2022年11月30日水曜日

日刊動労千葉 第9203号

久留里線・房総廃線化反対!
12・4上総地域集会に結集しよう

日時:12月4日(日)13:30~
場所:上総公民館(上総地域交流センター)
君津市久留里市場192-5
℡0439-27-3181

主催:動労千葉 木更津支部
賛同:内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会

内房線・外房線と地域を守る会 久留里線現地調査

 

多くの「久留里線必要」の声

内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会は10月6日に久留里線の現地視察と乗客へのアンケートを行いました。

アンケートに回答した37名の乗客の87%(31名)は久留里線廃線に反対でした。一方で、約半数の乗客が久留里線が廃線の検討対象とされていることを知りませんでした。

寄せられた意見からは、通勤・通学などで地域住民の生活にとって久留里線が必要とされていることが表れています。また、列車増便などを求める意見も多く出されています。

廃線・地域切り捨て許すな

JR東日本は11月24日にローカル線35路線66区間の21年度の収支を公表しました。久留里線はそこでも「最も低い収支率の一つ」「100円の収入を得るために1万9110円かかる」と宣伝されています。

しかし、そもそも久留里線の列車を削減し、ワンマン化や無人駅化を進め、利用しにくくしてきたのはJRです。

とくに久留里―上総亀山間は日中帯に5時間も列車が来ないダイヤが組まれています。久留里線全体でも、早朝・深夜の列車が廃止されたことで東京方面への通勤ができなくされました。実際、そのために引っ越さざるを得なくなった乗客からの意見も届いています。

久留里―上総亀山の廃線となれば、木更津―久留里間にも波及します。沿線の学校の廃校にも繋がります。地域そのものを破壊することになります。また、久留里線だけですむ問題でもありません。

地域の怒りと共に声あげよう

鉄道は公共交通機関です。「赤字だから」という理由で切り捨てることは許されません。利益を優先して地域の生活も鉄道業務もないがしろにするなどもってのほかです。それは、「鉄道部門4千人削減」や職名廃止・業務融合、労組解体攻撃と一体です。

地域の怒りとともに、久留里線・暴走廃線化反対の声をあげよう。

 

<アンケート結果:久留里線への要望や提案>

  • 「利用が難しい」「乗車方法が難しい」
  • 「通学できなくなる」「廃線は登下校が不便になる」「通学に必要」
  • 「仕事が出来なくなる」「上総亀山駅まで車で来て通勤している人もいる」
  • 「久留里線がないと不便になる」「車の運転が出来ないのでなくなると困る」「無くなると大変困る」
  • 「バスは時間がかかり使い勝手が悪いので使わない」「鉄道の利用者を守る。公共の足をなくしたくない」
  • 「現地の人達の考えを聞いて判断したのか。特に通勤・通学の時間帯に配慮してほしい。」
  • 「本数を増やして欲しい」「どんどんなくなってしまい残念です。1時間に2本くらい運行願いたい」
  • 「木更津着からの下りの接続を改善する」「亀山~木更津聞の直通を増やす」「始発、終発を拡大する」「外房線に繋がっていたら良かった」
  • 「観光に力を入れる」「イベントや催し物の工夫」「行楽や観光の足として宣伝してほしい」「文化財を守る」
  • 「民営化する時、国は廃線させないと言いました。過密過疎をつくりだしたのは国の責任。赤字については財政補助をすべきだと思います」

※似た意見を同じ項目にまとめました。同じ意見が複数ある場合は1つにしてあります。