2019年4月5日金曜日

闘いなくして安全なし No.207

http://www.doro-chiba.org/ga/tn207.pdf


「運転士・車掌廃止」絶対反対!
今こそ職場から声あげる時

新たなジョブローテーション提案は絶対に許せない!

 JR東日本は、「新たなジョブローテーション」と称して、運転士・車掌を廃止するというとんでもない提案を行いました。すでに現場での説明が開始され、8月までで労使交渉も終えるとしています。
 運転士・車掌を「乗務係」と呼び、試験も廃止。乗務員への登用は「通常の人事異動」で行う。運転士・車掌を徹底的に軽く扱い、管理者が好き勝手に異動・担務変更できるようにするというのです。絶対に許せません!
 会社は〝これから大事なのは企画部門など
の「新たな価値」を生み出す仕事だ〟と明確 にうちだしています。乗務員が日々何千人も の乗客を乗せ、命と安全を守って列車を動か していることは、まるで重視されていません。
 そして、「ワンマン化やドライバレス運転に対応できない」から、「将来の車掌業務の変化に対応」し、「早期に企画部門にいける」制度にするというのです。乗務員というあり方そのものを解体し、〝いつまでも企画部門に行けないなら用済み〟とばかりに使い捨てにしようという本当に許しがたい攻撃です。

現場からの反撃で提案撤回を

 それは単に乗務員だけの問題にとどまりません。JRは鉄道会社であることを放棄しようとしているのです。鉄道業務はすべて外注化し、労働者には転籍を強制する狙いです。
 動労千葉は現場からの真剣な闘いに会社の攻撃を止める力があることを示してきました。そもそも「自動運転できるから乗務員は必要ない」など真っ赤なウソです。今こそ職場から本気になって声をあげよう。動労千葉とともにたちあがり、「運転士・車掌廃止」攻撃を打ち破ろう。

【新たなジョブローテーション】
◎車掌試験、運転士試験を廃止する。
◎乗務員への異動は任用の基準で行う。
◎車掌を経ずに運転士になることを可能にする。
◎車掌及び運転士の職名を廃止し、「乗務係」「乗務指導係」「乗務主任」「乗務主務」にする。
◎駅配属の中途採用社員が乗務員へ異動することを可能にする。
◎同一担務の従事期間が最長でも概ね10年を超えないように異動又は担務変更する。
 ※従事期間は実施日以前から換算
【ライフサイクル制度】
 ライフサイクル制度は廃止する。(実施時に駅に在籍している場合は従前の取扱い。)
【賃金制度】
 賃金制度の改正を行う。内容は別途提示。
【実施日】
 2020年4月1日から実施する。
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