2020年8月26日水曜日

第31回 外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会

 
難民を認めず、刑事罰で追い出すのか!
「強制送還拒否罪」ねらう入管法改悪ゆるすな!
現代の徴用工=外国人技能実習制度、
特定技能を廃止せよ!


第31回 外登法・入管法と
民族差別を撃つ全国交流集会

 
 9月13日(日) 〈資料代 500円〉
午後2時開会 (開場1時) 横浜市鶴見公会堂
JR京浜東北線・鶴見駅西口 フーガ1号館6階

□ 講演  入管収容所で何が起きているのか?
牛久入管収容所問題を考える会 田中喜美子
□川崎で在日とともに
□人間らしく生きる権利を!
難民・仮放免者、支援者からの訴え    
□打ち破ろう分断! 取り戻そう団結!
国鉄千葉動力車労働組合
合同・一般労働組合全国協議会

呼びかけ
 外登法・入管法と民族差別を撃つ全国実行委員会




強制送還を拒むことが「罪」なのか!

8・22東京入管包囲デモをやります! ご参加を
8月22日(土)午後3時 品川北ふ頭公園集合
JR品川駅港南口から都営バス「品99系統  東京入管行」で港南大橋東詰下車、すぐ

 
 コロナ対策で4月以降、続々と仮放免が行われましたが、今も全国の入管収容施設に500人もの外国人が収容されたままです。猛暑の中ですが、東京出入国在留管理局への抗議と、自由を奪われたまま収容されている外国人を激励するために東京入管包囲デモを行います。

 法務大臣の私的諮問機関である入管政策懇談会の「提言」に基づき、今秋の臨時国会で入管法改悪がねらわれています。以下の5点がこの「提言」の概要です。

①難民申請者の「送還停止効」例外規定の創設 →現在、難民申請中は強制送還できません 。これに例外規定を設け、送還を止めるために難民申請を繰り返すという「濫用・誤用」が行われているとして、難民申請中もしくは裁判中でも強制送還を可能にしようというのです。
②「退去強制拒否罪」の創設 → 出身国に帰ると迫害を受け、命の危険があるとして帰国を拒否ている人々、さらに日本に生活基盤があり、家族と共に日本で暮らすことを望んでいるなどさまざまな事情を抱えている人々に対し、「帰れない」事情を「罪」とするということです。これらの人々を入管は「送還忌避者」と呼んでいますが、その中には約300人の未成年者も含まれています。子どもの権利や「家族の結合」を踏みにじるものです。絶対に許せません!
③「仮放免逃亡罪」の創設 →なぜ逃げるのか。昨年、全国の収容施設で長期収容に抗議するハンガーストライキが行われました。茨城県牛久市にある東日本入国管理センター(牛久入管)ではハンストで衰弱した外国人にハンストをやめたら仮放免にすると約束しました。しかし、仮放免期間はたった2週間! しかも2週間後、東京入管に出頭すると仮放免更新が認められず、その場で再収容、ただちに牛久入管に送り返されました。何という残酷な措置でしょうか。「逃げるような状況をつくりだした」のは入管です。このようなハンスト―仮放免2週間―再収容―ハンストを3回も繰り返したイラン人が今も牛久入管に収容されたままです。
④収容代替措置の導入、⑤一層適切な在留特別許可の活用 →この④⑤は、具体的な内容も明らかではなく、「単なるリップサービスではないか」と危ぶむ声も上がっています。

 東京オリンピックに向けた国内治安管理と称して仮放免が激減、期限の定めのない長期収容が大問題となりました。昨年6月にはハンストによる餓死者まで出るに至ったのです。しかし、法務省・入管局は収容実態を改善するどころか、さらなる厳罰化で外国人を弾圧しようというのです。入管問題は外国人問題ではありません。日本社会の問題です。改憲・戦争をねらう安倍政権による差別・分断、排外主義攻撃を許さず、声を上げ、共に行動しましょう。
 今春コロナ情勢で中止した全国交流集会を9月13日に横浜市鶴見公会堂で開催します。
 8・22東京入管包囲デモを闘い、9・13全国交流集会で入管問題を考え、行動しましょう!
 コロナウイルス感染拡大しています。体調などを十分考慮されたうえ、無理はしないでください。なおご参加の際には十分な感染対策をお願いします。

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