規の基本を習得可能」「輸送障害対応が可能」より、「運転士から先のキャリア」「業務変化への対応」が大事なのか?!

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闘いなくして安全なし No.209

https://doro-chiba.org/ga/tn209.pdf


運転士・車掌は職名も試験も廃止?
鉄道業務をなめるな!

 「運転士・車掌の職名を廃止して乗務係にする」「車掌試験も運転士試験も廃止する」こんな提案は絶対に許せません!

誇りをもち命と安全を守っている

 運転士・車掌という職名には、乗客の命と鉄道の安全を守ってきた歴史と誇りが込められています。日々、何千人という乗客の命と鉄道の安全を背負っているのです。その誇りを踏みにじるなど、絶対に許せません!
 試験を廃止して通常の人事異動で乗務員を決める? 〝会社の言うなりになれ〟〝管理職になれないならお払い箱だ〟といっているようなものです!
 鉄道において、乗務員は最も中心的な職種です。会社はその乗務員を否定しています。
 それは鉄道業務のすべてを否定することです。しかも、「同じ仕事は10年まで」? 乗務員は経験がものをいう仕事です。安全が守られるはずがありません!
 どんなに規定を変えようと、これからも運転士は運転士であり、車掌は車掌です。「ドライバレス運転ができるから乗務員はいらない」など真っ赤なウソです。
 現在、運転台にまで監視カメラが載せられています。常に監視しなければ安全を守れないとでもいうのでしょうか? 乗務員を侮辱するにもほどがある! 会社の目的は乗務員から誇りを奪い団結を破壊することです。

垣根を越えて団結し声あげよう


 会社は鉄道業務すべてをJR本体から投げ出そうとしています。今年の募集要項は「総合職」「エリア職」に変更され、社員に求めるものから「現場第一線」という言葉がすべて削除されました。そして、「マネジメントを担う」ことが必要だというのです。
 会社をエリアごとに分割し、〝JR本体に鉄道業務はいらない。すべて外注化・別会社化する〟という宣言です。鉄道で働く者すべてに対する会社からの挑戦です!
 職種や地域など、あらゆる垣根を越えて団結し、すべての職場から怒りの声をあげよう。大切なことは決して諦めないことです。動労千葉とともに闘う組合を職場に取り戻そう。

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2019年4月17日水曜日

日刊動労千葉 第8612号

こまでやられて黙っていられない!
「運転士・車掌廃止」絶対許さん!①

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8612/

運転士・車掌は職名も試験も廃止?
鉄道業務をなめるな!


誇りをもって命と安全を守っている!


 運転士・車掌の職名を廃止して「乗務係」にする? 車掌試験も運転士試験も廃止しする? 本当にふざけている!
運転士・車掌という職名には、乗客の命と鉄道の安全を守ってきた歴史と誇りが込められている。乗務員は日々、何千人という乗客の命と鉄道の安全を背負って乗務しているのだ。その誇りを葬り去るなど絶対に許せない!
 試験を廃止して通常の人事異動で乗務員を決める? 〝管理者にゴマをすって会社の言うなりになれ〟〝管理職になれないならお払い箱だ〟ということではないか!
 鉄道業務のすべては一本の列車を走らせるために存在している。乗務員は最も中心的な職種だ。会社はその乗務員を否定している! それは鉄道業務のすべてを否定することだ!
 しかも、同じ仕事は「最大10年まで」で異動させる? 乗務員という仕事は経験がものをいう。これで安全が守られるはずがない! 鉄道業務をなめるな!

乗務員の誇りを踏みにじるな!

 どんなに規定を変えようと、これからも運転士は運転士であり、車掌は車掌だ。列車の運行も乗務員が担う以外にない。指令による呼び出しでも、「運転士さん」「車掌さん」と呼ぶ以外にないはずだ。
 ドライバレス運転ができるから乗務員はいらない? 乗務員を貶めるための真っ赤なウソだ!
 現在、詰め所に続いて、運転台にまで監視カメラが載せられている。乗務員は犯罪者なのか? 常に監視していなければ安全を守れないとでもいうのか?乗務員は誇りをもって安全と命を守っている。侮辱するにもほどがある!
 これも運転士・車掌廃止と一つの問題だ。会社の目的は乗務員から誇りを奪い、将棋のコマ以下の存在として扱うことだ。団結を破壊し、低賃金を強制することだ。絶対に認めてはならない!

ここまでやられて黙っていられない!

 これは乗務員だけの問題ではない。会社は鉄道業務すべてをJR本体から投げ出そうとしている。
実際、今年の募集要項からポテンシャル採用は「総合職」、プロフェッショナル採用は「エリア職」に変更された。そこでは社員に求めるものから「現場第一線」という言葉がすべて削除され、どちらの職も「マネジメントを担う」ことが必要だと言い出している。
 会社をエリアごとに分割し、JRに残るのは管理職だけということだ。〝JR本体に鉄道業務はいらない。すべて外注化・別会社化する〟という宣言だ。そこで働く者には転籍を強制するということだ。
ここまでやられて黙っていられるか! これは鉄道で働く者すべてに対する会社からの挑戦だ。職種や地域など、あらゆる垣根を越えて団結し、すべての職場から怒りの声をあげる時だ!
 何より大事なことは、決して諦めず、一人ひとりの労働者が現場から声を上げ、団結して反撃にたちあがることだ。闘う労働組合を職場に甦らせることだ。その力は、必ず事態を動かす。
 会社の攻撃を打ち破る力は、現場労働者の団結にこそある。すべての仲間はともに声をあげ、闘いにたちあがろう!

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外注化阻止ニュース 第421号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka421.pdf


運転士・車掌の職名廃止 許すな
鉄道業務すべてを分社化する布石だ

ここまでやられて黙ってられない

 3月ダイ改で乗務員勤務制度改悪を強行したJR東日本は、「新たなジョブローテーションの実施」について提案を行いました。
 運転士・車掌の職名を廃止して「乗務係」に、車掌試験も運転士試験も廃止――これは、百数十年続いてきた鉄道のあり方を根本から覆す重大な問題です。


 「運転士」「車掌」という職名には、乗客の生命と鉄道の安全を守ってきた歴史と誇りが込められています。乗務員は何千人という乗客の生命と鉄道の安全を背負って乗務しています。
 試験を廃止して通常の人事異動で乗務員を決めるとは、「管理者にゴマをすって会社の言うなりになれ」「管理職になれないならお払い箱」ということ です。
 同じ仕事は最大10年で異動と提案されていますが、乗務員という仕事は経験が必要です。こんなことで安全を守ることはできません。
 ドライバレス運転ができるから乗務員はいらない」は乗務員を貶めるためだけの真っ赤なウソです。
 現在、詰め所だけでなく運転台もカメラで監視しています。乗務員は犯罪者なのか。常に監視しなければ安全を守れないと言うのか。
 会社の目的は、乗務員から誇りを奪い、将棋のコマ以下の存在として扱うことなのです。

エリアごとに会社を分割

 会社は鉄道業務すべてをJR本体から投げ出そうとしています。実際、今年の募集要項からポテンシャル採用は「総合職」、プロフェッショナル採用は「エリア職」に変更されました。
 そこでは、社員に求めるものとして「現場第一線」という言葉が削除され、「マネジメントを担う」ことが必要だと言っています。最終的には会社をエリアごとに分割して分社化し、JR本体に残るのは管理職だけなのです。


 これは鉄道で働く者に対する会社からの挑戦です。何より大事なことは、決してあきらめず、一人ひとりの労働者が現場から声を上げ、団結して反撃に立ち上がることです。
 職場に当たり前の労働組合を職場に甦らせよう。会社の攻撃を打ち破る力は、現場労働者が声をあげることです。共に闘おう。

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2019年4月16日火曜日

日刊動労千葉 第8611号

新たな出発に向けて
動労千葉結成40周年記念レセプション

 結成40周年レセプションでは、34人の組合員と顧問である布施宇一、君塚正治元副委員長、永田雅章OB会長に組合表彰、家族会と葉山岳夫弁護団長、全国運動よびかけ人の伊藤晃氏、金元重氏、鎌倉孝夫氏、山本弘行氏に感謝状が授与された。各支部代表、OB会長、家族会会長、争議団、及び来賓の方々からの挨拶を紹介する。

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8611/


各支部からの決意

津田沼  相馬支部長
1983年に国鉄に入社したときは国労の組合員でした。11・28、29ストの当日に動労千葉に加入し、動労千葉の闘いを一緒にやれてよかったと改めて思った。あと5年、エルダーで闘います。

佐倉 椎名 支部長
動労千葉結成直後の4月に入社し、ちょうど40年です。会社は2020年は運転士・車掌は「乗務係」にするといっています。他にも攻撃があり、阻止していきたい。

千葉機関区 大久保支部長
貨物でも賃金などいろいろな問題が発生していますが、まだまだ頑張っていきたいです。ともにがんばりましょう。

木更津  山中本部エルダー協議会副会長
館山運転区廃止で、木更津運輸区が発足しました。「新生木更津支部を最強の支部に」と12年間やってきました。最強になったかはわかりませんが、最弱じゃないのは確かです。これからも宜しくお願いします。

京葉 繁澤本部副委員長
結成大会では青年部で防衛隊をやっていました。当時は40年後にこんな盛大な会が開けるとは思いませんでした。副委員長になって20年ですが、家族会の皆さん、各支部の組合員の皆さんには大変お世話になりました。CTSでの組織拡大を実現して、動労千葉の発展につなげていきたいと思います。

千葉運転区  高澤支部長
国労から動労千葉に加入して約30年です。こうして先輩の皆様と明るい顔でまた集まれる。いい組合だと本当に思います。8月からエルダーとして運転しますが、まだまだ厳しい情勢が待っているので、これからも頑張っていきます。

鴨川 上村支部長
短いような長いような40年でした。これを機に兜の緒を締め、仲間とともに新たな道を団結して進んでいきたい。

銚子 鈴木本部乗務員分科会長
分離・独立のさなかは、就職して2~3年の若造でした。先輩方にお世話になってどうにかやってこれました。60歳になり、これからも皆さんと一緒に闘っていきたい。

幕張 山田支部長
自分が表彰されるとは思っていませんでした。私たちがやるべきことは動労千葉を残していくことです。組織拡大して50年、60年残すことが仕事だと思います。これからも動労千葉が永遠に続くよう、組織拡大に全力で頑張っていきます。

◎新組合員紹介

花崎 木更津支部長
動労千葉は今日まで組合員一人ひとりを守ってブレずに闘ってきました。絶対に動労千葉を残すため、木更津支部は職場から団結して頑張っていきます。
新組合員をこの場で紹介できることを嬉しく思っています。労働組合の原則である職場を良くしたいという思い、外注化阻止闘争でお互いのことを知れたこと、垣根のない関係を作ってきたことが大事だったと思います。

木更津支部新組合員
右も左も分からないですが、木更津支部の皆さんとともに、職場をよくし、少しでも働きやすい環境を木更津から発信できればという思いです。微力ですが力になりたいと思っています。よろしくおねがいします。

◎争議団から

綾部光男(公労法解雇者)
皆さんの今日の元気な顔を見ると本当に嬉しいです。安倍、JR東日本は労働組合のない社会を作ろうとしています。団結を固め、腹を据え、職場における力関係を維持し、闘っていかなければなりません。一人でも多くの組合員を獲得して前進していきましょう。

中村 仁(清算事業団解雇者)
1047名当該として、千労委の審議拒否の行訴闘争に勝利の展望があると確認したい。物販を成功させ、大行進運動を広げ、改憲を進める安倍を倒しましょう。

OB・顧問、家族会を 代表して

永田雅章 OB会会長
この過程で亡くなった人たちの遺志を受け継いでいけと言われているのだと思います。40年闘ってきた歴史を思い起こしてほしい。エルダーに行った人は、レールの安全問題で3千本遅らせてダイ改ごとに人を増やさせたような闘いを5年間やれるんです。明るく楽しく闘って、10年後には主流派になっているように闘っていきたいと思います。

山田佐知子 家族会会長
素敵な賞を頂いてありがとうございます。皆さんに支えていただいて、会長としてやってきました。何もできませんが明るく見守っていただいて助かっています。OB会とともに家族会をこれからもよろしくお願いします。


◎執行部より新たな出発に向けて

川崎昌浩 動労千葉書記長
運転士と車掌廃止の攻撃を絶対に許さず、断固としてストで闘います。この先は分社化と転籍です。労働者の未来をかけて闘いにたちあがりたい。メーデーを改憲阻止大行進運動とともに東京で赤旗を掲げてデモを行いたい。これを反撃の出発点にして戦争・改憲阻止の闘いを進めたい。平成採に訴えて訴えて組織拡大を実現することです。闘いなくして安全なし。闘いなくして動労千葉なし。組織拡大に向けて全力で闘おう。

動労千葉とともに歩む ―来賓あいさつ

葉山岳夫 動労千葉弁護団長
40年間、動労千葉の皆さんと団結と連帯を深め、気持ちよく弁護活動をやらせていただきました。分割・民営化のストへの解雇攻撃に全員の解雇を撤回させました。国鉄1047名解雇撤回を求める鉄建公団訴訟では、JR不採用基準が不当労働行為だったことを最高裁にも認めさせました。動労千葉と連帯する労働者の闘いは、燎原の火のごとく広がると確信しています。

市東孝雄さん 三里塚芝山連合空港反対同盟
動労千葉は分離・独立以前から、ジェット燃料貨車輸送阻止闘争にたちあがりました。その素晴らしい闘いの40年があったからこそ、反対同盟の53年の闘いもありました。動労千葉と手を携えて時代を変える闘いをしていきたい。

鎌倉孝夫  埼玉大学名誉教授
今も労働学校の講師を続けています。資本論の研究をしていますが、その捉え方が本当に正しいのか。それを動労千葉に話をして納得してもらえるかどうかで試されていると感じています。私もそこから学んでいきたいと思います。

伊藤晃さん 日本近代史研究
当たり前の労働運動をずっとやってきたことに動労千葉の力がある。動労千葉は自分たちだけの権利だけでなく、労働者全体、社会全体にも問題提起するという運動を続けてきました。それは必ず歴史に残ります。

金元重 千葉商科大学教授
動労千葉は「義理と人情の昔気質の労働組合」という一面と、職場の闘いだけでなく、日本の労働組合の再生、復活という使命を自覚していることがあります。大変な荷物を背負い込んだ組合です。その実現まで簡単にくたばらない動労千葉の姿を見せていただきたい。

花輪不二男さん  世田谷地区労協議会 顧問
動労千葉は日本の社会・労働界を通じて希少価値だと感じています。大きな組合は腐っている。日本の政治も腐っている。その中で頑張れるのは我々だという自負をお互いに共有して闘いたい。

中村吉政 全国金属機械労組 港合同委員長
労働運動再生闘争を続けていますが、どの組合も原則を貫く普通の組合。それが希少になったから、非常に厳しい弾圧、解雇が襲いかかっています。それを跳ね返してきたことに共通点があります。これを活かしてこれからもがんばりたい。

武谷新吾 連帯労組関西地区生コン支部 書記次長
OB会、家族会が参加し素晴らしい団結を守られている。資本・権力に妥協しない動労千葉の闘いに多くを学んでいます。関生支部への弾圧には物心両面でご支援いただき感謝します。関生支部はまっとうな労働組合だから弾圧されるんです。弾圧粉砕、改憲阻止まで共に闘っていきたい。

鈴木洋 情報労連千葉協議 会議長
ともに政府が株を持って営む産業での闘いで、長い対応が求められます。組織を守るということは、組合員や家族の生活を守ることです。動労千葉がこれからもブレずにやるということには非常に共感を覚えます。

山下俊幸 元国鉄闘争に連帯する会 事務局長
動労千葉とは、故岩井章さんから中野前委員長に会わせてくれと言われたのがきっかけです。今や動労千葉はJRのみにとどまらず、全産業にわたってその影響力を広げるために羽ばたいてほしいと思っています。

スティーブ・ゼルツァー レイバーネット
日本に戦闘的、階級的労働組合があるのかと思っていた中で動労千葉に出会いました。韓国、日本での闘いの中心は民営化に対する闘いです。腐敗した新自由主義に世界の労働者が団結して立ち向かっていきたい。

武内更一  憲法と人権の日弁連をめざす会事務局長
動労千葉のように闘おうということを合言葉に「憲法と人権の日弁連をめざす会」を立ち上げ20年、司法改革攻撃を跳ね返し、闘う弁護士を生み出しています。現代の赤紙である裁判員制度粉砕へ闘います。

清井礼司 動労千葉弁護団
私の弁護士活動の始まりからの40年を祝っていただいている気持ちです。現場で一人ひとりの組合員と膝詰めで話し、裁判闘争と現場闘争を結び付けられたという自負を持つことができました。

三浦正子 婦人民主クラブ全国協議会代表
動労千葉に習って分離・独立して全国協議会を作ったことを誇りに思っています。全国に支部を設け、戦争・改憲阻止の闘いの一部になれていることを申し上げたい。これからもご一緒させていただきたい。

星野暁子 星野さんを取り戻そう!全国再審連絡会議
4月2日、獄中44年になる星野の仮釈放不許可がわかりました。懲罰を恣意的にかけて降格させた徳島刑務所と国家権力に怒りを感じます。文明は懲罰の不当性を認めさせました。仮釈放不許可を弾劾し闘っていきます。

石井真一 動労水戸委員長
動労千葉とともに闘おうと動労総連合を1986年11月30日に結成しました。連帯高崎は副委員長への雇い止めを阻止しました。東労組崩壊の状況の中、総連合は必ず伸びていく。常磐線全線開通反対で闘います。

 これ以外にも多くの方からご挨拶、メッセージを頂きました。ありがとうございました。

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2019年4月13日土曜日

日刊動労千葉 第8610号

CTS新賃金 ゼロ回答!絶対に許せない!
JR天下りは「お手盛り報酬」

 CTS(千葉鉄道サービス)は4月9日、2019年4月1日以降の新賃金の回答を提示してきた。内容は本当にひどい超々低額の回答だ。

▽社員 定期昇給を実施(4号俸)、年齢給に一律2000円を加算。
▽契約社員、パート社員については賃上げを見送り。


これでは実質賃下げ!

 CTSの現場の3分の2を占めている契約・パート社員については文字通りのゼロ回答、一円たりとも賃上げしないというひどい内容だ。正社員についても、昨年の春闘では年齢給3000円加算、職務給1号俸加算(約3500円程度のベースアップ)が実施されたが、今年は大幅に後退している。時間単価にすれば12・5円、一日あたり100円弱という話にならない水準だ。
 4月から食品などの値上げが相次ぎ、秋には消費増税(+2%)も計画されている。何も上げなければ実質賃金は引き下げになる。2019年度決算(速報値)でCTSは約130%の増益、営業利益は3400万円になった。にもかかわらず現場からの死活的な要望を平然と踏みにじるCTS経営陣は絶対に許せない。

天下り所長の手当は2倍に!

 他方、4月1日から実施された就業規則改定では、所長手当(職務手当)は現在の2万円から4万円(2倍!)に、副所長は1万5千円から2万5千円に増額された。
 会社側は「これまでの管理者の手当が低かった」「社員のやる気を引き出すため」などと言っているが、会社創立から10年で一人でも現場から所長になった者がいるのか! すべてJRからの天下りだ。とんでもない「お手盛り報酬」、やっていることはカルロス・ゴーンと一緒だ。いったい日々の現場の仕事は誰がやっているのか。こんなふざけ切った会社があるか。税金対策で、くだらないコップを配る余裕があるなら10円でも20円でも賃金を上げろ!

これで人が来るわけがない
 回答の場において、会社側は「契約社員、パート社員は昨秋に引き上げを行った(+10円)」「60~65才の賃金引き上げを行った」から、今回の賃金改定は見送ったと言っているが、話にならない。
昨年は4月に10円、10月に10円を引上げが行われたが、合計しても最低賃金の引き上げ幅(25円)にも満たない。千葉エリアの事業所賃金(980円)ですら東京都の最賃(985円)以下に転落している。
 リクルートが3月に公表した三大都市圏(首都圏、東海、関西)の募集時平均賃金は1041円だ。木更津地域などでも大型店舗の出店があいつぎ、販売系などでは、のきなみ時給1000円を超えている。CTS賃金は社会の中ですでに完全に陥没している。これで人が来るわけがない。そして会社は、要員不足の矛盾はすべて現場に押し付けつづけているのだ。

格差はさらに拡大

 この間の団交では、夏期・冬期のボーナス、扶養手当、退職金など正社員と契約・パート社員の格差是正、さらに事業所賃金の格差是正についても繰り返し要求してきた。にもかかわらず会社は「原資がない」とゼロ回答を繰り返した。それどころかこの回答では、基本賃金においてすら正社員と、契約・パートの格差はさらに拡大する。「同一労働同一賃金」の流れにも逆行
しているのだ。

動労千葉に加入し、ともに闘おう!

 8日の団交で現場組合員は「都合のいいときだけ『グループ会社』と言っているが、賃金は別なのか」「肉体労働やって昼がカップ麺ひとつ。これで本当にいいと思っているのか」「みんながきちんと昼飯ぐらいは食えるようにしてやってくれ」「体を壊しながら夜勤を続けなければ食っていけない賃金だ。せめて日勤だけで食える水準に」と訴えた。会社は、こうした現場の声をどう思っているのか。
「生かさず、殺さず」の奴隷じゃあるまいし、こんな回答、誰一人として認めない。現場から怒りの声を上げよう! 動労千葉に加入し、ともに闘おう!

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2019年4月12日金曜日

日刊動労千葉 第8609号

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8609/

運転士・車掌廃止提案 絶対許せない!

①運転士、車掌の職名を廃止し「乗務係」
◎乗務員を侮辱するな!
◎誇りを奪い労働者を将棋のコマ以下に落とし、団結を破壊し、低賃金を強制するのが目的だ!

②車掌・乗務員試験廃止→「通常の人事異動」で乗務員決定
◎乗務員になれるかどうかがすべて管理者の胸先三寸で決まることになる。
◎仲間同士で競争しあう職場にさせられない!

③同一担務は最大10年→「さらなる多様な経験」!?
◎「10年より短い期間でも異動させる」
 いつでも会社の得手勝手に異動・担務変更するということ!
◎10年経っても管理者になれない者は全部「お払い箱」にするということ。おそらく外注会社への転籍を想定している。
◎鉄道の安全は崩壊する! 必ず事故が起きる! ふたたびの東中野事故を絶対に許さない!

④乗務員のこれからの役割は「仕事や価値を創りだすこと」
◎日々、鉄道の安全と乗客の命を預かっていることを何だと思っているのか!
◎「安全より金儲け」を絶対に許さない!

⑤「グループのすべての社員が主役」
「活躍フィールドを拡大」「常に外部との連携を思考するオープンなマインドセット」etc…
◎鉄道業務をすべて外部化=別会社化の宣言だ!
◎“いつまでも企画部門に行けないなら出向・転籍しろ”というのか!

⑥人材確保が困難に?
◎JR本体で「人材確保が困難」など全くのウソ
◎人員不足はJRが採用を抑えているだけだ! 
 別会社化して低賃金にするから「人材確保が困難」になるということか?!

⑦ドライバレス運転で乗務員は不要?
◎真っ赤なウソだ!
◎導入の現実性があるのは山手線などごく一部の線区。首都圏以外の線区で導入は不可能だ!
◎乗務員から誇りを奪い、諦めさせ、抵抗させないことが最大の目的!

⑧人口減少で鉄道業務が利益を圧迫?
◎鉄道会社であることを放棄するなど許されない!
◎“鉄道業務をすべて外注化し、JR本体の支社課員が「サテライトオフィス」で駅や運輸区で仕事→事故時だけJR本体も乗務や乗客対応” 
 こんな施策は絶対に破綻する!

⑨賃金改定を行う
◎乗務手当廃止を絶対に許さないぞ!

⑩車掌を経ずに運転士に登用
◎ワンマン化による車掌削減を前提にしている!
◎安全を守る車掌削減は許せない!
◎ローカル線切り捨てと一体の問題。地域とともに反対の声をあげよう!

⑪求められる社員像
◎新たな輸送サービスの価値創造に貢献できる社員
◎急激に利益が圧迫されるリスクに立ち向かう社員

 鉄道の安全や地域生活より利益を優先!公共交通機関の使命を放棄するな!

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闘いなくして安全なし No.208

http://www.doro-chiba.org/ga/tn208.pdf


運転士・車掌廃止提案
絶対許せない!

①運転士、車掌の職名を廃止し「乗務係」に統一
◎乗務員を侮辱するな!
◎誇りを奪い労働者を将棋のコマ以下に落とし、団結を破壊し、低賃金を強制するのが目的だ!
②車掌・乗務員試験廃止→「通常の人事異動」で乗務員決定
◎乗務員になれるかどうかがすべて管理者の胸先三寸で決まることになる。
◎仲間同士で競争しあう職場にさせない!
③同一担務は最大10年 →「さらなる多様な経験」!?
◎「10年より短い期間でも異動させる」⇒いつでも会社の得手勝手に異動・担務変更するということ!
◎10年経っても管理者になれない者は全部「お払い箱」にするということ。おそらく外注会社への転籍を想定している。
◎鉄道の安全は崩壊する! 必ず事故が起きる! 再びの東中野事故を許さない!
④乗務員のこれからの役割は「仕事や価値を創りだすこと」
◎日々、鉄道の安全と乗客の命を預かっていることを何だと思っているのか!
◎「安全より金儲け」を絶対に許さない!
⑤車掌を経ずに運転士に登用
◎ワンマン化による車掌削減を前提にしている! 安全を守る車掌の削減は許せない!
◎ローカル線切り捨てと一体の問題。地域とともに反対の声をあげよう!
⑥ドライバレス運転で乗務員不要?
◎真っ赤なウソだ!
◎導入の現実性があるのは山手線などごく一部の線区。首都圏以外では不可能だ!
◎乗務員から誇りを奪い、諦めさせ、抵抗させないことが最大の目的!
⑦「グループすべての社員が主役」「活躍フィールドを拡大」「常に外部との連携を志向するオープンなマインドセット」
◎鉄道業務すべて外部化=別会社化の宣言!
◎“いつまでも企画部門に行けないなら出向・転籍しろ”というのか!
⑧人口減少で鉄道が利益を圧迫?
◎鉄道会社であることを放棄するなど許されない!
◎“鉄道業務をすべて外注化し、JR本体の支社課員が「サテライトオフィス」で駅や運輸区で仕事→事故時だけJR本体も乗務や乗客対応”⇒こんな施策は絶対に破綻する!
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2019年4月11日木曜日

日刊動労千葉 第8608号

あきらめたら負けだ!
今こそ怒りの声を上げよう
「新たなジョブローテーション」粉砕!

 3月ダイ改において乗務員勤務制度改悪を強行したJR東日本は、「新たなジョブローテーションの実施」について提案を行った。これは、百数十年続いてきた鉄道のあり方を根本からくつがえす、運転士・車掌廃止というすさまじい攻撃だ。
 こんなことは絶対に通用しない。職場には闘う労働組合が必要だ。あきらめたら負けだ。今こそ怒りの声を上げよう。伝えよう、動労千葉魂! すべての力を組織拡大へ!

闘う姿を現場の若い人たちに 見せていきたい
津田沼支部長 相馬 正利

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8608/

  本日、ダイ改に反対してストに突入した。今回は始まりで、これからもっときつくされる。次は三鷹泊となり、津田沼~中野4往復の1・5倍の距離まで間違いなく延ばされる。
 すでに日勤で200㌔、泊りで300㌔の乗務が基本にされている。習志野運輸区は旧車掌区に移転することが決まっているという話だが、それと一体で入出区がCTSに外注化されれば、さらに乗務時間が延ばされる。
 毎日のように遅れが発生しているが、かつてなら中野や三鷹で運用変更をかけていた。今はそれをやらず、津田沼や千葉まで戻ってから運用変更をかける。だから、乗りっぱなしになる。自分なら「5分、10分の休憩で戻れない」というが、若い人は「継続乗務します」とそのまま乗らされちゃう。
 このままでは誰かが倒れてしまう。倒れれば行くところがない。動労千葉の闘う姿を現場の若い人たちに見せていきたい。今日、私がストに立ったのはそのためだ。門前行動でも、「万人は一人のために、一人は万人のために」という姿を示せたと思う。
 新たに増やされた短時間行路2つはほとんど本線乗務員が乗務に指定された。定年延長で高齢者対策の短時間行路にもできるのに、それもやらずに休勤までさせる。こんなバカげたことはない。このままでは「第2の東中野事故」が必ず起きる。誰かが倒れる。そんなことを職場から出したくない。最後までストを貫徹する。

やるべきことを伝え  出来ることを示す  役割を果す
木更津支部長 花崎 薫


https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8608/

 3月1日付で、CTS木更津事業所のY君が動労千葉に加入を決断してくれました。この間、JR―CTSを貫く闘いとして、「すべての課題を組織拡大に」を旗印に、そこに集ってくれたCTSの仲間たちが、地道に労働条件改善を現場から生き生きと築いてくれたことが大きいと思います。
 労働組合に特別なレシピはありません。やるべきことを伝える。出来ることを示す。そして役割を果たす。それを繰り返す。うまくいかないことの方が多いけれど、間違っていないことをあきらめない。これは梶江支部長、山中支部長、山田本部執行委員から継続されてきました。資本の理不尽な扱いに生活もままならない。だからこそ労働組合が必要だと思うのです。

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外注化阻止ニュース 第420号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka419.pdf


〝安全より金儲け 許せない〟
運転士・車掌廃止の提案
職場から湧き上がる怒りの声

A 運転士、車掌の職名を廃止し「乗務係」
◎乗務員を侮辱するな!
◎誇りを奪い労働者を将棋の駒以下に ◎団結を破壊し、低賃金の強制が目的!
B 車掌・乗務員試験廃止→「通常の人事異動」
◎乗務員になれるかは管理者の胸先三寸に
◎仲間同士で競争の職場になる
C 同一担務は最大10年
◎いつでも会社の都合で異動・担務変更
◎10年経っても管理者になれない者はお払い箱。外注会社への転籍を想定
◎鉄道の安全は崩壊し、事故が起きる
D 乗務員の役割は「仕事や価値を創りだす」
◎日々、鉄道の安全と乗客の命を預かっていることを何だと思っているのか!
◎「安全より金儲け」は許さない
E 「グループのすべての社員が主役」「活躍フィー ルドを拡大」「常に外 部との連携を思考する オープンなマインドセッ ト」……
◎鉄道業務の外部化=別会社化の宣言10
◎〝いつまでも企画部門に行けないなら出向・転籍しろ〟というのか!
F 人材確保が困難に?
◎JR本体で「人材確保が困難」はウソ
◎別会社化して低賃金にするから「人材確保が困難」になる
G ドライバレス運転で乗務員は不要?
◎導入の現実性があるのは山手線などごく一部の線区。首都圏以外で導入は不可能
◎乗務員から誇りを奪い、諦めさせ、抵抗させないことが最大の目的
H 人口減少で鉄道業務が利益を圧迫?
◎鉄道会社であることの放棄は許されない
◎JR本体の支社課員が「サテライトオフィス」で駅や運輸区で仕事→事故時だけJR本体も乗務や乗客対応
I 賃金改定を行う
◎乗務手当廃止は絶対に許さない
J 車掌を経ずに運転士に登用
◎ワンマン化による車掌削減が前提
◎安全を守る車掌削減は許せない!
◎ローカル線切り捨てと一体の問題だ
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2019年4月10日水曜日

動労千葉結成40周年


2019年4月9日火曜日

日刊動労千葉 第8607号

誇り高く、団結を守りぬいた動労千葉
結成40周年記念レセプションを盛大に開催

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8607/

  4月7日、動労千葉結成40周年記念レセプションが200名の結集で盛大に開催された。

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8607/

 関、北嶋両副委員長の司会のもと、開会のあいさつを繁澤副委員長が行い第一部が始まった。
 主催者あいさつで田中委員長は、国鉄分割・民営化反対闘争をはじめとした動労千葉40年の闘いの道を、強固な団結で闘い抜いてきた組合員、OB会、家族会、そして共に歩んできた全ての人に感謝を述べたうえで、「現在、運転士・車掌廃止という凄まじい攻撃が提案されている。この40年の闘争の歴史を糧に、動労千葉は新たな闘いに全力でたちあがる」と宣言した。
 来賓挨拶を、動労千葉顧問弁護団長の葉山岳夫弁護士、三里塚反対同盟の市東孝雄さんが行った。
 山口敏夫元副委員長の乾杯で第2部が始まった。
 全国運動呼びかけ人の鎌倉孝夫氏、伊藤晃氏、金元重氏、花輪不二男氏、港合同・中村委員長、関西生コン支部・武谷書記次長、情報労連千葉・鈴木議長、元国鉄闘争に連帯する会事務局長・山下利幸氏から挨拶をいただいた。
 40年間の闘いを記録したビデオの上映後、ステイブ・ゼルツァー氏ら6人から挨拶をいただいた。

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8607/

 そして組合表彰では組合員34人、OB・顧問3人を表彰、家族会に感謝状を贈った。さらに弁護団、全国運動、支援する会で尽力をいただいた5氏に感謝状を贈った。

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8607/

 新たな出発の決意として木更津支部の花崎支部長が新組合員を紹介し、解雇者を代表して綾部光男さん、中村執行委員、共闘団体からの決意、本部執行部が全員登壇し川崎書記長が決意表明を行った。お礼と閉会の言葉を大竹副委員長が行い、組合歌合唱と団結ガンバロウで終了した。


2019年4月6日土曜日

日刊動労千葉 第8606号

4・8CTS再団交に現場から集まろう

生きていける賃金を出せ!
正規・非正規の格差をただちに解消しろ!
4・8CTS再団交に現場から集まろう


 動労千葉は4月2日、新賃金および労働条件改善についてCTSと団体交渉を行った。今回の団交では、来年4月から「同一労働同一賃金」制度が施行されることから、正社員と契約・パート社員の格差解消について重点的に追及を行った。
 具体的には、契約・パート社員について、①基本賃金を引き上げ全事業所で時給1500円とすること、②定期昇給の実施、③月給制度に戻すこと、④夏期・冬期手当を正社員と同じ基準で支払うこと、⑤退職金制度の導入、⑥扶養手当の支給等である。

〝原資がない〟!?

 しかし会社側は、「原資がない」ということを理由に、格差解消策については「現段階では実施は厳しい」とゼロ回答の姿勢をあらわにした。また、基本賃金の大幅な引き上げについても組合要求とはほど遠い回答姿勢を示している。とうてい容認できない回答内容だ。

大嘘つくな! 18年度は増収増益

 団交の場で示された2018年度のCTS決算(概要)では、営業収益は9200万円増、営業費用は8300万円の増で、営業利益は800万円増の増収増益となっている。
 CTSはJR東日本の100%子会社であり、その収入の大半はJR東日本からの業務委託費だ。毎年毎年、巨額の利益をあげ続けているJR東日本が、金が出せないわけがないのだ。「原資がない」など絶対に許せない大嘘だ。

要求実現へ再度の申し入れ

 職場アンケートでは、CTSで働く仲間の大半が「生活費の不足」を訴えており、低賃金と将来展望のなさから契約・パート社員はもとより、正社員の仲間からも離職者が相次いでいる。年間をとおして要員募集を続けている典型的な「ブラック企業」というのが、CTSの現実だ。
 また、アルバイト職員にボーナス支払いを命じた大阪高裁判決(2月)、契約社員に退職金支払いを命じた東京高裁判決(2月)などからも、格差是正にむけた具体的な施策の検討をただちに始めることが必要だ。なによりも、基本賃金における「同一労働同一賃金」の実現こそ、もっとも大きな格差解消だ。
 以上の観点から4月4日、CTSに対して下記のとおり再度の申し入れを行った。4月8日の団交に、現場から全力で集まろう。



2019年4月1日以降の新賃金および
労働条件の改善に関する申し入れ(その2)

動労千葉申第21号 2019年4月4日


 この間、動労千葉は、2019年2月27日付「動労千葉申第16号」(「同一労働同一賃金に関する申し入れ」)及び2019年3月18日付「動労千葉申第20号」(「4月1日以降の新賃金及び労働条件改善に関する申し入れ」)に基づき、正社員と契約・パート社員の格差解消、4月1日以降の賃金の大幅な引き上げ等を求めて団体交渉での議論を行ってきたところである。
 しかし会社側は、団体交渉の席上において、定期昇給制度、夏期・冬期手当の支給基準、退職金制度の導入、扶養手当の支給等の死活的要求について「現段階では実施は厳しい」と正規・非正規の格差解消についてゼロ回答の姿勢をあらわにしている。また、基本賃金の大幅な引き上げについても、組合要求とはほど遠い回答姿勢を示している。
 CTSで働く労働者の大半が「生活費の不足」を訴えており、低賃金と将来展望のなさから正社員、契約・パート社員ともに離職者が相次いでいる状況は何ひとつ変わっていない。
 以上に踏まえ、下記の通り再度申し入れるので、団体交渉により誠意をもって回答すること。


1.4月1日以降の新賃金について、2019年3月18日付「動労千葉申第20号」に基づき引き上げを行うなど、労働条件の抜本的改善を行うこと。
2.正社員と契約・パート社員の格差解消に向けた具体的な展望を明らかにすること。
3.扶養手当、夏期・年末手当、退職金制度については、この間の格差解消をめぐる判例等にふまえ、直ちに格差解消にむけた制度の見直しを行うこと。

-以上- 

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2019年4月5日金曜日

日刊動労千葉 2019年4月4日

結成40周年にあたって④
外注化を阻止し続けた動労千葉の闘い

シニア制度との闘い

https://doro-chiba.org/nikkan/%e7%b5%90%e6%88%90%ef%bc%94%ef%bc%90%e5%91%a8%e5%b9%b4%e3%81%ab%e3%81%82%e3%81%9f%e3%81%a3%e3%81%a6%e2%91%a3-%e5%a4%96%e6%b3%a8%e5%8c%96%e3%82%92%e9%98%bb%e6%ad%a2%e3%81%97%e7%b6%9a%e3%81%91%e3%81%9f/

 JR東日本における外注化攻撃は、99年12月の「シニア社員の諸制度について」提案から本格的に開始された。それ以来20年、われわれは外注化攻撃と対決し続けている。
 それは、「労使は外注化を積極的に推進する」という条項を認めてシニア協定を締結しなければ、60歳以降の再雇用を認めないという卑劣な攻撃だった。他労組はすべてシニア制度を受け入れていた。その中でこれと対決するということは、動労千葉組合員であるというだけで60歳でクビになるということを意味した。
 労働組合として「外注化=非正規職化を推進する」と表明することはできない。しかし、その闘いは決して簡単なものではなかった。
 当時、多くの組合員が定年時期を迎え、60歳以降の雇用の場の確保は切実な課題だった。しかも、4月の再雇用に関する面談開始から8月までの間、「動労千葉を抜けないと再雇用の対象にならない」と何度も通告される。5ヶ月間に渡って卑劣な脱退工作が繰り返された。
 一人ひとりの組合員には家族と生活がある。討論も厳しい内容になった。しかし、幕張支部を先頭にした必死の討論の中、33人の組合員が再雇用を拒否されても闘いぬく道を選んだ。
 その後、高齢法が改定され、「再雇用について労使協定が整わない場合、就業規則に定めること」が義務付けられた。われわれが協定締結を拒否し続けたことで、シニア協定による再雇用制度は通用しなくなった。会社は就業規則に再雇用制度を書き込まざるを得なくなり、希望者全員が再雇用されるようになった。
 われわれの闘いによって、シニア制度を5年で廃止に追い込んだ。この大きな勝利が、その後の外注化阻止闘争の出発点となった。

12年にわたり外注化を阻止


https://doro-chiba.org/nikkan/%e7%b5%90%e6%88%90%ef%bc%94%ef%bc%90%e5%91%a8%e5%b9%b4%e3%81%ab%e3%81%82%e3%81%9f%e3%81%a3%e3%81%a6%e2%91%a3-%e5%a4%96%e6%b3%a8%e5%8c%96%e3%82%92%e9%98%bb%e6%ad%a2%e3%81%97%e7%b6%9a%e3%81%91%e3%81%9f/

 全員が再雇用されるようになってからも、闘いは終わらなかった。再雇用者全員が、外注化の焦点であった検修・構内業務ではなく、肉体的に厳しい清掃業務への再雇用を希望した。職場における必死の討論の中で、他労組の組合員も検修職場を希望しなかった。青年たちが中心だった東労組京葉分会が、分会として外注化反対を決議するという〝反乱〟も起こった。
 最大の力は、この過程で20数名の仲間が動労千葉への加入を決断したことだった。「外注化を認めてはならない」が職場の世論になる中、現場からどんな反乱が起こるか分からない。それが外注化を押し止める決定的な力となった。
 そうして、千葉だけは2012年10月の全面外注化強行まで12年にわたり、検修・構内業務の外注化を完全に阻止し続けたのだ。

https://doro-chiba.org/nikkan/%e7%b5%90%e6%88%90%ef%bc%94%ef%bc%90%e5%91%a8%e5%b9%b4%e3%81%ab%e3%81%82%e3%81%9f%e3%81%a3%e3%81%a6%e2%91%a3-%e5%a4%96%e6%b3%a8%e5%8c%96%e3%82%92%e9%98%bb%e6%ad%a2%e3%81%97%e7%b6%9a%e3%81%91%e3%81%9f/

非正規職化・安全破壊と対決

 われわれは外注化攻撃と闘いぬく中で、その本質をつかみ取っていった。2千万人もの労働者を非正規職に突き落とす最大の武器が外注化だった。しかもその現実は、様々な職場における外注化攻撃に、労働組合が対抗できなかったことによって生み出されたものだった。
 非正規職の置かれた現実に対する闘争はあっても、非正規化の過程に対する闘いはまったくといって いいほど存在しなかった。われわれの外注化阻止闘争は、新自由主義の核心的攻撃と真正面から対決した、決定的闘いだったのだ。
 同時に、外注化は鉄道の安全を根底から破壊していった。業務をバラバラに外注化した結果、誰も列車運行全体に責任を取らない恐るべき無責任体制が生み出された。JRから徹底的に抑えられ、コスト削減を迫られる外注会社に技術継承の基盤などない。技術継承が解体される。事故が引き起こされる。安全こそ最大のアキレス腱だった。外注化阻止闘争は新自由主義攻撃下における反合・運転保安闘争の発展でもある。
 そして、外注化と真剣に闘いぬいたことがCTSでの組織拡大につながった。JR本体とグループ会社、正規職と非正規職という壁を超え、労働者が団結して進むことは困難な課題だ。それを突破する実践的な展望を示したのだ。
 現在、運転士・車掌廃止という凄まじい攻撃が提案されている。だが、外注化阻止闘争は現場からの真剣な闘いに攻撃を阻止する力があることを示した。今こそ職場から本気になって声をあげるときだ。動労千葉40年の闘争の歴史を糧に、新たな闘いに全力でたちあがろう。


動労千葉結成40周年記念レセプション
日時:4月7日(日)12時30分
場所:千葉市 ホテルプラザ菜の花
外房線・本千葉駅 徒歩3分 モノレール「県庁前」駅横

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闘いなくして安全なし No.207

http://www.doro-chiba.org/ga/tn207.pdf


「運転士・車掌廃止」絶対反対!
今こそ職場から声あげる時

新たなジョブローテーション提案は絶対に許せない!

 JR東日本は、「新たなジョブローテーション」と称して、運転士・車掌を廃止するというとんでもない提案を行いました。すでに現場での説明が開始され、8月までで労使交渉も終えるとしています。
 運転士・車掌を「乗務係」と呼び、試験も廃止。乗務員への登用は「通常の人事異動」で行う。運転士・車掌を徹底的に軽く扱い、管理者が好き勝手に異動・担務変更できるようにするというのです。絶対に許せません!
 会社は〝これから大事なのは企画部門など
の「新たな価値」を生み出す仕事だ〟と明確 にうちだしています。乗務員が日々何千人も の乗客を乗せ、命と安全を守って列車を動か していることは、まるで重視されていません。
 そして、「ワンマン化やドライバレス運転に対応できない」から、「将来の車掌業務の変化に対応」し、「早期に企画部門にいける」制度にするというのです。乗務員というあり方そのものを解体し、〝いつまでも企画部門に行けないなら用済み〟とばかりに使い捨てにしようという本当に許しがたい攻撃です。

現場からの反撃で提案撤回を

 それは単に乗務員だけの問題にとどまりません。JRは鉄道会社であることを放棄しようとしているのです。鉄道業務はすべて外注化し、労働者には転籍を強制する狙いです。
 動労千葉は現場からの真剣な闘いに会社の攻撃を止める力があることを示してきました。そもそも「自動運転できるから乗務員は必要ない」など真っ赤なウソです。今こそ職場から本気になって声をあげよう。動労千葉とともにたちあがり、「運転士・車掌廃止」攻撃を打ち破ろう。

【新たなジョブローテーション】
◎車掌試験、運転士試験を廃止する。
◎乗務員への異動は任用の基準で行う。
◎車掌を経ずに運転士になることを可能にする。
◎車掌及び運転士の職名を廃止し、「乗務係」「乗務指導係」「乗務主任」「乗務主務」にする。
◎駅配属の中途採用社員が乗務員へ異動することを可能にする。
◎同一担務の従事期間が最長でも概ね10年を超えないように異動又は担務変更する。
 ※従事期間は実施日以前から換算
【ライフサイクル制度】
 ライフサイクル制度は廃止する。(実施時に駅に在籍している場合は従前の取扱い。)
【賃金制度】
 賃金制度の改正を行う。内容は別途提示。
【実施日】
 2020年4月1日から実施する。
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2019年4月4日木曜日

日刊動労千葉 第8604号

結成40周年にあたって③
国鉄分割・民営化反対闘争の地平を
組織拡大に結実させよう

 動労千葉は、国鉄分割・民営化攻撃に対して、2波のストライキを構えて立ち上がった。それから30年以上たった今も「国鉄分割・民営化は決して過去の問題ではない。今現在の問題だ」と訴えて闘いを継続している。
https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8604/

“去るも地獄、残るも地獄”

 「国鉄改革」とは何よりも戦後最大の首切り攻撃であった。国鉄分割・民営化の動きが始まった81年の職員数は40万1400人。それから6年後のJR各社に採用された社員数は20万5400人。わずか6年の間に、実に20万人の国鉄労働者が職場を追われた。
 ダイ改のたびの大合理化で「余剰人員」を生み出し、「組合など入っていたら生き残れないぞ」と脱退強要が吹き荒れた。全国1千箇所以上に「人活センター」と称する隔離収容所が作られ、何万人という組合役員・活動家が職場から切り離されて配転された。そして「希望退職」という名の退職強要で、JRが発足した時、50歳以上の者は一人も居ない状態であった。国鉄労働者にとっては、ひとりの例外もなく“去るも地獄、残るも地獄”がつきつけられた。
 こうした状況の中で、動労千葉は闘いを決断した。2人にひとり、3人にひとりがクビと言われた状況の中で、組合員同士が蹴落とし合うような状況だけは絶対につくってはいけないと考えたからだ。「たとえ鬼といわれようと、蛇といわれようと、われわれは勝利のみをもとめて、闘い続けます」(中野洋著『俺たちは鉄路に生きる』)。
 職場では、誰もが不安な気持ちを抱えながら、怒りに満ち、組合員はクビをかけて闘う以外の道はないと腹を決めていた。
 「サイは投げられ た。あとにはひけないです。国鉄労働者10万人が放り出されるのに、羊のようにおとなしくクビを切られることはありえないと思う。ボクはそこにかける。名前も顔も分らない。組合も違うけれど労働者というのは絶対に闘う道を選ぶことは間違いないと思っているから・・・」(千葉運転区支部Iさん)

戦後最大の労組破壊攻撃

 この時に、突如として分割・民営化―余剰人員整理賛成に舵を切ったのが動労本部=現在のJR総連だった。当局の手先になる者が生まれたことによって、職場における攻撃は一気に陰惨なものになり、200人もの国鉄労働者が自殺に追い込まれていった。
 国鉄分割・民営化は戦後最大の労組破壊攻撃だ。だがそれはJR総連革マルが手先になることによって貫徹されたのだ。総評労働運動の最も強力な牽引車だった国労24万人が4万人にまで切り崩された。20万人以上の組合員が脱退するか退職に追い込まれたのだ。後に中曽根は、「国労を潰して総評・社会党を潰す」「お座敷をきれいにして立派な憲法を床の間に安置することが目的だった」と語ったが、その言葉どおりに、日本の労働運動は止めどない後退を強いられ、2千万人もの労働者が非正規職に突き落とされる現実が生み出されたのだ。

国鉄1047名闘争

 動労千葉は、40名の解雇者を出しながらも団結を守り抜いてJRにのり込んだ。そしてJR体制下での激しい組織破壊攻撃にも一歩も引くことなくストライキで闘い、戦後最大の労働争議である国鉄1047名解雇撤回闘争を生み出したのである。国鉄分割・民営化との攻防は1047名闘争として継続されている。「解雇撤回・JR採用」―JRに不当労働行為の責任をとらせることは国鉄分割・民営化に決着をつける新たな闘いである。

全組合員の力で組織拡大を

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8604/

 乗務員勤務制度改悪を強行したJR東日本は、来年4月には「車掌・運転士試験廃止」「乗務員への異動は任用の基準で」「最長でも10年を超えないように異動又は担務変更」という「新たなジョブローテーションの実施」を提案してきた。
 今、運転職場では、今まで経験したことない衝撃が走っている。労働者を将棋の駒のごとく軽んじて、会社の匙かげんひとつでどうにでもなる存在に落としこめようというのだ。こんなことは絶対に通用しない。あきらめたら負けだ。今こそ怒りの声を上げよう。
 30年におよぶ分割・民営化反対闘争、20年におよぶ外注化阻止闘争を闘いぬいて攻撃を押しとどめてきた大きな地平を、組織拡大に結実させよう。

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外注化阻止ニュース 第419号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka419.pdf


「運転士・車掌廃止」絶対反対!
新たなジョブローテーションを提案
安全・労働の深刻な破壊を生む

試験も廃止し、通常の人事異動に

 JR東日本は3月29日、「新たなジョブローテーションの実施」と称して、運転士・車掌を廃止する、とんでもない提案を行いました。すでに現場での説明がはじまり、8月までに労使交渉も終えるとしています。
 運転士・車掌を「乗務係」と呼び、試験も廃止。乗務員への登用は「通常の人事異動」で行う。運転士・車掌を徹底的に軽く扱い、管理者が好き勝手に異動・担務変更をできるようにするというのです。絶対に許せません!
 会社は〝これから大事なのは企画部門などの「新たな価値」を生み出す仕事だ〟と明確にうちだしました。乗務員が日々何千人もの乗客を乗せ、命と安全を守って列車を動かしていることは、まるで重視されていません。
 会社は「運転士・車掌は廃止し、乗務係等に統一する」「ワンマン拡大や自動運転で車掌は減る」「運転士・車掌以外の仕事もしてもらう」と言って、乗務員というあり方そのものを解体し、〝いつまでも企画部門に行けないようなら用済み〟とばかりに使い捨てにしようという本当に許しがたい攻撃です。
 
現場からの反撃で撤回を

 それは単に乗務員だけの問題にとどまりません。JRは鉄道会社であることを放棄しようとしているのです。鉄道業務はすべて外注化し、労働者には転籍を強制する狙いです。
 動労千葉は現場からの真剣な闘いに会社の攻撃を止める力があることを示してきました。そもそも「自動運転ができるから乗務員は必要ない」はウソです。
 今こそ職場から本気の声をあげよう。動労千葉と共に「運転士・車掌廃止」の攻撃を打ち破ろう。

【新たなジョブローテーション】
◎車掌試験、運転士試験を廃止する
◎乗務員への異動は任用の基準で行う
◎車掌を経ずに運転士になることを可能にする。
◎車掌及び運転士の職名を廃止し、「乗務係」「乗務指導係」「乗務主任」「乗務主務」にする
◎駅配属の中途採用社員が乗務員へ異動することを可能にする
◎同一担務の従事期間が最長でも概ね10年を超えないように異動又は担務変更する。※従事期
間は実施日以前から換算
【ライフサイクル制度】ライフサイクル制度は廃止する(実施時に駅に在籍している場合は従前の
取扱い)
【賃金制度】賃金制度の改正を行う。内容は別途提示
【実施日】2020年4月1日から実施。
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2019年4月3日水曜日

日刊動労千葉 第8603号

運転士、車掌を廃止!
JR東日本-「新たなジョブローテーション」を
提案

「生産性向上」と「柔軟な働き方」による
団結と安全破壊を絶対に許さない!


 JR東日本は、3月29日、「新たなジョブローテーションの実施」について提案を行ってきた。
 今回の提案は、「変革2027」の中でうたわれている「さらなる生産性の向上」「柔軟な働き方」を進めるために実施するとしている。

提案内容は以下のとおり。

1 新たなジョブローテーション
① 車掌試験、運転士試験を廃止する。
今後の乗務員への異動は、任用の基準により扱う。
② 車掌を経ずに運転士になることを可能とする。
③ 車掌及び運転士の職名を「乗務係」 「乗務指導係」「乗務主任」「乗務主務」に統一する。
④ 駅配属の中途採用者が乗務員に異動することも可能とする。
⑤ 同一担務の従事期間が最長でもおおむね10年を超えないように異動又は担務を変更する。

2 車掌試験、運転士試験の取り扱い
① 車掌試験 18年度(19年3月実施済)で廃止する。
② 運転士試験 19年度(19年5月実施予定)で廃止する。
③ 新幹線運転士試験 18年度(18年10月実施済)で廃止する。

3 ライフサイクルの深度化の見直し
19年度の異動で廃止する。今後は、新たなジョブローテーションに組み込む。
20年4月1日時点で駅に在籍する社員は、従前の扱いとする。

4 その他 賃金制度の改正を行う。

1 実施期日 20年4月1日

「任用の基準」=労働者を差別するための常套句

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8603/ 今回の提案にあたって会社は、「運転士、車掌を廃止し、『乗務係』『乗務指導係』『乗務主任』『乗務主務』に統一する」とし、その理由を「他職は統一されている」「運転士、車掌以外の仕事もしてもらう」「車掌は、ワンマン拡大やAIによる自動運転等で今後減る要素が大きい」などとしている。
 また、運転士、車掌試験を廃止する理由として、「運転士から先の展望が分かりづらい」「現在、運転士になる年齢が高い。早く運転士になることで経験を積み、企画部門で活躍できる機会を増やした」「試験にかわり任用の基準で扱う」との説明を行ってきた。企画部門(支社など)に行く者は運転士、車掌にするが、それ以外はしないということと同じだ。
 しかも「任用の基準」とは、動労千葉に対する差別・不当労働行為がそうであったように、会社が労働者を差別するために使う常套句だ。
 さらに、「20年4月1日時点で同一担務が10年を超えている場合は、担務変更や他区への異動を行う」としている。しかも、過去にさかのぼって従事期間を算定するとしている。「担務変更」とは、運転士から車掌、運転士から駅、車掌から駅という形で次々に業務を換えるということだ。そうなれば、大半の運転士、車掌が対象になるということだ。
「賃金改定」ー乗務員手当の剥奪を粉砕しよう!

 そして、「賃金制度の改正を行う」としている。これまでも会社は「自動運転ができるのだから乗務員手当はいらない」と言っていたが、今回の提案により運転士、車掌を廃止することで、乗務員手当に直接手を付けようとしているのだ。
 「ジョブローテーション」粉砕へ闘いぬこう!

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