2020年7月29日水曜日

日刊動労千葉 第8824号

今こそ民営化との闘いを!

労働運動の再生をめざす7・26国鉄集会を開催

7月26日、東京・江戸川区総合文化センター大ホールで、全国から730名が結集し、国鉄闘争全国運動の集会がかちとられた。
新型コロナ感染拡大ー「緊急事態宣言」で「6・7集会」は延期されたが、7・26集会は、万全の感染対策が行われる中で開催された。
コロナの時代は全世界で労働者の覚醒を促し、時代が大きく動き、変わろうとしている。医療や社会機能を維持する最前線の労働者、職を失った労働者が全世界でストライキや実力闘争に立ち上がっている。
国鉄闘争全国運動10年の切り開いてきたものはとてつもなく大きい。7・26集会は労働運動の再生への新たな出発点を築いたのだ。


集会は、三里塚芝山連合空港反対同盟の萩原富夫さん、元国鉄闘争に連帯する会の山下俊幸事務局長の連帯あいさつで始まった。

次に、呼びかけ人の金元重さん、伊藤晃さんが、国鉄闘争全国運動10年の闘いを総括し今後の闘いの展望を提起した。つづいて、港合同の木下浩平さん、動労千葉の関委員長が発言した。関委員長は、「コロナによって民営化が間違っていたことが全面的に示された。分割・民営化に反対して闘ってきたことの正しさを実証した」と訴え、「労組なき社会」、外注化・総非正規職化を強めるJRと対決し、闘う労働運動を復権させる決意を述べた。

1047名解雇撤回に向けて、弁護団、動労千葉争議団、1047協議会が登壇し、中村書記次長が、「労働者は傷つけられれば傷つけられるほど闘いに立つ。闘いはまだまだ続く」との決意を語った。

JR現場から動労千葉の北村執行委員、動労水戸の木村委員長、動労総連合から山田青年部長が闘いの報告と決意を語った。

関西地区生コン支部の代表が、満場の拍手を浴びて登壇し、「無罪を勝ち取るために闘うが、最終的には組織を拡大し大衆行動で決着をつける」と宣言した。関生弾圧を許さない東京の会の共同代表の木下武男さん、関生の武委員長の半生を描いた映画「棘(とげ)」の杉浦監督、鈴コン分会書記長の吉本さんが弾圧粉砕に向けての思いと決意を語った。

次に、医療、教育、自治体の現場で闘う労働者、8.6ヒロシマ大行動実行委員会、動労千葉国際連帯委員会、川崎動労千葉書記長が登壇し、コロナ情勢に立ち向かい新自由主義と闘う労働運動への決意が語られた。

閉会のあいさつを、支援する会事務局長の山本さん、団結ガンバローを呼びかけ人の花輪不二男さんが行い、集会は大成功をかちとった。


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