2013年1月17日木曜日

外注化阻止ニュース 第52号

gaityuuka52

 

安全と雇用を破壊する外注化
動労千葉「原点に帰ってもう一度闘う」

外注化に反対してきた12年間

 動労千葉は原点に戻って外注化との闘いに入ります。
 動労千葉は、2001年から本格化したJR東日本の外注化に対して、10 年を超えて反対して闘ってきました。動労千葉にとっても昨年10月の外注化強行は、本当に重い問題でした。
 最初の数年間、動労千葉は、外注化を拒否したため約30人の組合員が60歳定年後の再雇用を拒否されました。2006年の高齢者雇用安定法の改定によって動労千葉の組合員もCTS(千葉鉄道サービス)に再雇用されるようになりましたが、「後輩の仕事を奪うことはできない」と検修・構内業務の業務を拒否して約40人が馴れない清掃の仕事に従事してきました。
 職場は矛盾ばかりです。CTSは検修や構内運転の専門的な経験はなく、JRで働いていた労働者を管理職も含めて丸ごと移しただけで完全な違法行為です。
 動労千葉は出向協定も結んでおらず、強制出向そのものが「出向4要件」を満たしていません。今もってどのような委託契約のもとで働かされているのも明らかにされず、直営・外注の区分もはっきりしません。
 構内入換作業に対する「通告」を「情報提供」と言い換えて指揮命令はしていないと言っていますが、これは運転法規上、重大な矛盾があります。団体交渉でもまったく回答できていません。設備も器材も何もかもがJRのままです。

外注化阻止の第2ラウンドへ

 動労千葉は2013年、外注化粉砕に向けた第ラウンドの闘いに入ります。
 現場で横行している我慢ならない実態や矛盾の中にこそ、現場の労働者が団結して外注化と闘うきっかけがあります。強制出向させられた現実、形式だけ取り繕って偽装請負を「偽装ではない」とし、あれほど遵守しろと言ってきた運転法規についてまったく逆のことを言う安全無視……。現場が、これだけは許せないと感じていることを闘いにします。
 動労千葉が数十年にわたって闘いの基軸にしてきた「反合・運転保安闘争」で新たな闘いをつくります。JRで働く労働者のみなさん、動労千葉―動労総連合とともに外注化に反対してともに闘おう。

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