2016年2月26日金曜日

闘いなくして安全なし No.062

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFbEotQWk4QkZ1bEk/view?usp=sharing


駅業務の完全別会社化ねらう
仙台駅 出札業務の委託提案―全面外注化へ

 JR東日本は、仙台駅の出札業務外注化を狙っています。これは一線を越えた駅業務の全面外注化の始まりです。

次元の違う外注化攻撃はじまる

 これまで外注化は、「エルダー社員の雇用の場の確保」が名目にされてきました。しかし、今回JR仙台支社は、「エルダー社員の雇用の場の確保は、外注化の前提ではない」と言い始めています。さらに「委託可能駅」の基準も完全に取り払い、「すべて業務が外注化の対象」としています。
 とくにJR自ら委託対象外とした「運転取扱駅」についても、「常時運転取扱がある駅でも委託は可能」とまで言っているのです。
 これまでの建前や歯止めをすべて取り払い一挙に外注化を進めようとしています。

平成採への出向・転籍強制へ

 すでに仙台駅改札業務は、東口、新幹線南口が外注化され、3月からは新幹線と在来線の中央口を除くすべての改札口の委託が計画されています。まさに完全外注化です。
 この中で平成採用の青年たちに、「出向に行かないなら遠隔地の駅に行け」という形で出向・転籍が強制されようとしています。
 仙台駅は首都圏以外の駅では最大規模の駅です。また東北地方では、ほとんどの駅は外注化されるか無人駅にされています。
 この中で仙台駅が完全外注化されればJRに戻る職場など残りません。一度出向に出されれば戻ることのない「実質転籍」なのです。

動労総連合とともに闘おう

 東京でも秋葉原や新宿駅など大規模ターミナル駅の全面外注化が狙われています。JRは駅業務の完全別会社化に踏み込んできたのです。それは乗務員の外注化・別会社化まで行きつかざるを得ない攻撃です。
 動労千葉は千葉の検修・構内業務の外注化を10数年にわたり阻止し続けました。職場全体で反対の声を挙げて行動すれば、必ず外注化は止められます。動労総連合とともに外注化に反対し声を上げよう。

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