2020年7月24日金曜日

日刊動労千葉 第8823号

7・12天神峰 樫の木まつり

B滑走路閉鎖を体感

 7月12日、三里塚芝山連合空港反対同盟の主催で第3回天神峰樫(かし)の木まつりが、140人の結集で開かれた。

飛行機も騒音もない


猛烈な暑さのなか正午過ぎ、B滑走路を目の前に見る市東さんの南台の畑に続々と集まった。状況は完全に一変していた。飛行機は一機もない。騒音のもない。天神峰の本来の姿が今ここにあった。

 デモ出発前の集まりに東峰の萩原さんが「B滑走路が閉鎖され、実に穏やかな暮らしになっています。騒音が消えて市東さんも体調がよくなったそうですが、あらためて騒音のもたらす健康被害の重大さを実感します」と訴えた。決戦本部長の太郎良さんの音頭で団結ガンバローを三唱し、市東さん宅南の東峰開拓組合道路までデモを貫徹し、市東さんの離れの広場で樫の木まつりが始まった。

反転攻勢へ


最初に萩原さんが、「航空会社や空港自身の経営危機が進んでいる。反対同盟が掲げてきた『空港廃港』が現実のものになろうとしている。市東さんの農地を奪うことなどありえない! 反転攻勢へ」と訴えた。続いて動労千葉・川崎書記長が、7・26国鉄集会への参加を呼びかけた。祭りには、騒音下に暮らす空港周辺の住民も参加し、「未来の生活環境を守るために皆さんの協力を」と訴えた。動労水戸も参加し、木村委員長があいさつした。

コロナ情勢のもとで、飲食は控えられたが、スイカと麦茶がふるまわれ、「浪花のパギやん」こと趙博さんの弾き語りミニライブで大いに盛り上がった。祭りの最後に市東さんが「コロナや豪雨被害の中で、今日のまつりをどうしようかとも思ったが、皆さんの明るい顔も見られて本当に開いてよかったと。コロナや災害に負けず、三里塚闘争をますます強固なものにしていきたい」と締めくくった。

陸自オスプレイ配備撤回!
木更津を出撃基地にするな!

▼7日19日学習講演

7月19日DC会館で、「陸自木更津駐屯地  への 暫定配備を考える学習講演会」が改憲・戦争阻止!大行進運動千葉の主催で開催された。

講師には、習志野市在住の頼和太郎さん。1996年12月、米軍基地を抱える市の議員たちと共に「追跡!在日米軍リムピース」を立ち上げ、その編集長を務める。
延期されていた陸自オスプレイ木更津駐屯地配備が7月10日に一機、そして16日には二機目が配備された。来月8月にも試験飛行するという。

今回の学習講演会で、オスプレイとは何か、その危険性、戦争でどのような役割を果たすのか、市民生活への影響、なぜ今木更津配備なのかなど、詳しく語られた。多くの質問や意見が出され、非常に充実した学習会だった。

▲7月6日オスプレイ来るな! 緊急抗議行動
(木更津・内港北公園)