2022年11月17日木曜日

外注化阻止ニュース 第607号


手当削減反対! 大幅賃上げを!
JR東日本年末手当回答
2・4ヶ月+2万円

 11月11日、JR東日本は22年度の年末手当について「2・4ヶ月+2万円」の回答を行いました。昨年より「0・4ヶ月+2万円」増とされていますが、コロナ前と比較すると大幅な削減が続いています。

激しい物価高―大幅賃上げ必要

 食料品や光熱費、ガソリン代などで値上げが続き、世論調査では「生活への負担を感じる」は73%にもなり今年の中でも最高を記録しています。
 一方、JR東日本は今年第2四半期決算は546億円の黒字、今年度末には1千億の黒字を見込んでいます。本来ならば大幅な賃上げが必要です。期末手当の大幅削減を続けるなど許せません。
 しかも会社は、「収益最大化と収益比率5:5の実現に向けて、統括センター設置、首都圏本部等の再編・合理化を急ピッチで進める」考えを示しています。
 鉄道も現場労働者もないがしろにして、収益最大化・合理化を優先するというあり方も認めることはできません。

世界中で賃上げ求めストやデモ

 世界中で物価が高騰する中、多くの国々で全国的なストライキやデモが闘われています。大幅賃上げや、深刻な要員不足で悪化した労働条件の改善を求めるものです。
 医療・介護、空港や鉄道、港湾、石油やガス会社など様々な業種で大規模なストが行われ、労働組合がなかった職場でも組合を次々に結成しています。
 一つのストや一つの産業での闘いが、次のストや別の産業での闘いにつながっています。そして、多くの賃上げや労働条件改善をかちとっています。職場に必要なのは闘う労働組合です。

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