2015年4月8日水曜日

外注化阻止ニュース 第173号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9


直ちに未払い賃金の支払いを
CTS超勤問題
もうウソもペテンも通用しない

 JR千葉鉄道サービス(CTS)は3月末に「社員の皆様へ」と題する管理本部長名義の文書を職場に掲示しました。
 「文書」には、問題になっている休憩時間中の業務について「慣行により行われていた休憩時間に跨る業務実態がありました」と書いてあります。

労基署に対して2度もウソ

 2月の動労千葉とCTSの団体交渉では、千葉労基署への説明について「交番検査の遅れがあった場合、休憩時間中に作業が発生した」が「頻繁という認識はない」と答えています。
 しかし、実際は、幕張事業所では、17時02分に入区する192Mに対する休憩時間中の作業は毎日行われていました。年間を通して作業がなかったのは数日だけです。
 社員には「慣行により」と言い、労基署には「交番検査の遅れがあった場合で頻繁ではない」と、まったく違う説明を行っていたのです。
 「文書」では「関係する社員一人ひとりに……報告を求め、その報告内容に基づいて整理……」とし、労基署に報告して了承を得たと述 べています。
 これも実際には、昨年11月まで「休憩時間変更の指示」を管理者が行ったことは一度もありません。
 2月に行った当該労働者への聞き取り調査で会社は「休憩時間」と「待機時間(=労働時間)」を意図的に混同させて、管理者の指示がなくとも「実際に労働していないから慣行で休憩時間にあたる」とごまかす一方で、労基署には「休憩時間の変更で整理しました」と虚偽報告を行ったのです。

総計3650人分の未払い賃金

 「文書」は最後に、「4月からは労働時間管理の新たな取り組みを取り入れる予定」と述べています。つまり4月以前は労働時間の管理に不備があったことを自認したわけです。
 不備を認めた以上、その前にやることがあります。この2年間の休憩時間中の作業は、計算すると総計3650人分になります。これをまず精算しなければなりません。

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