2015年12月17日木曜日

外注化阻止ニュース 第237号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka237.pdf


賃上げ掲げ来年の春闘を
JR関連会社 労働条件の大幅アップへ!

 動労千葉と動労総連合は約15年にわたって外注化に反対して闘ってきました。この1~2年、外注先でもあるJR千葉鉄道サービス(CTS)から二桁の労働者が動労千葉に加入して、一つの労働組合として闘ってきました。

鉄道運行に欠かせない清掃業務

 JR東日本関連の清掃会社だけでも東日本環境アクセス/JR東日本テクノハート(新幹線 清掃)/JR東日本運輸サービス(車両基地内での清掃)/JRテクノサービス仙台/千葉・高崎・水戸・盛岡・秋田・新潟・長野の各JR鉄道サービスなど、JR東日本の支社ごとに十を超える清掃会社があります。
 その仕事内容は、鉄道車両や駅舎の衛生的環境の維持、トイレなどの汚水処理、水や備品の補給、座席の方向転換やヘッドカバーの交換、施設の維持・延命など鉄道運行にとって欠かせないものです。
 特に都心部を通過する上野東京ラインや総武快速線、中央線などの乗客の多い路線では、車両の床や窓はホコリや泥、皮脂などでひどく汚れ、ごみ箱はあふれ返り、とても そのまま営業運転には使えません。
 車両センターに次々と入区する車両やターミナル駅において短時間で折り返す車両に乗り込み、短時間で手際よく仕上げる清掃の仕事は簡単ではありません。経験も体力も必要な重労働で、最初は5~10㌔痩せる労働者もいます。

清掃労働者1万人の存在

 にもかかわらず、賃金をはじめとする労働条件はあまりにも劣悪です。
 JR千葉鉄道サービス(CTS)では、契約社員(1年契約)の基本給が13万7200円。都市部(千葉市や習志野市など)で地域手当が1万円付いて
14万7200円。時給換算920円です。税金と社会保険料などを引くと手取り額は12万円程度です。
 JR東日本で清掃業務に従事する労働者の数は、最も多い東日本環境アクセスで約3700人(4月1日現在)。各清掃会社を合わせると約1万人が清掃労働に従事しています。けっして少なくない人数です。
 清掃会社を始めとするJR関連会社で労働者が団結して闘えば状況は転換できます動労千葉は来年の春闘でCTSの大幅賃上げの実現へ闘います。共に闘おう。

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