2016年2月20日土曜日

闘いなくして安全なし No.061

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFaU04VkpXYlpxcjQ/view?usp=sharing


仙台駅改札外注化提案
全面外注化・完全別会社への道

 東労組は1月25日、仙台駅出札業務委託の中止・見直しを求める声明を発表しました。そこでは、昨年11月20日に仙台駅出札業務をJR東日本東北総合サービスに委託する提案がされていたことが明らかにされています。

グループ会社再編で全面外注化へ

 仙台駅の平均乗降客数は東日本管内で49位(2014年度)で、首都圏の駅を除けば最も乗降客数の多い駅です。新幹線の乗車人員では東京駅、大宮駅に次ぐ3位です。
 首都圏では新宿や秋葉原といった大規模ターミナル駅の外注化が進められようとしています。その中で、「地方最大」といえ る仙台駅での外注化は、まさに駅業務の完全別会社化まで外注化が進もうとしていることを示しています。
 しかも、昨年7月に行われたグループ会社の再編で東北エリアの駅業務の委託先は東北総合サービスに統一されました。そして、11月には今回の提案が行われたのです。
 首都圏においても、駅業務の委託先は同じく昨年7月にJR東日本ステーションサービスに統一されました。そして、新宿、秋葉原と急速に全面外注化が進もうとしています。

労働組合が外注化協力した結果

 この事態に東労組は、「外注化はエルダー社員の雇用の場の確保が前提のはずだ」「約束が違う」といった批判に終始しています。
 しかし、「雇用の場の確保」と引き換えに、外注化に率先して協力してきたのは東労組自身です。労働組合側が外注化を容認し推進したことが、今回の事態を招いたのです。
 外注化の目的は労働者の権利を破壊することを通してコストを徹底的に削減することにあります。だからこそ、この攻撃はあらゆる業務の全面的な外注化まで行きつかざるを得ないものです。
 外注化は雇用と同時に鉄道の安全を破壊します。JR東日本自身、外注化がこの間の事故多発の「変化点(背後要因)」だと認めているのです。鉄道業務の外注化は絶対に認められません。動労千葉とともに、外注化反対の声を職場からあげよう。

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