2015年8月28日金曜日

外注化阻止ニュース 第214号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka214.pdf


これでいいのか  張り紙だけの安全対策
発見された注射針入りペットボトル
CTS木更津

革手袋も支給しない

 JR千葉鉄道サービス(CTS)は、清掃中に注射針がペットボトルに詰められて捨てられているのが発見されたという掲示を出しました。しかし、張り紙で「注意しろ」「発見したら報告を」と呼びかけるだけで具体的な安全対策は何も取りません。
 誤って注射針が刺されば場合によっては重大な労災事故につながる問題です。しかも、注射針が発見されたのは一度だけではないのです。
 本来なら、危険物を扱うために革手袋を支給するなど、安全を守るための対策が至急とられるべきです。ところがCTSは安全を守るために必要な物品さえ支給していないのです。

物品支給の申請を拒否

 それだけではありません。作業靴は、以前は年2回の支給でしたが、労働者が自分で申請する方式になりました。にもかかわらず靴の支給を申請したところ、管理者に断られたという声があがっています。
 前回の申請からの期間が短いというのが、その理由です。しかし、靴などの消耗品は、作業実態によって変化します。すり減った靴のまま作業を続ければ、転倒する危険性も高まります。
 現場労働者が交換が必要だと判断したなら支給は当然です。労働者の申請を握りつぶすようなやり方は許せません。

なぜCTSで軍手が支給されない?


 さらに、CTSでは軍手や軍足など基本的な物品が支給されていません。JRでは支給されます。同じ職場で働いていてもCTSでは行われないのです。
 CTSはコスト削減のため労働者の安全もかえりみずに必要な物品費も削っています。労働者の安全を犠牲にすることは許されません。
 最大の責任はJRにあります。JRが委託費を十分に支払えば人員も物品も十分な賃金も確保できるはずです。
 CTSは必要な物品を今すぐ支給しろ! 安心して働ける労働環境と労働条件を確保しろ!
 JRは外注化を撤回し、すべての仕事と労働者をJRに戻せ!

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