春闘で大幅賃上げかちとろう
CTSが年齢給や手当などの賃金改定を提案
プロパー38人中6人が離職
CTSが年齢給や手当などの賃金改定を提案
プロパー38人中6人が離職
動労千葉は3月17日、「プロパー社員の離職防止」にかかわる就業規則改定案についてJR千葉鉄道サービス(CTS)と団体交渉を行いました。提案の理由についてCTSは「離職リスクが高い若年者の賃金水準改善のため」「新卒者の安定的確保、熟練者の労働力確保のため」と言っています。
年齢給や手当が若干改定されましたが、そもそもの賃金水準の低さ、定期昇給額の低さは何も変わっていません。JR東日本とCTSは検修・構内外注化を解消し、仕事も人もJRに戻して直接雇用せよ!
組合 現在のプロパーの離職者数、離職率 は?団交の最後に動労千葉としては外注化そのものに反対であり、CTSは仕業・構内などの受託契約を解消することを求めました。
会社 13年から4年間で38人の新卒プロパーを採用した。離職者が6人、離職率は15%。今年度は5人が離職。
組合 清掃部門の離職者数は?
会社 清掃部門は50歳代が大半。社員が約130人、契約社員約320人、パート社員約百人。年間150~200人を採用し、150~200人が辞める。1年で3分の1が入れ替わる。
組合 辞める理由は賃金面が最大の問題ではないのか。仕事の大変さと賃金が見合ってないからだ。
【賃金水準について】
組合 プロパー社員の賃金をJR東日本と同水準にすること。離職は賃金面が最大の問題なのは明らかだ。
会社 今のところ、そこまでできない。
組合 清掃部門から社員登用された場合の初任給や、技能資格手当の額も運転車両と格差が大きすぎる。是正すべきだ。
年齢給や手当が若干改定されましたが、そもそもの賃金水準の低さ、定期昇給額の低さは何も変わっていません。JR東日本とCTSは検修・構内外注化を解消し、仕事も人もJRに戻して直接雇用せよ!
CTSが提案した就業規則改定案
1 若年層の年齢給を増額。清掃部門も含めた 熟練社員の離職防止のため現在49才から低下する年齢給を44歳以降定年まで定額に。ニュースへのリンク
2 新卒者の安定的確保のため採用市場を見ながら職務給の加算を行う。
3 乗務員指導、構内作業計画、検修技術管理などを担当する社員について「指導担当・計画担当」の職務手当を新設する。
4 「検修技能資格(1級・2級・3級)」制度、各資格手当を新設する。
5 乗務員、検修作業の作業手当を若干、増額する。信号取扱の作業手当を新設する。
6 病気休職発令の条件を若干緩和する。