2018年4月17日火曜日

2018 CTS春闘 速報 職場討議資料 No. 4

https://www.doro-chiba.org/ga/2018cts4.pdf


「会社はCTSが今のままでいいと
思っているんですか」
- 4・12 大幅賃上げを求め再交渉-

 動労千葉は4月12日、CTS本社前で抗議行動を行うとともに、新賃金をめぐる2回目の団体交渉を行った。多くの現場組合員が交渉に参加し、職場の現実を踏まえて会社を追及した。今回は交渉の場での現場組合員の発言を紹介します。

<団交での組合員の発言>

 会社は「経営状況を見て賃金改善を検討していく」と言われましたが、それでは『上げない』と言われているのと同じに聞こえます。

〇「経営状態が改善したら…」では何も変わらない

 私の事業所でも最近、賃金が下がったので一人辞めました。最近は作業に必要な人数が足りず、ポリシャー作業ができない日が度々ある。会社は「車両が多少汚れていてもいい」と思っているんですか。
 賃金が60歳を過ぎたら下がる。若い人なら、社員試験に何度も落ちたら辞めて他の仕事を探さざるをえない。他の事業所でも、どんどん人が辞めていると聞いています。会社も知っていますよね。
 「経営状況が改善したら…」と言っていたら、いつまでもこの状況は変わらない。自分も「60歳を過ぎたら、どうなるのかな。生活していけるかな」という不安はあります。
 今年、うちの事業所では社員試験合格者がゼロでした。そういうこともみんなを絶望的な気持ちにさせる。もし、若い人が「辞める」と言ったら、止める言葉がない。会社は、そういう状況でも気にしないんですか。

〇必要な仕事ができてない

 清掃は、JRにとっても必要な仕事のはずなのに、現状の要員では本当にギリギリです。車両は毎日入ってきます。必要な仕事はやるべきだと思うんです。そのために必要な要員を確保するためにも、このままではダメではないですか。清掃を請け負っている会社で、一応プロなんだから、会社も私たちも、それなりに誇りをもってやっていくべきではないんでしょうか。

〇働き続けられる賃金に

 「たかが清掃業」「辞めても別の人を募集すればいい」なんて考えないでほしいんです。入ってきたばかりの人は、今いる人と同じようにはできません。新規の募集だけでなく、働いている社員の定着ということも真剣に考えていただきたい。やはり、それなりの技術と経験がなかったら成り立たない仕事だと思います。
 そのためにも現状を変えていけるだけの回答を、今春闘ではぜひ出してもらいたいです。

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